斉木楠雄のΨ難

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&font(#6495ED){登録日}:2013/12/28 Sat 21:33:00/ &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 30 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(7){&bold(){&color(springgreen,deeppink){ギャグ史上Ψ大の超笑能力!?}}}} *概要 『斉木楠雄のΨ難』とは、[[週刊少年ジャンプ]]で2012年24号から2018年13号まで連載されたギャグ[[漫画]]。連載終了後は同年30号まで4コマ漫画を掲載していた。 作者は『[[ぼくのわたしの勇者学]]』で知られる麻生周一。 元々は「超能力者 斉木楠雄のΨ難」というタイトルで『少年ジャンプNEXT!』2010SUMMERに読切として掲載されており、読切が好評を受けたのか2011年22号にジャンプ本誌で初掲載され、 さらに同年27・29・33・42・43・50号と合計7回に渡ってジャンプ本誌で主に代原として掲載されていた。 ちなみに掲載される時はもっぱらCカラーだったり7回の読みきり+別の読切を載せたコミックス0巻が発売されている。 そしてついに2012年24号で本誌連載に至ったが、作者は後にこの頃の多忙さで連載するかどうかで迷ったらしい。 連載版でも後述のエクササイズやCカラーやジャンプのお祭り企画に参加するなど、連載中も様々な企画が行われていた。 Cカラーの回数が多く、2014年の12号に至っては&bold(){インフルエンザに気をつけてCカラー}という非常にアバウトな理由でCカラーを貰っている。 (ちなみにその次の号は『[[ワールドトリガー]]』の作者がインフルエンザでダウンし緊急休載になった) 吹き出しを使って喋らない主人公・楠雄のモノローグ調で物語が進むのが特徴。 淡々とした面白みがあり、思わずクスッとなるような笑いが多い。 時事ネタや風刺ネタ、[[メタ発言]]など作者のデビュー作でもある勇者学からのノリは健在。 時にはやたら手の込んだ手抜き構成で笑わせてくることも多い(例:[[こち亀>こちら葛飾区亀有公園前派出所]]を雑にパロってツッコミ所満載にする)。 早い話、この作品は内容が「スゴい」のではなくエピソードの作り方が「上手い」のである。 基本的に1話完結だが、修学旅行編など数話続くエピソードもある。 話数のカウントは 第○Χ(カイ)。タイトルにはだいたいΨ(サイ)が入る。 第81Χまで話の終わり、Cカラーの次のページに超能力エクササイズというクイズが載ってあり、ゲームブックとして単行本化された。 第82Χからは入れ替わりで超能力エクササイズ2・Ψコロジーという性格診断をやるようになった。 単行本は全26巻+読切作品をまとめた短編集+ノベライズ2冊+ゲームブック+キャラクターガイドブックが発売されている。累計発行部数は260万部。 2012年9月以降3回に渡りVOMIC化され、2013年8月にはジャンプLIVEにてFlashアニメ化もされた。 『[[暗殺教室]]』とは作者の出身地繋がりで2度ほど入間市を舞台にコラボ漫画を描いており、 斉木側は単行本4巻と6巻、暗殺側は2巻と7巻にそれぞれ掲載されている。 そして連載5年目にしてようやくTVアニメ化。2016年に第1期、2018年に第2期が放送され、第2期[[最終回]]で新作アニメが予知され、その後同年12月28日に完結編が放送されアニメ版も完結。カットされたエピソードもいくつか存在するが本作は原作の最初から最後まで映像化が実現した作品の一つとなった。 …と思いきや2019年、NETFLIXでまたまた続編(Ψ始動編)の制作が決まり、Ψ始動編(3期)で上記のカットされたエピソードも一部を含め同年12月30日に全6話で配信された。 テレ東のおはスタで平日毎日約5分、それをまとめたのを日曜深夜に放送されていた。 尺の都合か登場人物がデフォルトでやや早口に喋っていて、それをちょくちょくネタにされる。 深夜版はOPとED、アイキャッチや[[次回予告]]がある。 ちなみにTVアニメよりだいぶ先に映画実写化が決まっているが具体的な情報は未定続きだったが ようやく続報が明かされ2017年に公開された。ストーリーは原作のPK祭のエピソードをベースにしておりキャラクターの完成度の高いコスプレやキャスト達のはっちゃけた演技力、良い感じに原作の雰囲気を壊さないギャグの再現などもあり、評価はまずまずといったところ。監督が同じためか実写版[[銀魂]]に出演してるキャストが多かったりする。 なお、登場人物の名前は[[超能力]]関連用語のダジャレになっているがその人物が元ネタになった超能力を使えるわけではない(とはいえ性格が元ネタに沿ったキャラも多少いるが)。 作中で超能力が使えるのはあくまで楠雄のみである(ただし、別種の能力者や神をも越える強運の持ち主もいる)。 *主な登場人物 **[[斉木楠雄]](さいき くすお) ***CV:[[神谷浩史]]/演:山崎賢人 本作の主人公。16歳。生まれ付き特異な力を持つ超能力少年。 ピンク色の髪に二つのアンテナ(超能力の制御装置)のようなものを付けており、眼鏡のレンズは緑色という派手な出立ちをしているが、 マインドコントロール能力で目立たなくしている。 先天的に授かった数々の超能力と、生後間もない赤子の状態でもプロレスラーをぶちのめせるくらいの人類を超越した身体能力を持って生まれた。 その驚異的なポテンシャル故に努力をせずともなんでも完璧にこなせてしまい、 誰かと協力して何かを成し遂げるという経験もなければ全力を出して何かをすることもできず、 達成感や感動といった感情を味わったことがないため「生まれつき全てを奪われた人間」を自称する。 ちなみに勉強に関しては超能力に頼らなくとも高校レベルは難なくこなせる。 更に自分が望まなくても他人の心の声がテレパシーで無差別かつ自動的に聞こえてしまうという体質であるため、高校生とは思えないほど非常にクールでドライな性格。 基本的に辛辣な毒舌家であり、ツッコミそのものは真っ当であるのだが、他人(というか地球上に存在する全ての生物)を下に見る節がある。 ただし、現在の社会をぶち壊そうというような気は全くなく、基本的なスタンスは常識人そのもので犯罪行為も極力犯さないよう気を付けている。 名前の由来はサイキックス。人気投票では断トツの1位を獲得。 コミックでは12、22、23巻を除く全ての表紙に登場して表紙をメインで飾るキャラにツッコミを入れている。詳しくは個人項目を参照。 **[[燃堂力]](ねんどう りき) ***CV:[[小野大輔]]/演:新井浩文 読切版から登場しているクラス一の不良。全く何も考えずに本能で行動している本作一のバカのため、楠雄がテレパシーで思考を読めない唯一の人物。 [[モヒカン]]頭で一部は金髪、剃り込みが入っている、左目に傷があるほか、高校生にしては異様に老けた顔をしている(ちなみに両親共に全く同じ顔)。 ひょんなことから斉木と関わりを持ち、「相棒」と呼んでよくラーメンを食べに行こうと誘ってくるが、楠雄からは思考が読めないため鬱陶しがられていた。 凶悪な容姿をしているが、実際は情に厚く義理堅い律儀な性格。友情を大切にし、弱い者に気を遣うなど面倒見も良い。 だがその容姿と全く先の読めない言動から、同級生からは距離を置かれている。しかし本人は全くそのことに気づいていない(距離を置かれてると言っても純粋で男気のある性格でもあるため鳥束や高橋に比べると周りからの扱いはぞんざいではない)。 基礎体力は抜群で、体育などで大活躍を遂げることも多い。 というよりギャグマンガの名に恥じないレベルの身体能力を持つ。 名前の由来は念動力。人気投票3位。コミックでは2巻、22巻に登場して後者は両親と共に表紙を担当した。