登録日:2026/4/26 Sun 22:05:00
更新日:2026/05/25 Mon 15:12:03
所要時間:約 82 分で読みたまえ、我が友人よ!!!!!
『CODE VEINⅡ』とは、Shiftが開発し、2026年1月29日にバンダイナムコエンターテインメントより発売されたゲームである。
ジャンルは「ドラマティック探索アクションRPG」。
■CONTENTS
■概要
フロム・ソフトウェアの
ソウルシリーズに影響を受けた「ソウルライク」の一角として2019年に発売され、粗削りながらも独自の魅力を打ち出して熱狂的なファンを獲得したドラマティック探索アクションRPG『
CODE VEIN』の続編にあたる作品。
今回は『
ELDEN RING』を意識したと思しきオープンワールド形式が採用されている。
水辺にはちゃんと河童も住んでいる
「続編」と先述したが、歴史改変を組み込んだ都合上前作との繋がりを持たせるのが難しかったため、世界観自体は大幅に変更され、ゲームシステムも大きく変わっている。
吸血鬼も前作のような改造人間ではなく、完全な別種族であり、「人間と吸血鬼の共存」も物語の軸になる。
ビジュアルも刷新され、前作と比べるとおどろおどろしさが増量されている。暗いフィールドでの戦闘も多く、ややホラー成分が加わっているのも特徴。
ただし、「バディと二人きりでの共闘と探索」「記憶の残滓を垣間見ながら交流」「吸血アクション」「商人は爆乳のチャンネー」など、前作から受け継がれた要素自体は多く、術式や装備についても多くのものが継承されている。なんだかんだで、遊んでいれば『CV』らしさを感じられるだろう。
世界観設定も非常に作り込まれおり、サポートメニューの用語集やアイテムのフレーバーテキストなどから考察する楽しみもある。
ソウルライクだけあって基本は死にゲーだが、レベルを積極的に上げつつ油断しないで立ち回れば「ある程度は」押し切れる範囲。
オープンワールドなだけに寄り道要素も豊富であり、探索を積極的に進めつつ、稼いだヘイズをレベル上げに回していけば比較的余裕をもってストーリーを進められるだろう。
…と言っても、ゲームバランスもちゃんとそれを前提にしているので、思考停止のゴリ押しだけで突破できるほど甘くはない。
慣れるまでは死にまくるだろうが、諦めずに頑張ろう。
発売当初は各種アクションの隙の多さや最適化不足を中心に作り込みの甘さを指摘する声が相次いだが、数度のアップデートを経て現在はかなり遊びやすくなっている。
キャラクリエイト体験版も無料配信されている。戦闘は出来ないがマグメルを歩き回ることは出来、フォトモードも使えるので、キャラクリこだわり勢ならこれだけでもそれなりに楽しめるだろう。
■あらすじ
太古の昔、突如として謎の厄災「リンネ」が発生。
多くの生物が異形のバケモノと化し、人間社会は崩壊した。
そんな中で、これまで歴史の裏に潜んでいた吸血鬼たちが表舞台に出現。吸血鬼による社会が構築され、共通の脅威に対して、二つの種族が手を取り合った。
そして、「大英雄」始祖イドリスの活躍によって、リンネは辺境域に封印された。
しかし、イドリスの封印は完全なものではなく、時と共に劣化していった。
そして再びリンネの脅威に世界が晒されそうになった時、多数の吸血鬼達が立ち上がり、のちに「大事変」と呼ばれる、リンネ再封印のための大きな戦いが勃発した。
多大な犠牲を払った激闘の末、リンネはかつての封印の場に出現した「渇望の月」の中に封じ込められた。
大事変の英雄達は人柱として自らの体内にリンネのエネルギーを封じ、封印殻に覆われた状態で眠りについていた。
そして、大事変から100年後。
英雄達の封印も、やはり永遠のものではなかった。
体内に封じ込めたリンネのエネルギーを抑え込むべく英雄達はその命を摩耗させ、限界を迎えると同時に次々と爆発していった。
もしも全ての英雄が爆発してしまえば、今度こそ世界は跡形もなく滅んでしまう。
かつて大事変の際に封印を主導したヴォーダ家では、「英雄が爆発する前に封印から解放し、討伐する」という計画が始動した。
そんな中、1人の吸血鬼ハンターが、マグメル島で目を覚ました…
■登場人物
●マグメル
マグメル島地下に拠点を構える組織。
始祖の血を引く吸血鬼の名家、ヴォーダ家が監督する。
100年前までは術式の研究所だったが、賊の襲撃によって壊滅し、保管していた術式の多くが失われた。
その後ラヴィニアがある程度再建し、マグメル島や近隣の島からの避難民達を受け入れるシェルターになった。
しかし、主人公とルゥによる歴史改変によって壊滅は避けられ、術式研究所としても存続するようになった。同時に辺境域本土にも橋が架かり、自由に行き来できるようになる。
・主人公
フリーランスの吸血鬼ハンター。
爆発寸前の封印殻を抱える島からの避難作戦に従事した際、バケモノから民間人をかばって致命傷を負ったが、ルゥから心臓の半分を受け渡されて蘇り、英雄討伐作戦に参加することとなる。
ルゥの時間遡行の術式を補強するために「他者の情念を手繰る術式」を手に入れたことで、物や場所に宿った残留思念を読み取る能力を身に着けた。
キャラクリは前作から更に進化し、非常に細かいところまで作り込めるようになっている。
名前以外はマグメルと心の重なりにある姿見でいつでも変更可能。性別も自由に切り替えられる。
一応ボイスもあるが、多彩なバリエーションがあった前作に対してダメージボイス、断末魔、落下死時の悲鳴のみと妙に寂しい。
・ルゥ・マグメル
マグメルに所属する傲慢の血族の吸血鬼であり、本作のヒロイン。
顔立ちは可憐だが、全身の至る所に機械的な意匠があったり、バストが小さいことの比喩ではなく本当に胸自体がなかったり、華奢な体型に反してタイツに覆われた太ももが大変ムッチムチだったりと、吸血鬼の中でもかなり異様な風貌の持ち主。ばいんばいんだった前作のイオからかなり極端に差別化されている
一見すると感情が希薄な風に見えるが、英雄討伐の任務の中で各地の惨状や英雄達の悲惨な経歴を目にした際は心を痛め、プライベートでも甘いものに目がなかったりと、根は心優しい等身大の女の子である。
主人公と同じく過去の記憶はなく、記録でしか歴史を知らない。
イドリスが生み出した時間遡行の術式を操れる唯一の人物であり、人間や吸血鬼の情念から生まれた「縁」を手繰ることで過去の時代に飛ぶことが出来る。
主人公の相棒として任務に同行するが、過去の世界では因果律の維持のために、主人公のジェイルに常に入っていなければならない。そのため、過去ではヤドリギからアクセス出来る精神世界「心の重なり」でのみ直接会話出来る。
1周目に固定で辿り着くノーマルエンドの段階だと、基本的にはヒロインというより「ナビゲーター」や「オペレーター」のような存在。
ただし、現代では戦闘にも普通に参加してくれるし、ストーリー上でもグッドエンドからはヒロインとしての本領を発揮していく。
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ネタバレ |
主人公と共に4人の英雄を討伐し、渇望の月の中に眠るヴァレンティンの討伐に動いたが、ラヴィニアの真の目的は全吸血鬼の撲滅だった。
もはやラヴィニアを止めるすべはなく、術式は発動。主人公に向けて伸ばした手が届くことはなく、彼女もまた消滅していった…
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その正体と歴史改変後のネタバレ |
彼女の正体は、大事変の際にリンネ再封印のために作られた依り代。つまり人造人間であり、先述した異様な風貌もこれが理由だった。
開発にあたっては学園の生徒達ほぼ全員が生贄に捧げられており、まさに「大義のためなら犠牲も厭わない」というラヴィニアの方針を体現するような存在である。
