外性器

登録日:2010/05/24 Mon 10:50:37
更新日:2025/02/19 Wed 04:54:40
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外性器(がいせいき)とは、体内受精を行う生物が有する精器の、外部に露出している部分の事である。一般には雄のモノと理解されるが、雌のモノでも一部は外性器である。



男性器について
俗語としておちんちんなどと呼ばれる陰茎は、医学的にはペニスともいい、
体内受精をする動物のオスにあって、身体から突出しているか、あるいは突出させることができる器官である。
精子を雌の体内に直接送りこむ際に、これを雌の生殖器に挿入するのに用いられる性器(交接器)である。雄の生殖器、特に外性器のうちのひとつ。
また、哺乳類では泌尿器を兼ね、尿道と精液の通路は共有しており、基本的に睾丸の上部から突き出ている。

一般に、体内に収納されているかを問わず、海綿体組織が主に構成しており、興奮時などの血圧上昇等によって勃起することが知られている。
形態は個体差が大きく、ヒトの場合個体群によって特徴が出る。
アジア地域の個体の場合、サイズは控え目であるが硬度が高い。一方でヨーロッパ地域の個体はサイズは大きい傾向にあるものの勃起時の硬度はやや低いと言われている。
凡そ行為を済ませた後に勃起は収まるが、稀に持続力が群を抜いて高い個体も存在し、その場合『絶倫』と呼ばれる。


女性器について
医学書「日本女性の外性器」によると、女性の外性器は小陰唇・大陰唇・陰核(クリトリス)・陰毛・膣口・処女膜・肛門などの各部位によって構成されている。
またWikiでは大陰唇・小陰唇・陰核・膣口・尿道口から形成されるとあり、詰まりはアソコ全体を示すと理解すれば良い。
女性の場合、普段は排尿と月経、また性行為のためにも使われる。自然分娩の場合ここから新生児が排出される。
外陰部には多くの解剖学的特徴があり、主に胎児の期間に成長する。
通常は膣内は膣分泌液の作用で清潔に保たれているが、陰茎より感染に弱く、細菌などに汚染されやすい。
特に性交によって排出された精液が腐乱することによって、子宮筋腫・子宮癌・生理不純などを容易に引き起こすため、予めコンドームを用いるか適切な洗浄処置が必要である。
洗い方などは産婦人科に行けば教えてくれるかもしれない。

また、膣液は性交時の潤滑液としても機能し、ペニスの挿入及び前後運動をスムーズにすると同時に、擦れによる膣の損傷を抑える。
所謂"前戯"を行って性的興奮を高めることで多く分泌されるが、これを行わずペニスを挿入しようとした場合、膣に入らないか膣壁を損傷し、やはり感染症や癌等を引き起こす恐れが有る。


どちらも思春期を過ぎると第二次性徴のひとつとして周囲に陰毛が生える。

※陰核について
女性の陰核は、男性器同様に海綿体組織からなり、血圧上昇によって勃起するほか、
男性ホルモンのバランス等によっては、男性の外性器同様のサイズまで成長する事が知られている。


■総括
オスとメスの外性器は胎児の段階からほぼ同じ組織が発達し、外陰部部分は異なっていない。外陰部の検査は発生生物学の男性性器検査に関連している。
一般的にはこのような器官は相同性を持ち、同じものであったと考えられている。
陰核は男性の陰茎亀頭に、陰核体は陰茎に、陰核海綿体は海綿体に、大陰唇・小陰唇・陰核包皮はそれぞれ陰嚢・陰茎周辺皮膚・亀頭包皮に相当している。
バルトリン腺はカウパー線である。また、精巣と卵巣及び精子と卵子も遺伝子的には同じものとされる。


■文化的側面
外性器は外部から視認できる器官で身近な存在であるため文化的、宗教的にも強い意味合いを獲得しており、子孫を残す行為に用いられることから転じて子孫繁栄や豊穣の象徴と見なされきた。
また、生殖行為には強い快感も伴い、その結果子が生まれることから神秘的な側面も見出され、邪悪なものから身を守る力があるとも考えられてきた。
そのため洋の東西を問わず、陰茎や女性外性器を模した物体や彫刻、絵画が宗教的なシンボルとしても用いられている。
陰茎状の物体は古代ローマでは邪視から身を守るお守りとして、環太平洋地域では屈強な戦士の象徴ともされた。

日本でも陰茎の形をした物体をご神体としている神社が各地に存在している。そういった神社では本殿や境内に堂々と祀られている他、例祭では神輿で担がれ地域をねり歩く。
女性が跨ることでご利益や加護を得て子を授かることが出来る、無事に生まれて丈夫に育つとする信仰も根強い。やはりお守りとして小型の模造品が分けられてることも多い。
…もっとも、比較的小型のそれは自宅の神棚に祀るような信仰の面だけでなく、もっと実用的な側面があったであろうことは想像に難くない。
跨るだけでもご利益があるならば直接触れれば、或いは神の力の宿ったモノを迎え入れれば猶更と考えられるのは自然の摂理だろう。(これは神社からお分けいただいた有難いもので神札やお守りと同じなんですという名分も立つ。)

修験道と結びついた密教においては狭い洞窟を産道(膣)に見立てて、潜り抜けることによって母の胎内から出て生まれ変わったと見做し、霊験を得ようとする修行法がある。



諸君らの、学術的な追記等に期待する。

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最終更新:2025年02月19日 04:54