詳しくは個人項目を参照。 **[[海藤瞬]](かいどう しゅん) ***CV:[[島﨑信長]]/演:吉沢亮 自称「漆黒の翼」。読切版から登場しており、斉木の友人を自認している。 刺々しい髪形と小柄な体格が特徴。腕には包帯を巻いている。 見た目はクールだが重度の[[中二病>厨二病]]にかかっており、「悪の組織『ダークリユニオン』と戦う漆黒の翼」というキャラを演じている。 事あるごとにクサい台詞を吐いて目立とうとするが常に失敗に終わるため、クラスでも燃堂と並んで浮いた存在。 だが、実際は心優しく非常に繊細で、臆病かつ引っ込み思案な性格の持ち主である。 根が純粋で騙されやすいため、斉木の手によって海藤自身は与り知らぬところで何度か詐欺から助けられている。 燃堂と共に自発的に楠雄の友人となり、なんだかんだで一緒に行動することが多い。 名前の由来は瞬間移動。人気投票2位。コミックでは3巻、23巻に登場して後者では母と姉弟と共に表紙を担当した。詳しくは個人項目を参照。 **[[灰呂杵志]](ハイロ キネシ) ***CV:[[日野聡]]/演:笠原秀幸 とにかく暑苦しい性格の[[熱血]]少年。その姿は正に[[松岡修造]]…というか彼のモデルは作者公認であり守護霊も彼の生霊であるらしい。 まっすぐで公正な性格のため人望が厚く、彼のリーダーシップ溢れる言動にクラスメイトがついていく傾向があり、教師からも頼りにされている。 クラスでは浮いた存在の燃堂に対しても偏見を持たずに体育の[[ライバル]]として接しているが、 楠雄とは別のベクトルで常人離れした身体能力を持つ燃堂に勝つためにちょっとずるい手を使うなど、少年らしい一面もある。 名前の由来はパイロキネシス。人気投票13位。4巻表紙担当。詳しくは個人項目を参照。 **[[照橋心美]](てるはし ここみ) ***CV:[[茅野愛衣]]/演:橋本環奈 本作の[[ヒロイン>メインヒロイン]]。青みがかったストレートの黒髪を持ち、その美貌は他校に知れ渡るどころか海外からアラブの石油王まで呼び寄せ、挙げ句この世界の[[神様>神]]ですら惚れてしまうスーパー美少女。 全ての男はあまりの美貌故に彼女の前ではほぼ例外なく挙動不審状態に陥り、「おっふ!……て、照橋さん……!」と全く同じ反応をしてしまう(通称おふる)。 ただ美しいだけでなく、誰に対しても優しく公正な性格の[[完璧超人]]…というのは表向きの演技であり、 本性は自身の美貌に絶対の自信を持ち、「誰もに愛される完璧な美少女」と豪語する腹黒少女。 ガキっぽい取り巻きの男子生徒達も内心では見下しており、校内のみならず世の中の男達を自らの美貌で思い通りに動かすことに快感を覚えている。 名前の由来はテレパシー、心を見る、心が美しい。人気投票6位。 単行本の表紙は5巻、12巻、15巻と斉木に次いで表紙を飾っている。詳しくは個人項目を参照。 **[[鳥束零太]](とりつか れいた) ***CV:[[花江夏樹]] 超能力少年に対抗してこちらは霊能力少年。髪は紫色で頭に白い布を巻いている。誰に対しても「〜ッス」と体育会系の口調で喋る。 幼い頃から守護霊、浮遊霊、地縛霊などを見たり話をしたりすることが出来るが触れることはできない。また外見だけでは霊と人間と区別出来ないらしい。 利己的で身勝手だが特に悪意はなく欲望に忠実で、可愛い女子に過剰に接近したり、霊能力を金儲けに使えないかと考えるなど、 寺生まれでありながら煩悩の塊で無類のスケベ。 登場する時は大抵女生徒に対して何らかのアプローチに及んでおり、その姿は一見すると犯罪者染みている。 作者含め楠雄からは「目の澄んだクズ」と言われており主要人物内でも特に底辺な扱いで容赦なくその軽薄さを見下しているが、家族以外では数少ない斉木の超能力を知る存在として重宝されることも。 名前の由来は「取り憑かれた」。人気投票4位。7巻表紙担当。詳しくは個人項目を参照。 **[[夢原知予]](ゆめはら ちよ) ***CV:[[田村ゆかり]] ロマンチストな性格で、好きになった相手を過度に美化してしまうタイプの夢見がちな少女。茶色のボブヘアに[[カチューシャ]]が特徴。 生まれたてのヒヨコ並みに惚れっぽく、好きな相手がコロコロ変わる。 [[沖縄>沖縄県]]での修学旅行で照橋に絡んだ現地の不良達に惨めな思いをさせられたが、 自分を庇って助けてくれた海藤に強く惹かれてしまい、現在もアピールを続けている。 他のメンツに劣らない美少女ではあるのだが太ってしまったり乳を出したりとギャグ扱いが多い。 名前の由来は予知夢。人気投票12位。8巻表紙担当。詳しくは個人項目を参照。 **[[目良千里]](めら ちさと) ***CV:[[内田真礼]] 他人の名前が入ったお古の体操着を着るほどの貧乏な薄幸少女。やや[[ドジっ娘]]だが素直で人の良い性格のため、女性に対して辛辣な楠雄からの評価は良い方。 片方だけレンズの入っている眼鏡をかけた黒髪おさげが特徴。重度の貧乏生活とは裏腹にスタイルは非常によい。 幼い二人の弟や妹、病弱な母親のために、数多くのアルバイトを掛け持ちしている苦労人。 一日水しか飲まない日もあるなど普段の食生活が非常に貧相なため、食べ物には目がなくかなりの大食いで、 他人が不味いと感じるものでも平然と食べたり試食を見ると我を忘れたりする。 名前の由来は千里眼。人気投票の結果は32位と、他のメインキャラに比べてあまり伸びなかった。11巻表紙担当。詳しくは個人項目を参照。 **[[窪谷須亜蓮]](くぼやす あれん) ***CV:[[細谷佳正]]/演:賀来賢人 [[茨城>茨城県]]から来た2人目の転校生。一見メガネをかけた地味で真面目そうな風貌だが、実は凶暴極まりない本性を持つ元ヤンキーで、暴走族・炎栖覇(えすぱあ)のリーダー。 転校を機に改心し、[[真面目>まじめ(真面目)]]に生きていくことを誓うが、未だに喧嘩っ早く本性が見え隠れすると「!?」に。 一方で曲がったことを嫌い、友情を大切にする一面も持つ。転校生キャラではもっとも出番が多い。 転校生キャラの中では彼のみ実写映画にも登場している。 名前の由来はクレアボヤンス。9巻表紙担当。詳しくは個人項目を参照。 **[[才虎芽斗吏]](さいこ めとり) ***CV:松風雅也 [[サザエさん時空]]でもあるこの漫画で恒例になりつつある2学期の転校生3人目。 髪型が日曜夕方の某国民的アニメの金持ち小学生にそっくりだが、彼と同じく漫画によくいる典型的な金持ちキャラ。 札束でお風呂に入ったり外出はリムジンで移動したり自分の家をテーマパークにするなど、この手のキャラらしく金の力を遺憾無く発揮しており、性格もやはり何でも金で解決できると思っている。 様々なコネと繋がっているので、その気になれば気に入らない相手の身内を左遷させてしまう事も。 名前の由来はサイコメトリー。13巻表紙担当。 実は登場人物の中でも身長が低めで楠雄より低い。 詳しくは個人項目を参照。 **[[相卜命]](あいうら みこと) ***CV:[[喜多村英梨]] 鳥束、窪谷須、才虎に続く2学期の転校生キャラ4人目。 転校生キャラでは初めての女性で男子生徒が期待していたが… 褐色で金髪のいわゆる一昔前のコギャル系で微妙な反応をされてしまうが目良と同じく[[巨乳]](鳥束曰く89cm)。 実は斉木、鳥束に続く新たなる能力者で一見適当に見えるが占いをしたりさらにオーラが見える。 紆余曲折を経て鳥束に続き斉木の超能力を知る人物になった。 同時に彼が運命の相手でもあったのでそのまま恋に落ちてしまった。 斉木の「能力を隠して平穏に生きる」という考えには否定的。 名前の由来は命・卜・相。17巻表紙担当。 アニメ版では2期から登場しているがゲーム版では先に登場しており、中の人もそのまま続投した。 詳しくは個人項目を参照。 **[[明智透真]](あけち とうま) ***CV:[[梶裕貴]] もはや飽きられつつある2学期の転校生キャラ5人目。 オーラは0と1の奔流、守護霊は探偵のような風貌の渋い霊。 