悪女(漫画)

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悪女(漫画) - (2013/02/02 (土) 20:36:06) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2010/08/07(土) 02:17:46
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&font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます

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『悪女』(わる)は、深見じゅんによる日本の漫画作品、およびそれを原作としたテレビドラマ。『BE・LOVE』にて連載された。単行本は全37巻、文庫版全19巻。


~あらすじ~
落ちこぼれOLの主人公・田中麻理鈴が、同じ会社のエリート社員・田村収に一目惚れしてしまい、彼と釣り合う女になるべく奮闘する様子を描く物語。
毎回連載時の最初のタイトルページにはいろいろなゲーム画面のパロディイラストが描かれている。一部の巻を除く単行本の巻末には「おまけのぺぇじ」という書き下ろしのショートコミックが掲載されている。

おまけが本編ではないがこちらも面白い
~主な登場人物~
田中麻理鈴(たなか まりりん)
主人公。三流大学を四流の成績で卒業し、一流商社である近江物産にコネで入社した落ちこぼれのOL。愛すべきアホ。落としたコンパクトを拾ってくれたT.Oさんに一目惚れし、その人に会いたい気持ちだけで色んな困難に立ち向かっていく。大食い大酒飲みで宴会芸とテーブルゲーム(特にオセロ)が大得意。酒は底なしである。

田村収(たむら おさむ)
会社のホールで麻理鈴の落とし物を拾い渡したことで一目惚れされてしまう、出世街道まっしぐらのイケメンエリート。パスポート用のイニシャルなのでT.Oさん。

峰岸(みねぎし)
麻理鈴の初部署である資材管理室の先輩。実は近江物産で一番出世した女。出世したいと願う麻理鈴に色々とコツを教える。

小野忠(おの ただし)
出世中のビジネスマン。知的ではない女をバカでブスと一括りにして嫌ったが、麻理鈴と接したことで女を見る目が変わった。麻理鈴の天然ボケっぷりに振り回されるが、口で言うほど嫌がっておらず、陰日向に麻理鈴をサポートする良き先輩であり、理解者。作中屈指の漢であり作中人気No.1との呼び名も高い。すべては最終巻。
沼田総一郎(ぬまた そういちろう)
近江物産の偉い人。あだ名はオセロおじさん。一人オセロをしているところに迷い込んできた麻理鈴と出会い一試合するも、コテンパンにやられる。

平賀勝(ひらが まさる)
いんちき経営コンサルタント。勝(かつ)と名乗る。彼の能力とコネはもはやチート。2歳の時飛行機事故により両親を失う。

山瀬修(やませ おさむ)
麻理鈴の後輩。麻理鈴に惚れてしまい、いろいろと行動を起こす。コップ半分のビールを飲むだけで酔い潰れるほどの下戸。まりりんのことをチーフと呼びたびたび行動をともにする。

板倉夕子(いたくら ゆうこ)
帰国子女で、独特な直訳した日本語を披露する。急いでいたり冷静さを失った時は、単語を微妙に間違ってしまう。
よしえ
銀座のクラブ「璃羅」のママ。峰岸の同級生で親交が深い。麻理鈴にアドバイスをくれる良き理解者。

オカちゃん
よろず引受人。料金は高額だが、よしえの紹介なら無料で行ってくれる。峰岸・よしえとは大学の同級生、峰岸のことを嫌っている。必殺仕事人。


この作品は連載時期が1990年代前期~中期ということもあり、今の世代は知らない人が多いのではないだろうか。

「悪女」というタイトルなのに全く正反対な性格でついつい応援したくなる主人公であるまりりん。

簡単な流れは
まりりんが無理難題に直面
  ↓
問題解決
のくりかえしというシンプルなものだが、これがとにかくおもしろい。

主人公まりりんによる一生懸命さが終始伝わってきて、とにかくやる気をもらえる漫画である。

自分のテンションががた落ちの時など気分転換として読むと救われる。

「元気があれば何でもできる」というアントニオ猪木の名言を表現したような漫画。

まりりんのときおり見せる儚い表情はとてもかわいい。

またラストでの小野さんのかっこよさは異常である。

まさか最後の最後に…


ちなみに、少年漫画の王道たるジャンプ三大原則「友情」「努力」「勝利」に加え、「恋愛」のテーマが当てはまってしまう。

絵が少女漫画っぽいが少女漫画ではない。








・余談だがこの本は古本屋ではなかなかお目にかかることができない。

大型チェーンの漫画喫茶で読むことをおすすめする。








この作品を知る人が全くいません(;_;)

追記・修正よろしくお願いします。




担当「ふかみ、私はナマハゲか」

深見じゅん「いえ大丈夫、あなた様の方がずっと怖いです」