しかし、術式は何故か完全には発動せず、再封印は失敗。
そしてヴァレンティンは術式の起動装置から彼女を抜き取ると、露出したリンネのエネルギーを使って吸血鬼を滅ぼそうとした。
結果として彼女の使命は失敗したが、皮肉にもヴァレンティンの介入によって命は助かり、そしてラヴィニアも「リンネ再封印」から「吸血鬼撲滅」に方針転換したため、依り代になる必要がなくなり現代まで生存したのだった。
再封印への介入をきっかけに記憶を取り戻し、自身の出自を知った彼女は、100年の歳月や主人公と過ごした日々を経て己に芽生えた自我を再認識し、「あの時は怖くなかった死が、今は怖い」と吐露する。
そして、完全な状態で封印を完成させ、リンネの解放と吸血鬼の撲滅の両方を防ぐために再封印に加わった。
主人公の協力も得て再封印を達成した彼女だったが、その代償として2人で「融和の月」に閉じ込められ、リンネの心核に捕らわれることとなった。
そして物語は「ルゥ救済編」に続く…
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・ノア・G・マグメル
過去のマグメルに所属していた傲慢の血族の吸血鬼。
元人間であり、ミドルネームの「G」は人間時代の苗字だった「ジーン」の頭文字。
その出自から、血統を重視する吸血鬼の間では白い目で見られていたが、実力と努力、そして本人の人柄で信頼を勝ち取っていった。
見た目はやや威圧感があるが、実際は温厚で頼りがいのある良き兄貴分。
料理好きな一面もある…というか、野菜はおろか調理器具すら自作しているほどの料理ガチ勢。勿論ジャンクフードをプレゼントすると「こんなもんばっか食ってるのか?」と怒られる。
マグメルが賊に襲われた際、バケモノ化した旧友フランツと相打ちになって命を落としたが、主人公の介入によって歴史が変わり生還。
その後、現代まで無事に生き延び、マグメルで武器開発の統括を担当するようになった。
英雄討伐作戦にも協力することとなり、同時に大事変と時を同じくして行方不明になったヴァレンティンの捜索にも尽力している。
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ネタバレ |
ヴァレンティンの親友だった彼は、その身自体が封印殻の封印を解く鍵だった。
封印を解けば自らも助からないが、ラヴィニアからその話を真の目的と共に聞かされて尚その意志は揺るがず、主人公とルゥに未来を託して散っていった。
おかげでこのイベントが発生してからはトゥルーエンドを見ないとノアとの交流が出来なくなり、ギフトポイントと交換する品物も入手不可能になってしまう。流石に批判が多かったため、その後のアップデートで過去のノアとも交流出来るようになった。
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歴史改変後のネタバレ |
大事変の際は辺境域から離れた場所での作戦を命じられたが、ヴァレンティンの様子がおかしいことに薄々感づいていたため、主人公のジェイルに隠れることで封印の塔に潜り込んだ。
そして、計画に王手をかけようとしたヴァレンティンを止めようとしたが、最早彼を説得する余地はなく、リンネのエネルギーを吸収してバケモノ化した彼を仲間達と共に討伐した。
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・イリス・マグメル
マグメル所属のブースター研究者。忍耐の血族の吸血鬼。
ラヴィニアやヤドヴィガに隠れがちだが、中々に立派なブツをお持ち。
過去では歴史改変前も改変後も一切姿を見せないため、マグメルには比較的最近加わった模様。
生真面目だが仕事人間というわけではなく、崩壊前のファッション誌に興味を示している辺り趣味は結構乙女。
かつて共同研究者だった親友に裏切られ、故郷の仲間を皆殺しにされた過去があり、復讐のために強力なブースターを開発しようと目論んでいる。
決してキャラが薄いわけではないのだが、微妙にメインストーリーに絡ませてもらえず、やや不遇。
・ラヴィニア・ヴォーダ
ヴォーダ家の現当主を務める傲慢の血族の吸血鬼であり、マグメルの指導者。
歴史の変化を観測できる力を持つ。
黒ずくめのドレスに覆われたスレンダーな体格と、大変けしからんおっぱいやお尻、全身に刻み込まれた何らかの術式も印象的だが、何よりインパクトがあるのは全長4メートル近くはあろうかという圧倒的高身長。主人公がキャラクリで身長を最大まで伸ばして、ようやく彼女のおへそに届くくらいなのだから本当に大きい。
大義のためなら犠牲を払うことも厭わないが、心中では強い罪悪感も抱えており、「歴史に干渉してでも、1人でも多くの人を救いたい」という主人公やルゥの考えも(歴史改変のリスクについて忠告はしつつも)「あなた達の選択であれば尊重する」と語っている。
上司としても意外に面倒見はよく、主人公を気遣うセリフからは生来の優しさも伺える。
ブラッドコードを馴染ませた上で話しかけると、そのブラッドコードの種類に応じたブースターをくれる。
終盤には彼女自身もバディとして選択出来るが、召喚は出来ない。
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ネタバレ |
イドリスを妄信しており、ほころびつつある彼の封印を補うべくルゥを生み出して再封印作戦を決行。
そのために、封印に反対していたゼノンを無理やり拘束して強制参加までさせたが、ヴァレンティンの妨害によって計画が狂ってしまう。
しかし、息子の理念を知った彼女はそれを継ぐことを決意し、計画を「再封印」から「吸血鬼撲滅」に変更。
主人公とルゥに英雄達を倒させた上で、リンネのエネルギーを使って全身に刻み込まれた吸血鬼撲滅の術式を発動する。
術式の力はマグメルの装置によって増幅され、こうして彼女自身を含めた全ての吸血鬼はこの世から完全に消え去った。
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歴史改変後のネタバレ |
配下の傲慢血族と共に監獄島を襲撃し、ゼノンを拘束したが、未来からやってきた主人公とルゥの介入によって逆に自分が拘束されることに。
結果、再封印はヴァレンティンが引き継ぐことになり、過去の物語からは姿を消した。
一応、彼女がゼノン拘束の際に使った時間留保の術式は最終決戦に役立てられている。
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・ヴァレンティン・ヴォーダ
過去におけるマグメルの指導者にして、ラヴィニアの息子。
サングラスがトレードマークのイケメン。
辺境域で最も強い権力を持つヴォーダ家の跡取りである上、本人も学者や法務官として多方面で才能を発揮しているため、やっかむ者も多い模様。
なんらかの術式を体に組み込んでいるのか、剣で刺されても傷一つ負わないどころか逆に剣が消滅してしまう。
保守的な母親とは逆に、血族や種族の違いをあまり重視しておらず、「誰も犠牲にならない、皆が対等に生きていける世界」を夢見ている。
ヴァレンティンとは親友であり、生まれのせいで孤立気味だった彼を何かとフォローしてきた。
大事変の際に各地の英雄を招聘したのも彼だが、大事変と同時に行方不明になっており、現代編には登場しない、
彼のキャラストーリーは少し特殊で、普段は入れない異空間に共に足を踏み入れてボスを倒すことになる。
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ネタバレ |
渇望の月で眠りについている「最後の英雄」の正体。