とにかくお喋り且つ長文で生徒からドン引きされたが、一目見て窪谷須の正体を見破るなど頭の回転が早く洞察力が鋭い。 また、事あるごとにおもらしする事を会話に混ぜる事が多い。 斉木とは小学校の同級生だが…。 名前の由来は透明。21巻表紙担当しているがさらに裏では…。 詳しくは個人項目を参照。 **[[梨歩田依舞]](りふた いむ) ***CV:M・A・O 後輩の1年生。[[ツインテール]]の美少女。 その容姿で周囲の男子を思いのままに動かしてきた。進学先でも男子の人気を集めるが、照橋の人気には全く歯が立たず。斉木曰く「照橋さんよりまだ可愛げがある」。 何とか照橋を陥れようと画策している際、彼女が斉木を思っていることを知り利用しようと接近。照橋を追っ払う目的で斉木を利用として彼も敢えて乗るつもりでOKしたが、逆に惚れてしまう結果に…。 名前の由来はタイムリープ。照橋と共に15巻表紙担当。詳しくは個人項目を参照。 **[[高橋>高橋(斉木楠雄のΨ難)]](たかはし) ***CV:[[村田太志]] [[モブキャラ]]代表。緑色のアフロ頭とタラコ唇が特徴。 いろいろと灰汁の強いクラスメイト達の中では比較的常識人だが不真面目で非行が多く、運もかなり悪い。残念な印象だけが目立つため、周囲に馬鹿にされやすい。 斉木からは内心で「みんなの人気者高橋さん」などと皮肉を込めて雑に持ち上げられる事がある。ただ、実際は彼から嫌われている。詳しくは個人項目を参照。 **[[佐藤広>佐藤広(斉木楠雄のΨ難)]](さとう ひろし) ***CV:[[小野賢章]] 鳥束と同じクラスにいる男子生徒。 一応モブ扱いだが無駄にキャラが強い高橋よりよっぽどモブに近い。 超能力者故に普通に生きたい斉木が甘い物以外に興味を持つくらいに何においても普通。 …というより勉強運動から日常生活の些事に至るまで、全てが平均値・中央値を取るという最早異能に片足を突っ込んでいる。 また、彼の所属する野球部は妙にキャラの濃いメンバーばかりで「ベタな展開を呼ぶ体質」と斉木に評されていた。 名前が超能力由来以外のキャラながら18巻の表紙に抜擢された。詳しくは個人項目を参照。 **[[鈴宮陽衣]](すずみや ひい) ***CV:[[東山奈央]] 2学期の転校生キャラ6人目且つ最後の新キャラ。 元祖転校生キャラの鳥束のクラスに転校してきた[[アホ毛]]が特徴の少女。 特筆すべきは恐ろしいほどの不運体質で彼女が何かするたび命がいくつあっても足りない状況が次々と発生する。あの煩悩の塊である鳥束ですら「さすがにあの子だけは無理」と言わしめたほど。 アニメ版ではΨ始動編(3期)で登場。 名前の由来はヒーリング。25巻表紙担当しているが…。詳しくは個人項目を参照。 **松崎先生 ***CV:山口太郎 斉木達の学校に勤務する体育教師。 口うるさく生徒指導に熱心で、何かと説教が多いため生徒達から嫌われていたが、テレパシー能力を持つ斉木からは生徒思いのいい先生だと一目置かれている。 口うるさいのは生徒のためを思っての心からの行動であり、 不良生徒が退学にならないよう方々で頭を下げたり、偽ラブレター事件で生徒に対する真摯な思いを語ったりと、生徒の前ではあまり見せない男前な一面を披露。 修学旅行では生徒達と遊ぶためにUNOを持ってきていたりお茶目な一面もあり、などの学校行事を通じて以前は反感を抱かれていた生徒達とも仲よくなっていき、現在はなんだかんだで慕われている。マラソン大会では全てのチェックポイントに移動しつつ生徒を監視するなど体育教師だけあってなかなかの体力の持ち主。人気投票33位。 **井口工(いぐち たくみ) ***CV:[[鳥海浩輔]] 2度目の火山噴火阻止を失敗した次の話で斉木のクラスの担任になった新任教師。 若いながらも教師としての能力は優秀で人格者なのだが変質者のような顔&s(){は灰呂ですら揺らいでいたほど}のせいで周りからは如何わしく捉えられてしまう。このため初対面時の校長から「君、ふざけているのかね?」と怪しまれたり夢原からは初対面時にケダモノ呼ばわりされたりすれ違った鳥束からは同類と勘違いされたりしているが、才虎からの買収に屈せずやんわりと彼を咎めるなど教師の鑑と言える。 24巻表紙担当で名前が超能力由来以外では佐藤広に次いで2人目。 アニメ版ではΨ始動編(3期)で登場。 **[[斉木國春]](さいき くにはる) ***CV:岩田光央/演:田辺誠一 斉木楠雄の父。他人の靴を舐めて媚び諂うことに定評のあるサラリーマン。 だらしない&s(){のび太のような}性格で、何かと息子&s(){クスえもん}の超能力に頼ろうとするため彼の頼みは極力聞かないようにしてるらしい。 現在は漫画雑誌・コニャックの編集者だが、仕事をコロコロ変えるらしい。 それでいて立派なマイホームを持ち、家族を養っているあたり実はかなり有能なのではないだろうか。 息子が超能力者であることも全く気にすることなく、むしろ積極的に活用することを推奨しちゃうおおらかな人物。 妻とひたすらイチャイチャするバカップルの面が強調されてるが、実は楠雄に対する愛情も久留美と同じだけある。 実年齢は39才だが肌年齢は53才である。 人気投票14位だが息子の好物であるコーヒーゼリーより下である。妻と共に6巻表紙担当。詳しくは個人項目を参照。 **[[斉木久留美]](さいき くるみ) ***CV:愛河里花子/演:内田有紀 斉木楠雄の母。主婦。 普段はとても温厚で、愛する旦那と息子の成長の支えにもなっているのだが、 家族をバカにされたりすると別人のようにブチギレし、誰にも手を付けられない般若と化す。 夫とはまるで思春期のバカップルのように仲がよく、息子のこともとても高校生とは思えないほど溺愛しているため、 良く言えば[[天然]]、悪く言えばドジ…いや、アホな一面があり詐欺などにしょっちゅう騙されてしまい 時には悪意も自覚もないトラブルメーカーと化すことも。 息子の超能力に関してもおおらかに受け入れているが、夫とは違い積極的に使わせることには反対の様子。 人気投票9位。夫と共に6巻の表紙も飾った。詳しくは個人項目を参照。 **[[斉木空助]](さいき くうすけ) ***CV:野島健児 斉木楠雄の兄。幼少時に弟をバケモノ呼ばわりするなど兄弟仲は極めて悪い(しかし空助が楠雄にちょっかいを出さなければ普通に会話したり意見が合ったりする場面もあるため心底仲が悪いわけではない)。 斉木の超能力を抑える装置を開発したマッドサイエンティストとして本誌に登場した謎の多い人物。 生まれた頃からの[[超天才>天才]]児であらゆる事も難なく出来ていたが、超能力者である楠雄があっさりと自分を追い抜いていき、楠雄に勝負を挑んでも勝つことが出来なくなってしまった。 その実態は「自分に勝てるのは楠雄しかいない」という歪んだドM思考で、勝負に負けても悔しがるどころか恍惚の表情を浮かべるほど。 楠雄から嫌われてるのもつまりそういうことである。 楠雄に勝負を挑み続けているのは彼と「ある賭け」をしていて、その賭けに勝つ事で弟を救いたいと考えていたからである。 ちなみに弟以外にはドSで照橋にとっての天敵の一人(ただし初詣の際には照橋からの逆襲を受けた)。10巻表紙担当。詳しくは個人項目を参照。 **[[斉木熊五郎]](さいき くまごろう) ***CV:[[山寺宏一]] 斉木楠雄の祖父。 見た目は厳格だが実は[[ツンデレ]]で内心は終始デレている。 しかし、國春に対してだけは完全にツンしかない。 たまたま街で道に迷っていた所を出くわした照橋を楠雄の嫁にふさわしいと気に入る。また燃堂とも意気投合している。 ちなみに彼が初めて登場した話は好きなエピソードランキングでトップに輝いた。妻と共に20巻表紙担当。 なお、両親と同じくこちらも妻の中の人とは放送当時はリアル夫婦だった。詳しくは個人項目を参照。 **斉木久美(さいき くみ) ***CV:[[田中理恵>田中理恵(声優)]] 斉木楠雄の祖母。 楠雄曰く還暦を過ぎているが40代といわれても通じそうなくらい若々しい。