アサシン星人(ウルトラ怪獣)

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アサシン星人(ウルトラ怪獣) - (2015/09/10 (木) 20:28:27) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2015/09/10(木) 16:01:11
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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 &bold(){&big(){アサシン星人}}は、ウルトラシリーズに登場する宇宙人。
 別名は「&bold(){忍者暗殺星人}」。本編では「&bold(){&big(){アサシン}}」とも呼ばれている。

*【概要】
 映像作品には登場せず、内山まもる氏が手掛けた漫画作品「&bold(){ザ・ウルトラマン}」のみに登場。
 &bold(){『地獄の使者』}の異名を持ち、各地で暗殺業を行っている宇宙人で、高い報酬で様々な依頼を受け持つ。

 ハエトリグモのような目や牙を生やした顔に、後述の通り非常に頑丈な鎧(のような外骨格)を纏っている、文字通り「忍者」のような外見。
 非常に多彩多種な技を有しており、あのゾフィーですら命に危機が及ぶほどのダメージを与える「&bold(){光波手裏剣}」、地面に蒔く「&bold(){光波びし}」、切れ味抜群の&bold(){刀}、どんな壁にも紛れ込む事が出来る&bold(){隠れ身の術}、さらに口から放つ&bold(){溶解液}や&bold(){催眠術}など、文字通り何でもあり。これらの能力を駆使しながら天井も壁もお構いなく動き回り、狙った標的を必ず仕留め確実に依頼を遂行すると言う、まさに暗殺のプロフェッショナルである。

 そして何より厄介なのはアサシン自身の体。ウルトラ戦士の中でもかなりの実力を持つタロウやエースの光線を受けても、一般戦士のスペシウム光線連続発射を受けても、一切ダメージを受けないほど頑丈なのである。5大戦士の力を込めて放ったエースのスペースQを受けても完全に倒す事は出来なかった。本編でのアストラの言葉を借りれば、&color(red){&bold(){「どんなウルトラ技も効かない」}存在}ともいえる。

 だが、この無敵の暗殺者にもたった1つだけ弱点がある。それは……?

*【主な活躍】
 登場作品:ザ・ウルトラマン「ゾフィーの危機 ――対アサシン」(てんとう虫コミックス第4巻収録)
 ※初掲載(小学三年生1979年11月号~12月号)時のタイトルは本題が「飛べ!ウルトラ戦士」、サブタイトルはそれぞれ「暗殺宇宙人の巻」「たおせ!アサシンの巻」

 ウルトラの星から遠く離れた荒野の星に住む「&bold(){ウルク星人}」の元に現れたアサシンは、ダイヤモンドで出来たインセクト星・第七惑星を報酬に、ウルトラ戦士最強と言われる[[ゾフィー]]を暗殺する依頼を受けた。
 パトロール艇の下側にくっつく事で密かにウルトラの星に潜入したアサシンはすぐさまゾフィーを急襲し、大量の光波手裏剣で大ダメージを負わせた。そのまま一気にとどめを刺そうとしたところ、忘れ物を取りにその場を離れていた[[ウルトラマンタロウ]]が帰還。光波びしで足止めをさせ、一旦その場を離れた。

 何とか命を取り留めたゾフィーは救急カプセルに入れられ、安静を保つ事態になった。ウルトラ戦士たちにもアサシンの恐ろしさは知れ渡っており、厳戒態勢で迎え撃つ事に。だがそれを嘲笑うようにアサシンは易々と病院に潜入、警備に当たっていた一般戦士を得意のサーベルで退け、そのままカプセルの中でウルトラ戦士が眠る部屋へと入っていった。

 だが、そこにいたのは&font(l){ゾフィーと同じ顔つきの}[[ウルトラマンジャック(新マン)>帰ってきたウルトラマン(ウルトラマンジャック)]]。囮になってアサシンをおびき出そうとしていたのだ。しかし『地獄の使者』アサシンの能力は凄まじく、ジャックも大量の光波手裏剣の前に倒されてしまう。そしてアサシンは催眠術を利用し、ゾフィーが安置されているのは「別」の病院でいると言う情報を無理やり吐かせた。

 その後もアサシンの暗躍を止めるものは現れず、[[ウルトラセブン]]までもがその猛威の前に倒れてしまった。
 そこに駆けつけた[[ウルトラマンエース]]とタロウは、それぞれの必殺光線「&bold(){メタリウム光線}」「&bold(){ストリウム光線}」を至近距離から同時に浴びせた。だが、数多くの強豪超獣や怪獣を倒したはずの技も、アサシンには一切効かない。一般戦士の放つ&bold(){[[スペシウム光線]]}も加えて何度も連射したが、アサシンの不気味な笑いを止める事は出来なかった。

#center(){&bold(){「クックックックックッ…」}}
#center(){&color(red){&bold(){「死なない!奴は不死身か!?」}}}

