良いこと悪いこと(ドラマ)

登録日:2025/11/03 Mon 14:21:00
更新日:2025/11/03 Mon 20:53:06NEW!
所要時間:約 10 分で読めます




「良いこと悪いこと」は、2025年10月11日より日本テレビの土曜21時枠で放送開始した連続ドラマ。
公式による略称は「イイワル」。


概要

ジャンルは「ノンストップ考察ミステリー」。物語開始時から様々な「謎」や「伏線」が張り巡らされ、視聴者が登場人物とともに謎解きのような形で楽しんでいくドラマ。

ジャンルとしては同じく日テレ系列で放送されていたあなたの番です真犯人フラグを思わせるが、前2作とはスタッフが異なっており具体的な関連性はない。

主題歌はなんとポルノグラフィティの往年の大ヒット曲「アゲハ蝶」。


ストーリー

今から22年前、とある小学校の校庭にタイムカプセルが埋められる。
それは各々が書いた「未来の夢」を記した色紙を集めたもの。
そして創立50周年となる2025年に、約束通り大人になった生徒たちが集まり、そのタイムカプセルを掘り起こすことになった。
出土したタイムカプセルから出てきた色紙を見て懐かしい気分に浸る生徒たちだが、色紙とは別に入れた覚えのない卒業アルバムが入っていることに気づく。
中を開いてみる生徒たちだが、なんと一部の生徒たちの顔がマジックで黒く塗りつぶされていた。
誰かのイタズラだろうと意には介さず、卒業生の1人、カンタローが経営する居酒屋で打ち上げを行って解散するが、その夜卒業生の1人が住んでいるマンションの上階から落ちて転落死してしまう。
事故で片付けられたが、翌日卒業生の1人、高木将は顔が塗りつぶされていたのは昔、生徒の1人、猿橋園子をいじめていたグループの人間であり、転落死したのはその1人であることに気づく。
彼女による復讐ではないかと将は園子を疑うが、続いて卒業生の1人、カンタローこと桜井幹太の経営する居酒屋が火事に。
その際命懸けで幹太を助けようとした園子を救い出した将は考えを改め、彼女の提案に乗り、真犯人を見つけて復讐の連鎖を止めるために行動を開始するのであった。


登場人物

鷹里小2003年度6年1組卒業生

⭐︎がついたメンバーが卒業アルバムの顔写真を黒く塗りつぶされている。
襲撃される順番は、かつてターボーが作った「森のくまさん」の替え歌に登場するメンバーのあだ名の順番。

⭐︎高木将(たかき まさる)
演-間宮祥太朗(小学校時代:野林万稔)
通称「キング」。本作の主人公。
6年1組のリーダー的存在で、現在は父の後を継ぎ塗装会社「高木塗装」の社長。妻子持ち。
優柔不断な面もあるが、仲間思いで心優しい性格。
一方、かつては園子を「どの子」と呼びいじめを行っていた主犯格だった。
同窓会のアルバムの件がきっかけでかつて園子をいじめていたことを思い出し、彼女による復讐ではないかと最初は疑いを持つ。
しかし、そんな最中にカンタローが経営する居酒屋が火事になり、彼女が命懸けでカンタローを助けようとした姿を見て考えを改め、復讐の連鎖を止めて真犯人を見つけるために行動を開始する。
タイムカプセルに入れた「みんなの夢」の絵は「ヒーローになる」。

猿橋園子(さるはし そのこ)
演-新木優子(小学校時代: 鈴木礼彩)
通称「どの子」。本作のヒロインであり、もう1人の主人公。
6年1組には卒業間近の6年次に転校してきた。
現在は『週刊アポロ』記者で、会社の広告塔も務めている。
週刊誌のスクープ写真で窓ガラスで反射した顔が載ったことがきっかけで「美人すぎる記者」としてインターネットで話題になり、テレビのコメンテーターも務める有名人。
かつて運動場にある体育倉庫の中に閉じ込められた経験がトラウマになって閉所恐怖症を患っており、エレベーターに乗ることもできない。
自身の無実の証明と真犯人を見つけるために将と手を組み、ある事務所を拠点に同級生たちから情報収集を開始する。
記者としての習慣なのか、週刊アポロの同僚を除いては常に敬語で話す。
なお独身であり彼氏もおらず、その美貌から多くの男性の登場人物から好意を持たれるも相手にしていない。
タイムカプセルに入れた「みんなの夢」の絵は当初自分の周りに何かを描いていたが、何か思うところがあり周囲を黒く塗りつぶしていた。

⭐︎小山隆弘(こやま たかひろ)
演-森本慎太郎(SixTONES)小学校時代:渡邉斗翔)
通称「ターボー」。
アプリ開発会社「TURBO inc.」のCEO。アメリカ留学中に起業し、現在もアメリカで暮らしている。
そのため同窓会には参加できなかったが、匿名のアドレスから敏生の現場写真が送られてきて一連の事件のことを知ったため、宇宙に関する新規事業を披露するレセプションのためという名目で日本に帰国する。
小学生のころ、些細なことから将と喧嘩して絶交してしまうが、そのことを後悔していた。将と小学生のころに約束した「将を宇宙に連れて行く」という決意を覚えており、今の事業もその決意の延長から来ているもの。
新規事業のレセプション後の取り囲み取材中、頭上から大きなガラス板が降ってくるが、居合わせた将が瞬時に気付き、小山ごと横に押し倒したため命を救われ、それ以降は将と園子とともに真犯人を捕まえるため協力関係となる。
タイムカプセルに入れた「みんなの夢」の絵は「宇宙飛行士になる」。

