Fate/Grand Order

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Fate/Grand Order - (2021/12/18 (土) 19:42:20) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2015/08/02 Sun 17:33:22 
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 69 分で読めます

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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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Fate/Grand Order とは、[[TYPE-MOON]]の作品、『Fate』シリーズを原作とした、スマートフォン専用ロールプレイングゲーム。

#openclose(show=◇目次◇){
#contents()
}

*【概要】
本来オンラインゲームとして企画され、現在は小説として公開されている「Fate/Apocrypha」の後釜として、
&b(){「Fate/Online project REBOOT」}と銘打たれて発表されたソーシャルゲーム。
企画・シナリオはTYPE-MOONだが、システム開発・運営はディライトワークスが行っている。

『[[Fate/stay night]]』を筆頭に、『[[Fate/Zero]]』『[[Fate/EXTRA]]』『[[Fate/Apocrypha]]』『[[Fate/Prototype]]』『[[蒼銀のフラグメンツ>Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]』に出てくる英霊が登場するのは勿論、本作において初めて登場した英霊が多数登場するのだ。英霊じゃない人物は概念礼装の絵柄に出るのでご安心(?)を。

開発スタッフも[[奈須きのこ]]や[[武内崇]]といったTYPE-MOON作品に携わってきた作家を初めに多数参加している。

シナリオ展開・サービス運営は2015年の春に開始される予定だったが、諸処の事情により夏に延期。
7月31日よりAndloid版が配信され、8月12日にてiOS版も配信された。
配信当初はサーバーの不安定さやインターフェースの不親切さなどが目立っていたが、9月末の大型アップデートでインターフェースを大幅に改善した。
2019年現在でもシステム・ユーザーインターフェース面でのアップデートは行われており、不便を指摘されている部分が徐々に改善されつつある。

当初はソーシャルゲームということでシナリオ量の制約があり、濃密なストーリーが売りのFateシリーズにしては少々物足りないと感じるユーザーが多くいた。
これを踏まえた上で五章以降はそんな制約をぶっちぎって大幅な改訂作業を行い、好評を得ている。

2016年12月末に第一部のメインシナリオが無事に終了。繋ぎとして2017年中に1.5部にあたるシナリオが配信され、2017年12月26日より第二部がスタートした。


*【あらすじ】
#center(){
神代は終わり、西暦を経て人類は地上でもっとも栄えた種となった

我らは星の行く末を定め、星に碑文を刻むもの

人類をより長く、より確かに、より強く繁栄させる為の理――人類の航海図

これを魔術世界では『&u(){[[&font(#ff0000){人理}>人理定礎/霊子記録固定帯]]}』と呼ぶ

時は、西暦2015年。滅び行く人類の未来を変えるため、

幾多の英霊を従え、人類史を巡る過去最大の聖杯戦争が、幕を開ける。



&font(b,#ff7800){人理定礎値 C+}
&font(b,#ff7800){第1の聖杯:“救国の聖処女”AD.1431 邪竜百年戦争 オルレアン}


&font(b,#ff0000){人理定礎値 B+}
&font(b,#ff0000){第2の聖杯:“薔薇の皇帝”AD.0060 永続狂気帝国 セプテム}


&font(b,#0000ff){人理定礎値 A}
&font(b,#0000ff){第3の聖杯:“嵐の航海者”AD.1573 封鎖終局四海 オケアノス}


&font(b,#f1c232){人理定礎値 A-}
&font(b,#f1c232){第4の聖杯:“ロンディニウムの騎士”AD.1888 &ruby(ミストシティ){死界魔霧都市} ロンドン}


&font(b,silver){人理定礎値 A+}
&font(b,silver){第5の聖杯:“鋼鉄の白衣”AD.1783 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム}


&font(b,#808080){人理定礎値 EX}
&font(b,#808080){第6の聖杯:“輝けるアガートラム”AD.1273 神聖円卓領域 キャメロット}


&font(b,#6aa84f){人理定礎値 A++}
&font(b,#6aa84f){第7の聖杯:“天の鎖”BC.2655 絶対魔獣戦線 バビロニア}


&font(b,#990000){人理定礎値 --}
&font(b,#990000){終局特異点:“極天の流星雨”AD.2016 冠位時間神殿 ソロモン}




&ruby(グランドオーダー){聖杯探索}―――それは、未来を取り戻す物語。}


*【登場人物】
**第一部より
***◆&bold(){[[主人公>主人公(Fate/Grand Order)]]}
CV:[[島﨑信長]](男)/関根明良(女)
[[人理>人理定礎/霊子記録固定帯]]継続保障機関・カルデアのマスター候補を選ぶ中、数合わせとして呼ばれた48人目の「素人」。
アニメ版を作るに当たって設定された名前は&bold(){「藤丸立香」}。
[[EXTRAの主人公>主人公(Fate/EXTRA)]]同様に、男女いずれにも取れる名前になっている。
詳細は項目へ。

***◆&bold(){[[マシュ・キリエライト]]}
CV:[[種田梨沙]] → [[高橋李依]](種田氏声優休業による変更)
本作のヒロイン。
人理継続保障機関・カルデアで主人公と出会う少女。
眼鏡をかけた知的な美少女という風体で、生真面目な性格。主人公を「先輩」と呼ぶ。
肩にフォウという小動物を連れている。
詳細は項目へ。

***◆&bold(){[[オルガマリー・アニムスフィア]]}
CV:[[豊口めぐみ]](ドラマCD)→米澤円(TVアニメ版以降)
魔術の名門アニムスフィア家出身で、人理継続保障機関・カルデア[[&font(l){ショチョー}>烏丸啓(仮面ライダー剣)]]所長。
気が強く優秀な人材だが、何かと主人公達に弄られるなんとも残念感が漂うへっぽこレディ。
「名門出身の人物」という要素を持っているため、ぐだぐだオーダーでは「&b(){多分ヒドイ目に遭います}」とぶっちゃけられるが……。

***◆&bold(){[[ロマニ・アーキマン]]}
CV:[[鈴村健一]]
人理継続保障機関・カルデアの医師。通称&bold(){「Dr.ロマン」}。
名前からは[[菌糸類>奈須きのこ]]が執筆した小説のある登場人物が思い浮かぶが果たして…。
好青年風で善人ではあるが、基本的に不真面目でいい加減な性格で重度のドルオタ。
自称クズ・他称クズである[[アマデウス>アマデウス(Fate)]]からは&bold(){同類}とみなされている。
詳細は項目にて。

***◆&bold(){レフ・ライノール}(レフ教授)
CV:[[杉田智和]]
近未来観測レンズ「シバ」を造った魔術師。
人理を守るために人生の全てを捧げているとされるが、どうも腹に一物を抱えていそうだ…。

***◆&bold(){[[フォウ>フォウ(Fate)]]}
CV:[[川澄綾子]]
マシュと主人公に懐いている謎の不思議動物。かわいい。
何故かカルデア内での自由行動を許されており、気ままに散歩している。
ロード画面は黒画面を彼(?)が走るものなのだが、サーバーが落ちる・通信が不安定などすると、延々フォウ君が走り続けるため、[[プレイヤーたちから恐れられている>エラー猫/エラー娘(艦これ)]]。
ゲーム内では彼のカードが強化素材の一つになっている。
詳細は項目にて。

***◆&bold(){[[ダ・ヴィンチちゃん]]}
CV:[[坂本真綾]]
カルデアに召喚された3人の[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]の1人(残る2人のうち、1人は消息不明で1人はマシュと融合している)。
ダ・ヴィンチ“ちゃん”までが正式名称。真名はそのまんまかの芸術家なのだが、見た目は女性。これには理由があり……
技術部のまとめ役。ゲームシステム的にはショップ店員担当。&font(silver){要は、艦これの明石さんである。}
なお、主人公とは契約しておらず、サーヴァントとしてよりはカルデアのスタッフとしての面が強い。
サーヴァントとしての詳細はネタバレ項目にて。


**1.5部より
***◆&bold(){[[シャーロック・ホームズ>シャーロック・ホームズ(Fate)]]}
CV:[[水島大宙]]
ご存知、世界一の名探偵。
第一部6章で初登場するも、その時は調べものがあると言い合流はしなかった。
後に再会し、その後事実上のカルデアのスタッフとして居着くことになる。

1.5部の間は表立ってはあまり行動していなかったが、水面下で今後に備えた準備を行っており、第二部でこれが役に立つことになる。

***◆&bold(){[[ムニエル>ジングル・アベル・ムニエル(Fate)]]}
CV:地蔵堂武大
カルデアの職員の一人。
アストルフォや[[デオン>シュヴァリエ・デオン(Fate)]]を勝手に亜種特異点Ⅱに送り込み報酬の減額を命じられた。
二部で職員代表として再登場。マシュや主人公たちと仲が良いことが明かされている。

***◆&bold(){[[キャスター・リンボ]]}
CV:[[森川智之]]
下総国で暗躍するアルターエゴのサーヴァント。
二部では異星の使徒のひとりとして登場し、インドに居着いている。

***◆&bold(){[[千子村正>千子村正(Fate)]]}
CV:[[???>杉山紀彰]]
下総国で出逢った[[とある人物>衛宮士郎]]の疑似サーヴァント。
英霊剣豪においては主人公の助力をしてくれるが、二部では……。


**第二部より
***◆&bold(){[[ゴルドルフ・ムジーク]]}
武装した兵士を引き連れプロローグに登場したカルデアの新所長。
錬金術の大家「ムジーク家」の嫡子。年齢は28歳。
[[アポクリファに出てきたとある人>ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア]]そっくりなビジュアルの貴族風の魔術師。
ムジーク家の全財産を費やしてカルデアの利権を全て買い占め、カルデアの分割販売を阻止するファインプレーを見せるなど単なる無能と言い切れない大胆な采配を取り周囲から早々に驚かれた。
詳しくは個別項目参照。

***◆&bold(){コヤンスカヤ}
CV:[[斎藤千和]]
プロローグに登場したゴルドルフの補佐役。
ロシアの民間警備サービス&bold(){「NFFサービス」}に所属している、[[とあるキャスター>キャスター(EXTRA)]]に似たサディスティックな美女。
魔術協会にも聖堂教会にも所属していない第三組織の人間であり、ゴルドルフを「閣下」と呼ぶ。
ゴルドルフにカルデアの存在を教え、彼が所長の座に収まるよう誘導し、フォウ君とも敵視し合うなど色々謎の多い女性。

***◆&bold(){[[言峰綺礼]]}
CV:[[中田譲治]]
Fateお馴染みの麻婆神父。
ゴルドルフ、コヤンスカヤと共にカルデアにやってきた聖堂教会所属の神父にして代行者。
カルデアに派遣された査察団の顧問を務める。

***◆&bold(){[[レイシフトAチーム/クリプター]] }
カルデアと魔術協会が本来英霊召喚の行使を認めていた唯一の精鋭部隊。
7人のメンバーが存在し、マシュも本来はこちらの所属。 
血筋、才能、特性など精鋭と呼ぶに相応しい能力を持つエリート集団だが、爆破事故の影響で冷凍睡眠に陥った候補生たちの中でも、特に深刻な状態で冬眠状態に陥ったため、査問会とともに来る予定の外部の医療チームが到着するまで蘇生手術は延期されていた。
しかし突如として全員がコフィンから消失。その後異聞帯側の勢力として人類と人類史の終焉を告げた。

***◆&bold(){[[シオン・エルトナム・ソカリス>シオン・エルトナム・アトラシア]]}
とある場所で一行を待ち続けたアトラス院の霊子ハッカー。
潜んでいた場所のからくりのおかげで漂白を免れ生き残った。
メルブラに出てきたシオンの、Fate世界での姿。育ち方が違うため性格もだいぶ違う。
[[イリヤ>イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]と[[魔法少女>イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(プリズマ☆イリヤ)]]の違いみたいに思えば良いか。

***◆&bold(){[[キャプテン>ネモ(Fate)]]}
CV:[[花守ゆみり]]
シオンのサーヴァント。頭にターバンをかぶり、船乗りの姿をした少年。
本来は幻霊にあたる存在をとある方法で無理矢理サーヴァントにした。本人は誰かであって、誰でもない」「呼びたければ『&ruby(ネームレス){名無し}』でいい」とのことだが、シオンは「キャプテン」と呼んでいるので周りもそう呼んでいる。
船乗りらしく船などの乗り物には拘りがある他、海の生き物などを好むのか話によく出てくる。
真名は第二部途中で明かされるが、実装後は恒常ガチャより排出される。


**その他
***◆&bold(){マリスビリー・アニムスフィア}
CV:野島健児
オルガマリーの父親であり、カルデアの創設者であり時計塔の天文学科のロード。
ロマニとは10年前に起きた聖杯戦争((この世界では冬木の聖杯戦争が唯一の聖杯戦争であり、SNの時のように5回も起きている訳ではない。))の時以来の付き合いであり、友人にして助手。
魔術師には珍しく良識を備えているが、一方で必要とあらば人権や人命などを切り捨てる性分。それ故にロマニの方針とはやや対立するが、基本的に彼との仲は今でも良好。
2011年、所長室へ呼び出した何者かに「カルデアスを止めろ」と拳銃で脅されたが、それを跳ね除け自ら隠し持っていた拳銃で自殺した。
FGOの割と初期から名前が出てた人物にも関わらず、ビジュアルが判明したのは2019年のアニメになってからとかなり遅い。

