ナオシ(ポケモン)

登録日:2025/07/02 (Wed) 00:49:05
更新日:2025/07/03 Thu 21:51:34
所要時間:約 5 分で読めます








出典:ポケットモンスター ダイヤモンド&パール、176話『セミファイナル!決勝へ進むのは!?』、
2006年9月28日~2010年9月9日まで放送。OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
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【概要】

DP編第4話から登場。
同シリーズ内ではシンジに次いで登場したライバルキャラの一人。
ポケモン吟遊詩人の青年で、どこか浮世離れしたファンタジー風の装いでミュウをかたどった竪琴(ハープ)を所持している。
年齢は推定だが、年長者枠のタケシレイジよりも年上に見えるため、サトシより一回りほど上の二十代前後と思われる。

吟遊詩人なだけあって弾き語りが趣味で、詩や歌にはやや反応に困られ気味だが、演奏は争う者の心を静めるほどの名手で、奏でていると自然と野生のポケモン達が惹かれて集まってくるほど巧み。
如何なる時も心穏やかで冷静な姿勢を崩さず、目上目下を問わず丁寧な口調で「さん」付けで呼び敬語で話すなど、曲者揃いのDP編ライバル達の中でも特に人間的にもよくできた好人物。
特に初登場の前話がシンジの初登場だったことや冒頭からサトシとヒカリの口喧嘩があった矢先なため尚更際立つ。
一度ロケット団に「こんごうだま」窃盗の濡れ衣を着せられ逮捕されてしまったことがあるが、その時も終始慌てず騒がずにいた。

旅の中でポケモンリーグポケモンコンテストのどちらの道を目指すべきか悩んでいたが、サトシとヒカリとのバトルを経て二人の熱意を受け、両方の道を目指すことを決意する。
「バトルかコンテスト、どちらか一本を極める」とトレーナーズスクールの先輩のスズナと約束していたノゾミには当初「どっちつかずにならなきゃいいけどね」と非難ともとれる言葉を向けられていたが、ヨスガ大会で彼女が敗れた後は態度を改めてられている(のちのグランドフェスティバルでは控室での様子等からかなり気さくな間柄になっている様子)。

ヨスガ大会以降長らくセリフなしでの出番が続いたが、終盤のグランドフェスティバルで再登場。
順調に予選を勝ち上がりベスト4へと進出、セミファイナルでノゾミと再び相まみえ、両者一歩も譲らぬ接戦のとなるも敗退。
この対決は特別審査員として参加していたメリッサも試合後二人の手を直々にとり讃えるほどの一戦であり、視聴者からも隠れた名勝負として挙げられることが多い。
反面これを受けてヒカリが発奮したのと尺の都合でムサリーナがもろに煽りを受けて敗退しまったが。
ファイナル終了後はヒカリとノゾミに今までの感謝を告げ一足先に会場を後にした。
その後のシンオウリーグでは予選一回戦目でサトシと対戦し惜しくも敗退。
サトシ達に感謝と別れを告げ、再び修行のため旅立っていった。


【手持ちポケモン・実力】

詩人というだけあってか手持ちにはくさむしタイプが多く、「うたう」など音技を用いた戦いや魅せ方をする。
戦績についても、
  • 「にほんばれ」+「ソーラービーム」のコンボ
  • 野良試合でサトシが完封負けした *1 ナタネにジム戦初陣で勝利
  • スランプ期間が長かったとはいえヒカリよりも順調なペースでリボンをゲット(106話時点で4つ)
  • アニメのリーグやグランドフェスティバルは出場のためのバッジやリボンを集める期間が明確に設けられているが、双方に出場し好成績を収めている
など相当な力量と努力が察せられる。
なお、所持しているバッジから原作のジムのうち、ハクタイ、クロガネ、トバリ、ヨスガ、キッサキに挑んでいるのが確認できる。
CV:中井キャラながら刀剣は使わないが斬撃系の技を覚えている手持ちは多い。

スボミー→ロゼリア→ロズレイド
CV:川上とも子ゆきのさつき(ロズレイド進化後)
技:タネマシンガン、ソーラービーム、メガドレイン、はなびらのまい、あまいかおり、マジカルリーフ

ナオシの最初のパートナー。
見かけによらず初登場時からソーラービームなど強力な技を覚えていた。
初バトルだったヒカリのポッチャマを倒した翌日のサトシとのピカチュウとのバトル中ロゼリアへと進化するがこちらでは敗北。
以降はジム戦とコンテスト両方の主力として活躍。
シンオウリーグでは先鋒。相性で不利なムクホークに「ブレイブバード」の一撃で倒されるも、事前に素早さを奪った上でダメージをしっかり与えており、後続のアーマルドの勝利に貢献している。

キマワリ
技:いあいぎり、くさぶえ、はっぱカッター、やどりぎのタネ

ハクタイシティの博物館を訪れていた際、ロケット団が「こんごうだま」を盗んだ騒ぎに驚いて逃げ出してしまい、屋根裏に隠れていた。
この時、防犯カメラにキマワリに変装していたニャースが映っていたためナオシが疑われてしまうが、ポッチャマと共に真犯人を暴いた。

コロトック
CV:小西克幸
技:シザークロス、むしのさざめき、うたう、つるぎのまい、ぎんいろのかぜ、れんぞくぎり

準エース格。
当初はヨスガジムでデビューさせるつもりだったが、メリッサが武者修行で留守だったためヨスガ大会がデビューになる。
こちらもジム戦とコンテスト両方の主力として活躍。
シンオウリーグではトリとして登場するが、催眠技対策に「ねごと」を覚えていたヘラクロスに敗れる。
映画『幻影の覇者』のエンディングでは主要キャラ達が映るパートではロズレイドがナタネのパートナー枠となったためか代わりに抜擢されている。

コロボーシ
技:うたう
グランドフェスティバル一次予選で登場。

チルタリス
技:ほろびのうた
グランドフェスティバル一次予選でコロボーシとのダブルパフォーマンスで登場。

ミミロップ
技:きあいだまふぶき、とびげり、まもる
グランドフェスティバルセミファイナルで登場。
コロトックとのコンビで演奏家と踊り子に見立てた幻想的かつダイナミックなパフォーマンスを見せた。

アーマルド
技:ロックブラスト、シザークロス、まもる
シンオウリーグで初登場。
アニメでは珍しい一般化石ポケモン*2
ロズレイドを倒したムクホークを相性差で破り、続くマグマラシとは「シザークロス」と「つばめがえし」の打ち合いで相打ちとなった。


【余談】

一時期極端に出番が減った時期があるが、これは同じ放送局の某SF時代劇の放送時間変更でスケジュールが中の人のスケジュールが合わなくなったからでは?との憶測も。
結果的にだがサトシはともかくコンテスト方面ではヒカリよりもノゾミのもう一人のライバル枠になってしまった感はある。

担当声優の中井氏は過去にもゲストキャラ役で何度か登場しているが、アニポケ初参加となった無印119話は、シンオウリーグ因縁の相手となったヘラクロス初登場回という奇縁がある。
また、リコロイ編では奇しくもこちらもくさタイプ使いのコルサを演じている。
芸術家気質なのは同じだがキャラの方向性は真逆ともいう。


追記・修正は二つの道を極めてからお願いします。

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最終更新:2025年07月03日 21:51
添付ファイル

*1 形式は2vs2の入れ替え制だったが、実質ナエトル一匹に完封負けしている。

*2 基本的に化石からの復元や僻地で偶然発見される展開が多いため。