初対面の人にも30代に見えると言われている。 ただ、ノリがあまりに若々しすぎてついていけないことも。 服装も若者寄りでミニスカートが多い。 相卜と意気投合し、孫の嫁にふさわしいと気に入る。 **[[照橋信>六神通/照橋信]](てるはし まこと)/六神通(むがみ とおる) ***CV:[[前野智昭]] トップアイドルにして照橋心美の実兄。 妹と同じく容姿端麗だが性格もまた妹と同じ…或いは妹以上に難がある。 その本性は兄妹という関係すらお構い無しの重度の[[シスコン>シスターコンプレックス]]。 妹に近づこうとする人物には容赦なく妹が斉木と関わった事を知ると彼に会うたび容赦なく罵詈雑言を浴びせている。しかしその一方で有事の際は利害の一致から斉木を利用することもしばしば。 空助とは別ベクトルでめんどくさい兄。 名前の由来は通信、六神通。 妹と共に12巻表紙を担当するが当の妹からは関東一くらいのイケメンと認識されている。詳しくは個人項目を参照。 **入達遊太(いりだつ ゆうた) ***CV:[[小林由美子]] 風船を木に引っかけてしまいひょんな事から斉木が助けてしまいなついてしまった少年。 実は無自覚のまま迷子になっていて斉木の協力で無事に親と再会したが斉木家の隣へ引っ越し中であった。 「改造人間サイダーマン2号」のファンであり、斉木をその主人公と思い込んでいる。 子供故に無邪気な性格で時に無自覚な言動でトラブルの発端になりやすく自身の魅力が全く伝わらない照橋の数少ない天敵の1人。 ただし彼女がサイダーマンの登場人物「ピーチティガール」に似ていると空目して以来は彼女にもなつくようになった。 名前の由来は幽体離脱。16巻表紙担当。 余談だが、中の人はアニメ2期終了後に[[別の世界の5歳児>野原しんのすけ]]の後任になった。 **[[蝶野雨緑]](ちょうの うりょく)/中西宏太(なかにし こうた) ***CV:[[森久保祥太郎]]/演:ムロツヨシ イリュージョニスト。 実は連載開始以前の読み切り版から登場している古参キャラでもある。 ひょんな事からマジックができると思い込み、その最中で斉木と出会い彼の超能力を見て師匠と崇めている。 ちなみにバツ1だがその元妻は…。 イリュージョニストとしての成長は著しく最終回付近では斉木も驚くほど上手くなっていた。 名前の由来は超能力、中に仕込んだ。14巻表紙担当。詳しくは個人項目を参照。 **池見華寿弥(いけみ かずや) ***CV:清川元夢 蝶野の助手、登場初期はマイケルと呼ばれていた。通称イケさん。元々はホームレスだったが彼も蝶野の助手になってからはマジシャンとして著しく成長している。 中の人は80過ぎの大ベテラン。 蝶野と共に14巻表紙担当。詳しくは蝶野雨緑の項目を参照。 **[[アンプ>アンプ(斉木楠雄のΨ難)]] ***CV:[[松岡禎丞]] 壁に挟まっていたところを斉木に助けられた野良猫。 斉木のテレパシーは動物の心も読めるが甘やかされて育てられたため傲慢な性格をしている。 猫派ではない斉木に鬱陶しがれた事で斉木家に居座ろうと画策するが久留美が猫アレルギーのため失敗に終わる。 その後、雌猫のプシーに恋をして猫化した斉木と協力するがやはり失敗に終わってしまった。小力2号と共に19巻表紙担当。詳しくは個別項目を参照。 名前の由来はアンプシー。 猫の世界としてはブサメンの部類らしい。 **小力2号 ***CV:[[小松未可子]] 関西弁のハムスター。 飼い主とはぐれて迷子になっていたところ斉木と遭遇し、色々あって燃堂に飼われることになる。 ちなみに♀である。詳しくは燃堂力の項目を参照。 *その他の登場人物 **島京香 ***CV:櫻井浩美 斉木が所属する2年巛組の担任を勤めている女性教師。 主に2学期の転校生を紹介する時に登場する。 モデルは『ぼくのわたしの勇者学』の茨城ムチコ。 **金剛剛 ***CV:新垣樽助 燃堂と別ベクトルの強面生徒。 素行不良で問題児扱いされているが、松崎先生にとってはかつての教え子でもあったため何とか彼を卒業させようとしていた。 斉木の超能力で松崎先生の気持ちを知る事になり、これまでの行いを反省して身なりや言動が品行方正になった。 出席日数が足りなくて最初は留年するもその後、別人のような姿になって東大に合格してPK学園を卒業した。 **魂の叫び 第8Χで登場したミュージシャン。 うさんくさい音楽プロデューサーに騙された事で借金を背負い自殺しようとするが斉木と燃堂の活躍によってもう一度やり直す事を決めた。 その後も忘れた頃に再登場しているがアニメ版ではセリフがないため最終回付近で再登場した時はその事について斉木から突っ込まれている。 **毒島進 ***CV:[[飛田展男]] 第40Χで登場したセールスマン。 疑う事を全く知らない久留美を言葉巧みに騙して次々と商品を買わせていたが、楠雄の強制以心伝心によって心の声が久留美に聞こえた事で彼女の逆鱗に触れて退散した。 **中丸工作 ***CV:野島裕史 第81Χで登場した勤続四か月の家電量販店員。 テレビを買いに来た斉木に家電を買わせようとするが相手が超能力者なため全く話術が通用しなかったが、斉木がゼリーメーカーに食い付いた事で怒涛の話術を駆使して斉木にゼリーメーカーやその他諸々を買わせる事に成功した。 かつて亀有の研修先で[[眉毛のつながった警官>両津勘吉]]に値引かされた事が苦い思い出になっている。 中の人は空助役の兄である。 **真鍋梅久 ***CV:バイク川崎バイク 第112Χで登場した自動車学校の教官。 スキンヘッドでグラサンという強面だが何故か定期的にBKBのフレーズを使用する。 アニメ版ではまさかの元ネタ本人が声を担当した。&s(){『ぶっちゃけ』芸人だから『声』の演技は『棒すぎる』!!B.K.B!!ヒィィアッ!!} **三上愛子 ***CV:相沢梨紗 第122Χで登場した女子テニス部の生徒。 ダメ男好きで鳥束に好意を抱いていたが斉木によって鳥束が調子に乗った事で冷めてしまった。 中の人はでんぱ組.inc。 **浄天真子 ***CV:榎あづさ 第156Χで登場した新聞部部長の女子生徒。 部員の亀今と一緒に[[面白ければ平気で嘘も書く>マスゴミ]]ジャーナリズムの欠片もない問題人物であり、無人島から生還した斉木を問い詰めるが当然ながら返り討ちにされた。 ゲストキャラながら名前が超能力由来であり、元ネタは浄天眼。 *エピソード項目一覧 [[熱血!ドッジボール(斉木楠雄のΨ難)]] [[Ψ低最悪!?燃堂父(斉木楠雄のΨ難)]] [[今度こそΨ会!蝶野雨緑(斉木楠雄のΨ難)]] [[クソゲーΨ新作!オルファナスストーリー(斉木楠雄のΨ難)]] [[揃う!燃堂夫Ψ(斉木楠雄のΨ難)]] [[文化Ψ打ち上げへ行こう(斉木楠雄のΨ難)]] [[お茶の子ΨΨ!わらしべ長者(斉木楠雄のΨ難)]] [[Ψ悪のアルバイター(斉木楠雄のΨ難)]] [[激走!ランナーズΨ!(斉木楠雄のΨ難)]] [[テンションΨ高潮!カラオケ会(斉木楠雄のΨ難)]] [[Ψ低の料理人(斉木楠雄のΨ難)]] [[粉Ψ!サプライズパーティー(斉木楠雄のΨ難)]] [[恐怖!連Ψ○回目の呪い(斉木楠雄のΨ難)]] [[レンタルビデオ屋のΨ難(斉木楠雄のΨ難)]] [[無病息Ψお祈り致します!!(斉木楠雄のΨ難)]] [[入浴Ψ不要!秘湯巡り(斉木楠雄のΨ難)]] *余談 作者は第100Χのアニメ及びアニメ第2期最終回で天の声役で出演しており、実写版でも一瞬だけ顔出し出演している。主題歌も担当したでんぱ組.incの大ファンだがその初期メンバーでもある古川未鈴と2019年9月18日に結婚を発表した。 