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エド(ゴルゴ13)

登録日:2015/07/29 (水) 22:08:59
更新日:2023/08/13 Sun 13:53:04
所要時間:約 6 分で読めます







くそっ、俺は親父とは違うんだ!!
いまにみてろよ!!





エドとは、ゴルゴ13の65巻に収録されたエピソード「アイリッシュ・パディーズ」に登場するゲストキャラクター。

概要

日雇人夫の息子である、アイルランド人の青年。

毎度毎度仕事をクビになり、早い時間から家に帰ってきていた。
この事については、彼曰く『おっと!!クビになったんじゃんないぜ!!こっちから辞めてやったのさ!!』らしい。
それだけでは無く、家では酒に浸っている始末だった。

職場ではアイルランド系であることから差別的な目で見られていたことに不満を持ってたようだ。
実際にIRA(北アイルランド独立を目指しているテロ組織)が社会問題化していた当時のイギリスを考えると、差別的な扱いを受けたこと自体は事実だと思われる。
しかし、エドの無駄に高いプライドやその態度から見て、人種的な事以外でも馬鹿にされている可能性が高いと思われる。

また、エドは日雇い労働者である父親を「俺は父親とは違う」と見下している。
日雇人夫の父親は、職に就けない息子の事を気にかけていたことから会社を探してもらい、経営者に頭を下げるように言われた際には『父親と違って頭を下げて働きたくない』とまで答えている。
それって、ただ働きたくないだけなんじゃないですかね……?

父親の正体はIRAの爆弾係であり、グランドホテルで爆破テロに関わっているなどかなりの大物なのだが、家族に一切情報を漏らしていなかったので気が付くことはなかった。
息子に関しては仲間との会話で「こればかりはドカーンとやる訳にもいかないし困った物」と仲間に愚痴っている。

そんな無駄に高いプライドを持っている屑の彼は、鬱憤を溜めているところで友人のマックに遭遇。
友人のマックはIRAの下っ端であり、マックの話を聞いたエドはIRAへに入ることを希望し、彼に話を通してもらえる事となる。
しかし、エドのIRA入りはボロボロの姿のマックに拒否され……。

ちなみに、エピソード内では直接関わらないが、結果的に作中で2回もゴルゴと遭遇したばかりか彼に罵声も浴びせている。

劇中の活躍

IRAの下っ端構成員である友人のマックはIRAの上層部にエドを入隊させるように話を通そうとするが、後日彼に合うと大けがを負っていた上に自宅での話を無かった事にするようにしないと自分の命が危ないと怯えながらナイフを取り出して襲い掛かられるが、返り討ちにする。

入隊が不可能となって直接的に力を見せつける路線に変更したエドは暗い路地裏で銃に弾丸を仕込んでテロを決意し、銃をビニール袋に入れてどこかに向かう。
エドは上院議員のいるグランドホテルに向かうが、そこは厳戒な警備が行われており、そこに加えてエドの父親はテロをするために到着していた。
エドは気が付かなったが、父親の方は挙動不審な息子の姿を発見して何故かホテルにいることに軽く動揺するが、最上階で爆弾を灰皿に仕掛けるために任務を続行する。

ところがエドの父親はエレベーターは最上階に到着した際に鋭い目つきをした東洋人の男性と遭遇し、その男はゴルゴ13だったので計画に気が付かれていた。
銃を取り出したエドの父親だったが、ゴルゴに敗れ去って死亡、遺体の元のバッグから警備員にテロリストだったことも露見する。

一方その頃、父親が殺されたことも知らずに警備が厳しかったことからテロを起こせずに弱気になっていたエド。
諦めようとしていた時に入り口から多数の警備員がホテルに駆け込んできたのに驚くが、IRAの爆弾係が射殺された事を語り合う利用客の話を聞き、ホテルから即座に立ち去ろうとする
その時にエドの体は何者かにぶつかり、その正体は以前も遭遇したゴルゴ13だったが、自分からぶつかったのにも関わらず、ゴルゴに怒号を浴びせるエド。
だが、そんな怒号も気にせずにゴルゴはホテルの入口に向かっていった。

多数の警備員で埋まるエレベーターの前の様子を見て、エドはこのような感想を頭に思い浮かべるのだった……。

爆弾係か……そんな大物でもしくじることがあるんだなあ……

余談

  • エドの登場した「アイリッシュ・パディーズ」は父親と息子の奇妙なすれ違いを描いた作品だが、とにかくすれ違っているポイントが多い。
    「見下していた父親が尊敬するIRAの大物」「IRAに入れなかったエドだが、実はその前に父親にIRA構成員が経営する会社を紹介されている(つまり、結果的に素直に入社していればIRAに繋がった可能性があった)」
    また、父親はテロリストだったがエドもテロ組織に憧れていた訳で、結果的に良くも悪くも似た者同士な親子だったとも言えるだろう。
    一方でテロで大量殺人をすることに全く罪悪感を持っていなかった父親に対し、エドは一度はテロを決意するもいざとなると結局テロを起こす勇気を持てずに止めたため、(小物さと臆病さが生んだ結果ではあるが)人間としての最低限のラインは父親より保てたと言えるのかもしれない。






Wiki篭りか……そんな大物でも(追記・修正を)しくじることがあるんだなあ……

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最終更新:2023年08月13日 13:53