探求の末リンネの真相を突き止めたことで、苦悩の果てに「リンネを確実に撲滅するためには、吸血鬼を一人残らず消し去るしかない」という結論に達した。
そのため、再封印に協力するふりをして封印の塔で英雄達の前に立ち塞がり、作戦を妨害。
激闘の末に彼と英雄は痛み分けに終わり、全員が中途半端な形でリンネのエネルギーを吸収したことで封印殻になった…というのが、大事変の真相だった。
そして、ノアの犠牲によって封印から目覚め、主人公とルゥによって討伐されたが、彼の悲願はラヴィニアが変わって達成することとなった。
「誰も犠牲にならない世界」を夢見た彼が出した答えが「吸血鬼全てを犠牲にする」ことだったのは、なんとも皮肉な話である…
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歴史改変後のネタバレ |
監獄島に拘束されたラヴィニアに代わって再封印の指揮を執るが、その目的は先述の通り。
封印の失敗を見越して封印装置を破壊し、ルゥを中から取り出すと、自らリンネのエネルギーを取り込んでしまった。
本来ならリンネのエネルギーで術式を発動し、吸血鬼撲滅を達成するはずだったが、そもそも「吸血鬼の中に力が収まりきらなくなって発生する現象」であるリンネを彼1人が全て受け止めることは出来ず、おぞましい姿のバケモノに変貌してしまう。
そしてもう一度再封印を行わんとする主人公に討伐されて死亡し、リンネのエネルギーは再び解き放たれた。
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・ヤドヴィガ・グリフゴート
マグメルにおける商取引全般を担う、怠惰の血族の吸血鬼。
セクシーなドレスと、ラヴィニアに負けず劣らずのおっぱいが持ち味。
歴史改変前の現代では登場しないため、本来の歴史ではマグメル壊滅時に殺害されてしまったようだが、歴史改変後は現代でも登場し、過去と同じく店員を務める。
転移の術式を駆使して全ての店を1人で回す多忙ぶりだが、プライベートはだらけまくっており、食事もジャンクフードが大好き。ジャンクヌードルを作って持っていくと「全身がこの健康を害する刺激を求めている」と大喜びする始末である。
自身の過去にまつわる理由から、「屑石」と呼ばれる物体を集めている。
実はゼノンの娘だが、父が「あの子は自由を愛しているから」とあえて接触を控えているため、親子での絡みはなし。
一応バディとして選択出来るが、「自ら戦うのは性に合わない」ということで召喚は出来ない。
・ヤドヴィガの眷属
読んで字の如くヤドヴィガの眷属。マグメルの外では彼らがアイテム販売と装備強化を担当する。
ゾンビのような不気味な外見だが、口調や振る舞いはまるで子供のように純真無垢。買い物してヘイズを払うとガッツポーズしたり、踊って喜んだりと、中々に愛嬌がある。
各地にいる彼らから「お客様証」を購入することでヤドヴィガの店のラインナップが増えていくので、積極的に探そう。
●水没都市
かつて大規模なリンネによって壊滅し、その呼び名通りに水没した大都市。
住人達も殆どが死ぬかバケモノ化している上、かつてのリンネ爆心地に潜むリンネ種残滓のせいで深刻な水質汚染まで発生しており、現代ではまるで水面に大量の絵具や油でもぶちまけたかのような痛ましい状態になっている。
郊外には難民の村もあるが、物資も人手も足りておらず、住民達はいつ襲ってくるかもわからないバケモノの脅威に怯えながら暮らしている。
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ネタバレ |
主人公とジョゼがリンネ種残滓を討伐したことで歴史が変化。
水質汚染は最低限に食い止められ、100年後にはほぼ元通りになっている。
ジョゼがその後力を暴走させ、コロニーを壊滅させてしまうことは結局変わらなかったが、残されたインフラは生存者達を支えており、辺境域における物流の要所となった。
僅かながらコロニーの生存者もおり、彼らの助力と整備された物流網のおかげで難民の村も安全な場所になっている。
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歴史改変後のネタバレ |
主人公によるさらなる歴史改変でジョゼの暴走は阻止され、コロニーへの被害は最小限に抑えられた。
ジョゼが封印殻で眠りについてからも、リーズがコロニーを引き継いで守っている。
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・ジョゼ・アンジュー
大事変の英雄の一人であり、暴食の血族の吸血鬼。
水没都市の生存者達を束ね、古い時計塔にコロニーを築いている。
強力な血族の力を持っているが、双子として生まれたため力が2人で分散してしまっており、不安定で暴走しやすい。この力は左目に宿っており、保護のための眼帯を装着している。
イドリスのリンネ封印を援護する際にも、暴走の影響でリンネ種討伐に失敗し、水没都市の壊滅を防ぐことが出来なかった。
人間にも吸血鬼にも分け隔てなく接する人格者として慕われていたが、暴走を重ねた結果コロニーの人々を皆殺しにしてしまって以降は人を遠ざけるようになり、「孤独の女王」と呼ばれるようになった。
快活で情に厚い姉御肌な人物で、喜怒哀楽は顔にはっきり出るタイプ。
突然拠点にやってきて成り行きで共闘することになった主人公を気に入り、仲間に処刑されそうになっていたところを救うべくその場で許嫁にすると宣言というぶっ飛んだ行動に出た。
一応本人は「助けるための方便」「本気にされると困る」と言っているが、行動を共にするうちに本気で主人公を愛するようになっていく。
一見すると分かりにくいが、デザインには至る所に和風の要素が盛り込まれている。
また、その性格や髪型、両手剣とハウンズを用いた攻撃特化の戦闘スタイルから、「前作のヤクモ・シノノメがモデルではないか」という声もある。
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ネタバレ |
主人公の協力を得られたことでリンネ爆心地への突入が可能になったが、その中でリーズが残した暴走制御装置のプロトタイプを発見し、暴走を克服する。
リンネ種残滓を倒して水質汚染を食い止め、これからも皆と共に生き抜くことを誓って主人公と別れるのだった。
…しかし、その後ゴッボー率いるハンター部隊がコロニーを襲撃し、吸血鬼だけを変異させるリンネ兵器を発動。これを止めようとした結果、プロトタイプの制御装置では耐えられずに力が暴走。結局コロニーは壊滅してしまった。
守るべきもの全てを自らの手で滅ぼしてしまったジョゼは絶望の中で自らの目を潰し、世捨て人となった。
最早自分の命に何の価値も感じなくなった彼女だったが、「もう何の光も残っていないなら、せめて光の中で生きるべき人達を最後に守りたい」としてヴォーダ家の召集に応じ、仮面を被って再封印に参加するのだった。
そして現代。
封印から解き放たれたジョゼは、快活だったかつての姿とは真逆の無機質な能面を被った痛ましいバケモノに変貌。破壊本能を抑えられず暴れながらも、己の不甲斐なさを呪い続けていた。
最終的に主人公に引導を渡され、ようやく絶望から解放されたジョゼは、罪を犯した自分と正反対の道を歩んだ許嫁の武運を祈りながら消えていった…
普通に遊んでいれば一番最初に討伐することになる英雄なだけあり、「英雄討伐」という任務がどういうものなのかをプレイヤーにまざまざと見せつけてきたキャラ。
劇中の主人公とルゥは勿論のこと、プレイヤーの中にも同じくらいにメンタルをやられた方は多かったことだろうが、彼女はまだ最初の一人に過ぎないのだ。
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歴史改変後のネタバレ |
