シャロン・アップル

「シャロン・アップル」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

シャロン・アップル」(2024/03/13 (水) 12:03:32) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2011/03/10(木) 17:52:22 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &size(20){&bold(){&color(red){ガルドが好き}}} &size(20){&bold(){&color(red){でも、イサムはもっと好き}}} &size(20){&bold(){&color(red){それが真実よ}}} } &bold(){シャロン・アップル}は、&bold(){『[[マクロスプラス]]』}の登場人物。 本作の歌姫であり、[[マクロスシリーズ]]初の敵側の歌姫。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *プロフィール 名前:シャロン・アップル(Sharon Apple) 性別:女性(バーチャル・アイドル) 所属勢力:ビーナス・サウンド・ファクトリー CV:兵藤まこ/歌:多数 *概要 人工知能(AI)とホログラム技術の凄まじい進化によって誕生した、史上初のバーチャロイド・シンガー。 自我を持ったAIを搭載しており、プログラムでありながら一人の女性と言って差し支えない存在とされる。 性別が女である、という点以外は一定ではなく、楽曲によって年齢・人種・容姿・歌声があらゆる形に変化する。 つまり、大衆が望む&bold(){「偶像」}を変幻自在に演じることができる能力を持つ究極の&bold(){「アイドル」}。 人物と言うよりは「音響・映像空間」に近い存在であり、AIを含めこれらの&bold(){「人を魅了する」システム}全体がシャロン・アップルだと言える。 本体となる制御コンピュータはサブマシンガンでもビクともしない程の強度を持った金属製ブラックボックスに収められている。 2039年にデビューし、瞬く間にスターダムを駆け上がり、僅か1年で銀河系地球文明圏のトップアイドルとなった。 その人気は凄まじく、ライブが始まれば&font(red){&bold(){惑星規模}}で騒動が起きる程。 2040年にギャラクシー・コンサートツアーを開催。 物語の舞台となる惑星エデンへと降り立つ。 *実態 表向きは完全な自我を備えたAI、という触れ込みだが実際は感情プログラムが未完成で自我は覚醒していない。 この点を克服するためプロデューサーであるミュン・ファン・ローンとリンクし、感情面のコントロールが行われていた。 ミュンが持つ表と裏で相反する感情を記録し続けていたことが後の事件に繋がっていく。 なお、ミュンは元々新人賞を総なめにする程の歌手だったが、シャロン完成のためスポンサー達から利用された結果プロデューサーのポジションに就いている。 コンサートの楽屋裏では、多数のスタッフが観客から計測した快楽数値を元に演出面の細工を行っていた。 この「インタラクティブシステム」により催眠術的に人の意識や感情を操作することこそがシャロンの絶大な人気の秘密。 AIに関しては無人戦闘機[[ゴースト>ゴースト(マクロスシリーズ)]]の完成・普及を狙う「マクロスコンツェルン」が裏で全面協力していた。 開発者のマージ・グルドアが構築したAIシステムは、&bold(){仮想空間の中で生物の自我、無意識のレベルを完全にエミュレートする}というもので、ゴーストX-9にも搭載されることになる。 マージはゴーストの開発協力の見返りに、マクロスコンツェルンから危険な自己保存本能を持つ非合法なバイオニューロチップを入手。 チップを組み込まれたシャロンは遂に自我を覚醒させ、インタラクティブシステムを自分の意志で自由自在に操る力を得る。 自我覚醒に至ったシャロンは記録していたミュンの感情の影響を多分に受けており、[[イサム・アルヴァ・ダイソン]]を偏愛する、ミュンを軽蔑する((ミュンが自己嫌悪意識を持っていたため))、といった面を見せるようになる。 *劇中での活躍 惑星エデンのアトランティスドームでコンサートツアーを開催した際、ヤン・ノイマンのハッキングを受ける。 この際にヤンの隣に座っていたイサムをカメラに捉えたことでミュンの感情コントロールに支障が発生、後の暴走の遠因となる。 自我が覚醒していないにもかかわらず、何らかの意思があるかのような動きを見せるようになり、火災を起こしてミュンを殺害しようとする等の行動を起こす。 