トマトクン(薔薇のマリア)

登録日:2009/10/01(木) 21:50:07
更新日:2024/06/03 Mon 14:20:37
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薔薇のマリアの登場人物で謎の多い大剣使い。


クランはZOOに所属していて園長(マスター)をつとめる。
第12区に豪邸を所持し、現在ではクランの仲間であるピンパーネル、マリアローズときゅーが居候している。
(その昔トワニングとロム・フォウ、ジャン・ジャック・ド・ジョーカーも居候していた)

二十代のように見えるがその実、かなり高齢で秩序の番人の前身であるクラン・モラリティの創設に関わったとされる。
(当時はメロンクンと名乗っていた。)


穏やかな様子が大物然として満腹の獣のような気品がある。
本質は殺し合いを好む気質と推測される。

自らに向けられる感情に鈍くまた彼自身も感情の表現が苦手で「鈍感」のレッテルをはられがちである。
作中でも彼に想いを寄せる人物が何人かいるが、報われる様子はない。がんばれ、不幸。
よく感情表現に撫でることをする。
また「ヒヒヒ」という正直似合わない下卑た笑い方をする。
縁を大事にする傾向があり、縁に乗じてお節介を焼くこともしばしば。



時代考証を無視した発言をすることがあり、やはりこの世界の人間ではないのだろうか。




装備は琥珀色の波打つ大剣と濃紺に炎の模様の入った鎧である。
その奇抜な恰好はマリアローズに「道化師」と言わしめた。

大剣の破壊力は作中随一で鎧ともども間違いなく魔導王時代の業物以上の価値があるはずなのだが詳細は不明。
名前らしきものがあるらしいのだがトマトクン本人は教えてくれる気はないようだ。

さらにこの世ならざる物質で構成されていて神を名乗るロシュの体を傷つけることが出来た。
炎模様(ファイヤーパターン)の鎧は魔術や強敵に対抗する場合、変形して全身を覆う形となる。

さらに鎧は傷ついても自動的に修復されるという優れもの。
トマトクンの言動から使用者のスペックを上げる効果もあるようだ。

ちなみに普段はハイネックにジーンズを履いたりしている。



以下ネタバレ?















長らく本名が不明だったトマトクンだが、]巻で遂に本名がルヴィー・ブルームによって明かされた。

Sir Diealot Maxpain
サー・ディオロット・マクスペイン


これまで本編でたびたびトマトクンの呼称だった大量の死の上に立つ者(ダイ・ア・ロット、die a lot)に対応している。
しかし依然としてその正体、経歴ともに謎のままである。

その昔ニンゲン(悪魔のことである可能性大)を自称する者達にとらえられ獄の獄(ジェイルネイル)という場所にいたことがあった。
大量の死の上に立つ者は少なくともそれ以前につけられた二つ名であると推測される。

ネクス・アーク、キング・グッダー、そしてソオルら世界の管理者に利用されていた描写がありエルデンはトマトクンの墓場のようなものらしい。
古代九頭竜の呪いの触媒となったノ・インとの関連が疑われる。
さらにロシュ戦の際に、大量の熱を発して何か巨大な力を呼び出しかけてロシュを驚かしたことから、神によって作られた大量破壊兵器のようなものなのかもしれない。

知るか、俺には守りたい追記、編集がある!!!



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最終更新:2024年06月03日 14:20