登録日:2009/10/01 Thu 10:17:04
更新日:2025/01/18 Sat 19:32:41
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薔薇のマリアの主人公兼ヒロイン(?)
クランZOOの所属で侵入者稼業で生計を立てている。
性別不明。本人は女ではないと主張しているが、逆に男であるとも明言していない。
つまりふた(ry
容姿端麗で作中でもよくナンパされたり、男に告白される。
真紅の頭髪に橙色の瞳がチャームポイントで華奢、整った顔をしている。
とてもかわいい、否、美しい。
初対面の人間はことごとく外見から彼(?)を女性と間違えるが、
当の本人は女性と間違えられることを毛嫌いしているため、虫の居所が悪いと毒矢で間違えた人間を撃つこともしばしば。
とは言っても、サフィニアやユリカなどの女仲間との会話では、乙女そのものだったりする。
他にも、スイーツやらファッションやらにも興味があったりする辺りが、更に性別を不明にしていく。
ちなみに12巻では、少女漫画並の乙女っぷりを晒してくれました。
過去の出来事から、他人との間に壁を作る傾向があった。
人と距離を取るために毒舌やきつい物言いをする。例外もあるが。
だが本質的には優しい性格で、自分の言動に罪悪感を感じることもあり、困っている人は基本的に助けてしまう。
要は
ツンデレ。
11巻の時点で
アジアン、荊王、ベアトリーチェ、ルーシー(
男の娘)から想いを寄せられている模様。現在最優位はアジアンか。
装備はT〜]巻までは魔導王時代の名剣、「刧火」の偽物である通称「偽刧火」というエストック(刺突剣)を使用している。
11巻からは短めの非金属ブレードの片手剣、ANGRAロンド09とさらに短い片刃の非金属ブレードのANGRAレクイエム07の二刀流。
他に籠手に仕込んだ速攻性神経毒、P9ドウター+の毒矢や、通称「爆弾」ハーレムゴードンを駆使して戦う。
錬金術の教養がありドウター+もハーレムゴードンもマリアローズ自身が調合している。
戦闘能力は作中最低レベルではっきり言って最弱である。おそらくコロナより弱い。
そのためか、最弱の主人公とレッテルを貼られることも多い。
しかし、最弱であるのは名前持ちキャラの中での話であり、
SmCの小悪党なら三人まとめて倒せるので、比較対象が強いだけという見方もある。
本人は他のメンバーがみな強いこともあり、
かなり自分の弱さを気にしており本気で悩んでいた。
だが状況把握が得意で頭の回転が早くクランの園長である
トマトクンにかわり戦闘時の指揮を執ることが多い。
以下ネタバレ
ラフレシアの出身だがエルデンで育った。
貧乏ながらも親子三人で幸せに暮らしていたが侵入者だった父が死亡し、
蘇生式を施してくれる寺院を探している途中で悪党に襲われた。
父親の遺体は蘇生不可能なまで破壊され母親は強姦された挙句殺された。
マリアローズは命こそ助かったものの人買いに売られ、
生まれ故郷であるラフレシア第三帝国の子爵であるイシュタル・アガメムノ・ゴードンに売り渡されることに。
鬼畜な変態であるゴードン子爵にはマリアンヌという偽名を与えられ女として扱われていた。
それでも同じような境遇の少年少女たちと慰めあって生活していたのだが子爵によって友達をほとんど毒殺されてしまった。
それ以来、誰に対しても心を閉ざして他人に対して距離を取るようになった。
また子爵は外道の練金士でもあってお気に入りのマリアローズに
錬金術を教えたりしていた。
(使用している薬品などの生成方法はここで学んだ。ハーレムゴードンの由来はゴードン子爵から)
だが習った
錬金術を応用して子爵を嵌め、彼の社会的地位を破滅させ夜逃げに追い込んだ。
さらに逃亡中に間接的に彼を殺し、復讐を果たした。
その後、ふたたびエルデンに戻りフリーの侵入者として生活していた。
+
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以下、最終巻のネタバレにつき注意 |
最終巻ラストで「性別が無く生殖能力も無い」(つまりふたなりでもない)と判明。
そしてそれを暴露されたのと同時に明かされた自身の肉体の秘密と、その所為で争う敵味方を見たマリアローズは、今ここで自分が消えれば誰も自分を追えなくなり、自分を守らずに済めば皆も勝てると一人覚悟し、末期にアジアンの事を思いながら、深い穴へと落ちていった…。
落ちたマリアローズの生死は不明だが、全てが終わった後微かな手掛かりから遺跡探索をしていたアジアンが「誰か」を見つけるシーンで本作は幕を閉じており、
作者の別作品『ノラ猫マリィ』では「マリア・ローズ」と名をつけられ、似た様な顔と無性の肉体を持つ孤児が高所から落ちた際、『薔薇のマリア』のマリアローズが落ちていった時と同じ追想を夢見ていた。
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アジアン「マリアのためならいくらでも追記するヨ!」
マリア「や、別に追記とかして欲しいわけじゃないから」
最終更新:2025年01月18日 19:32