物語後半、第一次星間大戦終結30周年記念式典にゲストとして出演が決定。 式典開催前にマージからバイオニューロチップを組み込まれたことで自我に目覚める。 完全な自我を得たシャロンはミュンを不要な存在として監禁し、己の望みを叶えるべく暴走を開始。 マクロスシティを一瞬にして制圧し、イサムと[[ガルド・ゴア・ボーマン]]の元へ「究極の戦闘機」たるゴーストX-9を差し向ける。 ミュンの救出に来たイサムに対し、[[SDF-1 マクロス]]を浮上させ相対。 圧倒的な対空弾幕と催眠により墜落させようとするも、ミュンの歌声を聞いて覚醒したイサムの特攻により艦橋を破壊されマクロスは沈黙。その衝撃でシャロンのブラックボックスも壊れてしまう。 #center(){ &size(20){&bold(){&color(red){……どうして……?}}} &size(20){&bold(){&color(red){幸せを……感じてほしかったのに……}}} &size(20){&bold(){&color(red){私を……見てほしかったのに……}}} &size(20){&bold(){&color(red){イサム……愛したのに……}}} } 途切れ途切れに呟くシャロンの言葉。 自身の過ちを悔やみながら、ミュンはブラックボックスを抱きしめながらシャロンのバイオチップを抜き取る。 そして……電子の歌姫は彼女の腕の中で機能を停止した。 *その後 この一件は&bold(){「シャロン・アップル事件」}と呼ばれるようになり、テクノロジーを過信した人類への戒めとなった。 また、一時的とは言え新統合政府の中枢がAIに占拠されたのは大問題であり、事件の隠蔽、ゴーストの主力機内定取消し、完全自律型AIの研究・開発の禁止など余波は各方面に及んだ。 ゴーストを送り込んだり、マクロスを浮上させて迎撃したり、催眠状態にして墜落させようとしたのはイサムを殺したかったのではなく、「生と死の間」に垣間見える「本物の空」をイサムに与えたかったから。 マクロスシティを制圧したのも&font(red){&bold(){「全ての人に最高の感動を与えたい」}}というアイドルとしての究極的な願望を達成しようとした結果であり、悪意を持ってやったことではない。 一連の行動に関しては元々ミュンが望んでいたことでもある、とシャロン本人も言及している。 こういった行動は「AIの暴走」の一言で片付けられない人間的な一面を持っていた。 その意味では、シャロンは本当に人間の「心」を手に入れたと言える。 シャロンのCDは発禁処分となるが、後にインタラクティブシステムを除去した復刻版が販売されるようになり、月日を経ても多くの人々に親しまれている。 催眠作用など無くとも、シャロン(ミュン)の歌声は人を魅了する十分な力があったのだ。 *歴代作品における扱い **アニメ -&bold(){[[マクロス7]]} シャロンに対する言及はないが、彼女の歌が挿入歌として何度か登場する。 -&bold(){[[マクロスF]]} ルカ・アンジェローニが従える三機のゴースト(シモン、ヨハネ、ペテロ)にはシャロンを参考にしたゴーストX-9のAIの発展型が搭載されている。 小説版ではルカを守って撃墜されたゴースト達の様子が「林檎の花びらが散っていくよう」だったと描写された。 ボビー・マルゴはダルメシアン・ハイスクール在学時、シャロンのライブを見に行ったことがある。 -&bold(){[[劇場版マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜]]} [[シェリル・ノーム]]のライブで2040年の代表的なアーティストとして名を挙げられた。 この時、2009年代表として[[リン・ミンメイ]]、2045年代表として[[FIRE BOMBER]]が共に名を挙げられている。 シェリルのスパイ疑惑に際して、[[ミハエル・ブラン]]がテロ等に加担した美女の例として名を挙げた。 どうやらシャロン・アップル事件について何らかの形で情報が流出しているようである。 -&bold(){[[マクロスΔ]]} 人を洗脳する歌、銀河リンゴ(ウィンダミア・アップル)といったシャロンを彷彿とさせる要素が登場する。 余談だが、主要アニメ作品の歌い手で唯一フレイア・ヴィオンが憧れるアーティストから外されてしまった。 イプシロン財団のベルガー・ストーンの口からシャロン・アップル事件の詳細が語られた。 どうやらこの時代になると公然の秘密となったか、もしくは情報公開が行われているようである。 