追記修正は超能力者の方にお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,87) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() 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&font(#6495ED){登録日}:2013/12/28 Sat 21:33:00/ &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 30 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(7){&bold(){&color(springgreen,deeppink){ギャグ史上Ψ大の超笑能力!?}}}} *概要 『斉木楠雄のΨ難』とは、[[週刊少年ジャンプ]]で2012年24号から2018年13号まで連載されたギャグ[[漫画]]。連載終了後は同年30号まで4コマ漫画を掲載していた。 作者は『[[ぼくのわたしの勇者学]]』で知られる麻生周一。 元々は「超能力者 斉木楠雄のΨ難」というタイトルで『少年ジャンプNEXT!』2010SUMMERに読切として掲載されており、読切が好評を受けたのか2011年22号にジャンプ本誌で初掲載され、 さらに同年27・29・33・42・43・50号と合計7回に渡ってジャンプ本誌で主に代原として掲載されていた。 ちなみに掲載される時はもっぱらCカラーだったり7回の読みきり+別の読切を載せたコミックス0巻が発売されている。 そしてついに2012年24号で本誌連載に至ったが、作者は後にこの頃の多忙さで連載するかどうかで迷ったらしい。 連載版でも後述のエクササイズやCカラーやジャンプのお祭り企画に参加するなど、連載中も様々な企画が行われていた。 Cカラーの回数が多く、2014年の12号に至っては&bold(){インフルエンザに気をつけてCカラー}という非常にアバウトな理由でCカラーを貰っている。 (ちなみにその次の号は『[[ワールドトリガー]]』の作者がインフルエンザでダウンし緊急休載になった) 吹き出しを使って喋らない主人公・楠雄のモノローグ調で物語が進むのが特徴。 淡々とした面白みがあり、思わずクスッとなるような笑いが多い。 時事ネタや風刺ネタ、[[メタ発言]]など作者のデビュー作でもある勇者学からのノリは健在。 時にはやたら手の込んだ手抜き構成で笑わせてくることも多い(例:[[こち亀>こちら葛飾区亀有公園前派出所]]を雑にパロってツッコミ所満載にする)。 早い話、この作品は内容が「スゴい」のではなくエピソードの作り方が「上手い」のである。 基本的に1話完結だが、修学旅行編など数話続くエピソードもある。 話数のカウントは 第○Χ(カイ)。タイトルにはだいたいΨ(サイ)が入る。 第81Χまで話の終わり、Cカラーの次のページに超能力エクササイズというクイズが載ってあり、ゲームブックとして単行本化された。 第82Χからは入れ替わりで超能力エクササイズ2・Ψコロジーという性格診断をやるようになった。 単行本は全26巻+読切作品をまとめた短編集+ノベライズ2冊+ゲームブック+キャラクターガイドブックが発売されている。累計発行部数は600万部。 2012年9月以降3回に渡りVOMIC化され、2013年8月にはジャンプLIVEにてFlashアニメ化もされた。 『[[暗殺教室]]』とは作者の出身地繋がりで2度ほど入間市を舞台にコラボ漫画を描いており、 斉木側は単行本4巻と6巻、暗殺側は2巻と7巻にそれぞれ掲載されている。 そして連載5年目にしてようやくTVアニメ化。2016年に第1期、2018年に第2期が放送され、第2期[[最終回]]で新作アニメが予知され、その後同年12月28日に完結編が放送されアニメ版も完結。カットされたエピソードもいくつか存在するが本作は原作の最初から最後まで映像化が実現した作品の一つとなった。 …と思いきや2019年、NETFLIXでまたまた続編(Ψ始動編)の制作が決まり、Ψ始動編(3期)で上記のカットされたエピソードも一部を含め同年12月30日に全6話で配信された。 テレ東のおはスタで平日毎日約5分、それをまとめたのを日曜深夜に放送されていた。 尺の都合か登場人物がデフォルトでやや早口に喋っていて、それをちょくちょくネタにされる。 深夜版はOPとED、アイキャッチや[[次回予告]]がある。 ちなみにTVアニメよりだいぶ先に映画実写化が決まっているが具体的な情報は未定続きだったが ようやく続報が明かされ2017年に公開された。ストーリーは原作のPK祭のエピソードをベースにしておりキャラクターの完成度の高いコスプレやキャスト達のはっちゃけた演技力、良い感じに原作の雰囲気を壊さないギャグの再現などもあり、評価はまずまずといったところ。監督が同じためか実写版[[銀魂]]に出演してるキャストが多かったりする。 なお、登場人物の名前は[[超能力]]関連用語のダジャレになっているがその人物が元ネタになった超能力を使えるわけではない(とはいえ性格が元ネタに沿ったキャラも多少いるが)。 作中で超能力が使えるのはあくまで楠雄のみである(ただし、別種の能力者や神をも越える強運の持ち主もいる)。 *主な登場人物 **[[斉木楠雄]](さいき くすお) ***CV:[[神谷浩史]]/演:山崎賢人 本作の主人公。16歳。生まれ付き特異な力を持つ超能力少年。 ピンク色の髪に二つのアンテナ(超能力の制御装置)のようなものを付けており、眼鏡のレンズは緑色という派手な出立ちをしているが、 マインドコントロール能力で目立たなくしている。 先天的に授かった数々の超能力と、生後間もない赤子の状態でもプロレスラーをぶちのめせるくらいの人類を超越した身体能力を持って生まれた。 その驚異的なポテンシャル故に努力をせずともなんでも完璧にこなせてしまい、 誰かと協力して何かを成し遂げるという経験もなければ全力を出して何かをすることもできず、 達成感や感動といった感情を味わったことがないため「生まれつき全てを奪われた人間」を自称する。 ちなみに勉強に関しては超能力に頼らなくとも高校レベルは難なくこなせる。 更に自分が望まなくても他人の心の声がテレパシーで無差別かつ自動的に聞こえてしまうという体質であるため、高校生とは思えないほど非常にクールでドライな性格。 基本的に辛辣な毒舌家であり、ツッコミそのものは真っ当であるのだが、他人(というか地球上に存在する全ての生物)を下に見る節がある。 ただし、現在の社会をぶち壊そうというような気は全くなく、基本的なスタンスは常識人そのもので犯罪行為も極力犯さないよう気を付けている。 名前の由来はサイキックス。人気投票では断トツの1位を獲得。 コミックでは12、22、23巻を除く全ての表紙に登場して表紙をメインで飾るキャラにツッコミを入れている。詳しくは個人項目を参照。 **[[燃堂力]](ねんどう りき) ***CV:[[小野大輔]]/演:新井浩文 読切版から登場しているクラス一の不良。全く何も考えずに本能で行動している本作一のバカのため、楠雄がテレパシーで思考を読めない唯一の人物。 [[モヒカン]]頭で一部は金髪、剃り込みが入っている、左目に傷があるほか、高校生にしては異様に老けた顔をしている(ちなみに両親共に全く同じ顔)。 ひょんなことから斉木と関わりを持ち、「相棒」と呼んでよくラーメンを食べに行こうと誘ってくるが、楠雄からは思考が読めないため鬱陶しがられていた。 凶悪な容姿をしているが、実際は情に厚く義理堅い律儀な性格。友情を大切にし、弱い者に気を遣うなど面倒見も良い。 だがその容姿と全く先の読めない言動から、同級生からは距離を置かれている。しかし本人は全くそのことに気づいていない(距離を置かれてると言っても純粋で男気のある性格でもあるため鳥束や高橋に比べると周りからの扱いはぞんざいではない)。 基礎体力は抜群で、体育などで大活躍を遂げることも多い。 というよりギャグマンガの名に恥じないレベルの身体能力を持つ。 名前の由来は念動力。人気投票3位。コミックでは2巻、22巻に登場して後者は両親と共に表紙を担当した。詳しくは個人項目を参照。 **[[海藤瞬]](かいどう しゅん) ***CV:[[島﨑信長]]/演:吉沢亮 自称「漆黒の翼」。読切版から登場しており、斉木の友人を自認している。 刺々しい髪形と小柄な体格が特徴。腕には包帯を巻いている。 見た目はクールだが重度の[[中二病>厨二病]]にかかっており、「悪の組織『ダークリユニオン』と戦う漆黒の翼」というキャラを演じている。 事あるごとにクサい台詞を吐いて目立とうとするが常に失敗に終わるため、クラスでも燃堂と並んで浮いた存在。 だが、実際は心優しく非常に繊細で、臆病かつ引っ込み思案な性格の持ち主である。 根が純粋で騙されやすいため、斉木の手によって海藤自身は与り知らぬところで何度か詐欺から助けられている。 燃堂と共に自発的に楠雄の友人となり、なんだかんだで一緒に行動することが多い。 名前の由来は瞬間移動。人気投票2位。コミックでは3巻、23巻に登場して後者では母と姉弟と共に表紙を担当した。詳しくは個人項目を参照。 **[[灰呂杵志]](ハイロ キネシ) ***CV:[[日野聡]]/演:笠原秀幸 とにかく暑苦しい性格の[[熱血]]少年。その姿は正に[[松岡修造]]…というか彼のモデルは作者公認であり守護霊も彼の生霊であるらしい。 まっすぐで公正な性格のため人望が厚く、彼のリーダーシップ溢れる言動にクラスメイトがついていく傾向があり、教師からも頼りにされている。 クラスでは浮いた存在の燃堂に対しても偏見を持たずに体育の[[ライバル]]として接しているが、 楠雄とは別のベクトルで常人離れした身体能力を持つ燃堂に勝つためにちょっとずるい手を使うなど、少年らしい一面もある。 名前の由来はパイロキネシス。人気投票13位。4巻表紙担当。詳しくは個人項目を参照。 **[[照橋心美]](てるはし ここみ) ***CV:[[茅野愛衣]]/演:橋本環奈 本作の[[ヒロイン>メインヒロイン]]。青みがかったストレートの黒髪を持ち、その美貌は他校に知れ渡るどころか海外からアラブの石油王まで呼び寄せ、挙げ句この世界の[[神様>神]]ですら惚れてしまうスーパー美少女。 全ての男はあまりの美貌故に彼女の前ではほぼ例外なく挙動不審状態に陥り、「おっふ!……て、照橋さん……!」と全く同じ反応をしてしまう(通称おふる)。 ただ美しいだけでなく、誰に対しても優しく公正な性格の[[完璧超人]]…というのは表向きの演技であり、 本性は自身の美貌に絶対の自信を持ち、「誰もに愛される完璧な美少女」と豪語する腹黒少女。 ガキっぽい取り巻きの男子生徒達も内心では見下しており、校内のみならず世の中の男達を自らの美貌で思い通りに動かすことに快感を覚えている。 名前の由来はテレパシー、心を見る、心が美しい。人気投票6位。 単行本の表紙は5巻、12巻、15巻と斉木に次いで表紙を飾っている。詳しくは個人項目を参照。 **[[鳥束零太]](とりつか れいた) ***CV:[[花江夏樹]] 超能力少年に対抗してこちらは霊能力少年。髪は紫色で頭に白い布を巻いている。誰に対しても「〜ッス」と体育会系の口調で喋る。 幼い頃から守護霊、浮遊霊、地縛霊などを見たり話をしたりすることが出来るが触れることはできない。また外見だけでは霊と人間と区別出来ないらしい。 利己的で身勝手だが特に悪意はなく欲望に忠実で、可愛い女子に過剰に接近したり、霊能力を金儲けに使えないかと考えるなど、 寺生まれでありながら煩悩の塊で無類のスケベ。 登場する時は大抵女生徒に対して何らかのアプローチに及んでおり、その姿は一見すると犯罪者染みている。 作者含め楠雄からは「目の澄んだクズ」と言われており主要人物内でも特に底辺な扱いで容赦なくその軽薄さを見下しているが、家族以外では数少ない斉木の超能力を知る存在として重宝されることも。 名前の由来は「取り憑かれた」。人気投票4位。7巻表紙担当。詳しくは個人項目を参照。 **[[夢原知予]](ゆめはら ちよ) ***CV:[[田村ゆかり]] ロマンチストな性格で、好きになった相手を過度に美化してしまうタイプの夢見がちな少女。茶色のボブヘアに[[カチューシャ]]が特徴。 生まれたてのヒヨコ並みに惚れっぽく、好きな相手がコロコロ変わる。 [[沖縄>沖縄県]]での修学旅行で照橋に絡んだ現地の不良達に惨めな思いをさせられたが、 自分を庇って助けてくれた海藤に強く惹かれてしまい、現在もアピールを続けている。 他のメンツに劣らない美少女ではあるのだが太ってしまったり乳を出したりとギャグ扱いが多い。 名前の由来は予知夢。人気投票12位。8巻表紙担当。詳しくは個人項目を参照。 **[[目良千里]](めら ちさと) ***CV:[[内田真礼]] 他人の名前が入ったお古の体操着を着るほどの貧乏な薄幸少女。やや[[ドジっ娘]]だが素直で人の良い性格のため、女性に対して辛辣な楠雄からの評価は良い方。 片方だけレンズの入っている眼鏡をかけた黒髪おさげが特徴。重度の貧乏生活とは裏腹にスタイルは非常によい。 幼い二人の弟や妹、病弱な母親のために、数多くのアルバイトを掛け持ちしている苦労人。 一日水しか飲まない日もあるなど普段の食生活が非常に貧相なため、食べ物には目がなくかなりの大食いで、 他人が不味いと感じるものでも平然と食べたり試食を見ると我を忘れたりする。 名前の由来は千里眼。人気投票の結果は32位と、他のメインキャラに比べてあまり伸びなかった。11巻表紙担当。詳しくは個人項目を参照。 **[[窪谷須亜蓮]](くぼやす あれん) ***CV:[[細谷佳正]]/演:賀来賢人 [[茨城>茨城県]]から来た2人目の転校生。一見メガネをかけた地味で真面目そうな風貌だが、実は凶暴極まりない本性を持つ元ヤンキーで、暴走族・炎栖覇(えすぱあ)のリーダー。 転校を機に改心し、[[真面目>まじめ(真面目)]]に生きていくことを誓うが、未だに喧嘩っ早く本性が見え隠れすると「!?」に。 一方で曲がったことを嫌い、友情を大切にする一面も持つ。転校生キャラではもっとも出番が多い。 転校生キャラの中では彼のみ実写映画にも登場している。 名前の由来はクレアボヤンス。9巻表紙担当。詳しくは個人項目を参照。 **[[才虎芽斗吏]](さいこ めとり) ***CV:松風雅也 [[サザエさん時空]]でもあるこの漫画で恒例になりつつある2学期の転校生3人目。 髪型が日曜夕方の某国民的アニメの金持ち小学生にそっくりだが、彼と同じく漫画によくいる典型的な金持ちキャラ。 札束でお風呂に入ったり外出はリムジンで移動したり自分の家をテーマパークにするなど、この手のキャラらしく金の力を遺憾無く発揮しており、性格もやはり何でも金で解決できると思っている。 様々なコネと繋がっているので、その気になれば気に入らない相手の身内を左遷させてしまう事も。 名前の由来はサイコメトリー。13巻表紙担当。 実は登場人物の中でも身長が低めで楠雄より低い。 詳しくは個人項目を参照。 **[[相卜命]](あいうら みこと) ***CV:[[喜多村英梨]] 鳥束、窪谷須、才虎に続く2学期の転校生キャラ4人目。 転校生キャラでは初めての女性で男子生徒が期待していたが… 褐色で金髪のいわゆる一昔前のコギャル系で微妙な反応をされてしまうが目良と同じく[[巨乳]](鳥束曰く89cm)。 実は斉木、鳥束に続く新たなる能力者で一見適当に見えるが占いをしたりさらにオーラが見える。 紆余曲折を経て鳥束に続き斉木の超能力を知る人物になった。 同時に彼が運命の相手でもあったのでそのまま恋に落ちてしまった。 斉木の「能力を隠して平穏に生きる」という考えには否定的。 名前の由来は命・卜・相。17巻表紙担当。 アニメ版では2期から登場しているがゲーム版では先に登場しており、中の人もそのまま続投した。 詳しくは個人項目を参照。 **[[明智透真]](あけち とうま) ***CV:[[梶裕貴]] もはや飽きられつつある2学期の転校生キャラ5人目。 オーラは0と1の奔流、守護霊は探偵のような風貌の渋い霊。 とにかくお喋り且つ長文で生徒からドン引きされたが、一目見て窪谷須の正体を見破るなど頭の回転が早く洞察力が鋭い。 