⭐︎桜井幹太(さくらい かんた)
演-工藤阿須加(小学校時代:川野結太)
通称「カンタロー」。和風居酒屋「北の桜」店主。
かつて将と特に仲が良かったグループの1人で、卒業後も交流があった。
白昼、急に意識を失った際に店が火事になり、大火傷を負い意識不明の重体になる。
その後、意識を取り戻し、将に隆弘が将とした約束を今でも覚えていたことを話す。
タイムカプセルに入れた「みんなの夢」の絵は「消防士」。火災と関連していることから、彼の事件が将と園子にこの出来事が何者かによる連続殺人計画だと確信させることになった。

⭐︎中島笑美(なかじま えみ)
演-松井玲奈(小学校時代:本屋碧美)
通称「ニコちゃん」。
ホステス。20代はアイドル活動をしていたが鳴かず飛ばずで、引退して現在は六本木のクラブ勤め。
ゴルフのコンペと重なったために同窓会には参加できなかった。
転校してきた園子と最初に友達になるが、プライドが高く自己中心的な性格で彼女とお揃いのキーホルダーを付けていたことが気に食わず奪ってしまう。
そのあと園子にキーホルダーがなくなったと問いただされるが、将に庇われたことで園子をクラスの悪者にし、女子でありながら男子たちのいじめに加担していた。
園子に事件の事で事情を聞かれるも知らなかったが、彼女の自分が変わろうとしている姿勢を見たことに感化され、以前のキーホルダーの代わりとして、自分に貢いでおり交際関係にもあった常連客の城之内が違法薬物を取り扱っている写真とデータを記事のネタとして渡した後、1人で帰宅している際に何者かに車道に突き飛ばされ、やってきた大型トラックに撥ねられて死亡し、第二の犠牲者に。
タイムカプセルに入れた「みんなの夢」の絵は「スポットライトを浴びるアイドル」。演者は元トップアイドルなのでかなり皮肉めいた設定である。
トラックのライトに照らされた彼女は、まさにスポットライトに照らされているかのようであった…

⭐︎羽立太輔(はりゅう たいすけ)
演-森優作(小学校時代:森優理斗)
通称「ちょんまげ」。
東京工業大学に入学するも中退し今はニート。
タイムカプセルに入れた「みんなの夢」の絵は「侍」。

⭐︎武田敏生(たけだ としき)
演-水川かたまり(空気階段)(小学校時代:湊)
通称「貧ちゃん」。
帝明大学病院に勤める薬剤師。同窓会のあと、自宅マンションの外廊下で何者かに襲われ、転落して死亡し最初の犠牲者となってしまった。
警察には事故として処理されるが、死亡のシチュエーションがかつて描いた絵と関連しており…
タイムカプセルに入れた「みんなの夢」の絵は「空を飛ぶ」。

豊川賢吾(とよかわ けんご)
演-稲葉友(小学校時代:渡邉櫂)
通称「トヨ」。
美容師。都内の美容室を転々とし、現在は銀座の美容室で勤務。
タイムカプセルに入れた「みんなの夢」の絵は「美容師になる」で、夢を叶えている。

土屋ゆき(つちや ゆき)
演-剛力彩芽(小学校時代:和田愛海)
通称「ゆっきー」。
専業主婦。旧姓は塙。中学生の息子がいる。
タイムカプセルに入れた「みんなの夢」の絵は「お嫁さんになる」。

小林紗季(こばやし さき)
演 -藤間爽子(小学校時代:松岡夏輝)
通称「委員長」。
杉並区の区民事務所に勤める公務員。6年1組では学級委員長で、皆のまとめ役だった。
タイムカプセルに入れた「みんなの夢」の絵は「政治家になる」。

大谷典代(おおたに のりよ)
演-赤間麻里子
当時の担任教師で現在の鷹里小学校校長。今年定年を迎える。
タイムカプセルの提案者だが、肝心の発掘時には「こういう時は教師はいない方がいい」と同席しなかった。

レトロスナック「イマクニ」

将が常連になっているレトロな雰囲気を漂わせるスナック。

今國一成(いまくに かずなり)
演-戸塚純貴
店主で、気さくな性格。
店名は彼の名前から来ていると思われる。

丸藤萌歌(まるふじ もえか)
演-田中美久
金髪ギャルのアルバイト。店のカラーに反して今時の女子。

宇都見啓(うつみ けい)
演-木村昴
常連客。陽気な性格。
本人曰く「しがない公務員」らしいが…

週刊アポロ

園子が勤務する週刊誌。

東雲晴香(しののめ はるか)
演-深川麻衣
園子の同僚の女性記者。園子と仲がよく、病気のことなども理解している。

松井健(まつい たけし)
演-秋谷郁甫
園子たちの後輩。
園子に気があるようなそぶりがあり、しょっちゅう絡みに行こうと話に入ってくるが、彼女からは煙たがられて相手にされていない。

五十嵐駿(いがらし しゅん)
演-矢柴俊博
編集長。

高木家

将の家族。自宅は事務所を兼ねている。

高木加奈(たかき かな)
演-徳永えり
将の妻。

高木花音(たかき かのん)
演-宮崎莉里沙
将の娘。

警視庁

金田大樹(かねだ だいき)
演-木津つばさ
事件を追う若い男性刑事。

吉岡愛(よしおか あい)
演-玉田詩織
金田の相棒の女性刑事。



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最終更新:2025年11月03日 20:53