&font(#6495ED){登録日}:2017/11/10 Fri 00:40:16 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center{&b(){&size(30){4大ヒーロー集結――。}}} 『infini-T force(インフィニティフォース) 』とは、[[タツノコプロ>竜の子プロダクション]]による3DCGアニメーション。 歴代のヒーローたちが登場するオールスターアニメ作品である。 *概要 タツノコプロ55周年を記念して作られた3DCGアニメで、 [[ガッチャマン>科学忍者隊ガッチャマン]]・[[ポリマー>破裏拳ポリマー]]・[[キャシャーン>新造人間キャシャーン]]・[[テッカマン>宇宙の騎士テッカマン]]と 往年のタツノコヒーローが一同に会し、『ケース』と呼ばれる万能機をめぐる戦いと活躍が描かれる。 作画に関してはモーションキャプチャーによるリアルな動きの取り込みが行われており、 これによりアニメでありながら特撮のような迫力のある戦闘シーンが作られている。 そのため各キャラクターには声優の他に専任のモーションアクターがおり、EDでもクレジットされている。 キャラクターデザインは漫画家の大暮維人。構成は[[ガッチャマンクラウズ]]シリーズを担当した大野敏哉。 また監督も『クラウズインサイト』で助監督だった鈴木清崇が務めており、スーパーバイザーにはクラウズ監督の中村健治が参加している。 月刊ヒーローズにて漫画版『[[infini-T force 未来の描線]]』が連載中。 単なるコミカライズではなくオリジナルストーリーが展開されている。 また劇場版が公開予定。 この作品の大きな特徴だが、兎にも角にも&b(){&color(red){熱い}}。 登場するヒーロー全員が当然のごとく熱いヒーローとしての魂を持っており、それによって世界を守る戦いに身を投じていく。 初めて出会った相手でも目くばせ一つで共闘し、 街に隕石が落ちてくれば「やるぞ」の一言で団結し、 敵とは魂のこもった言葉と拳で応酬を繰り広げ、 変身できなくなっても仲間の危機となれば生身一つで立ち向かう。 テッカマンやキャシャーンなどクールや無感情なキャラもいるが、根っこの部分ではそんなことは関係なく全員熱い。 タツノコ55周年記念にふさわしく、熱くて格好いいヒーローが存分に楽しめる作品となっている。 オープニングテーマ「To be continued…」 作詞 - 山村隆太 / 作曲 - 阪井一生 / 編曲 - 飛内将大 / 歌 - flumpool エンディングテーマ「チクタク」 作詞・作曲 - edda、三輪コウダイ / 編曲 - 三輪コウダイ / 歌 - edda *イントロダクション 2017年10月に創立55周年を迎えるアニメ制作会社タツノコプロ。 その長い歴史上で生み出されてきた数多くのキャラクターたちの中で、 今なお語り継がれる伝説のヒーローたちがいる。 ガッチャマン――世界征服を目論む悪の組織ギャラクターと戦った、 5人の少年少女からなる特殊チーム「科学忍者隊」の頼もしきリーダー。 キャシャーン――人類に反旗を翻したロボット軍・アンドロ軍団から人々を守るため、 自らの肉体を捨てて「新造人間」となった孤高の戦士。 ポリマー――正体を隠して探偵事務所に身を置き、 街にはびこる悪人たちに正義の鉄槌を下す、「破裏拳」流の使い手。 テッカマン――滅亡の迫る地球から人類を新天地へと導くため、 装甲を纏い宇宙からの侵略者ワルダスターに挑んだ「宇宙の騎士」。 平和のために戦った4人のヒーローが、時空を超えて現代の渋谷に集結。 その目的は世界と――1人の少女を救うこと。 伝説のヒーローたちの新たなる戦いが、いま再びはじまる。 (「Infini-T Force」公式サイトより) *登場人物 ・界堂 笑(エミ) CV:[[茅野愛衣]] 主人公で、何事にも冷めており刹那的に日々を過ごす少女。 かなりネガティブな性格をしており、世界や自分のことを「どうでもいい」と語ったり、友達や健の干渉を「ウザイ」と拒絶したりと投げやりな態度が多い。 その一方で挨拶はちゃんとしたり、助けられた借りは必ず返すなど妙なところで律儀な部分がある。 昔は今のようではなく、名前のようによく笑う明るい性格だったらしいが…。 現在は広い邸宅で一人暮らしをしており、物だけ用意して自分のことを置いてどこかへ消えた父親に嫌悪感を抱いている。 夢や願いは、本人曰く「何もない」。 事故で偶然『ケース』を手にしたことから、それを巡る正義と悪の戦いに巻き込まれていく。 ・鷲尾 健/ガッチャマン(G-1号) CV:[[関智一]] 『[[科学忍者隊ガッチャマン]]』より登場。またの名を大鷲の健。 