また、事あるごとにおもらしする事を会話に混ぜる事が多い。 斉木とは小学校の同級生だが…。 名前の由来は透明。21巻表紙担当しているがさらに裏では…。 詳しくは個人項目を参照。 **[[梨歩田依舞]](りふた いむ) ***CV:M・A・O 後輩の1年生。[[ツインテール]]の美少女。 その容姿で周囲の男子を思いのままに動かしてきた。進学先でも男子の人気を集めるが、照橋の人気には全く歯が立たず。斉木曰く「照橋さんよりまだ可愛げがある」。 何とか照橋を陥れようと画策している際、彼女が斉木を思っていることを知り利用しようと接近。照橋を追っ払う目的で斉木を利用として彼も敢えて乗るつもりでOKしたが、逆に惚れてしまう結果に…。 名前の由来はタイムリープ。照橋と共に15巻表紙担当。詳しくは個人項目を参照。 **[[高橋>高橋(斉木楠雄のΨ難)]](たかはし) ***CV:[[村田太志]] [[モブキャラ]]代表。緑色のアフロ頭とタラコ唇が特徴。 いろいろと灰汁の強いクラスメイト達の中では比較的常識人だが不真面目で非行が多く、運もかなり悪い。残念な印象だけが目立つため、周囲に馬鹿にされやすい。 斉木からは内心で「みんなの人気者高橋さん」などと皮肉を込めて雑に持ち上げられる事がある。ただ、実際は彼から嫌われている。詳しくは個人項目を参照。 **[[佐藤広>佐藤広(斉木楠雄のΨ難)]](さとう ひろし) ***CV:[[小野賢章]] 鳥束と同じクラスにいる男子生徒。 一応モブ扱いだが無駄にキャラが強い高橋よりよっぽどモブに近い。 超能力者故に普通に生きたい斉木が甘い物以外に興味を持つくらいに何においても普通。 …というより勉強運動から日常生活の些事に至るまで、全てが平均値・中央値を取るという最早異能に片足を突っ込んでいる。 また、彼の所属する野球部は妙にキャラの濃いメンバーばかりで「ベタな展開を呼ぶ体質」と斉木に評されていた。 名前が超能力由来以外のキャラながら18巻の表紙に抜擢された。詳しくは個人項目を参照。 **[[鈴宮陽衣]](すずみや ひい) ***CV:[[東山奈央]] 2学期の転校生キャラ6人目且つ最後の新キャラ。 元祖転校生キャラの鳥束のクラスに転校してきた[[アホ毛]]が特徴の少女。 特筆すべきは恐ろしいほどの不運体質で彼女が何かするたび命がいくつあっても足りない状況が次々と発生する。あの煩悩の塊である鳥束ですら「さすがにあの子だけは無理」と言わしめたほど。 アニメ版ではΨ始動編(3期)で登場。 名前の由来はヒーリング。25巻表紙担当しているが…。詳しくは個人項目を参照。 **松崎先生 ***CV:山口太郎 斉木達の学校に勤務する体育教師。 口うるさく生徒指導に熱心で、何かと説教が多いため生徒達から嫌われていたが、テレパシー能力を持つ斉木からは生徒思いのいい先生だと一目置かれている。 口うるさいのは生徒のためを思っての心からの行動であり、 不良生徒が退学にならないよう方々で頭を下げたり、偽ラブレター事件で生徒に対する真摯な思いを語ったりと、生徒の前ではあまり見せない男前な一面を披露。 修学旅行では生徒達と遊ぶためにUNOを持ってきていたりお茶目な一面もあり、などの学校行事を通じて以前は反感を抱かれていた生徒達とも仲よくなっていき、現在はなんだかんだで慕われている。マラソン大会では全てのチェックポイントに移動しつつ生徒を監視するなど体育教師だけあってなかなかの体力の持ち主。人気投票33位。 **井口工(いぐち たくみ) ***CV:[[鳥海浩輔]] 2度目の火山噴火阻止を失敗した次の話で斉木のクラスの担任になった新任教師。 若いながらも教師としての能力は優秀で人格者なのだが変質者のような顔&s(){は灰呂ですら揺らいでいたほど}のせいで周りからは如何わしく捉えられてしまう。このため初対面時の校長から「君、ふざけているのかね?」と怪しまれたり夢原からは初対面時にケダモノ呼ばわりされたりすれ違った鳥束からは同類と勘違いされたりしているが、才虎からの買収に屈せずやんわりと彼を咎めるなど教師の鑑と言える。 24巻表紙担当で名前が超能力由来以外では佐藤広に次いで2人目。 アニメ版ではΨ始動編(3期)で登場。 **[[斉木國春]](さいき くにはる) ***CV:岩田光央/演:田辺誠一 斉木楠雄の父。他人の靴を舐めて媚び諂うことに定評のあるサラリーマン。 だらしない&s(){のび太のような}性格で、何かと息子&s(){クスえもん}の超能力に頼ろうとするため彼の頼みは極力聞かないようにしてるらしい。 現在は漫画雑誌・コニャックの編集者だが、仕事をコロコロ変えるらしい。 それでいて立派なマイホームを持ち、家族を養っているあたり実はかなり有能なのではないだろうか。 息子が超能力者であることも全く気にすることなく、むしろ積極的に活用することを推奨しちゃうおおらかな人物。 妻とひたすらイチャイチャするバカップルの面が強調されてるが、実は楠雄に対する愛情も久留美と同じだけある。 実年齢は39才だが肌年齢は53才である。 人気投票14位だが息子の好物であるコーヒーゼリーより下である。妻と共に6巻表紙担当。詳しくは個人項目を参照。 **[[斉木久留美]](さいき くるみ) ***CV:愛河里花子/演:内田有紀 斉木楠雄の母。主婦。 普段はとても温厚で、愛する旦那と息子の成長の支えにもなっているのだが、 家族をバカにされたりすると別人のようにブチギレし、誰にも手を付けられない般若と化す。 夫とはまるで思春期のバカップルのように仲がよく、息子のこともとても高校生とは思えないほど溺愛しているため、 良く言えば[[天然]]、悪く言えばドジ…いや、アホな一面があり詐欺などにしょっちゅう騙されてしまい 時には悪意も自覚もないトラブルメーカーと化すことも。 息子の超能力に関してもおおらかに受け入れているが、夫とは違い積極的に使わせることには反対の様子。 人気投票9位。夫と共に6巻の表紙も飾った。詳しくは個人項目を参照。 **[[斉木空助]](さいき くうすけ) ***CV:野島健児 斉木楠雄の兄。幼少時に弟をバケモノ呼ばわりするなど兄弟仲は極めて悪い(しかし空助が楠雄にちょっかいを出さなければ普通に会話したり意見が合ったりする場面もあるため心底仲が悪いわけではない)。 斉木の超能力を抑える装置を開発したマッドサイエンティストとして本誌に登場した謎の多い人物。 生まれた頃からの[[超天才>天才]]児であらゆる事も難なく出来ていたが、超能力者である楠雄があっさりと自分を追い抜いていき、楠雄に勝負を挑んでも勝つことが出来なくなってしまった。 その実態は「自分に勝てるのは楠雄しかいない」という歪んだドM思考で、勝負に負けても悔しがるどころか恍惚の表情を浮かべるほど。 楠雄から嫌われてるのもつまりそういうことである。 楠雄に勝負を挑み続けているのは彼と「ある賭け」をしていて、その賭けに勝つ事で弟を救いたいと考えていたからである。 ちなみに弟以外にはドSで照橋にとっての天敵の一人(ただし初詣の際には照橋からの逆襲を受けた)。10巻表紙担当。詳しくは個人項目を参照。 **[[斉木熊五郎]](さいき くまごろう) ***CV:[[山寺宏一]] 斉木楠雄の祖父。 見た目は厳格だが実は[[ツンデレ]]で内心は終始デレている。 しかし、國春に対してだけは完全にツンしかない。 たまたま街で道に迷っていた所を出くわした照橋を楠雄の嫁にふさわしいと気に入る。また燃堂とも意気投合している。 ちなみに彼が初めて登場した話は好きなエピソードランキングでトップに輝いた。妻と共に20巻表紙担当。 なお、両親と同じくこちらも妻の中の人とは放送当時はリアル夫婦だった。詳しくは個人項目を参照。 **斉木久美(さいき くみ) ***CV:[[田中理恵>田中理恵(声優)]] 斉木楠雄の祖母。 楠雄曰く還暦を過ぎているが40代といわれても通じそうなくらい若々しい。初対面の人にも30代に見えると言われている。 