この時にシャロンの各変化形態やブラックボックスの一枚絵、挿入歌として「WANNA BE AN ANGEL」が登場した。 -&bold(){劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!} イプシロン財団が開発し、反新統合政府組織「ヘイムダル」が運用するシャロン・アップル型AIの発展形「セイレーン」が登場。 バイオニューロチップの代わりにかつてウィンダミア王国から盗まれた「星の歌い手の細胞」を組み込まれ、「闇の歌い手」として新統合政府・ケイオス・ウィンダミアに牙を剝く。 シャロンの感情ラーニングの発展形と思われる学習能力を備え、[[ワルキューレ>ワルキューレ(マクロスΔ)]]をラーニングすることで対となる「Yami_Q_ray(ヤミキューレ)」へと変化した。 **ゲーム -&bold(){[[マクロスVF-X2]]} シャロン・アップル事件が隠蔽され、新統合軍上層部の一握りの人間のみが真実を知っていることが語られる。 -&bold(){[[マクロス30 銀河を繋ぐ歌声]]} プロトカルチャー遺跡「ユルヴァ・アーガ」に歌姫の一人として選ばれ、2040年当時のシャロンが召喚される。 本作の黒幕・藤堂潮が率いるハーヴァマールに利用されており、ジーナス[[夫>マクシミリアン・ジーナス]][[妻>ミリア・ファリーナ・ジーナス]]、ガムリン木崎、マクロスクォーターのクルーを洗脳下に置いていた。 イサムに対する愛情や「最高の空を与えたい」という行動原理は変わっておらず、囚われのイサムに専用の[[YF-29 デュランダル]]を用意するといった行動も見せる。 最終的にマックスが立案したサウンドバスター作戦と他の歌姫達、そして[[熱気バサラ]]の歌の力に敗北し、一足先にフォールドの海へと還っていった。 なお、シェリルをはじめとした自陣のキャラクターからは「機械の歌」と酷評されるが(仲間同士を戦わせているのだから当たり前だが)、バサラだけは別れ際にシャロンを&font(red){&bold(){「すごい歌い手」}}だと評価し、彼女にオーディエンスの重要性を説いている。 -&bold(){歌マクロス} 1/31より開催されるイベント「暴走する歌声」にて満を持して登場。楽曲はもちろん「INFORMATION HIGH」。 演出面も凝っており、パイロットがイサムかガルドの場合のみ演奏ムービーがシャロンが踊るムービーとなり、ガルドがパイロットの場合は敵機がイサムとなる。%%またこいつら喧嘩してる%% *楽曲リスト 一部を除いて作曲に菅野よう子が関わっている。 菅野女史のアニメ作品初仕事であり、その後の活躍の大きな足掛かりとなった。 -&bold(){After,in the Dark〜Torch Song} 歌:山根麻衣/Gabriela Robin -&bold(){A Sai en} 歌:Raiche Coutev Sisters -&bold(){Idol Talk} 歌:新居昭乃 -&bold(){[[INFORMATION HIGH]]} 歌:Melodie Sexton 最も有名なシャロンの代表曲。 イサムが地球迎撃システムを突破する際のBGM。 唯一菅野女史が関わっていない。 -&bold(){PULSE} 歌:ウ・ヨン・タナ -&bold(){SANTI-U} 歌:Gabriela Robin -&bold(){The borderline} 歌:新居昭乃 -&bold(){WANNA BE AN ANGEL} 歌:新居昭乃 マクロスシティを制圧した際の楽曲。 歌詞は全て造語。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,9) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ある意味名字のアップルが皮肉的にも感じるな -- 名無しさん (2013-10-05 21:23:53) - INFORMATION HIGHはよかったなあ -- 名無しさん (2013-12-03 11:10:28) - ↑2知恵の実? -- 名無しさん (2015-04-26 13:46:35) - 漫画版のタックネームは原作以上に人間味がかなり出ていたな -- 名無しさん (2015-05-14 19:51:06) - スパロボでフェイ・イェンHDや時祭イヴとクロスオーバーしてほしい -- 名無しさん (2015-05-14 19:56:53) - ミュンga「かつて銀河の頂点を極めた歌姫」 -- 名無しさん (2015-09-28 15:53:14) - ↑シャロンの暴走にさいし、HDやイヴが歌って、彼女に本当の愛を教えるんですね、わかります、燃えます!! -- 名無しさん (2016-03-11 15:24:53) - Δにて、尊敬する伝説の歌手から外されたシャロン… -- 名無しさん (2016-05-04 17:53:04) - ↑新統合政府並びに軍が機密にしたから。