登録日:2025/06/30 Mon 18:37:00
更新日:2025/07/07 Mon 12:13:31
所要時間:約 5 分で読めます
▼概要
『
Control』のスピンオフ的立ち位置のオンライン専用
協力型マルチプレイヤーゲームで、最大3人でのマルチプレイが可能。
ボイスチャットが無いため不便だが罵声が飛び交うことも無く、クリア後報酬は山分けとなるため友情破壊ゲームにはなり難いようになっている。
『Control』から6年後のオールデスト・ハウス(詳細は『Control』の記事を参照)を舞台に、様々な超常現象トラブルに対応する志願兵「ファイアブレイカー」達を主人公としている。
ストーリー等は無く、世界観や超常現象に関する解説はロード画面に表示されるFBCの書類で説明される。
概ね『Control』のサイドミッションのみを独立させた様な内容となっており、各ステージでオペレーターから与えられた命令をこなしていくことがゲームの目的となる。
2025年6月現在は5つのステージがプレイ可能である。
▼ゲームの流れ
①任務開始前に、まずは持って行く武器とツールを選択する。
②プレイする「任務」を選択し、難易度や行動可能エリアを選択する。
③マッチングするのを待つかソロプレイで任務開始。
④オペレーターのハンクとジェリーの指示通りに任務を遂行。
⑤任務が完了したらエレベーターで帰還。報酬として「サンプル」が貰える。
⑥「サンプル」を消費して武器やパークをアンロックする。
▼ストーリー
オールデスト・ハウスがロックダウンされてから6年。
未だにロックダウンは解かれず、内部は異界からの侵略者と途切れることの無い超常現象により混沌を極めていた。
そんな中、志願したFBC職員を即時にトラブルに対応する「志願部隊」として出動させることを許可する「ファイアブレイク計画」が局長により認可された。
ファイアブレイク・イニシアチブ責任者のハンクと彼の助手ジェリーのオペレーターの下、出動!ファイアブレイカー達!
▼キャラクター
▼ハンク・フラワーズ
CV:グレン・レイジ
ファイアブレイクの指揮官で、本作のオペレーター。
元掘削作業員であるためある意味大出世である絶対に代わりたくは無いが。
『Control』でヒス侵略が起きた2019年10月29日にオールデスト・ハウスに着任したが、その日は隔離された部屋で職員向けガイドブックを読んでいたために命拾いし、上司が全滅したため昇進した。
ファイアブレイク計画を提言し局長から認可されるが、変貌アイテムの影響を受けてメンテナンス・セクターにある球状の収容タンク(Containment Tank)に閉じ込められている(そのため容貌は不明)。
収容タンクはタイトル画面や任務選択画面の背景に表示される。
なお、助手のジェリーにより「CONTAINMENT TANK」の表記が「CONTAINMENT HANK」に修正され、ファイアブレイクの部隊章が沢山落書きされている。
▼ジェリー・スタンディッシュ/ペンシルプッシャー
CV:ジョシュア・ウィチャード
ハンクの助手。
任務選択画面にて後ろ姿が画面に映る。
ロード画面の書類によると、メンテナンスチーフのサイモン・アリッシが問題行動の多いハンクを見張るために部下に付けたらしい。
DLCでは「ペンシルプッシャー」としてファイアブレイカーの一人として参戦できる。
▼ファイアブレイカー01〜04
CV:シーガン・マーティン、ディアナ・ベルムデス、ヴィンセント・ライ、イネル・トムリンソン
勇気ある志願者。
プレイヤーの分身で、素肌の露出は一切無し。
ヘルメット、ボディアーマー、手袋、ボイスをそれぞれ好みに変えられる。
ヒスの共鳴──超自然的な振動、周波数、波形、フィールド──から身を守るハーネス「HRA(ヘドロン共鳴体増幅器)」と、不可視のシールドを展開する「共鳴シールド」を装備している。
恐らく原理は一部のヒス生物が纏うシールドと同じ。
共鳴シールドは物理的ダメージで破壊されてしまうが、しばらくすると復活する。
最初から選択できる衣装は全身に鎧の様にブラックロックパネルを身に着け防毒マスクを装備した「サムライ」、整備士らしき作業服とFBCレンジャー部隊のヘルメットとゴーグルを身に着けた「グリースモンキー」、FBCレンジャー部隊の戦闘服に溶接用エプロンと溶接用マスクを身に着けた「ファイアブレイカー」の三種あり、他にもアンロックするとコスチュームが追加されるが性能差は無い。
作品の顔になっているのはタイトルにも掛かっている「ファイアブレイカー」衣装で、ツールや武器のチュートリアル映像でもこの衣装である。
声はファイアブレイカー01、02は女性、03、04は男性だが、声を変更しても体格は男性的なまま変わらないため違和感が凄い。
また、以下の三種のツールの何れかを装備している。
+
|
ファイアブレイカーのツールについて |
任務に持っていけるのは一つのみ。
機械を素早く修理したり、敵をよろめかせる大型スパナ。
撲殺天使になろう!