ただ、ノリがあまりに若々しすぎてついていけないことも。 服装も若者寄りでミニスカートが多い。 相卜と意気投合し、孫の嫁にふさわしいと気に入る。 **[[照橋信>六神通/照橋信]](てるはし まこと)/六神通(むがみ とおる) ***CV:[[前野智昭]] トップアイドルにして照橋心美の実兄。 妹と同じく容姿端麗だが性格もまた妹と同じ…或いは妹以上に難がある。 その本性は兄妹という関係すらお構い無しの重度の[[シスコン>シスターコンプレックス]]。 妹に近づこうとする人物には容赦なく妹が斉木と関わった事を知ると彼に会うたび容赦なく罵詈雑言を浴びせている。しかしその一方で有事の際は利害の一致から斉木を利用することもしばしば。 空助とは別ベクトルでめんどくさい兄。 名前の由来は通信、六神通。 妹と共に12巻表紙を担当するが当の妹からは関東一くらいのイケメンと認識されている。詳しくは個人項目を参照。 **入達遊太(いりだつ ゆうた) ***CV:[[小林由美子]] 風船を木に引っかけてしまいひょんな事から斉木が助けてしまいなついてしまった少年。 実は無自覚のまま迷子になっていて斉木の協力で無事に親と再会したが斉木家の隣へ引っ越し中であった。 「改造人間サイダーマン2号」のファンであり、斉木をその主人公と思い込んでいる。 子供故に無邪気な性格で時に無自覚な言動でトラブルの発端になりやすく自身の魅力が全く伝わらない照橋の数少ない天敵の1人。 ただし彼女がサイダーマンの登場人物「ピーチティガール」に似ていると空目して以来は彼女にもなつくようになった。 名前の由来は幽体離脱。16巻表紙担当。 余談だが、中の人はアニメ2期終了後に[[別の世界の5歳児>野原しんのすけ]]の後任になった。 **[[蝶野雨緑]](ちょうの うりょく)/中西宏太(なかにし こうた) ***CV:[[森久保祥太郎]]/演:ムロツヨシ イリュージョニスト。 実は連載開始以前の読み切り版から登場している古参キャラでもある。 ひょんな事からマジックができると思い込み、その最中で斉木と出会い彼の超能力を見て師匠と崇めている。 ちなみにバツ1だがその元妻は…。 イリュージョニストとしての成長は著しく最終回付近では斉木も驚くほど上手くなっていた。 名前の由来は超能力、中に仕込んだ。14巻表紙担当。詳しくは個人項目を参照。 **池見華寿弥(いけみ かずや) ***CV:清川元夢 蝶野の助手、登場初期はマイケルと呼ばれていた。通称イケさん。元々はホームレスだったが彼も蝶野の助手になってからはマジシャンとして著しく成長している。 中の人は80過ぎの大ベテラン。 蝶野と共に14巻表紙担当。詳しくは蝶野雨緑の項目を参照。 **[[アンプ>アンプ(斉木楠雄のΨ難)]] ***CV:[[松岡禎丞]] 壁に挟まっていたところを斉木に助けられた野良猫。 斉木のテレパシーは動物の心も読めるが甘やかされて育てられたため傲慢な性格をしている。 猫派ではない斉木に鬱陶しがれた事で斉木家に居座ろうと画策するが久留美が猫アレルギーのため失敗に終わる。 その後、雌猫のプシーに恋をして猫化した斉木と協力するがやはり失敗に終わってしまった。小力2号と共に19巻表紙担当。詳しくは個別項目を参照。 名前の由来はアンプシー。 猫の世界としてはブサメンの部類らしい。 **小力2号 ***CV:[[小松未可子]] 関西弁のハムスター。 飼い主とはぐれて迷子になっていたところ斉木と遭遇し、色々あって燃堂に飼われることになる。 ちなみに♀である。詳しくは燃堂力の項目を参照。 *その他の登場人物 **島京香 ***CV:櫻井浩美 斉木が所属する2年巛組の担任を勤めている女性教師。 主に2学期の転校生を紹介する時に登場する。 モデルは『ぼくのわたしの勇者学』の茨城ムチコ。 **金剛剛 ***CV:新垣樽助 燃堂と別ベクトルの強面生徒。 素行不良で問題児扱いされているが、松崎先生にとってはかつての教え子でもあったため何とか彼を卒業させようとしていた。 斉木の超能力で松崎先生の気持ちを知る事になり、これまでの行いを反省して身なりや言動が品行方正になった。 出席日数が足りなくて最初は留年するもその後、別人のような姿になって東大に合格してPK学園を卒業した。 **魂の叫び 第8Χで登場したミュージシャン。 うさんくさい音楽プロデューサーに騙された事で借金を背負い自殺しようとするが斉木と燃堂の活躍によってもう一度やり直す事を決めた。 その後も忘れた頃に再登場しているがアニメ版ではセリフがないため最終回付近で再登場した時はその事について斉木から突っ込まれている。 **毒島進 ***CV:[[飛田展男]] 第40Χで登場したセールスマン。 疑う事を全く知らない久留美を言葉巧みに騙して次々と商品を買わせていたが、楠雄の強制以心伝心によって心の声が久留美に聞こえた事で彼女の逆鱗に触れて退散した。 **中丸工作 ***CV:野島裕史 第81Χで登場した勤続四か月の家電量販店員。 テレビを買いに来た斉木に家電を買わせようとするが相手が超能力者なため全く話術が通用しなかったが、斉木がゼリーメーカーに食い付いた事で怒涛の話術を駆使して斉木にゼリーメーカーやその他諸々を買わせる事に成功した。 かつて亀有の研修先で[[眉毛のつながった警官>両津勘吉]]に値引かされた事が苦い思い出になっている。 中の人は空助役の兄である。 **真鍋梅久 ***CV:バイク川崎バイク 第112Χで登場した自動車学校の教官。 スキンヘッドでグラサンという強面だが何故か定期的にBKBのフレーズを使用する。 アニメ版ではまさかの元ネタ本人が声を担当した。&s(){『ぶっちゃけ』芸人だから『声』の演技は『棒すぎる』!!B.K.B!!ヒィィアッ!!} **三上愛子 ***CV:相沢梨紗 第122Χで登場した女子テニス部の生徒。 ダメ男好きで鳥束に好意を抱いていたが斉木によって鳥束が調子に乗った事で冷めてしまった。 中の人はでんぱ組.inc。 **浄天真子 ***CV:榎あづさ 第156Χで登場した新聞部部長の女子生徒。 部員の亀今と一緒に[[面白ければ平気で嘘も書く>マスゴミ]]ジャーナリズムの欠片もない問題人物であり、無人島から生還した斉木を問い詰めるが当然ながら返り討ちにされた。 ゲストキャラながら名前が超能力由来であり、元ネタは浄天眼。 *エピソード項目一覧 [[熱血!ドッジボール(斉木楠雄のΨ難)]] [[Ψ低最悪!?燃堂父(斉木楠雄のΨ難)]] [[今度こそΨ会!蝶野雨緑(斉木楠雄のΨ難)]] [[クソゲーΨ新作!オルファナスストーリー(斉木楠雄のΨ難)]] [[揃う!燃堂夫Ψ(斉木楠雄のΨ難)]] [[文化Ψ打ち上げへ行こう(斉木楠雄のΨ難)]] [[お茶の子ΨΨ!わらしべ長者(斉木楠雄のΨ難)]] [[Ψ悪のアルバイター(斉木楠雄のΨ難)]] [[激走!ランナーズΨ!(斉木楠雄のΨ難)]] [[テンションΨ高潮!カラオケ会(斉木楠雄のΨ難)]] [[Ψ低の料理人(斉木楠雄のΨ難)]] [[粉Ψ!サプライズパーティー(斉木楠雄のΨ難)]] [[恐怖!連Ψ○回目の呪い(斉木楠雄のΨ難)]] [[レンタルビデオ屋のΨ難(斉木楠雄のΨ難)]] [[無病息Ψお祈り致します!!(斉木楠雄のΨ難)]] [[入浴Ψ不要!秘湯巡り(斉木楠雄のΨ難)]] *余談 作者は第100Χのアニメ及びアニメ第2期最終回で天の声役で出演しており、実写版でも一瞬だけ顔出し出演している。主題歌も担当したでんぱ組.incの大ファンだがその初期メンバーでもある古川未鈴と2019年9月18日に結婚を発表した。 追記修正は超能力者の方にお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,87) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() 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