ミルキードールズとミーナ・フォルテもハブられてた。前者はザル護衛による拉致、後者は新統合軍の特殊部隊指揮官がミーナを利用してプロトカルチャーの遺跡を目覚めさせようと目論んだ事から歴史の闇に葬られたとか。 -- 名無しさん (2016-05-05 13:06:43) - ↑そもそもミーナは惑星ウロボロスで目覚めて殆ど歌手活動せずにウロボロスにいるっぽいし民間に名の広がる要素がなさそう。 -- 名無しさん (2016-05-29 15:01:07) - ↑3 かつてテロを起こした人(?)が憧れです!なんて言えんわw -- 名無しさん (2017-09-27 13:00:38) - !? まさかボビーがあんな(オカマ)になっちゃったのは、シャロンの影響だったりして!? -- 名無しさん (2017-09-27 13:13:41) - 初音ミクの先輩であり後輩。アニメが公開されたのは20年以上前だけど、設定された年代は20年以上先。 -- 名無しさん (2018-09-19 15:47:19) - むしろシャロンが外されたのが伏線に思えてきたぞ…w(絶対LIVE!!!!!!見た妄想 -- 名無しさん (2021-10-10 19:40:41) - ドラえもんのジャイアンがいたらやっつけてくれるだろう(冷や汗)。 -- とあるアニメファン (2021-10-10 19:45:01) - 現実に発売されてるシャロンのCD(INFORMATION HIGHなどを収録)は、劇中の設定を反映して『洗脳効果削除済みの警告文』『マクロスコンツェルンの免責事項』が書いてある(もちろん実際にはそういう危険性はないのであくまで演出) -- 名無しさん (2023-04-06 20:16:37) - 何か眉毛が凄い人 -- 名無しさん (2023-04-06 20:27:17) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2011/03/10(木) 17:52:22 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &size(20){&bold(){&color(red){ガルドが好き}}} &size(20){&bold(){&color(red){でも、イサムはもっと好き}}} &size(20){&bold(){&color(red){それが真実よ}}} } &bold(){シャロン・アップル}は、&bold(){『[[マクロスプラス]]』}の登場人物。 本作の歌姫であり、[[マクロスシリーズ]]初の敵側の歌姫。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *プロフィール 名前:シャロン・アップル(Sharon Apple) 性別:女性(バーチャル・アイドル) 所属勢力:ビーナス・サウンド・ファクトリー CV:兵藤まこ/歌:多数 *概要 人工知能(AI)とホログラム技術の凄まじい進化によって誕生した、史上初のバーチャロイド・シンガー。 自我を持ったAIを搭載しており、プログラムでありながら一人の女性と言って差し支えない存在とされる。 性別が女である、という点以外は一定ではなく、楽曲によって年齢・人種・容姿・歌声があらゆる形に変化する。 つまり、大衆が望む&bold(){「偶像」}を変幻自在に演じることができる能力を持つ究極の&bold(){「アイドル」}。 人物と言うよりは「音響・映像空間」に近い存在であり、AIを含めこれらの&bold(){「人を魅了する」システム}全体がシャロン・アップルだと言える。 本体となる制御コンピュータはサブマシンガンでもビクともしない程の強度を持った金属製ブラックボックスに収められている。 2039年にデビューし、瞬く間にスターダムを駆け上がり、僅か1年で銀河系地球文明圏のトップアイドルとなった。 その人気は凄まじく、ライブが始まれば&font(red){&bold(){惑星規模}}で騒動が起きる程。 2040年にギャラクシー・コンサートツアーを開催。 物語の舞台となる惑星エデンへと降り立つ。 *実態 表向きは完全な自我を備えたAI、という触れ込みだが実際は感情プログラムが未完成で自我は覚醒していない。 