※キャストはドラマCD、TVアニメ版、およびリアルイベントでのスペシャル映像より。
ゲームのADVパートでは声は付いていないため、ゲーム内で声が聴けるのはプレイアブルサーヴァントとして登場する各サーヴァント、マスターとして本編内で声付きで登場するクリプター、とある場面でのDr.ロマンのみ。


**英霊
ストーリーで活躍する主な英霊達を解説する。
ちなみに媒体の都合上、基本的に真名がモロバレ前提になってしまっているのが従来のFateとは大分異なる点と言える。

新規[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]も含めると登場サーヴァントは非常に膨大なものになるので、
詳しくは[[Fate/Grand Orderに登場するサーヴァント一覧]]の項目を参照。


*【ストーリー】
シナリオライターはきのこ以外はApocrypha小説版の東出祐一郎氏と[[蒼銀のフラグメンツ>Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]の桜井光氏が中心であり、他にサブライターとしてFate作品に関わった作家が何人か加わっている。
2017年以降はサブライターに外部の作家を招聘することも増えており、ある日突然公式サイトに名前が増えることも。

**【メインシナリオ】
ライターは主に東出氏と桜井氏が交互に担当。
きのこは序章や各章の冒頭と終わり、キャラクターの口調監修、ボスを倒した後のまとめ等、主に「章内の物語」が終わった後の「FGOとしての物語」を担当している。
それ以外にも、一部のキャラクターの台詞や会話をきのこが担当する事も。

六章以降は大幅な改訂作業があったこともあり、ほぼ全てをきのこが担当。
東出氏と桜井氏も、一部自分が設定を担当したキャラのセリフなどを担当・監修している。



***第一部『Observer on Timeless Temple』
人類史に現れた『特異点』とされる歪みを修正し、[[人理>人理定礎/霊子記録固定帯]]を正すとともに一連の人理焼却事件の黒幕を打倒するストーリー。
2016年末に、無事に完結した。

サービス開始から既に4年目、完結からも2年経過したためか、近年のイベントは第一部の攻略を前提に作られることが多いのでさっさとクリアしてしまいたいところ。

#openclose(show=各特異点概要){
&b(){◇―序章:「特異点F 炎上汚染都市 冬木」}
シナリオ担当:[[奈須きのこ]]
『stay night』や『Zero』でお馴染、西暦2004年の日本の地方都市・[[冬木市]]を舞台にしたシナリオ。
冬木市の全てが泥の影響で燃え盛るその光景は十年前の大火とは比べ物にならない大惨事となっている。
生命の反応があるかどうかすら怪しく、都市機能は壊滅状態。元の場所の名前すら判別不可能な現在では、
市内を正体不明の異形の魔物が跋扈し[[聖杯戦争>聖杯戦争(Fate)]]の参加者だった七騎の[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]が残って聖杯を求め争う、文字通りの地獄絵図の世界と化している。


&font(b,#ff7800){◇―第一章:「第一特異点 邪竜百年戦争 オルレアン」}
シナリオ担当:[[東出祐一郎]]
ジャンヌ・ダルクが火刑に処されてから日がさほど立っていない西暦1431年のフランスを舞台にしたシナリオ。
2人のジャンヌ・ダルクを中心とした物語を展開しつつ特異点の修正を図っていく。

この章におけるメインキャラはジャンヌ・ダルク。
なお、この章における[[マリー>マリー・アントワネット(Fate)]]、[[サンソン>シャルル=アンリ・サンソン(Fate)]]、[[アマデウス>アマデウス(Fate)]]のやりとりはほぼきのこの描き下ろしである。

サービス開始当初は主要敵であるワイバーンがやたらめったら強く、ゲームに慣れておらず戦力も不十分な初期のマスターたちを大いに苦しめ、救世主[[ドラゴンスレイヤー>アサシン(fate)]]を生み出したりした。


&font(b,#ff0000){◇―第二章:「第二特異点 永続狂気帝国 セプテム」}
シナリオ担当:桜井光
ローマ帝国第五代皇帝・ネロによって統治されていた西暦60年の古代ローマを舞台にしたシナリオ。
ネロに雇われた客将として、連合ローマと称する正史には存在しない敵を倒しつつ特異点の修正を図っていく。

この章におけるメインキャラは[[ネロ・クラウディウス>赤セイバー]]。ちなみにシナリオ中のネロの台詞は奈須きのこが担当。
みんな大好き[[ローマ>ロムルス(Fate)]]の初登場はこの章である。


&font(b,#0000ff){◇―第三章:「第三特異点 封鎖終局四海 オケアノス」}
シナリオ担当:東出祐一郎
2015年11月5日のアップデートにより追加された。
幾多の[[海賊]]が財宝を求めた大航海時代、フランシス・ドレイクの実在した時代である西暦1573年を舞台にしたシナリオ。
周囲をほとんど海に囲まれた場所であるため正確な位置は不明。
正規の聖杯に選ばれたドレイクと協力しつつ特異点の修正を図っていく。

この章におけるメインキャラは[[フランシス・ドレイク>ライダー(EXTRA)]]。ちなみにシナリオ中のドレイクの台詞は奈須きのこが担当。


&font(b,#f1c232){◇―第四章:「第四特異点 &ruby(ミストシティ){死界魔霧都市} ロンドン」}
シナリオ担当:桜井光
2015年12月28日のアップデートにより追加された。
産業革命を迎え人類が著しい発展を遂げた時代、西暦1888年の大英帝国ロンドンを舞台にしたシナリオ。
ろくに視界も利かず人体に有害な濃霧の中を機械人形やホムンクルス、殺人鬼が闊歩する魔都と化している。
召喚されたモードレッド、協力者の[[ジキル>バーサーカー(蒼銀のフラグメンツ)]]と共に異常事態の探索を行う。

この章におけるメインキャラは[[モードレッド>モードレッド(Fate)]]。
シナリオ中の○○○○○○(おそらくアンデルセン)の台詞は全面的に奈須きのこが執筆している。
ちなみに作中で出てくる「碩学」とは、シナリオ担当の桜井氏の作品における「偉大な科学者の尊称」として使われる言葉である。


&font(b,silver){◇―第五章:「第五特異点 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム」}
シナリオ担当:東出祐一郎
2016年3月30日のアップデートにより追加。
独立戦争の最中にある、合衆国独立間近の西暦1783年の北アメリカを舞台にしたシナリオ。
本来の独立軍を滅ぼして大陸東部を占領した[[女王メイヴ>女王メイヴ(Fate)]]率いる&b(){ケルト軍}と、
「大統王」と称する[[エジソン>トーマス・エジソン(Fate)]]が支配する&b(){西部合衆国}が覇権争い「東西戦争」を行っている。
ケルト軍、西部合衆国軍と対立しながら、争いの根絶を目指すナイチンゲールらと共に聖杯探索を行っていく。

この章におけるメインキャラは、GOで初登場した新キャラクター・[[ナイチンゲール>ナイチンゲール(Fate)]]。
なお、「イ・プルーリバス・ウナム」とはラテン語で「多からなる一」を意味する言葉。つまり、多民族国家アメリカを意味する。
ゲーム開始前から脱稿していた四章までと異なり、このシナリオからサービス開始後の改訂が行われており、ゲームの進行やこれまでのストーリーへのプレイヤーの反応を前提にしたネタも盛り込まれている。


&font(b,#808080){◇―第六章:「第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット」}
シナリオ担当:奈須きのこ
2016年7月25日のアップデートにより追加。
当初は「神聖円卓領域 &b(){エルサレム}」とされていたが、突如改題された。((多民族による聖地エルサレムの争奪がストーリーの中心に据えられているため国際情勢に配慮したのではと言われていたが、ストーリーと照らし合わせ、改題そのものが演出の一環という説も))
西暦1273年の中東を舞台にしたシナリオ。
太陽王が治める砂漠、獅子王の治める聖都など、本来この時代にはありえないものたちが現れ、
元来この地に住む山の民達と対立しあう混沌とした三つ巴の状況となっている。
この特異点はある事が原因で人類史から切り離されてしまい、&bold(){世界のどこでもない場所へと変貌している}という異例の事態が発生しており、
完全な定礎修復にはその原因を究明、解決する必要が生じた。それ故に人理定礎値は評価規格外の「EX」である。
そんな中とある目的で現れたベディヴィエールと共に聖杯探索及び事態の解決に身を投じる。

メインキャラは騎士王の最期を看取った者であり、原書のアーサー王物語から存在していた円卓の騎士として名が挙がっていた[[サー・ベディヴィエール>ベディヴィエール(Fate)]]。
メインストーリーの同行者としては序章の兄貴以来となる男性サーヴァント。

執筆初期段階でベディヴィエールの背景について悩んでいたところ、
坂本真綾氏のライブにて楽曲『レプリカ(アニメ「M3-ソノ黒キ鋼-」主題歌)』を聴いたことでベディの背景どころかシナリオの大幅なリテイクを思いついてしまい、
結果として&s(){関係各所に負担と迷惑をかけまくった代わりに}当初の予定に無かった大規模かつFateシリーズの根幹にまで踏み込んだストーリーに仕上がっている。
よって相棒である社長こと[[武内崇]]からは&b(){『みんなにここまでやらせたんだから、最終章まで奈須が書くんだろうねぇ? 当然の等価交換だねぇ?』}との宣告が行われた。

これまでより難易度が格段に引き上げられており、初っ端から5章大ボス並のHPの敵と戦わされたり、極悪な敵仕様サーヴァントが次々と現れる。
開幕ゲイザーや常時3倍[[ガウェイン>セイバー(EXTRA)]]に愕然としたマスターも多い。
ストーリー的にも難易度的にも間違いなく第一部の山場と言ってもいい章。気合を入れて攻略するべし。

またきのこの筆が乗りすぎたことにより、当初は五章と同程度な300kbなシナリオ量だったはずが、最終的に550kbとなっている。


&font(b,#6aa84f){◇―第七章:「第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア」}
シナリオ担当:奈須きのこ
2016年12月7日のアップデートにより追加。
未だ神々が力を持っていた神代、古代メソポタミアが舞台となるシナリオ。
聖杯奪取を企てる三柱の女神によって構成された&bold(){「三女神同盟」}の攻勢により荒廃し、人類滅亡間近に陥った世界において、
人々を束ねるウルクの賢王ギルガメッシュと共に人理の守護を目指していく。

メインキャラはエルキドゥの死後、死を打破するための不老不死の探求の旅の果て、霊草を蛇に掠め取られた後にウルクへと帰還し賢王となった[[ギルガメッシュ>ギルガメッシュ(キャスター)]]。

型月世界では初の神々が跳梁跋扈する神代メインの舞台な為か、敵の規模やスケールは最大級な一方で、難易度そのものはトチ狂った難易度だった第6章に比べて楽。
神霊とガチバトルを繰り広げたりと、ある意味インフレの極地とも言うべきシナリオ。
神代を生きる人々との交流やお使いイベントなど、古き良き昔ながらのRPGを彷彿とさせる王道展開も特徴。

ちなみに六章よりは短いと公言していたきのこだったが、最終的には六章の1.5倍ほどのシナリオ量になった。


&font(b,#990000){◇―第一部終章:「終局特異点 冠位時間神殿 ソロモン」}
シナリオ担当:奈須きのこ、東出祐一郎、桜井光
2016年12月22日のアップデートでイベントレイドクエストとして追加され、規定時間以内に%%というか2日ちょっとで%%レイドイベントをクリアしたため、そのまま通常メインストーリーに組み込まれた。
人理焼却を巡る第一部の終章となり、時間から外れた座標に存在する[[ソロモン>グランドキャスター(Fate)]]の神殿を舞台としたシナリオ。
燃えも感動も衝撃の事実も全て盛り込んだ、一年半続いた第一部のラストを締めくくるに相応しい展開が繰り広げられる。

当初は40kbで終わる予定だったシナリオだが、それだけで終わるはずがなく3倍の120kb程になったらしい。
また東出氏、桜井氏も多くても25kbで纏めてこいと言われたのに40kb提出した模様。
最後の最後まで自重しないライター陣であった。&font(l){いいぞもっとやれ}
}