 そして混乱の中、再びアサシンはその姿を消した。

 この時点で戦える状態のウルトラ兄弟は、[[ウルトラマン]]、[[エース>ウルトラマンエース]]、[[タロウ>ウルトラマンタロウ]]、[[ウルトラマンレオ]]、[[アストラ]]のみ。そして彼らが出来る最強の攻撃も、ゾフィーがいない以上エースの「&bold(){スペースQ}」しか残されていなかった。
 そんな中、病院のレーダーがアサシンの動きをキャッチ。ゾフィーが眠るC病棟に近づいていたのである。

#center(){&bold(){「馬鹿め、見張りがいればゾフィーがどこか分かるのだ!」}}

 C病棟の&bold(){扉}はウルトラ合金で出来ており、光波手裏剣でもこじ開ける事は不可能。だがアサシンは扉を経由せずに病棟に侵入する方法を取った。口から放つ溶解液で穴を開け、そこから床下に忍び込み、病棟の&bold(){床}に光波手裏剣で再び穴をあける事で、ついに標的のゾフィーが眠る救急カプセルにたどり着いたのである。
 そしてサーベルを用いカプセルごと切り裂こうとしたその時、ウルトラ兄弟たちが到着。そしてエースは、皆の力を結集したスペースQを、至近距離からアサシンに放った。

 
 病棟の壁は壊れ、大量の瓦礫が残る中、ゾフィーが眠るカプセル、そしてゾフィー自身は何とか無事であった。
 だが、凄まじい爆風を受け立ち上がることすら困難なウルトラ戦士の目の前で、アサシンは立ち上がった。スペースQを受けてもなお、倒れる事は無かったのだ。
 ところが、その様子がどこかおかしい。頭を抱え、歩き方もふらついている。確かに命の別状は無かったものの、流石のアサシンも脳震盪を起こし、意識が朦朧としていたのである。

 そんな中、エースは最後の賭けに出た。どんなウルトラ戦士の技もアサシンを倒す事はできなかった。なら、アサシン自身の武器ならば…!?

#center(){&color(red){&bold(){「斬れ、タロウ!アサシンは目の前だ!斬れ!!」}}}

 エースの指示の元、決死の思いで立ち上がったタロウは、目の前に落ちていたアサシンの武器である「刀」でその硬い体を切り裂いた。
 賭けは見事に成功した。アサシンを倒す事ができるのは、&bold(){彼自身の武器のみ}だったのである。


 だが、疲労困憊したウルトラ戦士たちに勝利を喜ぶ余裕は残されていなかった。 
 あまりにも恐ろしい相手に、恐怖の念を抱く事しか出来なかったのである……。

*【余談】
・この話のみに登場する&bold(){ウルク星人}は、タコのような顔にヒョウのような模様が体を覆う人間スタイルの宇宙人。&br()アサシンの事は以前から知っていた様子である。
・雑誌「小学三年生」の1979年4月号~12月号まで連載されていたウルトラシリーズのコミカライズ「飛べ!ウルトラ戦士」における最後のエピソードに登場する敵宇宙人である(後にてんとう虫コミックス「ザ・ウルトラマン」に収録された時も掲載は最終巻の最後となっていた)。&br()アサシン登場話の最後のコマには「THE END」と小さく書かれており、70年代の初めから79年の終わりまでウルトラシリーズのコミカライズを手掛けてきた内山まもる氏にとって締め括りのつもりで描かれた話では無いか、と推察されている(実際はアサシンのエピソードが掲載された1年半後にアンドロメロスを元にしたコミカライズ「ウルトラ戦士銀河大戦争」を連載していたのだが)。
 
#center(){&bold(){&color(coral){「忍者暗殺星人、アサシン星人か?」}}}
#center(){&bold(){「……そうだ」}}

#center(){&bold(){&color(coral){「たのまれてくれい。この項目を追記・修正するのだ!」}}}
#center(){&bold(){「この項目を?……だが、高いぞ」}}

#center(){&bold(){&color(coral){「分かっている。リア充になれる権利をあげよう、どうだ?」}}}


#center(){&bold(){「……分かった。1、2週間のうちに必ず追記・修正する」}}

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- 自身の武器でしか…アーマードダークネスもそんな設定じゃなかったっけ。まさか元ネタ…ではないか  -- 名も無き熊  (2015-09-10 17:26:08)
- まさに「恐ろしい敵だった……。」な敵だったよな  -- 名無しさん  (2015-09-10 17:53:17)
- おお、ザ・ウルトラマンから強豪宇宙人が。じきにあのウルトラマンキングを倒したアヌビス星人の記事でも作成されるのかしら?こんな強豪宇宙人が偽次に登場するのも思う存分ウルトラ兄弟を競演できる漫画作品だからこそだな。  -- 名無しさん  (2015-09-10 18:00:49)
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