SCP-529

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SCP-529 - (2017/10/21 (土) 14:42:19) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2017/10/21 (土) 14:24:18
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SCP-529は、シェアード・ワールド[[The SCP Foundation]]に登場する[[オブジェクト>オブジェクト(The SCP Foundation)]] (SCiP) のひとつである。
項目名は『Josie the Half-Cat (半身猫のジョーシー)』、[[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(The SCP Foundation)]]はSafeである。

*概要
SCP-529、通称ジョーシー (Josie) は、灰色の波模様のある小さなイエネコである。DNA検査でメスと判明している。
財団内では、公式にはSCP-529と呼ばれるべきだろうが、報告書内ではこれ以降言及がない為、以下はジョーシーと呼称する。

ジョーシーは&bold(){胸部から尾に至る下半身が無い}という異常性質を持つ。
横から見れば、ジョーシーはあたかも真っ二つに切断されているかのように見える。
下半身は見えないわけではなく、実際に存在しない事が実際に確かめられている。下半身のあるべき部分には何もない。
それにも関わらず、ジョーシーは健康問題を持っておらず、行動は普通のネコと何ら変わりは無い。
歩く事や食事後の排泄物などは、まるで下半身があるように振る舞う。
断面を見ると、ジョーシーの体内ではなく、真っ黒に見える綺麗な穴が見える。触っても安全で、ややカーブしているのが分かる。
ここを優しく撫でると、ジョーシーは喉を鳴らすなど、ポジティブな反応をする。
ただしあまりにやりすぎると爪で引っかかれるので注意が必要である。

ジョーシーの異常性質は、下半身が存在しない、ただそれだけである。
危険は、怒らせれば爪でひっかくくらいであり、引っかかれたところで普通のケガを負う以上の事は無い。
あまりに無害過ぎて、ジョーシーは低レベル施設ならば自由に歩き回る事が許可されている。
ただし、チーズを与える事は禁止されている。ジョーシーが足りると思う量をあげないと&bold(){悲しむ}為である。

また、ジョーシーもネコである以上、時には興味ある対象に対して反応したりいたずらをする。
現時点で、ジョーシーとの接触に関して言及されているSCiPは以下の通りである。
・[[SCP-368]] (折り鶴): 生きている折り紙の鶴。出会うと警戒される為に隔離が勧告されている。
・[[SCP-346]] (翼竜の"プテリー"): 小型の翼竜に見える生物。要求により距離を離す事が勧告されている。
・[[SCP-443]] (思考を垂れ流すクレヨン): 自分の意思とは無関係に、未知の人物の思考を描くクレヨン。朱のクレヨンの端を齧った為、遠ざけられている。
・[[SCP-530]] (変幻自在のカール): 体毛や身体のパーツが常に増減する犬。互いに敵意を示さない為自由に交流している。


#openclose(show=追記・編集の際にはジョーシーを撫でてからでお願いします。){
アニヲタ兼財団職員の皆さまだと、ネコ系SCiPは有害なイメージが強いだろう。
[[SCP-2744]] (てるてるネコちゃん) のような無害なのもいるにはいるが、[[飼い主が自身と同じ病気やケガを患い、最終的には死亡する、生きる事に無気力なネコ>SCP-607]]とか、[[どう見ても茶トラ模様のネコにしか見えないベンガルトラ>SCP-247]]とか、[[現実改変を行うネコ>SCP-795]]とか、[[正しく取り扱わないとγ線とシアン化水素をばらまくネコ>SCP-2144]]とか、[[病気を媒介するネコっぽい何か>SCP-511]]とか、[[なぜかネコ型になる弾丸の塊>SCP-577]]とか、危険な例の方が色々いるためである。[[こんなねこもいます。よろしくおねがいします。>SCP-040-JP]]
施設を自由に歩き回っているが、別に[[どこぞのキチクマ>SCP-1048]]のように危険な性質を隠している[[猫っ被り>SCP-1316]]な訳でもない。
ジョーシーは単に、下半身が無い事以外は、ちょっとチーズが好きなだけの、普通のネコなのである。
なお、SCP-529が書かれたのは2008年と、The SCP Foundationにおいても最古参の部類に入る。ジョーシーがどこで発見されたとか、そういった現在では多くの報告書で言及されている点も書かれていない。
そういう意味では、まだ設定がきちんと固まっていない頃の、模索的なSCiPであったとも言える。
ただ、ホラーが基本であり、ホラーであるからこそ恐怖を感じたり後味の悪い記事の多いThe SCP Foundationにおいて、全くの無害でむしろかわいい癒し系SCiPとして現在も支持されており、特にチーズの下りはディスカッション内でも好評である。

なお、ジョーシーの下半身については、当初は[[SCP-004]] (12の錆びた鍵と扉) で開けられる部屋の1つで発見されていた事になっていたが、現在この内容は削除されており、設定としては現存していない。
ジョーシーの下半身は、遠く離れたどこかにあるのではなく、本当に存在しないと見た方がいいだろう。
メタ的には、SCP-004は現在では削除されている別のSCiP記事ともリンクされていた事があり、あまり別のSCiPに言及すると、それが削除された際に手直しが手間であるという理由もある。幸い、ジョーシーは削除されてはいないが…。

また、Taleの1つ「ジョーシーの覚え書き」では、タイトル通り、ジョーシーの視点からの財団施設や財団職員の振る舞いが描かれている。
あくまでTaleではある物の、彼女のフリーダムな振る舞いや思考に触れたい方はご一読いただきたい。彼女のユニークなネーミングセンスも一見の価値がある。
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#right(){SCP-529 - Josie the Half-Cat
by Lt Masipag
http://www.scp-wiki.net/scp-529
http://ja.scp-wiki.net/scp-529 (翻訳)

Jot It Down
by Djoric
http://www.scp-wiki.net/jot-it-down
http://ja.scp-wiki.net/jot-it-down (翻訳)
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#openclose(show=▷ コメント欄){
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- ██博士「阪神猫のジョーシー…ふふっ」  -- 名無しさん  (2017-10-21 14:42:19)
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