ギャラクターに占拠された空母での戦闘中に現れた謎の怪人・Zと戦いにより、この世界に転移してきた。 メンバーの中では一番最後にこの世界に来ており ・スマホ&IHキッチンが使えない ・スパゲッティをパスタと呼ぶことに疑問を覚える ・ウザイなどの言葉がわからない など、一人昭和世界の人間になっている。 そのため武士からのあだ名は「&b(){オッサン}」。まだ24なのに…。 性格もよくも悪くも昭和堅気の男性であり、旧時代的な価値観で笑と衝突することも多いが、 今では忘れ去られたような熱いヒーローとしての使命感で皆を引っ張っていく。 戦闘では鳥型ブーメラン・バードランによる投擲と、科学忍法を駆使して戦う。 竜巻ファイターも一人で使用可能。 笑とのやり取りが「昭和生まれの父」と「現代っ子の娘」のやり取りにしか見えないと、もっばらの評判。 ・鎧 武士/ポリマー CV:[[鈴村健一]] 『[[破裏拳ポリマー]]』より登場。 自分のいた世界がZによって消滅しており、現在は今の世界で私立探偵を営んでいる。 軽い態度や口調が目立つが、心は誰よりも熱い男。 世界中の人間と友達になることを夢にしており、かつて一人で突っ走った結果過ちを犯したことから 一人ではなく仲間と共に進んでいくことを心に決めている。 戦闘では純粋な体術が武器。 真空片手独楽や幻影ハリケーンも健在。 またポリマーホークやポリマードリルへの変身もできる。 ・東 鉄也/キャシャーン CV:斉藤壮馬 『[[新造人間キャシャーン]]』より登場。 洗脳装置を付けられZによって操られていたところを、健たちの活躍によって解放。 そのまま仲間に加わることとなった。 かなり幼い風貌になっており、武士からのあだ名は「&b(){少年}」。 彼のみキャシャーンとしての姿が通常の姿なので、人間時代の姿に普段は偽装している。 新造人間になったことから元の世界では迫害を受けており、また過酷な戦いを経験した結果感情が乏しくなってしまっている。 しかし自分が新造人間となった決意や心は失っておらず、他者を信じたいという心や思いやりは強い。 新造人間になった影響で味覚が無く、そのため皆と同じく味を知りたいという小さな願いを持っている。 戦闘では電光パンチなどの技を駆使するほか、ピストル型の推進装置=パルサーによる跳躍も得意。 また超破壊光線は作中屈指の火力を誇る。発射時にはOVA版『キャシャーン』のごとく両目部に対ショック閃光用のゴーグルが閉じられるのが芸コマ。 今作では太陽のない夜間でも問題なく活動できる。(ただし、超破壊光線使用後は倒れてしまっている) ・フレンダー キャシャーンの相棒のロボット犬。 戦闘ではキャシャーンのサポートや笑の護衛を務めるほか 日常では背中に料理を乗せて配膳したりしている。 可愛い。 ・南 城二/テッカマン CV:[[櫻井孝宏]] 『[[宇宙の騎士テッカマン]]』より登場。 消滅する自分たちの世界から脱出し、ブルーアース号に乗って眠る同胞たちと共に新天地を求める青年。 理知的な性格で、豊富な知識で状況を冷静に判断することが多い。 眼鏡をかけており、武士からあだ名は「&b(){教授}」。 幾多の世界の放浪の末に、現在の笑のいる世界へとたどり着いた。 原作では健と同じく直情的な性格だったが、人類の命運を背負った長い旅を続けて来たせいか、冷静な性格となっている。 恐らくもっともキャラが違う人物。 新天地を求めて様々な世界を旅してきたため、異種族の事情に関しては安易に自分の価値観を押し付けることを避けており、 全ての生き物は繋がりあって生きていることを信条としている。 テッカマンに変身後はテックランサーやペガスとの連携による空中戦で戦う。 必殺技・ボルテッカは『[[タツノコ VS.CAPCOM]]』時のような、『[[ブレード>宇宙の騎士 テッカマンブレード]]』のボルテッカに近いビーム状のものとなっている。 とはいえ、『ブレード』のボルテッカが極太ビームな描写なのでどちらかというとテッカマンのオマージュ作品『[[DETONATOR オーガン]]』のP.E.C.キャノンに近いか。 なお原作でのテックセッターは、「ペガス内で全身にいばらのような鎖帷子が巻きつき高圧電流を流す」という非常に痛々しいものだっだが 本作では「&b(){ペガス内で全身を無数のレーザーで焼かれる}」という、さらに痛々しいものとなっている。 その分、脱いだら身体に施された無数の傷跡がすごいことに…。 **敵陣営 ・Z CV:斧アツシ 謎の物質『ケース』使い、あらゆる世界を滅ぼしている謎の男。 その正体は笑の父親・界堂カズミチ。 何故ケースを使い世界を滅ぼしているのか、彼の願いは何なのかなど、謎が多い。 ・ダミアン・グレイ CV:[[平川大輔]] 武士/ポリマーの知り合いで、探偵としてZに関する調査を依頼していた男。 