***1.5部『Epic of Remnant』
#center(){
&bold(){退廃と愛、偏見と欲望に満ちた四つの欠片}

&big(){&bold(){賛美せよ、神殿の柱たち 神話はここに再現される}}
}


第一部と第二部の間の橋渡しとなるストーリー。
人理焼却事件を乗り越えたカルデア一同を待ち受ける、大いなる戦いの前の予兆とも言える章である。
公式的には1.5部、または断章といった位置づけ。
第一部とは異なり特にプレイにおける順番はなく、好きなシナリオからプレイできる。
ただし、時系列は配信順通りであり、後の章には前の章のネタバレが含まれることもある(特に新宿編のネタバレが後の章で多い)ので、特段の理由がない限り新宿→アガルタ→剣豪/セイレムの順でプレイするのがオススメ。
また、1.5部全てに共通して特定の共通点を持つサーヴァントはメインストーリー中通常よりも絆ポイントを稼ぎやすくなっている。

元々は第一部の後の余韻を楽しむというか、やり残したネタがあるのでそのネタで楽しもうとライター陣で盛り上がっていたそうだが、
完成してみれば第二部に突入する前の多様性の提示として、FGOの展開に欠かせないものとなったようだ。
曰く1.5部はそれぞれの作家にそれぞれの作家の特色を出して好き放題やってもらった、第一部にも第二部にもない&bold(){『とびきりピーキーなFGO』}とのこと。
そのため奈須きのこの監修は設定・キャラチェック程度にとどめていると竹箒(2017/2/16)で話している。
ここから基本的にシナリオ担当は公開されていないが、何人かは自分の毛色を思いっきり出した%%り勝手に自分の担当章のPRをしてたりする%%ためほぼバレバレだったりする。

また本章から聖杯戦争の醍醐味とも言える一部の新サーヴァントの&bold(){真名隠し}が実装されるようになった。
ストーリーで真名が判明するまでは、例えば新宿幻霊事件に登場するサーヴァントは「新宿の〇〇(クラス名)」という風に呼称される。
これにより予めストーリー攻略前にガチャで入手していてもマテリアルで真名などの殆どの情報を確認することが出来ず、
マイルームでの会話も攻略前と後では異なる。
なお、2019年より配信される各種シナリオでは容赦なく真名表記されるので、ネタバレを嫌うなら早めに攻略することを推奨。
%%まあ何人かは隠すまでもない状態だが%%

全四章(+α)構成で2017年2月24日に「新宿幻霊事件」が配信され、他の章も順次配信され、無事完結した。

#openclose(show=各特異点概要){
&font(b,#49a4b8){◇―I「新宿幻霊事件」}
#center(){
&font(b,#49a4b8){完全犯罪計画、起動}
&font(b,#49a4b8){――幻霊よ、背徳の街で踊り狂え}
}

1.5部で最初に配信されたシナリオ。正式名称は&b(){「亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿」}。
外部から隔絶され、善なるものが死に絶え悪が跋扈するようになった1999年の東京都新宿区が舞台となる。&font(l){また東京が滅びたのか…}。

新しいサーヴァントとして登場するのは、[[エミヤ・オルタ]]、老紳士風の[[新宿のアーチャー]]、拳法家風の新宿のアサシン、
そして巨大な狼に首無し騎士が跨るという奇妙なサーヴァントである新宿のライダー&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){→アヴェンジャー}}

キーワードは「虚構からの企て」「月下の慟哭」「犯罪紳士」「変化自在の無頼漢」「幻影魔人同盟」「魔弾」「裏切り者(ダブル・クロス)」「正義の味方(じゃあくなるもの)」「幻霊」「墜ちる星」。
メインキャラはジョーク好きなお茶目で胡散臭い上に、自らを悪であると語る自称アラフィフ紳士な新宿のアーチャー。
彼以外にも[[アルトリア・オルタ>セイバーオルタ]]、[[ジャンヌ・オルタ]]といった悪属性のサーヴァント達と共に、主人公は眠らない街新宿を舞台にした完全犯罪計画へと挑む。

今回からの新要素としてボス級の敵にはHPゲージが複数分用意される様になり、最初のHPゲージを完全にゼロにしてから更にもう一本のHPゲージをゼロにしないと敵を倒せないという仕様になっている。
「悪」がモチーフのためかここでは悪属性のサーヴァントに限り絆Pを大幅に稼ぐ事が出来る。


&font(b,#f2b679){◇―II「アガルタの女」}
#center(){
&font(b,#f2b679){氾濫する幻想都市、悪辣なる理想郷}
&font(b,#f2b679){その地を支配するは、百花乱れる『女』たち――}
}

二番目のシナリオ。正式名称は&b(){「亜種特異点Ⅱ 伝承地底世界 アガルタ」}
「アガルタ」とはかつてアジアに存在するとされた、地下にある理想都市のこと。
舞台は西暦2000年中央アジアの地下に突如出現した巨大な地下空間&bold(){「アガルタ」}。

新しいサーヴァントとして登場するのは妖艶な褐色美女不夜城のキャスター、中華風の幼女不夜城のアサシン、
白髪の女戦士[[エルドラドのバーサーカー]]、そして海賊風の初老の男[[レジスタンスのライダー]]。
その他既存サーヴァントでは、[[シュヴァリエ・デオン>シュヴァリエ・デオン(Fate)]]とアストルフォ、そしてまさかの少年期に戻った[[フェルグス>フェルグス・マック・ロイ(Fate)]]が登場。

キーワードは「空想からの征服」「地下大空洞」「女戦士たちの雄叫び」「暴虐と狂乱の英雄」「歪みなき願いの歪み」「無空の天」「幻想都市」「桃の芳香」「黄金の密林」「煌々たる城塞」。
3人の変わった騎士たちと共に謎のアガルタの探索と事件解決のため奔走する。
「女」という要素がピックアップされているためか「女性」サーヴァント及び性別不明扱いのアストルフォ、エルキドゥ、シュヴァリエ・デオン、始皇帝に限り今回は絆Pを大幅に稼ぐことが可能。


&font(b,#3333bf){◇―III「英霊剣豪七番勝負」}
#center(){
&font(b,#3333bf){悪鬼羅刹の七騎が嘲笑う}
&font(b,#3333bf){――見よ、血染めの月が太陽を食い尽くす}
}

三番目のシナリオ。正式名称は&b(){「亜種平行世界 &ruby(しざんけつがぶたい){屍山血河舞台} &ruby(しもうさのくに){下総国}」}。タイトルの元ネタは『柳生十兵衛七番勝負』からか?

メインキャラクターは1.5部のビジュアルの中央を飾る女剣士[[宮本武蔵>宮本武蔵(Fate)]]。
新サーヴァントは無双の槍使いにして僧兵宝蔵院胤舜、[[剣と縁のある少年>衛宮士郎]]の姿をした刀鍛冶の千子村正、絡繰仕掛けのアンドロイド%%対魔忍%%くノ一加藤段蔵、剣術無双と謳われた[[柳生但馬守宗矩>柳生但馬守宗矩(Fate)]]
白い鎧を身に着けた美貌の銀髪女武者[[アーチャー・インフェルノ]]、異様な風体の黒髪の忍アサシン・パライソ、
そして正体不明のキャスター・リンボとセイバー・エンピレオ。&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){キャスター・リンボとの決着は第二部へ持ち越し。}}
既存サーヴァントでは[[風魔小太郎>風魔小太郎(Fate)]]、[[酒呑童子>酒呑童子(Fate)]]、[[源頼光>源頼光(Fate)]]などが登場。

妖怪が跋扈し黒い闇のような暗雲と赤い月が覆う日本を舞台に、シャトー・ディフの時同様に夢の中に囚われた主人公が、宮本武蔵と共に亜種平行世界下総国を駆け巡る。
敵対するは謎の妖術師により呼び出され変性させられた、残虐非道悪鬼羅刹の英霊剣豪7騎。
日本で殺戮の嵐を巻き起こす英霊剣豪達と魑魅魍魎相手に、宮本武蔵が決死の死闘を挑んでいく。
キーワードは「英霊剣豪七騎」「天眼の剣士」「無と無限」「剣禅一如」「狂瀾怒濤」「一切鏖殺」「五芒星」「夢想からの復讐」「美しき獣は嗤う」「埋め込まれた宿業」「インフェルノ」「プルガトリオ」「エンピレオ」。 

「剣豪」要素がピックアップされているためかメインクエストでは、剣、弓、槍クラスのサーヴァントを対象にメインクエストで得られる自身の絆ポイントの獲得量がアップする効果が付与されている。
またこれまでのメインシナリオとの差異として、&b(){各章のボス戦はNPCのサーヴァントを前衛に置かなければいけない}という特殊な仕様になっている。
フレンドに頼り過ぎて自分の手持ちユニットが育っていない場合は苦戦を強いられる。
難易度的には&bold(){1.5部どころか現行メインストーリーの中でも最難関}と言え、更に後に配信されたセイレムには剣豪のネタバレはないので、1.5部の中では最後に攻略すると色々楽かもしれない。


&font(b,#bd3660){◇―IV「異端なるセイレム」}
#center(){
&font(b,#bd3660){其は罪人なり 七つの縄の結び目なり}
&font(b,#bd3660){異端の地に贖罪を求むるは、悪魔の収穫なり}
}

四番目のシナリオ。正式名称は&b(){「亜種特異点Ⅲ 禁忌降臨庭園 セイレム」}
タイトルの元ネタは[[セイレム魔女裁判>セイラム魔女裁判]]。1692年のアメリカでの疑心暗鬼と人の闇が生んだ、アメリカ史上最悪とも言える魔女裁判である。
キーワードは「西暦1692年」「魔女裁判」「魔女狩り」「最も異端なる魔女」「迷信からの降臨」「逃れられぬ告発」「大いなる災厄」「マサチューセッツ州セイレム」「七つの絞首刑」。
キーキャラクターは1.5部PV及びメインイラストにも出ていた幼女、史実ではこの事件の発端とも言われている新クラス:フォーリナー、[[アビゲイル・ウィリアムズ>アビゲイル・ウィリアムズ(Fate) ]]。ちなみに当初真名はおろかクラスもステータスも一切不明であった。
新規サーヴァントとして誘惑と堕落の魔女%%怪文書のキャスター%%[[オケアノスのキャスター]]、ケモミミ%%守銭奴%%女王ミドラーシュのキャスター、ビジュアル判明から2年近くの間をおいてようやく実装の[[哪吒>哪吒(Fate)]]が登場する。
メインシナリオ初の時限開放式で、更に劇中劇展開がある。
一部の戦闘ではレベル半減による能力弱体化があるため、レベルだけ上げていた場合は苦戦必至。
今回はキャスタークラスのサーヴァントは絆Pを稼ぎやすくなっている。
なお、ストーリー内に剣豪のネタバレはないため、剣豪がキツくてクリアできない場合はこちらから先にクリアするのも手。


&font(b,#3d85c6){◇―EXTRA「深海電脳楽土 SE.RA.PH」}
#center(){
&font(#a64d79, b){舞台は海洋油田基地セラフィックス。月の聖杯戦争を模した地獄。最後の一人になるまで脱出できない快楽の檻。}
&font(#a64d79, b){崩壊までのタイムリミットはあとわずか。乱舞する欲望《エゴ》の最奥に潜むものは、果たして―――。}
}

シナリオ担当:奈須きのこ
『Fate/EXTRA-CCC』[[コラボイベント>コラボイベント(Fate/Grand Order)]]という扱いの1.5部番外編にあたるシナリオ。
そのため、1.5部の殆どの事件の元凶である存在が大きく関与している上、シナリオ上大きな意味を持つとある特殊な敵の1体が登場し、難易度的にも英霊剣豪に次ぐ超高難易度となっている。
元々は1.5部のシナリオの1つにする予定だったとのことだが、急遽イベントシナリオに変更した様子。
2019年から他の1.5部のシナリオと同様に若干アレンジを加えながらコミカライズ化が進行中。
イベントのため常設されていなかったが、メイン・インタールード(下記参照)として開放された。
かなり難易度は高いが、十分に準備すれば何とかなる。初実装の頃に比べると強力な支援キャラも増えたしね!メディアミックスあるあるだがコミカライズとの違いが大きいので「漫画版でいいや」とはならない。
&s(){コミカライズに目を通したマスターの感想は「こんなCCCコラボ知らない!!!」という大混乱っぷり。}時間があればアプリ版と漫画版、両方に目を通して楽しんでいただきたい。


}


***第二部『Cosmos in the Lostbelt』

#center(){
生命にも競争があるように、歴史にも勝敗がある。
“現在”とは正しい選択、正しい繁栄による勝者の歴史。
これを汎人類史と呼び。

誤った選択、誤った繁栄による敗者の歴史。
“不要なもの”として中断され、並行世界論にすら切り捨てられた“行き止まりの人類史”

これを、&font(b, red){&ruby(ロストベルト){異聞帯}}と呼ぶ。

&b(){&color(#00ffff,#000000){異聞深度 D}}
&b(){&color(#00ffff,#000000){ロストベルトNo.1:“獣国の皇女” AD.1570 永久凍土帝国 アナスタシア}}


&b(){&color(#ff0000,#000000){異聞深度 B+}}
&b(){&color(#ff0000,#000000){ロストベルトNo.2:“消えぬ炎の快男児” BC.1000 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング}}