パーク取得により弱いタレット的な旋回砲を組み立てたり、変貌アイテムの「豚の貯金箱」をくっつけられるようになる。
先端に取り付けられた導電性プレートでショートした機械に電力を供給することができるポータブル圧縮インバーター。
下に向けて作動させれば大ジャンプできる。
パーク取得によりポータブルラジオを作動させて近くの敵を誘導したり、変貌アイテム「ガーデンノーム」をくっつけられるようになる。
因みにポータブルラジオから流れる曲はかつてオールデスト・ハウスの管理人だった 生命体A-001/アーティが『 白夜の夜(短編映画)』で熱唱したテーマソング「白夜の夜」である。
強力な水の塊を無限に発射できる工業用ハイドロキャノンRCU世界の一般企業すげー。
火災を消したり、敵を弱体化させたり、超自然的な汚染を除染できたりと大活躍。
パーク取得により加湿器に水を注入して簡易的な噴水にしたり変貌アイテム「ティーポット」をくっつけられるようになる。
|
▼ファイアスターター
CV:ナタリア・テナ
DLCの追加キャラ。
ボイスとともに耐火服のコスチュームがセットになっている。
身体が焼けるとテンションが上がるガイキチ女。
名前のみ登場するFBC局長。
「ファイアブレイク」計画を認可した。
詳細は当該項目を参照。
▼サイモン・アリッシ
名前のみ登場するメンテナンスチーフ兼通信部門リーダー兼セキュリティ部門リーダー。
主な活躍は『Control』にて。
ハンクとジェリーの上司。
異世界からの侵略者である、超自然的なガス漏れ音。
明確な知覚と悪意を持ち、生物、無機物を問わずに腐敗させ化け物やポルターガイストに変貌させる。
しかしながら未だに一掃できておらず、ロックダウンは解除されていない。
そのためFBCは限られた物資と人員で辛うじて遣り繰りしている。
本作ではヒスシールドを纏っていない代わりに熱を帯びると凶暴化・俊敏化し、身体が冷えると弱体化・鈍足化するという特徴がある要は「身体がぬれて力が出ない」ため、クランク式流体エジェクターが有効。
また、凶暴化すると言っても身体が燃えるとダメージをうけてやがては焼死する。
※詳細は当該項目を参照。
巨大な焼却炉の姿をした生命体。
なんでも「食べて」くれるためFBCには有り難い存在だったが、任務「ホットフィックス」にてブラストシールドが破損し暴走し貴重なスティーブが犠牲となったため、ファイアブレイカー達が対処に向かわされた。
※詳細は当該項目を参照。
自己増殖し、人間を怪物に変えてしまう付箋。
異世界からの侵略者。
任務「付箋狩り」にて駆除対象となる。
※詳細は当該項目を参照。
●QE-1(通称:ヒル)
巨大(人間サイズ)なヒルの様な生命体。
あらゆる超常現象を抑制するというチート過ぎる鉱石「ブラックロック」を採取できる異世界「ブラックロック採石場」に大量発生した。
ブラックロックを食べて無効化し、白い粉を排泄し、体内に放射性物質でできた巨大な真珠を形成する。
FBCにとってブラックロックは無くてはならないものであるため、ヒルの排除は最優先任務とされた。
なお、ヒルは人間に対しては無抵抗である。
大型の成熟ヒルは必ず複数の真珠を体内に有している。
任務「地上管制」にてファイアブレイカー達がヒルの駆除と危険な真珠をシャトルで軌道上に打ち上げる仕事を任される。
人間の精神世界とされる「アストラルプレーン」と現実世界の両方に存在するメタ構造の生命体。
小さなブロックが大量に集まって人間サイズの芋虫の様な姿で這い回り、周囲の生物を見境無く波長で攻撃する。
無敵。
任務「地上管制」にて舞台となるブラックロック採石場を徘徊している。
※詳細は当該項目を参照。
☁エキソジェニック・マス
ピンク色で起爆性の泡の塊の様な生命体。
異世界からの侵略者侵略者多すぎ。
若手の研究部門の二人の職員が職務を放棄してオールデスト・ハウスから逃げ出すために無断で変貌アイテム「ラジオループアンテナ(AI55)」を持ち出して使用した結果、未知の異世界のスレッショルドが開き、そこから大量に流入し研究部門の一部を占拠した。
結節と思わしきものがあちこちにあり、攻撃したり近付くと爆発する。
早期に排除され難い目立たない場所から増殖するという明確な知性を持つ。
また、生物にも纏わりつく性質を持つ。
当然ながら纏わりつかれたまま外的刺激を受けると爆発するため、纏わりつかれた当人は致命的ダメージを受けることになる。
