アルティメットクリフハンガー

登録日:2010/03/29(月) 10:25:53
更新日:2018/03/28 Wed 22:37:19
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SASUKE2010春3rdステージに設置された第四エリア。

かつて多くの出場者たちを地獄の底に叩き落としたクリフハンガーシリーズ。
しかし出場者たちも対策に対策を重ね、ついには2010正月、5人ものファイナルステージ進出を許してしまう。

さらに新星・漆原の完全制覇により、SASUKEの大規模なリニューアルが余儀なくされてしまった。


それまで現役であった新クリフハンガーは水平、間隔、上り傾斜、間隔、水平
図に現すと次のようなものである。

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垂直な壁に上のように設置された出っ張りを指の力のみで右へ進むステージで、初登場時に大きな衝撃を残した。


陥落した新クリフハンガーに対し、SASUKEスタッフが出した答えがアルティメットクリフハンガーである。



まず、2メートルの上り傾斜を二つ、上りきったら約40センチメートル上の出っ張りへ乗り移り、水平、間隔、水平と進んだ後、
約50センチメートルの間隔+約20センチメートル下方にある両手でギリギリ掴める程度の長さの点と呼ぶべき出っ張りに乗り移り、
そこからさらに下にある出っ張りに跳び移るという文章で現すことに限界を感じる構成である。

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ちなみに、26回では微妙にマイナーチェンジが施され、こんな感じに。


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点に注目する人が多いが、その前の二つの傾斜をクリアした後の上方への乗り移りも隠れた難所。

アルティメットクリフハンガー初登場の第25回大会ではそこを越えた出場者がいなかったが、
次回第26回では傾斜との距離が僅かに短くなった事もありアルティメットクリフハンガーまで到達出来た4人全員がそこを突破、
だが次の難所である水平から水平への移動でほぼ脱落、唯一の水平移動成功者も15cmのでっぱりへの飛び移りで脱落した。




一応、デモンストレーションでクリアできることが示されているが、
(っていうよりアルクリ単体ならそこそこクリアしている選手も多く後述の又地はアルクリを往復するという荒業を自身のYoutubeチャンネルで披露している)
2nd、3rdの握力、腕力系エリアを突破した出場者と1エリアのみのデモンストレーターでは条件が違うため、人類が真を見て分かる制覇できるのかは不明。



写真通り、上り傾斜の出っ張りが着いている壁自体も傾斜がつけられている。

尚、これは3rdステージの最終エリアではなく、これをクリアした後も3つの握力、腕力系エリアをクリアしなくてはならない。


まさにSASUKEェ……

ただ逆を言えば細かいテクニックは必要がなく、「握力、腕力を残したうえであればクリアできるエリア」である。勿論練習は必要だが。


2011年秋の27回ではアルクリ自体に変更は無いが、位置が第三エリアに変更された。

そして10人の3rdステージ進出者がいる中、最初の挑戦者であるスポーツインストラクターの橋本亘司が遂にクリアした。
彼もまた過去にアルティメットクリフハンガーで脱落した挑戦者の一人である。

その後、新星の又地諒と3人目の完全制覇者の漆原裕治がアルティメットクリフハンガーをクリアした勢いで3rdステージクリアをした。
ちなみにこの2人はアルティメットクリフハンガーは初挑戦。(個人でセットは作っているが)

果てには漆原が史上初となる2度目の完全制覇を達成。



ちなみに、今大会の3rd進出者は日本人6人アメリカ人4人だが、アメリカ人は皆アルティメットクリフハンガーをクリアする事は出来なかった。
(しかし、American Ninja Warriorでは27回では無念にも2ndのメタルスピンで阻まれたブレン卜・ステフェンセン選手がクリアした。
 なお彼も26回でアルクリに阻まれている)
残りの日本人3人の内は2人はアルティメットクリフハンガーに到達する前にリタイア、
最後の1人の長野誠(アルクリ初挑戦)はアルティメットクリフハンガーに辿り着いたが越えられなかった。