主人公が現代の世界からリーズの改良型制御装置を持ち込んだことにより、際どいところで暴走は阻止された。
ゴッボーに奪われたプロトタイプを奪還すべく主人公と共に統制局居城に乗り込み倒したが、取った手段こそ間違っていたものの理想は硬かった彼を「宿敵」と呼び、その最後を悼んだ。
その結果、コロニーは存続し、更にリーズとも再会出来、ここに彼女を襲った悲劇は無事回避された。
最終的に封印殻でバケモノになり、主人公に討伐されることは変わらなかったが、己が守り抜いたものを見届けた彼女の姿は晴れやかだった。
そして、最愛の人によって討たれたジョゼは、最初で最後の心からの愛の言葉を許嫁に伝え、旅立っていった。
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・リーズ・アンジュー
水没都市を壊滅させたリンネで命を落とした、ジョゼの双子の妹。姉とは反対に右目が眼帯。
やはりジョゼ同様、力の暴走に悩まされている。
本来、暴食の血族では先述の理由から「双子が生まれた場合、どちらか片方を殺す」という掟があるのだが、母がこれを破ってジョゼもリーズも助けようとしたため、親子揃って辺境域に追いやられた。
姉とは真逆の大人しい性格な一方、一度腹が決まれば大胆な行動に出ることもある。この辺はなんだかんだ姉妹である。
お互い心の中では愛しているのだが、素直にそれを表現できずにすれ違い続けていた。特に、ジョゼを守るために自ら死を選ぼうとしたことは彼女を激怒させ、家出を選ばせてしまった
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ネタバレ |
実は自分と姉が力を制御できるよう術式を研究し続けていた。
努力の甲斐あって自身の暴走はほぼ収まり、ジョゼのために血族の力を安定させるための制御装置も制作していたが、結局渡し損ねてしまった。
命令を無視してジョゼのいる最前線に向かい、制御装置を渡そうとしたが、その中で彼女の暴走の現場に遭遇。
咄嗟に飛び出してジョゼを庇い、リンネに呑み込まれて命を落とした。
…と思われていたが、実は生存しており、爆発で水没都市郊外まで吹き飛ばされていた。かなりの大怪我をしていたものの、命は助かったのも吸血鬼故のことだろう。
ホリーの療養所で保護され、しばらく療養していたが、ジョゼの暴走の件を聞きつけて水没都市まで引き返した。
絶望に染まった姉が自分の来訪に気付かなかった姿にショックを受けたリーズは、二度と同じ悲劇を繰り返させないために改良型制御装置の開発に着手。
協力者を見つけて護衛を依頼すると、自身はシェルター内で研究開発を開始したが、リンネに巻き込まれていた彼女が無事で済むはずがなく、次第に衰弱していく。
制御装置自体は完成したものの、その頃にはもはや歩く力も残っていなかった。
姉の力になれない無力感を噛みしめ、せめて他の誰かが姉を救ってくれることを願いながら、シェルター内で誰にも看取られずに息を引き取った。
しかし、ジョゼがリンネ兵器に対抗しようとする場に居合わせ、一度撤退した主人公とルゥがリーズのシェルターを発見。
そして、彼女の最後の願いが込められた制御装置が、主人公を経由してジョゼの手に渡るのだった。
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歴史改変後のネタバレ |
ジョゼの暴走が回避されたことで、弱った身体に鞭打って制御装置を作る必要がなくなり、生存。
そしてジョゼがゴッボーを倒した直後にコロニーに現れ、姉との再会を果たすのだった。
現代ではジョゼの跡を継いでコロニーを守り続けており、愛する姉が主人公の手で解放されていく姿を見届けた。
彼女も生存イベントの後は過去のマグメルに現れ、ジョゼと一緒に過ごしているのだが、姉が人間、しかも吸血鬼ハンターと婚約したことに納得できず、主人公を試すべく様々な依頼を振っていく。その姿はさながら妹というよりめんどくさいオカンだった。
最終的には認めてくれたが、そうしたらそうしたで今度は2人の結婚を盛大に発表して辺境域中に知らしめようと言い始め、ジョゼも妹の予想外に重い一面には困惑しっぱなしだった。
なお、温泉では何故か一緒には入らず、湯船の傍で体育座りしてじっとこちらを見ている。特に隣にジョゼがいる状態でリーズも来た時は大変気まずい思いをしたプレイヤーも多かったとか…
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●酸の谷
辺境域北部にある盆地。周囲一帯が切り立った山脈に覆われ、その名の通りあちこちに強酸が流れている危険地帯。
凝石炭という優れた燃料の産地であり、かつては大きく栄えていたが、君主である開拓女王イモージェンによって全住民が追放されて以降は暴走した吸血鬼やバケモノの巣窟と化した。
一時はかつての住民達によって結成された傭兵集団「黎明の旅団」によって奪還されたものの、その後旅団は多数の罪状によって統制局に解体され、メンバーもほぼ全員が抹殺された。
酸は勿論ダメージゾーンであり、場所によっては深くて脚を取られることもあるが、進行上必ず突っ切らないといけない場所もある。
なお、ライルの封印を解く鍵を入手してから現代に戻ると、何故か酸は無害化され、一部の場所以外では普通の水になっている。とはいえゲーム的にはダメージゾーンが減るため有り難い。
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その実態 |
実は谷そのものが超巨大なバケモノの捕食口。
谷に満ちた酸は消化液であり、周囲の山脈は歯。そして、凝石炭も獲物である人間や吸血鬼を誘い込むための餌だったのだ。
この事実に気付いたイモージェンによって地下の心臓が封印され、とりあえず危機は去ったが、時間の経過によって谷は次第に生命力を取り戻し、「新しい家」に根付いた人々が捕食される時は刻一刻と迫っていた…
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ネタバレ |
主人公の協力によって黎明旅団は開拓城を制圧し、ここを拠点に「新しい家」を築いた。
旅団はやはりゴッボーに解体され、ライルを残して全滅してしまったが、それまでの間に数え切れないほどの人々を守り、希望を与えてきたという。
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歴史改変後のネタバレ |
改変前と同じく、統制局の命で吸血鬼ハンターが押し寄せてきたが、主人公の介入によってイモージェンは本来の歴史よりも早く倒された。
その結果、ハンター部隊は旅団にたどり着く前に、地割れから噴き出した強酸をまともに浴びて全滅。旅団は壊滅どころか1人の犠牲者も出さず、現代でも存続している。
それはまるで、イモージェンの最後の想いが息子と民を守ったかのようだった…
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・ライル・マクリーシュ
大事変の英雄の一人であり、黎明の旅団に所属する、忍耐の血族の吸血鬼。
かつては血奴であり、クレイグに拾われて旅団に育てられた。
そして、旅団が襲撃を受けた際に死亡し、クレイグの血によって吸血鬼として蘇生した
非常に仲間想いな青年だが、幼かった自分を庇って仲間が何度も傷つく光景を目にしてきたことから「自分のせいで誰かが傷つく」ことを過剰なまでに恐れている。
そのため、自分が傷つくのも厭わない、身を削るような戦い方ばかりをしており、その過去を知らない新入り団員達からはバーサーカーとして恐怖の対象になっている。