&b(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){異聞深度 E}}
&b(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){ロストベルトNo.3:“紅の月下美人” BC.0210 人智統合真国 シン}}


&b(){&color(#0000ff,#000000){異聞深度 A}}
&b(){&color(#0000ff,#000000){ロストベルトNo.4:“黒き最後の神” ??.11900 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ}}


&b(){&color(#cccccc,#000000){異聞深度 A+}}
&b(){&color(#cccccc,#000000){ロストベルトNo.5:“神を撃ち落とす日” BC.12000  神代巨神海洋 アトランティス/星間都市山脈 オリュンポス}}


&bold(){&color(#9B92C6,#000000){異聞深度  A⇆E−}}
&bold(){&color(#9B92C6,#000000){ロストベルトNo.5.5:“ 轟雷一閃” AD.1050 地獄界曼荼羅 平安京}}


&b(){&color(#f1c232,#000000){異聞深度 EX}}
&b(){&color(#f1c232,#000000){ロストベルトNo.6:“星の生まれる刻” ■■.2017 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ}}


&b(){&color(#6aa84f,#000000){異聞深度 A++}}
&b(){&color(#6aa84f,#000000){ロストベルトNo.7:“■■■■■■■■” AD.???? ■■樹海■■ ■■■・■■■■■}}


&b(){空想の根は落ちた。最期の希望は虚空の中に}


人理焼却に次ぐ
“前人未到の聖杯探索”
開幕

&b(){&font(#0b5394){それは、多くの未来に打ち克つ物語}}
}


2017年12月26日に突如序章の配信が開始された。現在はストーリーのみで、12月31日に続きが配信された。
第一部終章をクリアしていれば1.5部に全く手を付けていなくともプレイ可能だが、出来れば新宿と剣豪をクリアしてからプレイする事を推奨する。
シナリオの担当ライターは基本的に公表されないが、各章の冒頭と末尾は奈須きのこ氏が担当している。
シナリオクリア時の報酬は各シナリオで関わった重要なNPCをモチーフとした概念礼装。
一部ファンからは&bold(){「遺影礼装」}とも呼ばれる。

2018年4月4日より正式配信開始。

#openclose(show=各異聞帯概要){
&b(){◇―序章:「序/2017年 12月」}
舞台は西暦2017年12月26日のカルデア。何気にカルデアそのものが物語に関わるのは第一部終章以来。
サーヴァントが退去したという設定上、自分のサーヴァントを一切使用できない。


&b(){&color(#00ffff){◇―第一章:「獣国の皇女」}}
2018年4月4日から配信。異聞帯名は&b(){「永久凍土帝国 アナスタシア」}
零下100度にもなる極寒の吹雪に覆われ、弱者は生存できない過酷な環境で多くの生物が淘汰された中、獣人である「ヤガ」が暮らすロシアが舞台。
敵は450年間生き続けロシアを治める&ruby(ツァーリ){皇帝}の[[イヴァン雷帝>イヴァン雷帝(Fate)]]、カルデアを襲ったサーヴァントの一人の[[アナスタシア>アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ(Fate)]]、およびこの異聞帯のクリプターである[[カドック・ゼムルプス]]。
絶望的な戦局の中、生息する魔獣や、皇帝の配下である&ruby(オプリチニキ){殺戮猟兵}と戦いながら、打倒雷帝を目指す。
タイトルの西暦1570年というのは史実だとイヴァン雷帝ことイヴァン四世が「ノヴゴルド大虐殺」を始めた年である。

新サーヴァントは氷と魔眼の精霊を操るロマノフの皇女アナスタシア、Apocryphaから参戦したゴーレムマスターのアヴィケブロン、獣化してバーサーカーとなったアタランテ・オルタ、
[[アマデウス>アマデウス(Fate)]]殺害説からアヴェンジャーとなった[[サリエリ>アントニオ・サリエリ(Fate)]]、そしてイヴァン雷帝。
既存サーヴァントではビリー・ザ・キッド、ベオウルフと共闘。

難易度自体は終盤を除いてそこまで高くはない。下手したら剣豪のほうが難しいかも。


&b(){&color(#ff0000){◇―第二章:「消えぬ炎の快男児」}}

2018年7月18日配信。異聞帯名は&bold(){無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング}
前章に引き続き雪中の世界だが気候自体はロシアほどひどくはない。が、代わりに炎が常時燃え広がっており、雪と炎という絶対に共存するはずのない二者が共存している。未だに神代が続く世界であり、周囲には魔獣に加えて巨人が徘徊している。
敵は3000年生き続けた神である女王スカサハ=スカディとその忠実な部下である[[ワルキューレ>ワルキューレ(Fate)]]、この異聞帯のクリプターであるオフェリア・ファムルソーネとそのサーヴァント[[シグルド>シグルド(Fate)]]。
一方で味方として快男児・[[ナポレオン>ナポレオン(Fate)]]が登場。そしてシグルドがいるということはもちろん[[あの人>ランサー(蒼銀のフラグメンツ)]]も……
タイトルの紀元前1000年は[[神々の黄昏>ラグナロク]]の起きた年とされている。

新サーヴァントは上述のナポレオン・ワルキューレ・シグルド・スカサハ=スカディ。
プレイアブル化は少し後だが[[聖杯に最も近い少女>イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]を依代にした疑似ハイ・サーヴァント、[[シトナイ>シトナイ(Fate)]]もここで初登場。

剣豪以来のサポートNPC固定のクエスト、更にマシュがスタメン固定のクエストが登場。
しかし剣豪の反省を踏まえたのかちゃんとNPCが活躍できるように調整されており、マシュも自前のサーヴァントなので概念礼装などでの調整は可能なのでそこまでキツい縛りという訳でもない。

&b(){◇―第三章:「紅の月下美人」}
シナリオ担当:虚淵玄
2018年11月23日に序章部分、27日に本編が配信。異聞帯名は&bold(){人智統合真国 シン}
序章部分は異聞帯の前に訪れたとある場所での話が描かれる。
本編部分は中華帝国が舞台。これまでと異なり気候は穏やか、民衆も素朴でこそあるが充実した生活を送るという、非常に平和な世界である。
何故こんな平和な世界が剪定されるのか、それは………
敵は2000年余りの間帝国を治めた[[始皇帝>始皇帝(Fate)]]と、それに従う「凍結英雄」として[[項羽>項羽(Fate)]]、秦良玉、韓信。
クリプターである[[芥ヒナコ]]とそのサーヴァント、蘭陵王は始皇帝とは別陣営で登場する。
どちらかといえばクリプター陣営の方が殺意が高い。
味方陣営としては陳宮と赤兎馬が登場。既存サーヴァントでは叛逆[[三>モードレッド(Fate)]][[銃士>荊軻(Fate)]]が登場する。
また序章部分からカルデアとしての新たな味方としてアトラス院の錬金術師[[シオン>シオン・エルトナム・アトラシア]]とそのサーヴァントであるキャプテンが加わっている。
タイトルの紀元前210年は始皇帝が亡くなった年。

新サーヴァントは劉邦と覇を争った武将項羽、仮面を付けた悲運の名将・蘭陵王、中国の正史に唯一名を残す女性武将である秦良玉、Fateシリーズでも屈指のアレなサーヴァントである赤兎馬、そして始皇帝と[[この人>芥ヒナコ]]。
また[[初見は誰もが騙された衛士長>アサシン(EXTRA)]]もここで初登場。

とにかく敵の攻撃が苛烈な章。やられる前に殺れを地で行かないとあっという間に全滅してしまう。
アタッカーを守る為にターゲット集中持ちの盾鯖を用意しておくと少しは楽に戦える。
また、ここの序章を突破することがイベントなどにおいて一種のターニングポイントとなっている。戦闘などは特にないので後回しにする場合もここだけはさっさとクリアするべし。

余談だが久しぶりに担当ライターが発表されたが、よりによって&bold(){虚淵玄}だったためプレイヤーのみならず&bold(){公式生放送の出演者までもが戦々恐々としていた}。

[[???>悠木碧]]「私知ってます!絶対幸せになりませんよ!」
[[???>川澄綾子]]「私も知ってます!なりませんよ!」

&b(){◇―第三.五章:「徳川廻転迷宮 大奥」}
シナリオ担当:???

第4章前に配信されたイベントだが、後に3.5章として本編の仲間入りを果たす。
詳細はイベントページにて。

&b(){&color(#0000ff){◇―第四章:「黒き最後の神」}}
シナリオ担当:???

2019年6月16日配信。異聞帯名は&bold(){創生滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ}
半年以上のスパンをおいて配信された。
花咲き乱れる穏やかなユガと全てが枯れ果て悪魔が跋扈するユガを繰り返し、世界の創造と滅亡を幾重にも行ってきた世界。
人々は必定の滅びを受け入れ、次の輪廻を生きられるように祈りを捧げ続けている。
敵はインドの神性を全て統合した存在である神たるアルジュナとその影にいるキャスター・リンボ。
担当クリプターのペペロンチーノはアルジュナに命を狙われており、カルデア側と共闘するようだが……。
英霊剣豪や大奥との関連性が強く、4章突入前にこれらのシナリオを読んでおくとより楽しめるだろう。
とあるサーヴァントからCCCとの関連性も強い。

タイトルは年代が隠されているが、本編では『マハ-バーラタ』の時代とされている。


ほぼ全編にわたり、自陣営に軽いデバフがかかる。
それ以上に事実上のラスボスが剣豪や3章すら超える凶悪な強さで、ターゲット集中持ちの盾鯖と主力の単体アタッカーを鍛え上げられていないとサイアクな目にあう。

またこの章の配信と同時にNPCサポーターに概念礼装が装備されるようになった。
メインシナリオでは当初は2部4章のみだったが以後に全章に拡大されている。

&b(){◇―第四.五章:「虚数大海戦イマジナリ・スクランブル ~ノーチラス浮上せよ~」}
シナリオ担当:amphibian

明確に「2部4.5章」と銘打って展開されたイベント。最大の異聞帯を攻略する前に起きた出来事が語られる。
こちらも詳細はイベントクエストの項目にて。

&b(){&color(#cccccc){◇―第五章:「神を撃ち落とす日」}}
シナリオ担当:???

最大の規模の異聞帯を相手にするため、メインシナリオとしては初めての二部構成。

#1&bold(){神代巨神海洋 アトランティス}。
5章前半戦。2019年12月16日配信。
クリプターのリーダーであるキリシュタリアが支配する、広大な海と高度な科学技術を誇るアトランティス。果たしてカルデア陣営はこの絶海を突破できるのか。
新規追加サーヴァントのオリオンやエウロペ、マンドリカルドの他、シャルロット・バーソロミュー・イアソンといったフレポガチャ追加サーヴァントやオデュッセウス・カイニス・ディオスクロイらシナリオ解禁当初未実装のサーヴァントが多数登場。

エネミーの殆どが「クリロノミア」と呼ばれるナノマシンで強化されており、常時防御バフがかかっているため若干硬い。
また、令呪もマスター礼装も使えない状態で1対多の耐久戦を強いられる場面がいくつかある。
一方で過去異聞帯と比べると山場は少なく、NPCが強力な事もあって難易度は控えめ。

#2&bold(){星間都市山脈 オリュンポス}
5章後半戦。当初の伏せ有りで表示されていた異聞帯はこちらだった。
2020年4月9日配信。
多くの犠牲を払いアトランティスを突破したカルデア陣営が目にしたのは、空へとそびえる空想樹、汎人類史すら超える技術水準を誇る浮遊都市だった。
これを統べるはゼウス率いるオリュンポスの機神、そして神々の座にて待ち受けるキリシュタリアと異星の神の使徒達。
敗れた者たちの意思を継ぎ、全能と謳われる神とその盟友たる最強のクリプターを相手にカルデアは決戦を挑む。

一部雑魚は引き続き「クリロノミア」による固定バフがかかっている。
最大の異聞帯の中枢だけあってボスの強さは前半戦の比ではなく、機神や敵勢力サーヴァントをはじめとした凶悪なバフ・デバフスキルを使用する強敵が目白押し。
英霊剣豪七番勝負以来となるNPC固定クエストが多発する事もあり、総合的な難易度は剣豪以上4章並になっている。%%そして陳宮に強制退場させられる事態が多発した%%
強化解除・弱体解除を如何に使いこなすかが難易度の分かれ目。

本章を以て『クリプター編』と銘打たれた第2部前半は終了となり、物語は大きな転換点を迎える事となる。

&b(){&color(#9B92C6){◇―第五.五章:「轟雷一閃」}}
シナリオ担当:???
2020年12月4日配信。特異点名は&bold(){地獄界曼荼羅 平安京}。
遂に姿を現した異星の神に対し、ギリシャ異聞帯から帰還後もカルデアでは有効な策を見出せないでいた。
一先ず次の戦いに備えて休息中、突然白紙化地球で現れるはずのない特異点の存在が観測される。
場所は西暦1008年の日本、魔性が蔓延る魔都・「平安京」。
小太郎と段蔵はそこにかつて対峙した、ある「肉食獣」の悪意を感じ取る。