更なる改造を施されるであろう次世代クリフハンガーが楽しみである。

後にSASUKEで1回から13回までと28回以降を担当している乾雅人からは「3rdの概念として、セットが地面から生え出ているのはあり得ない。」
「アルティメットはただの突起が出た板っきれ。」と酷評されている。ポールブリッジ・針山・ポールジャンプなんてなかった・・・







そして2012年冬28回大会、クリフハンガー第六形態、クレイジークリフハンガーが登場。

形としては第二期中盤~終盤において使われたクリフハンガー改に似ているが最後に背後の4本目の突起に飛び移らなくてはいけない。
突起間の距離は1.8m。因みに向かい側の突起は低めになっている。

一見アルクリほどのインパクトはないが、冷静に考えると、
クリフにぶら下がった状態から1.8m後の3cmの突起に腕で飛び移るというのは相当の腕力、テクニックを必要とする動きである。
それまでのエリアで筋力を消費していることを考えると尚更である。低めの突起も地味に衝撃が腕にくる。

事実28回大会では漆原を含む3人の選手を飲み込み、川口朋広選手は「腕力は勿論、凄まじいテクニックが必要なSASUKE史上最難関エリア(意訳)」、
又地選手もTwitterで「アルクリはただの腕力ゲー、高度な技術が要求されるクレイジーの方がずっと難しい。」
(因みにクレイジーの前半が旧クリフでも新クリフでも変わらないと言うなど新クリフはもはや通過点扱い)
という旨の発言をしている。アルクリがこんな扱いなのも驚くべき話だが。

まさにアルクリの後継に相応しい鬼畜エリアである。

と思われたが、2013年の第29回大会で中学生の時から出場を続け、また雲梯日本記録を持つ実力者森本裕介選手がクリア。
森本はファイナル進出こそならなかったものの最終エリアの古参エリア、パイプスライダーまで進出し、最優秀記録を残した。

歴史が塗り替えられていく瞬間である。

といっても古参選手のコング高橋こと高橋賢次、前回クレイジーに挑んだ朝一眞、菅野仁志を呑み込むなど、まだまだ脅威となるエリアである。

30回記念となる2014年夏の第30回大会では第5期最大の人数の9人が3rd進出し、9人ともクレイジーに挑戦。
一人目の日置将士、ASEAN OPEN CUPの金メダリスであるアメリカのドリュー・ドレッシェル、過去のファイナリスト長崎峻侑、リー・エンチ、
そして3回目の挑戦となる菅野、朝を飲み込むなど相変わらず鬼畜っぷりを見せる中、今回3人ものクリア者が出た。
一人目は第24回大会では一人目の1stクリア者であった川口朋広、二人目はフライパン曲げと富士のSASUKEパークでお馴染み岸本真弥、
3人目はもうやっぱりというか又地諒である。
川口、岸本は3rd初挑戦であり、又地も第5期では初、つまりこの3人は誰も本番のクレイジーに挑戦したことがないということである。

岸本は残念ながら後のエリアで力尽きたが、川口、又地は見事Final進出(因みに第21回大会の予選通過者の2位と3位である)。
完全制覇こそならなかったものの大きな躍進と言えるだろう。


「USAvsTheWorldII」ではアルティメットとクレイジーが合体されたクリフハンガーが登場した。
エリアとしてはアメリカ版のSASUKEであるAmericanNinjaWarrior仕様のため突起の位置や大きさが変わっていたり
日本のクレイジーでは禁止されている体を反転させてから跳躍する行為が許されていたりする。

そして日本ではクレイジークリフハンガーの進化版ウルトラクレイジークリフハンガーが作られた。
飛び移り二回になり、さらに二回目の突起は上下に90cmメカで動いているという鬼畜っぷり。


追記・編集お願いを飲み込むなどします。

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