クレイグの「指示がない限り戦うな」という命令に納得しかねているものの、主人公と共に任務を遂行するうちに自身の身の上についての真実を知っていく。
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ネタバレ |
ライルの吸血鬼化は統制局の承認を得ておらず、そのせいで彼は統制局の追手から常に狙われ続けていた。
「旅団の仲間を守ってきたつもりが、むしろ自分が守られていた」という事実はやはりショックだったものの、やがて「皆が守ってくれる分、自分も皆を守り、お互いに守り合う関係になればいい」という結論に達し、クレイグ達と真意を確かめ合って絆を深くした。
そして、主人公の協力を得て開拓城は制圧され、旅団の新しい家が生まれた。
…しかし、その後も統制局から狙われ続けており、遂にゴッボー指揮下のハンター部隊が大軍勢で谷を襲撃する。
折悪く、谷の真相について調査中だったライルは、イモージェンの真意と、谷の封印が解けかけていることを突き止めており、すぐには戻れない状況。
どうにかイモージェンを撃破して谷を無力化したまではよかったが、激戦の中で右腕を失う。そして、ライルがイモージェンに苦戦している間に、旅団は圧倒的戦力差を以て皆殺しにされてしまった。
家族を守れなかった絶望の中、ライルは仲間達の墓を作ると、死に場所を求めるように戦場を渡り歩き始めた。
再封印に参加したのもその一環に過ぎず、終わったらまた終わらない戦いの旅に向かおうとしていた。封印殻の中で眠りにつけたのは、せめてもの幸いだったのかもしれない。
そして現代。
覚醒したライルは、まるで旅団の旗と仲間の亡骸を背負っているような傷ましい姿のバケモノになり、「皆はまだここにいる」と空しい自己暗示を口にしながら、もう誰もいない「理想郷」を守るために主人公に剣を向ける。
そして黎明旅団最後の一人となった主人公に止めを刺され、仲間の元へと送られるのだった…
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歴史改変後のネタバレ |
主人公と共にイモージェンの情念を見たことで谷の真相を突き止め、イモージェンを介錯して谷を完全に無力化。
本来の歴史よりも早くイモージェンが倒されたことで、黎明の旅団は全滅を回避した。
故郷と家族の両方を守り抜いたライルは、クレイグと共にこれからも酸の谷を発展させていくことを誓う。
同時に、血奴問題を解消すべく、血液を長期保存する方法についても探求を開始した。
現代に戻ると、彼の封印殻は限界寸前になっていたが、主人公によってギリギリのところで解放される。
ライルはクレイグから谷と旅団の現状を聞かされ、家族達が未だ健在であることに安堵しながら、自身の相棒と団長の手で介錯されるのだった。
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・クレイグ・マクリーシュ
黎明の旅団の団長。イモージェンの息子であり、本来なら酸の谷の王子というべき人物。
かつては凄腕の戦士だったが、幼いライルを庇って心臓に深手を負い、以降は車椅子に乗っている。
豪快な人柄で旅団員たちから慕われており、部下達と共に各地で沢山の人を救ってきたが、最後は先述の通り統制局に抹殺された。
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ネタバレ |
かつてはゴッボーの私兵でもあり、旅団への援助を交換条件として彼の政敵を抹殺し続けていた。
しかし、ライルを吸血鬼として蘇らせた際に離反を決意し、以降自身もゴッボーから狙われることとなってしまう。
その後、ライルからの情報で谷とイモージェンの真実を知るが、そこに統制局のハンター部隊が襲来。
イモージェン討伐をライルに託し、ハンター部隊を迎え撃ったが、奮戦空しく部下達と共に皆殺しにされてしまった。
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歴史改変後のネタバレ |
主人公のジェイルに入る形で単独調査中のライルのもとに向かったが、その中で母の真意を知る。
ハンターの襲撃の際は転移の術式で部下達のもとに戻り、死を覚悟して迎え撃とうとしたが、その直後にハンター達を呑み込んだ地割れと強酸に、母の加護を垣間見たのだった。
その後、ライルが入手した秘薬と、ホリーの助言と主人公の介助を借りて行った湯治により、100年かけて再び歩けるようになった。
封印殻の中で限界を迎えつつあるライルをなんとか助けようとしたものの、結局主人公の力を借りて討伐するしかないと結論付け、主人公と共にライルを介錯。
そして、これからも家族と人々を守り続ける決意を新たにするのだった。
歴史改変で生存したことにより、大事変にも部下達と共に参加している。
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・開拓女王イモージェン
かつて酸の谷を治めていた指導者であり、クレイグの実の母。
心優しく思いやりのある人柄で民衆から慕われていたが、ある日を境に乱心し、自身と数人の臣下を除く全員を酸の谷から追放した。
その後自身も失踪しており、主を失った谷には長く混乱の時代が続いたという。
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ネタバレ |
結論から言えば、イモージェンは乱心などしていなかった。
酸の谷の正体に気付いた彼女は谷の心臓の位置を突き止め、「自らの肉体そのものを心臓と融合させる」という手段で谷を封印した。
民を追放したのも、万一封印が失敗した時に備えての安全策であり、心優しいクレイグが「一緒に残る」と言い出さないように乱心を装っていたのだった。
自ら志願して最後まで残った臣下2人と共に封印の儀式に挑み、なんとか成功したものの、その肉体はバケモノになり、そして封印も時間と共に次第に破られていった。
そして、真相を突き止めたライルがイモージェンを討伐。彼女と融合していた谷の心臓も破壊され、ようやく事態は終わりを迎えた。
本来の歴史ではライルの助けが間に合わないまま旅団が壊滅し、彼女の想いは無常にも潰えてしまったが、主人公の介入によって旅団全滅は回避され、今度こそ酸の谷は安住の地への第一歩を歩み始めるのだった。
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●屍人の森
辺境域北西部にある森。西部は雪山になっている。
かつてはアストゥリアス家の療養所が存在し、リンネの変質症状についての研究が行われていた。
統制局の資金援助のおかげで無料で治療を受けることが出来、併設された湯治場と共に人々の癒しの場になっていたが、ある時ホリーの医療ミスによって患者全員がバケモノ化してしまい壊滅。
以降はホリーの悲しみと悔恨の情念が深い霧を形成し、死霊が蔓延る文字通りの人外魔境と化してしまった。
その性質上、本作でも特にホラー色が強いフィールドである。
ネタバレ防止のために詳細は折りたたみの内部に投げるが、ここだけは最初の介入だけでは1ミリたりとも救済がないため、水没都市や酸の谷に輪をかけてやるせない。
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歴史改変後のネタバレ |
リコリス=モニカの協力によって多重改変が可能になった結果、変異症状進行の原因が新薬にあることが早期に突き止められたこと、そしてホリーが全ての力を引き出せるようになったことで、療養所の壊滅は回避された。
相変わらずバケモノは徘徊しているものの、森を覆う霧は晴れ、死霊達も一部の場所以外では姿を消し、沢山の生命が息づく美しい場所になった。