3.5章、4.5章がイベントとして実装された後に満を持して登場した5.5章。亜種並行世界から続く因縁の大悪、キャスター・リンボとの決着を描く。
5章クリアの直後、6章のバナーの代わりに表示されていた謎の黒点の正体であり、作中でも突如出現するかのように解放される。
前二つの寄り道シナリオと異なり本編の敵対勢力の一角が相手のため、正式に常設メインシナリオとして配信される。
ただし他の第2部の章と異なり、ストーリー完走後にメイン・インタールード(常設された過去の期間限定イベントと同じ)に移動される。
断章という事でシナリオの長さも難易度もやや控え目だが、一部ボスは厄介なギミックを持っているため油断は禁物。

&b(){&color(#f1c232,#000000){◇―第六章:「星の生まれる刻」}}
シナリオ担当:奈須きのこ
2021年6月配信開始。異聞帯名は&bold(){妖精円卓領域 アヴァロン·ル·フェ}。
空想樹が焼け落ちた異聞帯アヴァロン・ル・フェ。
ただ滅びを待つはずの異聞帯で起きた異変は、地球全土に拡がろうとしていた……。
地球の崩壊を防ぐべく、カルデアはアヴァロンの妖精國へと潜入。
カルデア陣営は、選定の杖に選ばれた「運命の子」[[アルトリア・キャスター]]や汎人類史の妖精王オベロン、色々あって共闘することになった千子村正らとともに、圧政を敷く[[モルガン>モルガン(Fate)]]、そしてキリシュタリアを殺害しアヴァロンに逃げ込んだベリルに立ち向かう……。
当初の想定以上に長大なボリュームとなったため、前編・後編・完結編の三分割となっている。さらに、情報公開当初はAD.500だった年代が■■.2017に変更されている。


1部6章と同じくアーサー王伝説を下敷きにしているが、円卓の騎士の要素はあまり強くなく、メインのストーリーは妖精譚を軸に進む。
汎人類史の円卓騎士の名を&bold(){与えられた}妖精騎士が主な敵。シナリオ進行で1.5部よろしく「真名開放」される。
NPC強制出撃クエストが非常に多く、また複数人のNPCサーヴァントを使用する機会も多い。とはいえほぼ全編に渡り同行するアルトリア・キャスターがシナリオ進行で徐々に強化されていき、最終的に&bold(){レベル100を超え、3ターン毎に「希望のカリスマ:B」を発動する化け物}になるので敵がぐんと強くなるシナリオ中盤以降も彼女に頼ればだいたい何とかなる。
しかし、終盤には&bold(){強烈なギミックを搭載した2部最凶の難敵}も登場するため、やはり油断は禁物。
更に終盤には&bold(){3体を超える敵が1画面に現れる}という前代未聞の戦闘も登場する。
また、アルトリア・キャスターを始め、大半の味方キャラのセリフ・スキル名が異聞帯の住人仕様に差し替えられている。
シナリオについても、これまで一度もなかった「三人称視点で喋る主人公」の描写が存在したり、戦闘に影響しないがスキップできない選択肢がいくつかあったりと新しい試みが見られる。
%%「プレイヤー」と「主人公」を分けて考えた方がシナリオを読み解きやすい。%%
}




&font(b,#ff0000){◇―「人理再編」}
第1.5部にて2004年の冬木の[[真実の一端>ロマニ・アーキマン]]が明らかになったことによって、いるはずのない存在だという事が判明した[[キャスター>ランサー(Fate)]]の口から述べられた言葉。
第2部で明らかになったそれは地球・汎人類史を襲った大災害。どのような災害が起こったのかは断片的にしかわかっていないが、地球・汎人類史が完全に白紙化し、燃える物すら残らないというとある者からすれば人理焼却よりも酷いものだという。
クリプター達曰く、異聞帯による人理再編こそが目的なのだと語られている。異聞帯からの侵略、そして宙からの侵略で地球上が完全に白紙化してしまい、汎人類史の生き残りはカルデアと宙からの侵略の生き残りの僅かしかいない。しかもこれでさえ、黒幕かと思われる『異星の神』なるモノにとっては段階の一つでしかなく、自分が地球に降臨するための準備段階でしかない。
[[ある獣>グランドキャスター(Fate)]]のマテリアルの項目には■■■■■による人理編纂の影響を受けないと書かれているが、「人理編纂」というものが「人理再編」と同義なのか別のものなのかも不明。

&font(b,#ff0000){◇―「&ruby(ロストベルト){異聞帯}」}
正しい選択、正しい繁栄を遂げた勝者の歴史である&bold(){「汎人類史」}の対の歴史。
過った選択、過った繁栄により生まれた敗者の歴史の総称。
不要なものとされ平行世界論からも切り捨てられた“行き止まりの人類史”であり、突如として汎人類史に宣戦布告を告げ、カルデアを壊滅させた。


**【イベントクエスト】
本編とは無関係な、期間限定イベント。ネットゲームの華ともいえる。
基本的にいつもの型月ギャグ時空で、公式が病気レベルに自重してない。
が、たまにシリアスだったりメインシナリオにも関わってくる事がある。%%というか一部は後に事実上本編だと明言された。%%
クリア特典として限定礼装やサーヴァントが貰えるほか、素材や種火が普段より遥かに効率的に入手できるため戦力強化としても有益。

詳しくは下記の項目参照。
-[[イベントクエスト(Fate/Grand Order)]]
--[[コラボイベント(Fate/Grand Order)]]
--[[ハロウィンイベント(Fate/Grand Order)]]
--[[クリスマスイベント(Fate/Grand Order)]]
--[[ぐだぐだイベント(Fate/Grand Order)]]
--[[水着イベント(Fate/Grand Order)]]
--バレンタインイベント
---[[チョコ礼装(Fate/Grand Order)]]
---[[お返し礼装(Fate/Grand Order)]]


**【幕間の物語】
いわゆるキャラクエ。物によってシリアスだったりギャグだったり様々。
シナリオライターは原則として非公表。
初期は短い上に似た内容のものが多かったが、第1.5部以降はキャラ設定に深く踏み込んだシナリオが実装され、中には明確に本編と関わるものも。
クリア時に一部のキャラは性能が強化される。

**【メイン・インタールード】
2020年2月から実装されたコンテンツ。名前の意味は「本編の幕間」。
一言で言えば&bold(){期間限定イベントの常設化}。
過去に開催された期間限定イベントの内、本編と深く関わるものをピックアップしメインクエストだけを遊べる様にしたもの。
ストーリー重視のためショップやフリークエスト等のイベント要素は皆無。ただしシナリオに直接関わる場合はショップもキーアイテムだけ売る形で設置される。

基本的にキャンペーン期間以外は購入にレアプリズム5個が必要。
クリアするとイベント開催時と同じ配布サーヴァントと配布礼装が貰えるので、やや値は張るがメインシナリオの理解を深めるついでに戦力増強にもなる。

**【体験クエスト】
新規実装される高レアリティ[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]を一時的に使用できる、文字通りの体験イベント。
シナリオはあったりなかったりする。
下記にはシナリオがあったもののみ記載。

-スカサハ体験クエスト
[[クー・フーリン>ランサー(Fate)]]の師匠にして影の国の女王、[[スカサハ>スカサハ(Fate)]]を使用できるイベント。
死の残骸が溢れる世界に迷い込んだ[[主人公>主人公(Fate/Grand Order)]]と[[マシュ>マシュ・キリエライト]]は、スカサハや彼女が召喚したサーヴァント達とともに脱出を目指す。
スカサハの他、[[カラドボルグ]]の使い手[[フェルグス>フェルグス・マック・ロイ(Fate)]]、フィアナ騎士団一番槍[[ディルムッド>ランサー(Zero)]]が初登場。
叔父貴ことフェルグスの強烈すぎるキャラクターと、シナリオ全体のあまりの&b(){ケルト濃度}が話題となった。応ッ!

-アルジュナ・カルナ体験クエスト
インド神話の大英雄、[[アルジュナ>アルジュナ(Fate)]]及びカルナを使用できるイベント。
ふと目が覚めると嵐の海にいた主人公とマシュ。
その場で出会った記憶喪失のアーチャー(アルジュナ)と脱出を試みた彼らの前にカルナが現れ、戦いを挑んでくる。
カルナは使用こそできるがシナリオは無し。

-ブリュンヒルデ体験クエスト
頼れる相棒であり&b(){ランサー}、マシュ・キリエライトを使用できるイベント。

――という記憶を植え付けられた主人公が北欧の戦乙女、[[ブリュンヒルデ>ランサー(蒼銀のフラグメンツ)]]とともにロンドンに再発生した亡霊たちと戦う。
北欧の勇者ベオウルフ、フィアナ騎士団筆頭[[フィン・マックール]]も&b(){どちらか一人だけ}使用できる。
普通全員使えるのにブリュンヒルデさんこれどうなって……

はい……マスターは全てマシュを使います……。


-天草四郎体験クエスト
第二のルーラー、[[天草四郎>シロウ・コトミネ]]を使用できるイベント。

ある日、不完全な聖杯の行方を巡って天草四郎と子ギルが[[聖杯戦争>聖杯戦争(Fate)]]を勃発させてしまう。
仲裁の為にアストルフォはカルデアのマスターである主人公に助力を依頼。
どちらにも聖杯を渡さない形で決着を試みるが、案の定天草四郎と子ギルを同時に敵に回してしまう羽目になる。
しかし、[[冬木>冬木市]]の聖杯に劣るとはいえ、こちらもかなりの汚染をされた聖杯。それより溢れ出したモノが事態を急速展開させてしまい…?

-宮本武蔵体験クエスト
期間限定で実装された新セイバー、[[宮本武蔵>宮本武蔵(Fate)]]を使用できるイベント。

ある日、主人公が目を覚ますとそこはかつて訪れたことがある鬼ヶ島であった。
そこで女性の剣豪、宮本武蔵と出会い、彼女とともに島から元の世界へと戻るべく山頂を目指すことになる。
宮本武蔵と言えば、日本人ならば誰もが知っている大剣豪。当初は彼女もサーヴァントとして喚ばれたのだと思っていたが、
彼女は本人の意志とは関係なく平行世界を渡る不思議な能力を持っているようで、通常のサーヴァントとはどうやら違うらしい。
そして山頂にて、元の世界に戻る前に彼女の正体について衝撃の事実が明かされることになる…。
1.5部シナリオの英霊剣豪七番勝負の前日譚とも呼べる話であり、同話は現状唯一体験クエストからの明確な続きとなっている為、プレイ前にこちらの体験クエストをプレイすることがオススメ。

-謎のヒロインX〔オルタ〕体験クエスト
創輝銀河、サーヴァント・ユニバースのコスモカルデア学園。謎のヒロインXと共に様々な任務をこなす謎のヒロインX[オルタ]。だが、彼女の正体は……!


-アーサー・ペンドラゴン(プロトタイプ)体験クエスト

-パールヴァティー体験クエスト
遂に実装された[[桜>間桐桜]]の疑似サーヴァント、パールヴァティーを使用出来るイベント。

ある日、冬木の街にレイシフトした主人公はパールヴァティーに遭遇。
何か物を探しているらしく、それを求めて主人公達は冬木の街を奔走する。
Fate/stay nightからのファンへのサービス的なシナリオであり、他の体験クエストよりシリアス成分は薄め。

-葛飾北斎体験クエスト
まさかの登場、浮世絵師葛飾北斎を使用できるイベント。

正月、主人公は起きると何故か江戸の街にいた。
同じく江戸にいた鈴鹿御前と合流した主人公は、江戸一番の浮世絵師こと葛飾北斎の書き初めを見に行くが、出会った北斎はどうやら様子が違い………

葛飾北斎のクラスはセイレムで新登場したクラス&bold(){フォーリナー}。なのでセイレムをクリアした後にこちらを見るとよりストーリーを楽しめる。




*【ゲームシステム】
**【サーヴァント召喚】
[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]はシナリオクリアで仲間になるものと『召喚』で仲間になるものが存在する。
メインシナリオで共闘しているサーヴァントはフレンドの代わりとして使うことができる。

レア度は★の数で判別でき、★1~★5で表される。★の数が多いものほどレア度が上がり、レア度が高いほど強力なサーヴァントであることは言うまでもない。
……ように見えるが、実際は低レアリティのサーヴァントであってもスキルや相性次第で大活躍する場合が多々ある他、意外とコストがカツカツで高レアを多用すると十分な礼装が積めなくなったりするため、レア度格差は小さい部類。
★3以下のサーヴァントの強さに気付けるようになることが駆け出しマスターからの脱却の一歩である。
なお、[[あるサーヴァント>アヴェンジャー(Fate)]]のみ★0という特殊なレアリティで登場する。