特定の周波を浴びると破裂する弱点があることから、研究部門では対「エキソジェニック・マス」用の設備として特定の周波を放ち周辺のエキソを殲滅できるエミッター(ガンマ、ベータ、アルフォの3基)が開発・設置され、増殖を抑制していた。
任務「周波数変更」にてこのエミッターがエキソにより破損したため、ファイアブレイカー達が修理のために駆り出された。
▼変貌アイテム
各地で起こる
変貌世界事象の副産物として出現する、超自然的なアイテム群。
キャスパー・ダーリング博士によると自我や知覚は無く、「プログラム」に沿って同じ行動を繰り返しているとのこと。
▼ブタの貯金箱(AI16-KE)
破壊されると不安定になり、コインと陶器の破片の攻撃雲を発生させるブタの貯金箱。
パーク取得によりレンチにくっつけることができ、使うと再生する上に吸い付くようにレンチに戻る。
▼ガーデンノーム(AI-KE)
陶器製の小人人形。
近くの生物を追尾して超自然的な嵐を発生させる。
パーク取得によりジャンプキットにくっつけることができ、エジェクターで発射できるが、前述の「近くの生物」にはファイアブレイカー達(プレイヤー)も含まれるため注意。
▼ティーポット(AI19-KE)
何の変哲もないティーポット。
華氏212度まで加熱するとあらゆる液体を可燃性のゼラチン状物質に変化させる。
パーク取得によりクランク式流体エジェクターにくっつけることができ、エジェクターの射出体を超自然的に加熱し、接触した生物を発火させる。
つまり汚物は消毒だ〜!ができる
コンドル・アセンダー社製のスキーリフト8番チェア。
ホワイトバンク・シミュレーター・ハンガーにて収容されている。
座った人間を凍らせる力を持つが、しばらく誰も座らせていないと「凍結異常」と呼ばれる周囲に致命的な冷気を発し続ける独立した力場をあちこちに出現させる。
そのため1年毎に人間に見立てたマネキンを座らせて抑制していたが、ヒス侵略によりそれどころではなくなって放置された結果、収容エリア全体が超自然的な冷気に包まれた。
任務「冷凍任務」にてファイアブレイカー達が対処することになる。
▼ラジオループアンテナ(AI55)
詳細不明だが恐らく周波数を合わせることで異世界のスレッショルドを出現させるラジオに似た変貌アイテム。
『
Alan Wake Ⅱ』にて、ダーリング博士も似たようなものを所持していた。
研究部門の若手職員により無断で使用され、一部の区画がスレッショルドから流入してきたエキソジェニック・マスに支配されてしまった。
■ヒスに汚染された変貌アイテム
ヒスにより汚染され、知覚を得てパノプティコンを脱走した変貌アイテム群。
ポルターガイストと化しており、ファイアブレイカー達にデバフを与えたり敵にバフを与える。
無力化にはマップのどこかにあるブラックロックを発射する連弩の様な武器「ブラックロック・ニュートラライザー」を必要とするが、パークのブラックロック弾を取得していれば通常の銃火器でも無力化可能。
▼「Surviving the Workplace」シリーズ
Remedy EntertainmentのYouTube公式チャンネルで配信されている動画シリーズ。
FBC職員向けの教材という設定のブラックコメディ満載な人形劇。
『Control』作中にてP6の教育のために製作された人形劇『スレッショルド・キッズ』から格段にグレードアップしている(※オールデスト・ハウスはリソースが限られています)。
毎回「スティーブ」が犠牲になるお約束がある。
アップデートによりゲーム本編内に収録され、本作もまたレメディー社作品らしく作品内メディアミックス作品となった。
余談
- 元々本作は「プロジェクト・コンドル(project condor)」としてスタートしている。
- 『Alan Wake Ⅱ』のDLCエピソード『レイクハウス』にて項目冒頭の「ファイアブレイク」部隊のマークが先出しされ、ファイアブレイカーのヘルメットやボディアーマーを身に着けた闇に支配された者たちも登場していた。
- 「付箋」の怪物の伏線は、実は6年前の『Control』にて既に張られており、付箋で覆われたオフィスと、突然付箋にオフィスを占拠されてしまったFBC職員の苦情の書類が登場していた。
追記、修正はオールデスト・ハウスを浄化してからお願いします。
- jaja氏=sato1108氏へ、別人を装って項目建て&更新をする前に他の利用者から言われていた項目名変更の問題を解決してください -- 名無しさん (2025-07-05 00:39:45)
最終更新:2025年07月07日 12:13