現在でも療養所はカミロの手で守られ、アストゥリアス家の想いは受け継がれ続けている。
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・ホリー・アストゥリアス
大事変の英雄の一人であり、色欲の血族の吸血鬼。
褐色肌のグラマラスな美女であり、後ろ姿ではあるがヌードも披露した。
色欲の血族の特性である癒しの力を人一倍強く備えている。
リンネによる変質症状の治療法を見つけるべく奮闘していたが、医療ミスによってカミロを含めた患者全員をバケモノ化させてしまった。
そして、彼らを介錯したことで監獄島に収監され、「皆殺しの魔女」の異名で恐れられることになった。
ルックスだけならどこか底知れない雰囲気があるが、性格は気さくで患者想いな優しいお姉さん。
植物や菌類への知識も豊富で、特にキノコは子供のころから目がない模様。
色欲の血族がもつ癒しの力と引き換えに進行していく変質症状を患っている。
変質症状に苦しむ母に手を差し伸べず、あまつさえリンネ封印の人柱としてイドリスに差し出したカミロを激しく恨んでおり、決して彼を父と呼ぼうとしない。
彼女のキャラストーリーは解放まで時間がかかるが、完走するとブースタースロットが2つも増えるので、頑張って辿り着こう。
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ネタバレ |
実は、「医療ミス」とされた患者のバケモノ化は、ゴッボーから提供された治験中の新薬が原因だった。
この新薬は一時的には症状の進行を抑えられたものの、やがて本来の効果が発揮され、患者達は皆見る影もない姿に変わり果てたのだった。
一応ホリーもゴッボーを完全には信用していなかったが、まさか人間も含めた患者達の命すら吸血鬼撲滅のための捨て石にするとまでは想定出来なかったのだろう。
患者達全員を介錯せざるを得なくなった彼女は、母から受け継いだ想いも、医師としての使命も全て失った絶望の中で監獄島に収監された。
その後、ヴォーダ家からの召集を受けたホリーは贖罪のために再封印に参加し、「せめて今ここにいる人達だけは死なせない」という決意と共に戦場に赴いた。
そして、彼女が封印殻の中で眠りについたことでアストゥリアス家の血筋は途絶え、変質症状についての研究成果も失われてしまった。
その上、物語の時点でホリーの封印はすでに限界が近く、縁も極めて不安定。
時間遡行で接触した主人公も、縁が限界を迎えたことで途中帰還せざるを得なくなった。
リコリスの協力で鍵自体は手に入ったものの、解放されたホリーは白骨死体のような姿の、毒霧を撒き散らしながら死神の如き大鎌を振るうおぞましいバケモノに変貌し、「最期にただ一人残った患者」である主人公にもその刃を向ける。
そして、死によってようやく苦しみから解放されたのだった…
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歴史改変後のネタバレ |
血族の力を強く持って生まれてきたホリーだったが、その強すぎる力のせいで大人になるまでは生きられない可能性があった。
カミロの術式によってとりあえず命は長らえたものの、何故か効力が完全に発揮されず、変質症状までは抑えられなかった。
しかし、主人公が二度目の時間遡行によって介入したことでカミロの情念を見ることが出来、ホリーは彼の真意と、家族を包み込む両親の深い愛情を知ることになる。
わだかまりが消えたことで術式の効果が完全に発揮され、身体への負担を抑えながら強力な癒しの力を振るえるようになった彼女は、見事に父を元の姿に戻してみせた。
結果、父も患者達も救うことに成功し、療養所の壊滅は阻止されたのだった。
現代に帰還した主人公とルゥは、蘇った療養所と、命に満ち溢れた森の姿を見届け、その中でホリーの封印を解く。
両親の想いを繋ぎ、患者達を救ったことを確かめたホリーは主人公の手で介錯され、情念として迎えに来てくれた母と共に天国へ旅立っていった…
なお、この後ようやく解放されるホリーのキャラストーリーは「ジェイルについて研究するために主人公の戦いに同行し、その中で浸食現象が起こり主人公に過去を見られる」というものなのだが、その過去の内容というのが
- 犬との会話を大人になってからも本気で夢見て、犬語を習得しようと試行錯誤を繰り返す
- 探し求めていた幻のキノコを遂に発見し、「生命の力強さを受け止めてみせる」と毒キノコと知った上で敢えて食べ案の定ダウン
- 患者との話題作りのため、流行りの動画共有アプリで植物についての解説動画を始めてみたところ、視聴者からの「綺麗な声に惚れ惚れしたので歌とダンスも見てみたい」という声に気をよくして「バイブス全開のホリーお姉さん」として踊り手に路線変更
…とまさかのギャグ全開。
英雄達の中でも特に悲惨で暗かった改変前のストーリーとの凄まじい温度差は多くのプレイヤーの腹筋をブレイク状態にした。
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・カミロ・アストゥリアス
ホリーの父。
患者達からは優しい性格と医師としての腕前で慕われていたが、ホリーからの印象は先述の通り。
変質症状によってバケモノ化し、ホリーに介錯されたとされる。
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ネタバレ |
本当の姿は、家族を心から愛し、守ろうとする良き父親だった。
ホリーを延命するための術式に全ての力を費やしていたせいでモニカを癒すことが叶わず、彼女が弱っていく姿を傍観することしか出来なかったのが真相だった。
イドリスの人柱も本来は彼が指名されていたが、先が長くないことを悟っていたモニカが自ら代理に志願していたのだ。
一時はゴッボーの新薬のせいでバケモノ化し、療養所をさんざんに破壊して暴れていたが、真実を知り、父への憎しみを捨てたホリーの力で浄化される。
無事に元の姿に戻ることが出来た彼は、ようやく娘と和解を果たし、2人で療養所を守っていこうと手を取り合った。
ホリーが封印殻の中で眠りについてからも療養所を守り続け、患者からも相変わらず慕われていた。
娘を殺すためにやってきた主人公にも「辛い役目を任せてしまった」とねぎらいの言葉をかけており、そして死んでいったホリーの想いを受け継ぐ誓いを新たにしたのだった。
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・リコリス
縁が限界に達したことで現代に戻らざるを得なかった主人公とルゥの前に突如現れた謎の少女。
幼い頃のホリーにそっくりな外見だが、性格は凛然としたもの。
正体は分からないものの、「ホリーを殺す目的は同じ」として主人公に協力し、情報を提供する。
ちんちくりんな姿で一見弱そうだが、バディとしての戦闘能力は他の面々と遜色なく、かなり頼りになる。
登場してからは、現代の屍人の森におけるバディは彼女で固定になり、逆に他の地域では選択出来ない。
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ネタバレ |
その正体は、イドリスの封印の人柱になって死んだホリーの母、モニカ・アストゥリアスその人。
カミロの代わりに犠牲になったはずの彼女だったが、封印殻で眠るホリーの情念に呼び覚まされ、子供の姿で一時的に蘇生したのだった。
ホリー討伐に協力したのも、絶望の中で苦しみ続ける娘を救うため。
所持していた思い出のオルゴールで封印を解き、ホリー討伐に協力したものの、娘のあまりにも惨めな最期に、その表情は暗いままだった。
しかし、主人公の多重改変によって未来が変わり、ホリーとカミロが和解し、療養所も救われた。