また、装備カードにあたる『概念礼装』も召喚やイベントクリアで手に入り、こちらにもレア度がある。
サーヴァントも含めたキャラの描かれたものはやはりレア度が高く、強力な効果を持つものが多い。
★4なら「虚数魔術」「天の晩餐」「死の芸術」、★5の「カレイドスコープ」「2030年の欠片」「黒の聖杯」などは特に強力なので出たら大切に育てよう。特に★5のこれらは並の高レアリティサーヴァントより戦力的価値が高いとも。

『召喚』にはフレンドポイント(ユーザー同士の交流などで発生する)で召喚するものと『聖晶石』というアイテムを使用して召喚するものがある。
端的に言えば前者は無料ガチャで、後者は(ゲーム中でもいくらか手に入るが)有料ガチャ。前者と後者で出るものが変わる。無料ガチャからは★3まで(例外が一つあるが)しか出ず、逆に有料ガチャからは★3以上が必ず出てくる。

ソーシャルゲームにしてはキャラ数が少なめであり、新キャラが随時少数ずつ追加されていくという艦これや刀剣乱舞に近い形式になっている。

別に本作に限ったことではなくソシャゲならば大体似たようなものだが、高レアのサーヴァントの当選率は軒並み低く、ガチャで爆死することが多々ある。
高レアリティのサーヴァントより礼装の方が当選確率が高く、ピックアップ狙いの10連で金色枠を恒常★4礼装にとられたりするとガッカリ……なんてこともある。

しかしあくまでガチャでの課金に関しては&b(){自己責任}である。
出ないからといって自分で決めた限度額を越えた課金など言語道断なので、ご利用は計画的にお願いしたい。
本編をクリアするだけならば、無料ガチャで手に入るサーヴァントだけでも十分だということは一応実証されてはいるのだから。
……最も、それでも課金する人間は後を絶たないようで、ツイッターなどではしょっちゅう&bold(){「ウン十万課金して目当てが出なかった」}と怨嗟の声が轟く羽目になるのだが。

ちなみに、聖晶石召喚1回に使う聖晶石は4個、10回で40個――だったのだが、1周年に際して1回3個への引き下げが行われた。
それに応じて、若干ではあるがドロップ率の調整も行われた。
また、4周年より10回召喚すると1回オマケが付くようになった。10連限定ではないので呼符でも適応される。


**【強化】
 手に入れた[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]や概念礼装は強化素材や他のカードを合成することによって強化できる。
 スキルや[[宝具>宝具(Fate)]]の強化なども可能であり、行き詰まった時には強化を行ってパーティを補強しよう。

 強化素材はメインシナリオのクエストでも時折敵が落とす他、敵が必ず強化素材を落とす曜日限定クエストもある。
 素材にもクラスが設定されているため、強化したいサーヴァントと同じクラスの強化素材を使用すればより効率的に強化できる。
 概念礼装も同様に強化できるが、サーヴァントの強化素材は使用できず、素材にできるのは概念礼装のカードのみ。

 基本的に各種強化に必要なのは以下のアイテムとなる。

&b(){●サーヴァント強化}
 サーヴァントのレベルを上げる。サーヴァントカードまたは「種火」カードを消費。
 サーヴァントカードでの強化は無駄が多く、高ランク種火でレベルを上げるのが基本。
 サーヴァントのランクによってレベル上限が決められており、上限に達した場合は「霊基再臨」で上限を上げる必要がある。


&b(){●霊基再臨}
 サーヴァントカードのレベル限界を上昇させる。
 クラス別に2段階が存在する「ピース」「モニュメント」という再臨専用アイテムと、サーヴァントごとに決まった強化素材を使用する。
 イベント配布サーヴァントは再臨アイテムも配布限定アイテム1つのみで再臨が可能なことが多いため、イベントをしっかりこなせば他サーヴァントより育てやすいが、逆にイベントで素材を取り逃すという確実に育成に行き詰まる。
 1騎のサーヴァントにつき4回の再臨が可能で、レベル限界は10ずつ上がってゆく。
 レベル上限は星1:60 星2:65 星3:70 星4:80 星5:90となる。
 なお、[[マシュ>マシュ・キリエライト]]のみ霊基再臨がシナリオ進行と連動しており、自発的なレベル上限解放は不可能。
 1回目、3回目の再臨時にはバトルキャラも含めた服装などが変化し、最終再臨の際にはカードイラストが立ち絵から専用のイラストに変化する。
 ただし、イベント配布サーヴァントは一部を覗いて最終再臨時のカードイラストの変化のみである。
なお、4周年を記念して、すべてのマスターに一度だけ、素材他すべて無料で最終再臨時のレベルまで育成することができる「特別再臨」が導入されている。ゲームを始めて(既存マスターは実装から)90日以内の権利なので初めて引いた星5サーヴァントに使うのが良いか。


&b(){●サーヴァントスキル強化}
 サーヴァントの持つアクティブスキルを強化できる。
 クラス別に3段階が存在する「秘石」「魔石」「輝石」というスキル強化用アイテムと、サーヴァントごとに決まった強化素材を消費する。
 (再臨と同じだが、再臨と同じものが要求されるとは限らない)
 アヴェンジャー・シールダー・フォーリナーのサーヴァントは「秘石」などを使用せず、ルーラー・ムーンキャンサー・アルターエゴはレベル7まで逆にそれらのみを複数種まとめて要求してくる。
 スキルレベルは1~10まであり、6と10でそれぞれスキル使用後のチャージターンが1ターン減少する。
 また、レベル9→10への強化では必ず「伝承結晶」1個のみが指定されるが、これは現在無制限な入手手段が存在しない貴重品となっている。


&b(){●アベンドスキル}
FGOサービス開始6周年に伴って下記の「サーヴァントコイン」とともに追加された要素。
サーヴァントコインの消費によって解放されるもので、一度解放するとパッシブで効果が発動するようになる。
内訳は今の所「エクストラアタック強化」「初期NPチャージ」が共通で、「特定クラスへの攻撃力アップ」(バーサーカー以外)・「特定クラスの攻撃からのクリティカル発生率ダウン」(バーサーカー)で3種類となっている。
強化は通常のスキルと同様に素材を消費し、最後に伝承結晶を必ず消費するのも同じ。
ちなみにアベンドスキルで対象となっているクラスは、そのサーヴァントと何かと縁があるキャラを連想させる物が多く、ニヤッとすることがあるかもしれない。


&b(){●宝具強化}
 宝具の効果を上昇させる。
 同一サーヴァントカードを1枚消費し、強化はレベル5まで可能。
 よって同一カード4枚を1騎のサーヴァントに重ねるのが宝具の最終形態となる。
 Lv2でオーバーチャージ200%が、Lv5で300%が開放される。
 星5サーヴァントの宝具レベルを重ねているのは大体が重課金プレイヤーかよほどの強運の持ち主ということに……。
 なお6枚目以降のサーヴァントカードは無駄になるため、売っぱらってマナプリズムに替えるのが基本。たまに複数持ちする酔狂な人もいるが。


&b(){●聖杯転臨}
 1周年に際して実装された機能。最終再臨とレベルアップを終えたサーヴァントのレベル上限を更に引き上げる。
 伝承結晶と同様に無制限に入手できない「聖杯」を消費する。基本的にはシナリオクリア報酬。
 参考までに、2016年8月の実装当初時点で入手可能な聖杯はメインシナリオで7個、過去に開催されたイベントで4個の合計11個。
 星4以下のサーヴァントを星5と同じLv90まで上げる分にはそこそこの消費で済むのだが、レベル90からレベル100に上げるにはなんと聖杯を5個も消費してしまう。
 愛用する相棒を限界まで強化するか、低ランクながらいぶし銀の活躍を見せるサーヴァントを底上げして高ランクに負けないステータスを与えるか、
 星4の優秀なサーヴァントを星5相応のステータスに上げるか、各プレイヤーのセンスや愛の見せ所。


&b(){●概念礼装強化}
 概念礼装のレベルを上げる。概念礼装カードを消費。
 種火にあたる強化専用カードも存在するが、入手はイベント限定のため基本的には余った低ランク概念礼装を使う。
 また、概念礼装は同一カードで強化することでレベル上限の限界突破が可能。
 4回の限界突破でレベル最大値に達し、特殊効果が強化される。
 (したがって、強力な概念礼装を5枚揃えて重ねると更にパワーアップする)
 なお、イベント限定礼装はだいたいイベントをこなす事で礼装が複数枚手に入り、イベント期間中は礼装のドロップも設定されるため、時間(と運)さえあれば最大強化まで辿り着ける。

&b(){●コマンドカード強化}
 コマンドカードの攻撃力を上げる。専用アイテム「獣の足跡」を消費。
 FGOサービス開始4周年を記念して、2019年8月に実装。
 サーヴァントのコマンドカード1枚の攻撃力を1回につき20、最大500まで強化出来る。
 ただし「獣の足跡」の入手手段が異様に少なく、現状はログインボーナスで週に1個貰えるのみ。
 計算上ではサーヴァント1体のコマンドカードを最大まで強化するには&bold(){2年半かかる見込み。}第2部どころかFGO自体終わってそうだが...。
 他の強化要素と比べると戦闘における影響は小さいため、とっておくかお気に入りのサーヴァントに使うのが得策だろう。


**【パーティ編成】
 召喚したり、仲間にした[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]は当然そのままでは使役できず、パーティ編成でパーティに組み込む必要がある。
 やたらめったら強力なサーヴァントを組み込めばいい…わけではなく、パーティコストの総量にサーヴァントたちのコストの合計が収まる範囲で組み込まなければいけない。
 強力なサーヴァントや強力な概念礼装を装備したサーヴァントはコストの高さもそれ相応なので、マスターレベルが低くコストの総量が高くないうちは扱いにくい。
 マスターレベルが最大になった後も、何も気にせず好き放題に組めるほどのコスト量は与えられない。
 なので、コストや礼装を鑑みて自分なりに戦いやすいパーティを考案するのが勝利への第一歩となる。

 編成は最初から戦場に立つメインと、メインの誰かが消滅すると代わりに参戦するサブの枠があり、それぞれ3枠で計6枠。
 そのうち1つはフレンド枠となる(ちなみに初期はメイン枠で固定だった)。
 メインに強力なものを据えて補助的なものをサブに据えるのも、メインには雑魚の露払いを任せ、切り札として強力なものをサブにおいて温存するのも、運用法はマスター次第である。

 当初は第一パーティーのリーダーがフレンド枠のサーヴァントとして選ばれていたが、
 2016/05/09のアップデートにより、サポート用のサーヴァントを登録するように変更になった(クラスごとに一体ずつ+自由枠一体・エクストラクラスはまとめて一枠)。


**【コマンドオーダーバトル】
バトルは、マスター(プレイヤー)が[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]達に与えるコマンドを1ターンに3手まで選択する「コマンドオーダーバトル」形式。
基本的には3vs3の構図になる。バトルは一回とは限らず、敵を何度も倒すステージもある。
というか序盤や一部中ボス戦、大ボスのグランドバトルくらいしか1度や2度のバトルで終了するステージはない。
敵も3体以下とは限らず、6体だったり9体だったり&bold(){200体}だったりする。
勝利条件は基本的に敵の殲滅だが、稀に敵のHPを一定量削ったり特定の敵を倒せばバトルが終了することもある。

HPとNPという表示が各サーヴァントにバトル中は表示され、HPが0になるとサーヴァントはそのバトルから消滅する(ロストとかではないのでご安心を)。
NPはパワーゲージのようなものだが、使用するのは[[宝具>宝具(Fate)]]と一部スキル使用の時だけで、100%から最大300%まで貯まるが、宝具レベル1だと100%までしか貯まらない。

バトルには、「タクティカルフェイズ」と「コマンドフェイズ」が存在する。

・&b(){タクティカルフェイズ}
マスターやサーヴァントの持つスキルを使用したり、[[令呪]]を使用したり、ターゲットを選定したりする準備フェイズ。
スキルは行動を消費する等のデメリットはないが一度使うと一定のターンが過ぎるまで再使用できない。
&del(){一旦コマンドフェイズに入るともうタクティカルフェイズには戻れないので、やり残したことがないかは入念にチェックするべし。}

かつては一度コマンドフェイズに入るとそのターンのタクティカルフェイズには原則戻れず、戻るにはアプリを一旦終了し、ゲームを再起動させる(所謂タスクキル)を行うしかなかった。
その後第2部開始に伴うアップデートにより、ボタン一つで戻れる仕様に変更。
更に以前はコマンドフェイズでしか見られなかったカード毎のクリティカル発生率がタクティカルフェイズでも確認出来る様になった事で、戦略が大幅に立てやすくなった。

・&b(){コマンドフェイズ}
実際にサーヴァントに指示(コマンド)を出し、戦闘するバトルフェイズ。
コマンドには&font(#00ff00){「Quick」}・&font(#0000ff){「Arts」}・&font(#ff0000){「Buster」}の3種類があり、