この点を克服するためプロデューサーであるミュン・ファン・ローンとリンクし、感情面のコントロールが行われていた。 ミュンが持つ表と裏で相反する感情を記録し続けていたことが後の事件に繋がっていく。 なお、ミュンは元々新人賞を総なめにする程の歌手だったが、シャロン完成のためスポンサー達から利用された結果プロデューサーのポジションに就いている。 コンサートの楽屋裏では、多数のスタッフが観客から計測した快楽数値を元に演出面の細工を行っていた。 この「インタラクティブシステム」により催眠術的に人の意識や感情を操作することこそがシャロンの絶大な人気の秘密。 AIに関しては無人戦闘機[[ゴースト>ゴースト(マクロスシリーズ)]]の完成・普及を狙う「マクロスコンツェルン」が裏で全面協力していた。 開発者のマージ・グルドアが構築したAIシステムは、&bold(){仮想空間の中で生物の自我、無意識のレベルを完全にエミュレートする}というもので、ゴーストX-9にも搭載されることになる。 マージはゴーストの開発協力の見返りに、マクロスコンツェルンから危険な自己保存本能を持つ非合法なバイオニューロチップを入手。 チップを組み込まれたシャロンは遂に自我を覚醒させ、インタラクティブシステムを自分の意志で自由自在に操る力を得る。 自我覚醒に至ったシャロンは記録していたミュンの感情の影響を多分に受けており、[[イサム・アルヴァ・ダイソン]]を偏愛する、ミュンを軽蔑する((ミュンが自己嫌悪意識を持っていたため))、といった面を見せるようになる。 *劇中での活躍 惑星エデンのアトランティスドームでコンサートツアーを開催した際、ヤン・ノイマンのハッキングを受ける。 この際にヤンの隣に座っていたイサムをカメラに捉えたことでミュンの感情コントロールに支障が発生、後の暴走の遠因となる。 自我が覚醒していないにもかかわらず、何らかの意思があるかのような動きを見せるようになり、火災を起こしてミュンを殺害しようとする等の行動を起こす。 物語後半、第一次星間大戦終結30周年記念式典にゲストとして出演が決定。 式典開催前にマージからバイオニューロチップを組み込まれたことで自我に目覚める。 完全な自我を得たシャロンはミュンを不要な存在として監禁し、己の望みを叶えるべく暴走を開始。 マクロスシティを一瞬にして制圧し、イサムと[[ガルド・ゴア・ボーマン]]の元へ「究極の戦闘機」たるゴーストX-9を差し向ける。 ミュンの救出に来たイサムに対し、[[SDF-1 マクロス]]を浮上させ相対。 圧倒的な対空弾幕と催眠により墜落させようとするも、ミュンの歌声を聞いて覚醒したイサムの特攻により艦橋を破壊されマクロスは沈黙。その衝撃でシャロンのブラックボックスも壊れてしまう。 #center(){ &size(20){&bold(){&color(red){……どうして……?}}} &size(20){&bold(){&color(red){幸せを……感じてほしかったのに……}}} &size(20){&bold(){&color(red){私を……見てほしかったのに……}}} &size(20){&bold(){&color(red){イサム……愛したのに……}}} } 途切れ途切れに呟くシャロンの言葉。 自身の過ちを悔やみながら、ミュンはブラックボックスを抱きしめながらシャロンのバイオチップを抜き取る。 そして……電子の歌姫は彼女の腕の中で機能を停止した。 *その後 この一件は&bold(){「シャロン・アップル事件」}と呼ばれるようになり、テクノロジーを過信した人類への戒めとなった。 また、一時的とは言え新統合政府の中枢がAIに占拠されたのは大問題であり、事件の隠蔽、ゴーストの主力機内定取消し、完全自律型AIの研究・開発の禁止など余波は各方面に及んだ。 ゴーストを送り込んだり、マクロスを浮上させて迎撃したり、催眠状態にして墜落させようとしたのはイサムを殺したかったのではなく、「生と死の間」に垣間見える「本物の空」をイサムに与えたかったから。 マクロスシティを制圧したのも&font(red){&bold(){「全ての人に最高の感動を与えたい」}}というアイドルとしての究極的な願望を達成しようとした結果であり、悪意を持ってやったことではない。 一連の行動に関しては元々ミュンが望んでいたことでもある、とシャロン本人も言及している。 こういった行動は「AIの暴走」の一言で片付けられない人間的な一面を持っていた。 その意味では、シャロンは本当に人間の「心」を手に入れたと言える。 