モニカは封印の鍵となるオルゴールを主人公に託すと、役目を終えて消えていった。
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●監獄島
大罪を犯した吸血鬼達が収監される巨大監獄。
ゼノンが張った強力な結界に守られているため、最初は行くことが出来ず、ジョゼ、ライル、ホリーを討伐して初めて行けるようになる。
実質的にはゼノンの居城であり、敷地内を自由に行き来するには彼が発行する「ゼノンパス」が必要になる。
現代ではやはり壊滅してバケモノの巣窟になっているが、過去編でも少数ながら敷地内にバケモノが迷い込んでいる。
・ゼノン・グリフゴート
大事変の英雄の一人であり、怠惰の血族の吸血鬼。
イドリスとは盟友の間柄だった。
フルフェイスのマスクと派手なローブに身を包んだ術式研究者であり、日本の伝統文化を好む。
吸血鬼社会の基盤となる偉大な研究成果を数多く残したが、禁忌とされる人体実験の罪で1万年の刑期を宣告され、監獄島に収監された。
…が、彼自身はむしろ監獄島を「外部から干渉されずに思案に耽れる最高の環境」と気に入り、自身の屋敷兼研究所として魔改造している上、主人公に召喚の術式を使って貰えば普通に外出できる。囚人とは一体…
伝統を重視する者が多い吸血鬼としては珍しい非常に破天荒な人物であり、かなり後半に登場するキャラでありながら、常時ハイテンションな振る舞いや、演じる
子安武人氏の怪演もあってインパクトは抜群。
保守的なラヴィニアからは狂人扱いされているが、ジビュレと過ごした思い出を非常に大切にする愛妻家でもあり、ある意味作中の誰よりも「命」に対して真剣に向き合っている。
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ネタバレ |
イドリスの封印に対しては「その場しのぎにしかならない」と反対していたが、ラヴィニアに拘束され無理矢理再封印に参加させられる。
そして他の英雄達と共に、ヴァレンティンとの対立を通して封印殻になった。
一応過去編では「リンネの余波で各地の研究施設に配置した分身体がエラーを起こし、このままでは貴重な研究成果が台無しになりかねない」という問題の解決こそあったものの、他の英雄達のような重大な悲劇は起きなかった。
強いて挙げるならジビュレの死だろうが、これも本人なりのやり方で乗り越えている。
そのため、封印殻になってからも情念は極めて安定しており、討伐の際もいい意味であまり悲壮感を感じさせない流れであった。
そして、吸血鬼がいなくなった世界で人々を守り続けてきた主人公が天寿を全うした時、彼が心臓に仕込んでいた術式が起動。
術式に込められたゼノンの情念が「この結末には納得していない」と語り、主人公の魂を過去に遡らせた。
こうして、一度エンディングを迎えたこのゲームは、最終決戦直前からリスタートする。
余談だが、この時のタイトル画面はものすごくゼノンの圧が強い。初見で笑ってしまった方も多いことだろう。
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歴史改変後のネタバレ |
大事変直前、監獄島を襲撃したラヴィニアによって拘束されたが、未来からやってきた主人公とルゥに救出される。
再封印失敗の未来を変えるために2人がやってきたことで「イドリス式の封印はその場しのぎにしかならない」と確信を抱き、主人公に再封印への介入を頼みつつ、封印に代わる対抗策を練り始めた。
しかし、ラヴィニアの襲撃によって大幅なタイムロスを余儀なくされた結果、「ルゥが受け止めきれなかったエネルギーを作戦参加者全員で肩代わりしつつ、その場で再封印失敗の理由を検証して打開策を導き出す」という無謀な作戦に賭けるしかなくなってしまった。
英雄達によるサポートがあってなお再封印の失敗は明らかだったものの、主人公が咄嗟にルゥをかばったことがきっかけで「リンネ完全封印には、吸血鬼だけでなく人間の因子も必要になる」ことも発見する。
そして、ここで得た成果をもとに、融和の月に閉じ込められた主人公とルゥを救出するための作戦を立案するのだった。
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・ジビュレ・グリフゴート
ゼノンの妻。過去編の時点で既に故人。
容姿はCGモデルをそのまま流用しているのでヤドヴィガと瓜二つ。
ゼノンとは深く愛し合っていたが、寿命でこの世を去った。
彼女の死をきっかけに、ゼノンは「老いとはただの劣化であり、忌まわしいものである」という吸血鬼の一般的な考えに疑問を持つようになり、同時に「妻の死を価値のないものと冷笑した吸血鬼社会」と「愛する妻の命を伸ばそうとしなかった自分自身」の両方を憎むようになった。
・ドラーガム
ゼノンが作り出した人造人間達。独房でゼノンの側近を務めている。
見た目はジビュレ(とそれと瓜二つのヤドヴィガ)を基にしているが、言葉は発さず、感情の起伏にも乏しい。
劇中で登場するのは最新モデルとのことで、他にも旧世代型のドラーガムが存在することが伺える。
●辺境域統制局
辺境域を統括する組織。
直接登場する機会こそ少ないが、内部では吸血鬼と人間が露骨ににらみ合っているらしく、後ろ暗い権力闘争も横行している模様。
屍人の森の城が拠点だが、現代編では経緯不明ながら既に壊滅している。
・アレッサンドロ・ゴッボー
統制局副長官にして、吸血鬼ハンター協会会長。
大事変の前は「ゴッボー製薬」の社長であり、アイテムとして登場するエナジータブレットもこの会社の製品。
既にかなりの高齢であり、様々な権謀枢術を駆使して現在の地位まで上り詰めたが、ハンターとしても一流であり、有事の際は自ら銃剣を取って前線に立つ。
世界の支配権を人間から奪った吸血鬼を強く憎んでいるが、一方で人間には彼に救われた人物も多いという。
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ネタバレ |
ストーリーを進めるうちに薄々察したプレイヤーも多いかもしれないが、英雄達から守るべきものを奪い。絶望に追い込んだ元凶。
吸血鬼を憎み、「人の世」を取り戻そうとする彼は、吸血鬼社会を崩壊させるために有力な勢力に対して陰謀を巡らせ、次々と壊滅に追いやってきたのだった。
中でもジョゼの拠点で使用したリンネ兵器の開発にあたっては、拉致した吸血鬼を多数実験台にしていたという。
主人公の歴史改変で企みが悉く挫かれても諦めることはなく、ジョゼから奪った試作型制御装置を用いて更なる行動を起こした結果、一度は元の未来を完全消滅させてしまった。
制御装置奪還のために統制局の居城まで乗り込んできた主人公とジョゼに真意を語ると、自ら2人を迎撃したが、激戦の末に命を落とした。
世界の支配権を人間のもとに戻そうとしたゴッボーだったが、彼が暗躍し続け、思惑通りに吸血鬼社会を破綻に導いた結果、歴史改変前の現代には
- ジョゼのコロニーが壊滅したことで辺境域の物流網が崩壊し、水質汚染も改善されないまま、人間を含めた多数の人々が物資不足の中でギリギリの生活を送ることに
- 辺境域有数の武装組織、つまりバケモノに対抗できる貴重な戦力である黎明の旅団が失われ、彼らが将来守るはずだった多くの人々が危険に晒される
- 療養所の壊滅によって変質症状の治療ノウハウが断絶し、発症した者を救う術が無くなる
…と、人の世を取り戻すどころか人間を更に追い詰める結末しかもたらされなかった。
統制局がなぜ壊滅したかは明確にされていないものの、少なくとも碌な結末を辿らなかったのは間違いないだろう。
彼が制御装置を奪ったことで一時的にもたらされた「全く違う未来」の内容も同じく明かされなかったが、憎しみにとらわれるあまり目先の吸血鬼討伐にばかり目を向け続けた彼が手にした未来は、果たして本当に「人の世」だったのだろうか…