&font(#00ff00){「Quick」}は次の攻撃のクリティカル率を決める☆ことクリティカルスターを多く生み出すがダメージは低い攻撃。
&font(#0000ff){「Arts」}は攻撃した宝具を使用する際に消費するNPを貯めやすくするが☆はほとんど出ない攻撃。
&font(#ff0000){「Buster」}は最大のダメージを与えるが、NPが発生せず☆も出にくい攻撃。

後になったコマンドほどより効果が高くなる。
また、初手に選んだコマンドの効果が以降のコマンドに影響する(例えば「Buster」が初手の場合、残りのコマンドの与ダメージ量が上昇する)。

コマンドカードの横にはパーティに編成されているサーヴァントの横顔が描かれており、例えばセイバーの顔の「Arts」ならばセイバーがArts攻撃を行う。
これらはアタック開始時に各サーヴァントが持つ5枚の中からランダムに選ばれた5枚が表示され、プレイヤーはそこから3手選択し戦うこととなる。
ちなみにこれは3ターンで15枚を均等に配りきって仕切り直すサイクルになっている。
なので、配られたカードを覚えていれば3の倍数ターンに配られるカードはその前のターンの時点で予測できる。

またコマンドは特定の組み合わせをすることでチェインさせることが出来、
3枚全てで同じ色のコマンドを選んだ場合、
&font(#00ff00){「Quick」}なら☆が10個チャージされ、
&font(#0000ff){「Arts」}なら攻撃に参加するサーヴァントのNPが20%追加され、
&font(#ff0000){「Buster」}なら攻撃のダメージ量が上昇する「チェインボーナス」が、
同じサーヴァントのコマンドを3枚選択すればEXTRAのEX攻撃のような「エクストラアタック」が追加される「ブレイブチェイン」が発生する。

同じサーヴァントが続けて攻撃する場合、相手が途中でHP0になっても攻撃を続行する(NPや☆も貯まる。しかも通常より効率が良くなるので進んでオーバーキルするのも戦術となる)が、途中で違うサーヴァントの攻撃が入るとその時点で敵は消滅。
ターゲットが自動で変更されるか、敵が全滅した場合は次のバトルに向かう。最後のバトルの最後の1体の場合、残りの攻撃はカットされてステージクリアとなる。

NPが100%以上貯まっているサーヴァントは[[宝具>宝具(Fate)]]が使用できるようになり、通常の5つのコマンドの上に宝具コマンドが表示される。
宝具は敵1体か全体にダメージを与えるもの、味方に各種ボーナスを与えるものなどサーヴァントによって効果が異なるので、使う前に調べておきたい。一応戦闘画面でもある程度は確認が利くが。
宝具レベルが上がると100%以上NPが貯まるようになり、貯まれば貯まるほど宝具の効果も高まる。
ただし変化するのは100%単位であり、150%とかで使用しても100%時と変わらない。
また、宝具を同ターンに連続して使用させると、2人目の宝具は+100%、3人目の宝具は+200%扱いになる補正がかかる。

また、宝具にも「Quick」「Arts」「Buster」のどれかの属性が付いているので、宝具込みでチェインボーナスの発生も可能。
ただしコマンドカードが通常受ける補正は受けない。3番目に置いても1番目に置いても、Busterの後に置いても効果は同じ。
宝具を使ったサーヴァントのコマンドも続けて選択できるため、ブレイブチェインも狙える。
しかし、「宝具使用後スタンする」サーヴァントなどはその後のコマンドの攻撃が不発になるため、ブレイブチェインが発生してもEX攻撃が不発に終わるので実質無意味になる。
ちなみに、同じサーヴァントの、同じ色の攻撃を3枚選択した場合はチェインボーナスとブレイブチェインが重複して発生する。
どのサーヴァントも宝具込みならどれか1色でこれが可能なように設定されていたりする。

・&bold(){&ruby(コマンドコード){指令紋章}}
サービス開始3周年と時を同じくして実装された新要素。
読みは「コマンドコード」であり、コマンド「カ」ードと間違えられやすいので注意。

一言で説明するならば、&bold(){通常攻撃に特殊な効果を付与するシステム。}
3種類のコマンドについては上記で説明された通りであり、サーヴァント毎にヒット数や性能差はあれど効果は全員同じである。
しかし指令紋章をサーヴァントのコマンドカードに刻印(付与)する事で、そのカードによる攻撃時に指令紋章に応じた効果を発揮出来る。
効果も勿論様々で、防御的なものなら状態異常を治したりHPを回復したり、攻撃的なものならダメージ増加やクリティカル発生率アップ等がある。

サーヴァントや概念礼装同様こちらにもレア度があり、やはりレアリティが高い程強力なものが多い。
&bold(){特に★3以上は全てイベントやミッション報酬で一つしか手に入れられない一品物であり}、希少性に限ればサーヴァント以上。
イラスト面では★5にサーヴァント、★4・★3には宝具や令呪等が描かれており、効果も描かれたサーヴァントのスキル等に由来するものが多い。

ただし初期状態ではサーヴァントのコマンドカードは全てロックされており、このままでは紋章を刻印出来ない。
そのためまずそれぞれのカードの色に対応した「コード・オープナー」&del(){[[オプーナ]]ではない}と呼ばれるアイテムを使用してロックを解除してから刻印する必要がある。
ちなみに一つのオープナーでロックを解除出来るコマンドカードは一枚のみであり、同様に一つの紋章を刻印出来るのも一枚のカードのみ。(一枚のQuickカードに刻印したからといってそのサーヴァントが持つ全てのQuickカードに同じ効果が付与されるわけではない。)

当初は紋章を外すには専用アイテムの「コード・リムーバー」が必須だったが、アップデートを経た現在では普通に取り外せる。
外した紋章は手持ちに戻るのでまた他のコマンドカードに刻印し直せる。
★2以下の紋章は上書きも可能。上書きを行った場合元の紋章は消滅する。

紋章を外す為に使わなくなった「コード・リムーバー」は現在、コマンドカードにロックを掛け直してオープナーを回収するためのアイテムとして存在している。


実装当初は指令紋章の種類自体が少ない上に効果も弱く、中々浸透しなかった。
その後(★3以上だけだが)種類・効果共に豊富になっていき、利用価値が上昇。
サーヴァントの中にはこれで弱点を克服し使い勝手が増した例もあり((代表的なのはアルテラ・ザ・[サン]タ等の、スキルに「時間差で行動不能になる」デメリットを持ったサーヴァント。かつてはお供に治療役が必要だったが、状態異常を治す紋章を刻印する事で自力でデメリットを打ち消す事が可能になった。))、システムとしてはかなり後発ながら新たなカスタマイズ要素として注目されている。
それに伴い、刻印の付け替えに必要なリムーバーの需要がストップ高となり、自由なカスタマイズを阻害していたが、アップデートで★2以下の上書きシステム、自由な取り外し機能が実装されてかなり使いやすくなった。

**【クラス】
各[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]及びエネミーにはそれぞれクラスが設定されている。
原作でもお馴染みの「セイバー」「ランサー」「アーチャー」「ライダー」「キャスター」「アサシン」「バーサーカー」の7種の他、
「ルーラー」や「シールダー」などの特殊なクラスもあり、これらは「エクストラクラス」と纏められている。

ゲームではこれらのクラスにじゃんけん等でいう三竦み状に得手不得手が存在する。
「セイバー」は「ランサー」に、「ランサー」は「アーチャー」に、「アーチャー」は「セイバー」に優位
と言った具合にダメージが増減されるようになっており、相性有利の場合「与えるダメージは倍増」「受けるダメージは半減」と、一方的にボコボコにできる。
ダメージの増減によって&color(red){「WEAK」}&color(blue){「RESIST」}」のエフェクトが出るため、判別はしやすい。

なお、三竦みが成立するのは
-「セイバー」「ランサー」「アーチャー」の通称『三騎士』
-「ライダー」「キャスター」「アサシン」の通称『四騎』(バーサーカーも含まれるが特殊)
-「アヴェンジャー」「ルーラー」「ムーンキャンサー」の通称『エクストラクラス』
それぞれのグループ内だけ。
所属するグループが違う「セイバー」と「ライダー」であれば、ダメージはお互い等倍になる。

エクストラクラスの相性は以下の通り。%%クラスの追加により複雑化する一方%%
-「バーサーカー」
--「フォーリナー」「シールダー」以外の全クラスに与えるダメージが1.5倍増。
--「シールダー」以外から受けるダメージが倍増。
-「シールダー」
--全クラスに対し、与えるダメージも受けるダメージも等倍。
-「ルーラー」
--上記の三竦みで「アヴェンジャー」に不利、「ムーンキャンサー」に有利。
--バーサーカー以外の『三騎士』『四騎』から受けるダメージが半減。
-「アルターエゴ」
--『四騎』に与えるダメージが1.5倍増(対バーサーカーのみ倍増)
--『三騎士』へ与えるダメージは半減。
--「プリテンダー」に対して不利。
-「フォーリナー」
--「バーサーカー」には完全有利(与えるダメージ倍増、受けるダメージ半減)
--「アルターエゴ」に対しては不利。
--「フォーリナー」同士はお互いにダメージ倍増。
-「プリテンダー」
--『三騎士』およびバーサーカーに与えるダメージが1.5倍増(対バーサーカーのみ倍増)
--バーサーカー以外の『四騎』に与えるダメージは半減。
--「フォーリナー」に不利であり、フォーリナー・アルターエゴと三竦みになる。
-「&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){ビースト}}」(ボス専用クラス)
--エネミー毎に相性が異なるので割愛([[魔神柱>魔神柱(Fate)]]などを参照)
クラス間の優劣がわからない時は令呪の下にあるバトルメニューを開いて確認してみよう。


なおこれらの三竦みはストーリー上でも各サーヴァント達も自身のクラス間の相性として認識しており、
[[オリオン>オリオン(Fate)]]がパーティ編成がアーチャーに偏っていることを危惧したり[[巌窟王>巌窟王 エドモン・ダンテス(Fate)]]がバーサーカーとの相性について言及している。
SN世界などでも同じような相性差があるかは不明。%%たぶんない%%

また、バトル時における各コマンドカードの枚数もクラスによって特徴があり、例えば「キャスター」であれば「Arts」に偏っていることが多い。
(ただし、あくまで傾向に過ぎず、例外は多く存在する)
各サーヴァントのステータス画面のコマンドカード欄を見れば確認できるので、パーティに組み込んでいるサーヴァントのコマンドの傾向は確認するべし。
サーヴァントをバランスよく編成して臨機応変に対応できるようにするのも、敢えて偏らせてチェインボーナスを狙った編成にするのもマスターの自由である。
これ以外にも各サーヴァントには「天」「地」「人」「星」「獣」という隠し属性が存在しており、
天→地→人→天といった感じで3すくみになっており、多少ながらダメージが変化する(星・獣は天地人に干渉を受けず互いに相克)。

またサーヴァントやエネミーごと個別に「性別」「竜」「神性」「アルトリア顔」「アーサー王」「[[愛する者>ランサー(蒼銀のフラグメンツ)]]」などの属性も設定されており、一部の宝具やスキルに影響を与える。


**【[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]との絆】
 クエストをクリアすると、パーティにいるサーヴァントの絆ポイントが貯まり、一定量貯まると絆レベルがアップする。
 入手できる絆ポイントは後半のクエストの方が多い。
 戦闘でのメリットは第一部最終章(後述)以外ないので、固有のクエストに興味がない人は上げなくても問題はない。
 レベルアップに必要な絆ポイント量はサーヴァントによって様々。
 大雑把に言うと、マスターに好意的なサーヴァントほど必要なポイント量は少なく、ドライなサーヴァントほど必要なポイント量は多い傾向にある。
 最大5までレベルは上昇し、レベルが上がるにつれてサーヴァントのプロフィールが判明していく。
 ※真名や[[宝具>宝具(Fate)]]は最初から判明しており、絆レベルが上がって解禁されるのはそのサーヴァントの逸話や固有スキルの説明。なお、真名隠しが施されているサーヴァントの場合、真名が判明するまで基本情報以外の一切の情報が開示されない他、重大な秘密を抱えているサーヴァントの場合も、特定の条件を満たすまで一部のプロフィールが開示されなかったり、条件達成後にプロフィールの内容が差し替わったりする。

 また、各サーヴァント毎に定められた値まで絆レベルを上げる+規定回数霊基再臨を重ねると、固有のクエストが発生する。
 クエストの中にはクリアするとサーヴァントのスキルや宝具が強化(あるいは追加)されたり、レア素材が落ちるものもある。

 2016/04/27から絆レベルの上限が開放され、最大レベルがLv.10となった。2016/12/07には全てのサーヴァントが開放された。
 最大までレベルを上げると、そのサーヴァント専用の絆礼装が入手できる。
 ただし、&b(){レベル5までとは必要な絆ポイント量が桁違い。最大まで上げるのに必要な絆ポイント量は最低でも100万を超えている。}

……にも関わらず&b(){一週間かそこらでLv.10にした報告が出ている。}こんなの絶対おかしいよ!

また、2018/11/27からは絆レベルをさらにLv.15まで上げることが可能になった。
全サーヴァント対象だが、1Lv上限を上げるために「カルデアの夢灯」というアイテムを1つ消費する。
なお&b(){必要な絆ポイントは更に爆上がりする。}

これらはいわゆるエンドコンテンツのようなものなので、一般プレイヤーは特に意識して上げようとしないほうが良いだろう。


 第一部最終章限定で絆レベルが5以上のサーヴァントに攻撃の威力が増加するギミックが追加された。


*【用語】
 Fateシリーズの用語は[[こちらから>http://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/?cmd=tagsearch&keyword=Fate%E7%94%A8%E8%AA%9E%E9%A0%85%E7%9B%AE&andor=and&opt1=2]]。

・&b(){聖晶石}
 ダ・ヴィンチの星の形をしたアイテム。この作品の[[課金アイテム>課金(ソーシャルゲーム)]]。
 [[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]の召喚やAPの全回復、サーヴァントや概念礼装の所有枠の拡大(現在はマナプリズムでの拡大に変更)、コンティニューに使う。
 クエストのクリア、ログインボーナス、メンテナンスのお詫びなどで入手できる。
 ただし年2回開催される☆5確定召喚は&b(){買った聖晶石でないと回せない}。


・&b(){聖晶片}
 聖晶石の欠片。7つ集めると聖晶石1個と交換が可能。マスターミッションという毎週更新の日課をクリアすることで貰える。
 マスターミッションは毎週7個あるため、実質一週間に1つ聖晶石が貰える計算。
 アップデートにより貰える聖晶片の数が増えており、現在は3個。計算上一週間に聖晶石が3つ貰えるようになった。


・&b(){呼符}
 1枚で単発石ガチャが一回回せるガチャチケット。呼び方は「よびふ」だったり「こふ」だったり一定しない。
 ログインボーナス・イベント報酬・月のマナプリ交換などで割と入手できるため、節約していれば意外と貯まる。
 勿論ここから星5サーヴァントが出ることもある。
%%イメージするのは常に最強の自分%%
%%呼符で○○引きました!(素振り)%%
 

・&b(){QP}
 サーヴァント・概念礼装を強化するために必要なポイント。正式名称は「&b(){Quantum Piece}(=量子の欠片)」。
 普通の育成をしてるだけだと全然減らないが、スキルのレベル上げ(特に高レアのもの)をしようと思ったらあっという間に消える。
 例として、サーヴァント強化は1回(20枚)合成しても6桁が限度だが、☆5のスキル9→10には&b(){2000万QP}かかる。
 効率よく貯めるなら曜日クエストで宝物庫をやりまくるのがベスト。
 たまにイベントで大量に入手できることがあり、重要な供給源となる。&b(){それも込みで「あっという間に消える」けどな!}
シナリオ中でもお金の代名詞として登場しており、あるメインシナリオ中では&bold(){報酬として劇中キャラから実際に1億QP貰うことができる}。


・&b(){マナプリズム}
 ショップで使える引換券。
 曜日クエストをクリアしたり、☆3以上のサーヴァント・概念礼装・経験値カードをショップで売ることで入手できる。
 ただし効率で言うと、期間限定イベントで報酬になっているのを回収したほうが早い。
 大体10~100個単位くらいで使うことになるのだが、一時期ショップにて&b(){5個で合計7000個}の概念礼装が販売されていた。
 流石にやりすぎたと思ったのか、以後マナプリで買える概念礼装は&b(){5個で合計5000個}というお値段で販売される事となった。


・&b(){レアプリズム}
 ショップで使える引換券。
 (配布以外の)☆4以上のサーヴァントをショップで売ることで入手できる他、限定霊衣開放権や星4以上コマンドコードがダブった時の補償、イベント配布サーヴァントの6騎目以降入手時の補償として入手できる。
 限定クエストや過去のイベントの礼装・限定魔術礼装と交換できる。
 入手条件がマナプリズムと比べて異常に厳しいからか、一つ一つの値段は多くても5個と良心的…か?


・&b(){魔術礼装}
 マスターが[[魔術>魔術(TYPE-MOON)]](マスタースキル)を使うためのアイテム。専用のクエストをクリアすることで種類が増えていく。
 レベルを上げることで性能が上がり、レベル6・10でチャージタイム(次にスキルを使うための時間)が減少していくのだが、
 礼装によってはマスターのレベルに比べて必要な経験値が膨大なため、全てをMAXにするには根気が必要。
 一時期「マスター訓練」という経験値を稼ぐのにうってつけのクエストがあったのだが、廃止された。
 原因はおそらくマスターレベルが上がりやすすぎたせいだと思われる。


・&b(){黄金の果実/白銀の果実/赤銅の果実}
 AP回復アイテム。上限を超えて回復できるので端数を気にする必要はない。通称は見た目通りの&b(){「林檎」}。
 イベントやメンテのお詫びで大量に手に入るので惜しまずに使おう。


・&b(){種火/灯火/大火/猛火/業火}
 経験値カード。基本的にはこれを合成してレベルを上げる。それぞれに対応するクラスが設定されており(全てのクラスに対応するのもある)、
 一致すると経験値にボーナスが加算される。集めるクエストが「種火集め」なので、通称はまとめて「種火」。
 前述したが☆3以上はマナプリズムに変換できる。
 基本的には貰える経験値が多くそれなりにまとまった数入手できる猛火(☆4)のみ食べ、大火(☆3)以下は売り払うスタイルが基本だが、レベル上限を超えた場合の端数は切り捨てられ無駄になるのでレアリティの低い種火も少しは残しておくと種火の節約になる。
「業火」(☆5)は猛火の3倍の経験値を入手できるハイエンド品だが入手法がフレポガチャとイベント報酬で少数貰えるのみとかなり貴重…だったのだが、6周年で遂にこれをドロップする恒常クエストが追加された。


・&b(){フォウくん}
 ATKを上げる(開けの/輝ける/太陽の/日輪の)フォウくんとHPを上げる(宵闇の/煌めく/星の/流星の)フォウくんがある。対応したクラスにしか使えない。
 太陽のフォウくんと星のフォウくんはショップでマナプリズムと交換でき、日輪のフォウくんと流星のフォウくんはレアプリズムと交換できる。
 合成しても経験値はほとんど入らないのでレベルが低いうちに(☆3以下で到達できる)上限までやってしまった方がQPの節約になる。
 ☆3の(太陽の/星の)フォウくんまでは誰にでも使えるが、☆4の(日輪の/流星の)フォウくんは☆3以下のフォウくんで強化出来る最大値から更に強化する場合にしか使えない。


・&b(){霊衣開放}
 夏イベント「カルデアサマーメモリー」復刻版から追加された新要素。分かりやすく言うとスキンチェンジ(着せ替え)。
 霊衣開放を行う条件は基本的に以下の3つ。
+開放権利を入手済み(入手手段はダ・ヴィンチちゃんショップやイベント報酬等。該当サーヴァントを持っていなくても権利の入手は可能)
+該当サーヴァントを所持&最終再臨済み&レベルMAX
+開放に必要な素材とQPを所持
 霊衣開放を行うとそのサーヴァントに新たな立ち絵とバトルグラフィック、ボイスが追加される。
 衣装はイベントやストーリーで着ていたもの、原作に縁のあるもの、果ては完全に趣味に走ったものまで様々。
 基本観賞用だが、キャラ性能には影響しないものの、霊衣の存在を効果対象の条件としたサーヴァントもいたりする。また、マシュにはスキル・宝具が変わる霊衣が登場している。


&b(){●サーヴァントコイン}
FGOサービス開始6周年に伴って追加された要素。
各サーヴァントごとに召喚するたび、絆を上げるたびに一定個数獲得でき、消費することで
「アベンドスキルの解放」または「さらなるレベル上限の解放」を行うことができる。イベントで全サーヴァント対象の汎用的なものも配られる予定。
アベンドスキルはコインのみの消費で解放される、
レベル上限の解放は聖杯転臨でレベル100になったサーヴァントを対象に、聖杯とコインの消費で解放できる。
なお、必要な経験値は今までの聖杯転臨後と比べても桁違いに爆上がりするので完全なエンドコンテンツと言っていいだろう。

*【開発スタッフ】

**シナリオ監修&シナリオ執筆
[[奈須きのこ]]

**キャラクターデザイン&アートディレクション
[[武内崇]]

**シナリオ執筆
***メインライター
[[東出祐一郎]]、桜井光、水瀬葉月、[[星空めてお]]

***サブライター
[[amphibian>KEMCO(ケムコ)のADVシリーズ]]、[[虚淵玄]]([[ニトロプラス]])、acpi、OKSG、[[経験値]]、小太刀右京、三田誠、橘公司、[[成田良悟]]、ひろやまひろし、円居挽、茗荷屋甚六、リヨ

**キャラクターデザイン
I-IV 、アインクロス、蒼月タカオ 、AKIRA、Azusa
石田あきら、岡崎武士、okojo、ギンカ、倉花千夏、近衛乙嗣、小松崎類
こやまひろかず 、坂本みねぢ、佐々木少年、縞うどん、しまどりる、下越、しらび
真じろう、すみ兵、タイキ、高橋慶太郎、高山箕犀、宝井理人、たけのこ星人
タスクオーナ、danciao、中央東口、天空すふぃあ、中原、なまにくATK
ネコタワワ、Pako、Bすけ、左、広江礼威、ひろやまひろし、PFALZ、灰村キヨタカ
huke、BLACK、BUNBUN、本庄雷太、前田浩孝、また、松竜、三輪士郎
森井しづき、森山大輔、山中虎鉄、Ryota-H、輪くすさが、ワダアルコ


*【公式サポート漫画】
いずれも公式ホームページで連載されている……のだが、どの漫画もカオスの極みである。

**Fate/ぐだぐだオーダー
Fate/Grand Orderのサポート漫画。
作者は経験値。なので作風もノリも[[コハエース]]だと思えばいい。
延期される中、ネタがなくても連載を続け、Andloid版のリリースと同時に連載は終了した。
なお、コハエースに出てくる[[桜セイバー]]や[[魔人アーチャー]]、豊臣秀吉も登場したりする。

**Fateぐだぐだお得テクニック!
&bold(){「このゲームつまらんのじゃが……」「うわあああああ!?」}
アプリ内で配信されているテクニック紹介コラム。第13回。
ぐだぐだオーダーに引き続き、魔人アーチャーと桜セイバーがパーソナリティーとして登場。
テクニック以前の基本操作をここで知ったというプレイヤーも多く、公式も把握しているようで全体的に自虐的だが役には立つ。
冒頭の台詞は第一回におけるノッブの&b(){第一声}。

**[[マンガで分かる!Fate/Grand Order]]
こちらはリリース後に開始されたサポート漫画…?
作者はリヨ(ベルナール・リヨ3世)。
作風はひとことで言うと「&bold(){狂気}」そのものであり、精神汚染:EXを疑われるぐだ子の姿に戦慄した読者多し。
一度終了したが普通に「もっとマンガで分かる!」「ますますマンガで分かる!」になって復活、連載中。
詳細は項目へ。

**[[Fate/Grand Order Duel YA特異点 密室遊戯魔境 渋谷 渋谷決闘事件]]
『Fate/Grand Order』原作の英霊召喚ボードゲーム「Fate/Grand Order Duel -collection figure-」(以下FGOD)のプレイレポート漫画。
作者は磨伸映一郎。

*【関連番組】
**Fate/Grand Order カルデア放送局
公式生放送番組。一応公式なのでそれなりにリミッターがかかる…はずもなく、出演キャスト全員が声の仕事してるだけのオタクの集まりなのでカオス空間が展開される。
基本的には大きな発表があるときに不定期で放送される。

**[[Fate/Grand Order カルデア・ラジオ局]]
こちらは提携番組。毎週放送。
あくまで提携止まりなのでキャストのリミッターが解除されもはや声優ラジオじゃなくなる。
詳細は項目参照。


*【ドラマCD】
最初は[[奈須きのこ]]脚本で序章部分をドラマCD化。本作のムックに付属。

2作目と3作目は小ネタを仕込みすぎる磨伸映一郎、[[コハエース]]でお馴染みの経験値がそれぞれ脚本を担当。
内容は番外編である。月刊コンプティークに2号連続で付録として封入された。

*【アニメ】
2016年と2017年の大晦日に特別番組として序章部分、さらに時系列不明の完全新作「Moonlight Lostroom」が放送された。

2019年10月から2020年3月まで1部7章部分が『Fate/GrandOrder-絶対魔獣戦線バビロニア-』の題でTVアニメ化。

更に1部6章部分が『Fate/GrandOrder-神聖円卓領域キャメロット-』の題で映画化。
全2部構成で2020年12月5日に前編「Wandering; Agateram」が、2021年5月5日には後編「Paladin; Agateram」が公開。

そして1部終章部分が『Fate/GrandOrder-終局特異点 冠位時間神殿ソロモン-』の題で映画化し、2021年7月30日に公開された。


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