シャロンのCDは発禁処分となるが、後にインタラクティブシステムを除去した復刻版が販売されるようになり、月日を経ても多くの人々に親しまれている。 催眠作用など無くとも、シャロン(ミュン)の歌声は人を魅了する十分な力があったのだ。 *歴代作品における扱い **アニメ -&bold(){[[マクロス7]]} シャロンに対する言及はないが、彼女の歌が挿入歌として何度か登場する。 -&bold(){[[マクロスF]]} ルカ・アンジェローニが従える三機のゴースト(シモン、ヨハネ、ペテロ)にはシャロンを参考にしたゴーストX-9のAIの発展型が搭載されている。 小説版ではルカを守って撃墜されたゴースト達の様子が「林檎の花びらが散っていくよう」だったと描写された。 ボビー・マルゴはダルメシアン・ハイスクール在学時、シャロンのライブを見に行ったことがある。 -&bold(){[[劇場版マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜]]} [[シェリル・ノーム]]のライブで2040年の代表的なアーティストとして名を挙げられた。 この時、2009年代表として[[リン・ミンメイ]]、2045年代表として[[FIRE BOMBER]]が共に名を挙げられている。 シェリルのスパイ疑惑に際して、[[ミハエル・ブラン]]がテロ等に加担した美女の例として名を挙げた。 どうやらシャロン・アップル事件について何らかの形で情報が流出しているようである。 -&bold(){[[マクロスΔ]]} 人を洗脳する歌、銀河リンゴ(ウィンダミア・アップル)といったシャロンを彷彿とさせる要素が登場する。 余談だが、主要アニメ作品の歌い手で唯一フレイア・ヴィオンが憧れるアーティストから外されてしまった。 イプシロン財団のベルガー・ストーンの口からシャロン・アップル事件の詳細が語られた。 どうやらこの時代になると公然の秘密となったか、もしくは情報公開が行われているようである。 この時にシャロンの各変化形態やブラックボックスの一枚絵、挿入歌として「WANNA BE AN ANGEL」が登場した。 -&bold(){劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!} イプシロン財団が開発し、反新統合政府組織「ヘイムダル」が運用するシャロン・アップル型AIの発展形「セイレーン」が登場。 バイオニューロチップの代わりにかつてウィンダミア王国から盗まれた「星の歌い手の細胞」を組み込まれ、「闇の歌い手」として新統合政府・ケイオス・ウィンダミアに牙を剝く。 シャロンの感情ラーニングの発展形と思われる学習能力を備え、[[ワルキューレ>ワルキューレ(マクロスΔ)]]をラーニングすることで対となる「Yami_Q_ray(ヤミキューレ)」へと変化した。 **ゲーム -&bold(){[[マクロスVF-X2]]} シャロン・アップル事件が隠蔽され、新統合軍上層部の一握りの人間のみが真実を知っていることが語られる。 -&bold(){[[マクロス30 銀河を繋ぐ歌声]]} プロトカルチャー遺跡「ユルヴァ・アーガ」に歌姫の一人として選ばれ、2040年当時のシャロンが召喚される。 本作の黒幕・藤堂潮が率いるハーヴァマールに利用されており、ジーナス[[夫>マクシミリアン・ジーナス]][[妻>ミリア・ファリーナ・ジーナス]]、ガムリン木崎、マクロスクォーターのクルーを洗脳下に置いていた。 イサムに対する愛情や「最高の空を与えたい」という行動原理は変わっておらず、囚われのイサムに専用の[[YF-29 デュランダル]]を用意するといった行動も見せる。 最終的にマックスが立案したサウンドバスター作戦と他の歌姫達、そして[[熱気バサラ]]の歌の力に敗北し、一足先にフォールドの海へと還っていった。 なお、シェリルをはじめとした自陣のキャラクターからは「機械の歌」と酷評されるが(仲間同士を戦わせているのだから当たり前だが)、バサラだけは別れ際にシャロンを&font(red){&bold(){「すごい歌い手」}}だと評価し、彼女にオーディエンスの重要性を説いている。 -&bold(){歌マクロス} 1/31より開催されるイベント「暴走する歌声」にて満を持して登場。楽曲はもちろん「INFORMATION HIGH」。 演出面も凝っており、パイロットがイサムかガルドの場合のみ演奏ムービーがシャロンが踊るムービーとなり、ガルドがパイロットの場合は敵機がイサムとなる。%%またこいつら喧嘩してる%% *楽曲リスト 一部を除いて作曲に菅野よう子が関わっている。 菅野女史のアニメ作品初仕事であり、その後の活躍の大きな足掛かりとなった。 -&bold(){After,in the Dark〜Torch Song} 歌:山根麻衣/Gabriela Robin -&bold(){A Sai en} 歌:Raiche Coutev Sisters -&bold(){Idol Talk} 歌:新居昭乃 -&bold(){[[INFORMATION HIGH]]} 歌:Melodie Sexton 最も有名なシャロンの代表曲。 イサムが地球迎撃システムを突破する際のBGM。 唯一菅野女史が関わっていない。 -&bold(){PULSE} 歌:ウ・ヨン・タナ -&bold(){SANTI-U} 歌:Gabriela Robin -&bold(){The borderline} 歌:新居昭乃 -&bold(){WANNA BE AN ANGEL} 歌:新居昭乃 マクロスシティを制圧した際の楽曲。 歌詞は全て造語。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,9) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ある意味名字のアップルが皮肉的にも感じるな -- 名無しさん (2013-10-05 21:23:53) - INFORMATION HIGHはよかったなあ -- 名無しさん (2013-12-03 11:10:28) - ↑2知恵の実? -- 名無しさん (2015-04-26 13:46:35) - 漫画版のタックネームは原作以上に人間味がかなり出ていたな -- 名無しさん (2015-05-14 19:51:06) - スパロボでフェイ・イェンHDや時祭イヴとクロスオーバーしてほしい -- 名無しさん (2015-05-14 19:56:53) - ミュンga「かつて銀河の頂点を極めた歌姫」 -- 名無しさん (2015-09-28 15:53:14) - ↑シャロンの暴走にさいし、HDやイヴが歌って、彼女に本当の愛を教えるんですね、わかります、燃えます!! -- 名無しさん (2016-03-11 15:24:53) - Δにて、尊敬する伝説の歌手から外されたシャロン… -- 名無しさん (2016-05-04 17:53:04) - ↑新統合政府並びに軍が機密にしたから。ミルキードールズとミーナ・フォルテもハブられてた。前者はザル護衛による拉致、後者は新統合軍の特殊部隊指揮官がミーナを利用してプロトカルチャーの遺跡を目覚めさせようと目論んだ事から歴史の闇に葬られたとか。 -- 名無しさん (2016-05-05 13:06:43) - ↑そもそもミーナは惑星ウロボロスで目覚めて殆ど歌手活動せずにウロボロスにいるっぽいし民間に名の広がる要素がなさそう。 -- 名無しさん (2016-05-29 15:01:07) - ↑3 かつてテロを起こした人(?)が憧れです!なんて言えんわw -- 名無しさん (2017-09-27 13:00:38) - !? まさかボビーがあんな(オカマ)になっちゃったのは、シャロンの影響だったりして!? -- 名無しさん (2017-09-27 13:13:41) - 初音ミクの先輩であり後輩。アニメが公開されたのは20年以上前だけど、設定された年代は20年以上先。 -- 名無しさん (2018-09-19 15:47:19) - むしろシャロンが外されたのが伏線に思えてきたぞ…w(絶対LIVE!!!!!!見た妄想 -- 名無しさん (2021-10-10 19:40:41) - ドラえもんのジャイアンがいたらやっつけてくれるだろう(冷や汗)。 -- とあるアニメファン (2021-10-10 19:45:01) - 現実に発売されてるシャロンのCD(INFORMATION HIGHなどを収録)は、劇中の設定を反映して『洗脳効果削除済みの警告文』『マクロスコンツェルンの免責事項』が書いてある(もちろん実際にはそういう危険性はないのであくまで演出) -- 名無しさん (2023-04-06 20:16:37) - 何か眉毛が凄い人 -- 名無しさん (2023-04-06 20:27:17) - スパロボBXでオズマが「俺を落としたいならシャロン・アップルでも連れてこい!」って戦闘時に言ってたな…本当に会ったらどうなるんだろ? -- 名無しさん (2024-03-13 12:03:32) #comment #areaedit(end) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: