SCP-1015-JP

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SCP-1015-JP - (2019/02/17 (日) 06:02:21) のソース

&font(#6495ED){登録日}: 2017/05/03 Wed 02:00:40
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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SCP-1015-JPは怪奇創作サイト[[SCP Foundation]]日本支部の[[オブジェクト>オブジェクト(SCP Foundation)]]である。
項目名は『████プリン』。 
[[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(SCP Foundation)]]はEuclid。


*概要
SCP-1015-JPの見た目は、コンビニでもよく見るプラスチックカップ入りのプリン、その中でも特に有名な█████社の████プリンによく似たプッチンパポペでエビバディなプリンである。容器がSCP-1015-JP-1、中身のプリンがSCP-1015-JP-2に分類される。フタや印字はない。

異常な特性は主に二つ。
一つは、SCP-1015-JP-2(中身のプリン)が&bold(){無限に再生&増殖}すること。
このオブジェクトの活動は生産期、安定期、拡大期に分けられる。
まず、プリンがなくなると、生産期に入り29時間かけて中身が67gまで再生する。
その後、安定期に入り、一週間の間何も起こらない。
一週間が経過すると、拡大期に入り、プリンは&bold(){容器ごと無限に拡大}され続ける。
この無限増殖で[[NK-クラス>K-クラスシナリオ(SCP Foundation)]]を危惧する人がいるかもしれないが、増殖速度は対数関数的((Uの字を時計回りに90°回して下半分を取り払ったような形のグラフ))に増えれば増えるほど緩やかになる上、後述の収容時の状況を見るにかなりゆっくりしており、%%どうせこいつで滅ぶ前に確実に他のオブジェクトがやらかしてくれるので%%まずその心配はないと見て良いだろう。

そしてもう一つの特性だが、その前に補足を一つ。
このプリンと容器、二つとも道具型オブジェクトには珍しくもない破壊不能な特性を持っており、スプーンを突っ込んでも中身が出てこない。
では、どうやって取り出すか?
容器、すなわちSCP-1015-JP-1の底部には突起がある。この突起はSCP-1015-JP-1-aに分類され、拡大期に入ろうとサイズや強度が変化しない。
そして、この突起は唯一破壊可能な部位であり、これを破壊した瞬間にSCP-1015-JP-1とSCP-1015-JP-2は分離され、双方どれだけ拡大していようが元の大きさに戻り、SCP-1015-JP-2の破壊耐性は失われただのプリンとなる。
実験担当者の草雛上級研究員曰く「やはり味は変わりません」
……&bold(){食ったのか。}
あと、破壊されたSCP-1015-JP-1-aは即座に再生して、SCP-1015-JP-1は生産期に入る。

で、もう一つの特性はSCP-1015-JP-1-aを破壊した瞬間に発生する。
この破壊の際に、音が全然しない代わりに、近くで&bold(){似たような音が出る現象が起きる}。
実例を挙げると、██博士が破壊した際には「カチッ」という音をたてて5m先の電気スイッチが押され、草雛上級研究員が█████社の████プリンを持ち込んだ上で破壊すると、ただのプリンの方の突起が「プチッ」と折れた。
また、体積に応じて音量と発生範囲は大きく広くなるようである。
追加実験ではサイズ1.1倍で、 「バタッ」とロッカーが閉じ、
サイズ3.5倍で、草雛上級研究員によって用意されたただのプリン20個を無視して「バキッ」と22m先の隣の研究室の戸を壊し(小さい音を集めても代用にはならない)、
同じく3.5倍で、口で音真似をするDクラスを無視して「ボキッ」と[編集済]をやらかし、
ならば50立方米の広大な実験室で音源を排除してDクラスに7倍を破壊させたら何と「ベギョッ」と天井が崩壊し哀れDクラスは[編集済]、
と、Euclidにふさわしく完全にランダムな事象が発生する。
特別収容プロトコルは冷蔵庫と重量計を兼ねたロッカーに逆さまで保管し、最低一週間に一回は突起を破壊すること、となっている。

と、地味に面倒くさいが適切に扱っていれば大した事の無さそうなオブジェクトだが、発見時の状況は無駄に壮大だった。
財団が19██/██/██に██県██市で発生した局所的な地震と土砂消失現象の調査を行う中で発見されたのだ。
対外的には「過度な揚水による地盤沈下」のカバーストーリーで知られるこの事故で、現地の███山が消滅しており、後の調査で&bold(){███山は大半がSCP-1015-JPだった}と推測されている。
つまり、何らかの原因で山の中に埋まっていたSCP-1015-JP-1-aが破壊された結果、山の中身がプリン1個になり、一気に崩落してしまったというわけだ。
標高から察するに、████年間拡大期が続いたようだ。4桁ということは近くとも平安時代辺りである。どこの誰でおじゃるか、そんな時代にプリンを持ち込んだやんごとなき[[お子様>坂ノ上おじゃる丸]]は。
なお、ほぼ同時に[データ削除済み]の収容設備に損壊が発生していたようだ。なんつー物を壊してくれやがったんだこのプリンは。


追記、修正は皿の上のSCP-1015-JP-2が揺れるのを見ながらお願いします。

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#right(){SCP-1015-JP - ████プリン
by   Kigoremon
http://ja.scp-wiki.net/scp-1015-jp
この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。
}
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&link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ)
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#include(テンプレ3)











































#center(){
&font(#ff0000){気づいた時には、全てが手遅れだった}
}












破壊、生産、安定、拡大、破壊、生産、安定、拡大。
弛まず実験を繰り返すうちに、このプリンに隠された更なる特性を発見したのは草雛上級研究員だった。
このプリン、何と拡大期の長さに比例して、

「%%味が%%&bold(){食した際の満足度が向上する}」

のだ。

これを知った草雛上級研究員は、即座にSCP-1015-JPの発見箇所、██県██市の███山跡地の更なる調査を申請した。
目指すは一つ、████年物の満足度のみ!
&bold(){草雛「%%私の%%財団の明日%%のおやつ%%はどっちだ」}



生産期から拡大期まで一週間、拡大期のオブジェクトを利用した実験が最低4回。
ここで問題、プリンを一ヶ月間地中に埋めたらどうなるでしょうか?

>もう土に還っているのでは? -██博士

草雛「orz」


追記、修正は100年物のワインで自棄酒しながらお願いします。

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#right(){CC BY-SA 3.0に基づく表示

SCP-1015-JP - ████プリン
by   Kigoremon
http://ja.scp-wiki.net/scp-1015-jp

この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。
}
#include(テンプレ2)
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}
#include(テンプレ3)

#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- なんだこれ……何がどうなって、そうなる!?  -- 名無しさん  (2017-05-03 02:12:57)
- 美味しすぎたか・・・  -- 名無しさん  (2017-05-03 07:25:38)
- やつめ、熟してやがる……遅すぎたんだ  -- 名無しさん  (2017-05-03 07:26:14)
- これ未来の誰かが過去に送り込んだんじゃ  -- 名無しさん  (2017-05-03 11:01:18)
- 不穏なタグからこのオチかよ。  -- 名無しさん  (2017-05-03 11:32:16)
- 「完璧な飲料水」飲んだ人は自殺しちゃったし、食べずにすんで良かったんじゃないですかね・・・  -- 名無しさん  (2017-05-03 13:04:18)
- えっとつまり時間が経つとデカくなって、プッチンすると普通のサイズになる。その時普通より大きかったらデカくなった分味が凝縮されると…言う事でオケ?  -- 名無しさん  (2017-05-03 13:10:45)
- そこまで美味いと味覚が麻痺しそう  -- 名無しさん  (2017-05-03 16:37:52)
- 美味いもののために手段を選ばない、犯人は日本人かな?  -- 名無しさん  (2017-05-04 14:04:33)
- トリコのフグ鯨みたいだな  -- 名無しさん  (2017-05-04 18:59:20)
- ↑拡大するのは副次効果で、主目的は凝縮してプリンの味を良くすることってか  -- 名無しさん  (2017-05-05 18:46:23)
- プッチンパポペでエビバディなプリン…一体何社のプリンなんだ…?  -- 名無しさん  (2017-05-08 14:42:06)
- プッチンパポペでエビバディなプリンで笑ってしまったので訴訟 今日のおやつにします  -- 名無しさん  (2017-05-10 12:54:20)
- タグ通り、絶望感が大きすぎる……長い年月をかけて熟したものが"無意味"に……  -- 名無しさん  (2017-05-13 12:49:07)
- 何なのだこれは!どうすればよいのだ!?  -- 名無しさん  (2017-05-13 12:57:38)
- もしかしてこれを過去に送り込んだのは未来の草雛上級研究員なのでは…  -- 名無しさん  (2017-06-28 09:34:19)
- 「気づいた時には、全てが手遅れだった」でゾクッとして、最後まで読んで吹き出した。プリンの弁償を要求する。  -- 名無しさん  (2017-07-14 17:06:53)
- プッチンパポペでエビバディなプリンがわからなくてググってしまった  -- 名無しさん  (2017-08-01 19:42:07)
- 何はともあれ、プリンエルで作ったプリンが食べたい。子どものころ、よく作ってもらったっけなぁ……。  -- 名無しさん  (2017-08-01 19:47:19)
- プリン・ゼリーは固体か液体かっていう論争があったのを思い出した。「1mのゼリーを作れたら固体」って条件付けされたけど、デカすぎて自重で崩壊してしまうんだとか  -- 名無しさん  (2017-09-08 22:34:40)
- 気づいた時には、全てが手遅れだった(賞味期限的な意味で)  -- 名無しさん  (2017-09-11 10:07:01)
- なんとかして数百、数千年を一瞬に圧縮できるSCPを収容し、SCP-1015-JPとクロステストしなきゃいけませんね  -- 名無しさん  (2018-05-24 13:25:49)
- じゃあSCP-2400とクロステストだ  -- 名無しさん  (2018-05-31 13:02:48)
- ↑「ブライト博士がSCP-1015-JPとSCP-2400のクロステストを行うことは禁止されています。草雛上級研究員がGoサインを出していてもです」  -- 名無しさん  (2018-06-04 09:17:11)
- 上の方の「これ未来の誰かが過去に送り込んだんじゃ」…そんなことをやるとしたら味が向上する特性を食して知った人物しかおるまいよ、すなわち…  -- 名無しさん  (2018-08-22 14:42:07)
- メチャクチャ美味いプリン買い逃したのか  -- 名無しさん  (2018-10-24 20:56:28)
- 実験でプッチンした極上プリンを食べずにわざわざ土の中に破棄してたのかw  -- 名無しさん  (2019-01-14 05:58:47)
- ↑何か勘違いしてた、発見場所の山の内部となって拡大した極上プリンがプッチンされて、山跡地の何処かに残されたから研究員は極上プリン探索のために調査申請したけど、博士から土に還っただろと突っ込まれて絶望したってことかw  -- 名無しさん  (2019-02-17 06:02:21)
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