その正体はZの協力者の一人で、武士の世界が消えるときに現れた白い鬼のような怪人。 度を越えた完璧主義者で、かつてはその明晰な頭脳によって国際警察で正義の味方として活動していたが あるときミスにより敵の組織に捕まり、改造によって超能力と現在のような姿に変えられてしまった。 脱出し組織は壊滅させたものの、今度はその異形の能力を危険視したかつての仲間から裏切りにあい、始末されそうになってしまう。 この体験から自分を否定した世界に復讐を決意…したわけではなく、「仲間から信頼されず裏切られる」という 完璧な正義な味方として取り返しのつかない傷を負ってしまった彼は、&b(){完璧な自分を維持するために今度は「完璧な悪」になる}ことを決意。 そのために悪となり、悪のためにケースを求めるようになった。 戦闘では相手の体組織を採取することで能力を奪いコピーする他、体術とサイコキネシスを得意としている。 なお初登場時からその奇抜なビジュアルと平川ボイスによるフランス語の入り混じった口調、そしてねっとりとしたイントネーションの武士呼び、通称&b(){「たぁけぇしぃ~」}による絶大なインパクトを視聴者に残しており、 &b(){「たぁけぇしぃ~」「たけしの人」}と呼ばれている。 ・ベル・リン CV:[[花澤香菜]] Zの協力者の一人の女性。 強い男性の遺伝子を求めており、日々街で吸血行為を行っている。 目下の所Zの遺伝子を欲しがっているが、強い遺伝子の持ち主として南城二/テッカマンに興味を持つ。 自分の種族の復活と王国の建国を目的にしており、そのために強い遺伝子とケースの力を求めている。 過去の経験から他種族は信用できずわかりあえないとしており、目的のためなら滅ぼすことも当然と考えている。 四肢は義手義足で、戦闘の際は内蔵火器やパーツ換奘による装備変更や重火器を駆使して戦う。 換奘後はボルテッカと真正面から撃ち合えるほどの装備を搭載しており、敵メンバーの中では最大火力の持ち主。 全身タイツのような姿もさることながら表情や仕草が非常にエロチック。 発言もいちいちエロイ。 ・ラジャ・カーン CV:安元洋貴 異形の姿をした大男。 巨大な怪物のなかに人間が座禅したような状態で入った姿をしている。 姿に似合わず非常に紳士的な性格をしており、礼儀正しい振舞いが多い。 後述の過去から、父と確執のある笑や異形の姿にされたキャシャーンにシンパシーを感じている。 元の世界では侵略してくる敵と戦う戦士だったが、敵に対抗するために父によって異形の姿に生まれ変わったという過去がある。 しかし戦いに勝った後、その姿から守ったはずの民から激しい差別や迫害を受けて絶望。 すべてを諦めていた時に世界を滅ぼしに来たZと出会い、この姿を差別しなかったことから協力するようになった。 そのため、差別のない楽園を作ることを夢見ている。 戦闘時はさらに巨大な機械の翼竜の姿に変わり、超音波や火炎放射で戦う。 また生物を作り替える力も有しているらしく、とある世界で楽園を作る準備を進めている。 前二人が&b(){「たぁけぇしぃ~」}と&b(){遺伝子大好きドエロアーマードガール}のためキャラの薄さが心配されていたが、 スポットが当たった際に、&b(){朝チュンしている早朝に笑の自宅にあの姿で訪問し、礼儀正しくちゃんとピンポンを鳴らす}、 というシュールにも程があるシーンを展開し、速攻で名前を覚えられることとなった。 *用語 ・ケース 手にした人間のどんな願いでも叶えると言われる謎の物質。 形は持ち主によって変わりZが手にしていた時は『小さな太陽』、笑が手にしたときは『大きな鉛筆』に形を変えている。 持ち主の願いを叶えるまでは他の人間の手に渡ることはなく、また手に渡ったとしても現在の持ち主の願いにしか反応しない。 Zはこの『ケース』の力であらゆる世界を滅ぼしており、その強大な力を狙って様々な人物が動いている。 追記・修正は夢や願いを持つ人がお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 2017年秋アニメで一番面白い -- 名無しさん (2017-11-10 01:46:55) - リ・イマジやパラレルでもない本人設定なのに大胆なキャラデザ変更は最初面を食らったが、作中で推測される経緯を考えるとそれとなく納得できるのが趣深い -- 名無しさん (2017-11-10 06:22:31) - 漫画版とアニメ版で笑の性格が180度違うのも印象的。アルペジオみたく両方見て損はない -- 名無しさん (2017-11-10 14:15:54) - まだ先行放送だからハッキリ言っちゃいけないかもしれないからぼかすがZの願いとその結果としての今の笑が悲しい・・・ -- 名無しさん (2017-11-10 16:10:32) #comment #areaedit(end) }