その結末を鑑みれば、やはり「大罪人」と言う他ない人物だろう。
しかしその一方、人間が置かれた窮状そのものは紛れもない事実であり、選んだ手段が間違いだったとはいえ、人間を救いたいという彼の願いそのものに嘘はなかった。
そして死後も彼の理想は鎮守の情念となり、プレイヤーにも力を貸してくれる。
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・オスカー・フォン・ビューロウ
ゴッボーの側近であり、協会随一の吸血鬼ハンター。
ゴッボーの思想に強く共鳴し、彼のためになら命をささげることも厭わない覚悟を持つ。
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ネタバレ |
ゴッボーと共に吸血鬼社会を破壊すべく奔走していたが、先述の通り居城に主人公とジョゼが乗り込んできたため、これをゴッボーと共に迎撃。
重傷を負いながらも自らの命にかまわず戦おうとしたが、ゴッボーが最後の1回の転移術式を使ったことでその場から逃がされ、敬愛するゴッボーを守れないことを嘆きながら別のどこかに転送されていった。
その後の顛末は不明。
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■ゲームシステム
●戦闘システム
・ゲージについて
ゲームではおなじみの体力、ダッシュや回避、攻撃などで消費するスタミナ、術式発動用リソースとなるイコルの3つ。
体力はHPとLPの二段階で構成されており、LPが尽きてからHPが減る。
普通に戦っている時にはLPもHPの一部と考えてしまって差し支えないが、精神負荷が超過状態の時は時間経過で勝手にLPが減る他、一部のブラッドコードには「LPが残っていれば致命傷を受けてもHPが1だけ残る」「LPが自動で減り続ける代わりに攻撃力が上がる」などLPを利用した効果もあるので、頭には入れておこう。
・通常攻撃
読んで字の如く。
弱攻撃と強攻撃の二種類があり、後者は溜めと空中からのダイブアタックに対応する。
前作と異なり吸血効果はないが、代わりに敵に「出血」を蓄積させることが出来る。
単純火力は術式と比べて頼りないものの、相手に出血が蓄積すればするほど吸血攻撃での吸血量が増えるため。積極的に当てていけば有利に戦いを運ぶことが出来る。
・武器術式
イコルを消費して発動する必殺技その1。本作における主な攻撃手段。
前作における錬血に相当するが、本作ではキャラクター自身ではなく武器に装着する。
アイテムとして入手可能であり、内容は強力な武器攻撃、遠距離攻撃や範囲攻撃を行う魔法術式、バフ等様々。
装着するには武器ごとに設定された「信頼性」「操作性」「変換性」「伝導性」の4つのパラメータ以内に収める必要があるため、使いたい術式に合わせた武器選びも重要になる。
・吸血攻撃
ジェイルの機能を使って相手に攻撃し、血を吸い取ってイコルに変換する。
性質上イコルは消費せず、代わりにスタミナを消費する。
前作では溜めないと発動出来なかったのに対し、本作では溜めずに使うことも可能になった。溜め吸血自体は継承されており、「即座に発動できるが、威力と吸収量で劣る通常吸血」「強力で吸収量も多いが、隙が大きい溜め吸血」を使い分けて戦うことになる。
また、敵への攻撃を当て続けると「ブレイク状態」になり、大きな隙が生まれる。この時に吸血攻撃を当てることで、演出付きの「特殊吸血」が発動。相手に大ダメージを与え、イコルも満タンに出来る。
・伝承術式
イコルを消費して放つ必殺技その2。
血液で生成した武器から強力な攻撃を放つ。
武器術式よりも種類は少なく、発動時の隙とイコル消費も大きいが、その分強力。
考えなしに使っても発動前に殴られて中断されるだけなので、相手の隙を見て確実に当てる必要がある。
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一覧 |
・為政者の大弓
大弓を生成し、光のような速さで飛ぶ矢を放つ。
威力は伝承術式の中でもぶっちぎりの最低だが、肩越し視点での精密射撃で遠距離まで狙い撃てる上、イコル消費も少ない。
弓系武器にありがちな「遠距離だと矢が重力に従って落下する」ということもなく、レティクルの中央にそのままに飛んでくれるため、射撃精度は極めて良好。
真っ向勝負では無用の長物だが、探索時は「高所や離れた足場に陣取るガンナーを排除」「狭い足場にいる敵を広い場所に誘い出して戦闘中の崖落ちリスクを回避」など、様々な使い方が出来る。
おかげでこれを入手してからはダガーの存在意義がかなり危うくなる
・戦斧・イドリスの驕り
巨大な斧を生成して地面に振り下ろし、衝撃波を発生させる。
敵の姿勢を崩しやすいことに加え、周囲に力場を形成し、範囲内の敵にスロウを蓄積する。
ルゥが使用しており、彼女から貰う形で手に入る。そのため、他の伝承術式を全て取り損ねていても、最低限これだけは確定入手できる。
・血喰らいの御太刀
巨大な太刀を生成し、居合切りを繰り出す。
溜め攻撃でダッシュ斬りを繰り出し、ダッシュ中は無敵時間あり。
ダッシュ斬りはボタン長押しによって抜刀タイミングを調節出来、手元が光ってから繰り出すと威力が大幅アップする。
燃費、威力、攻撃範囲のどれをとっても優秀で、非常に使い勝手がいい。腕力と器用をしっかり上げ、バフを盛って使えば恐るべきダメージを叩き出す。
使いこなせば探索、ボス戦の双方で大活躍出来るだろう。
・絶対処刑剣
機械仕掛けの巨大剣を生成し、標的を真っ二つにする。
ごつい見た目に反して単発火力は低いがそれもそのはず。その実態は刀身の歯車でゴリゴリと削り取る多段ヒット攻撃であり、要は大剣の皮を被ったチェーンソー。
伝承術式の中でも特に前隙が大きく、当てるのは難しいが、当たりさえすればボスでもゴッソリと体力を削れて非常に爽快。
単純な使い勝手では血喰らいの御太刀の方が上だが、そのロマン溢れるハイリスク・ハイリターンな仕様に魅せられて愛用する者は多い。
・薔薇騎士の機関砲
巨大なガトリングガン2門を生成し、両脇に抱えて連射する。
弾が広範囲に飛び散るため、対単体火力はイマイチ。
ただし為政者の大弓と異なり、構えている間は間断なく連射されるので、月の使者のような「弱点でないとまともにダメージが通らないが、弱点が小さくて狙いにくい」敵を相手に数撃ちゃ当たる戦法でブレイクを狙うのに使えなくはない。
総じて自分で使う分には正直微妙なのだが、ホリーはよくこれで援護射撃していい感じに削ってくれるため、こちらは中々頼りになる。
・渇望の手
異形の手を生成し、リンネのエネルギーによるビームを照射する。
照射中は狙いを動かして薙ぎ払うことも出来る。
多段ヒットのおかげで為政者の大弓よりもDPSが高いため、武器では弱点を狙いにくい敵に有効。
ただし単純火力は微妙なため、明確な弱点部位がない敵には不利。
また、前隙が非常に大きいので、使う際はバディに囮になってもらうのが必須となる。
・愚者の大戦槌
巨大なブーストハンマーを生成し、何度も殴りつける。
追加入力で派生攻撃を繰り出すことが出来、3種類のモーションを使い分けられる。
ごつい見た目通り威力は高いが、隙が大きい上に対単体攻撃で、連打して何度も殴らないと真価を発揮できない。
使えないわけではないが、これを上手く狙って打ち込める腕があるなら絶対処刑剣の方が確実だろう。
・永劫の翼
異形の翼を生成し、敵の周囲に形成したポータルから光の槍で集中砲火を食らわせる。
2周目クリア後でなければ入手出来ない。
単発火力が低い上に隙がかなり大きく、小型敵相手だと撃ち漏らしも起きやすいが、「周囲全方位から連射」という性質上、当たり判定の大きい大型敵相手なら弱点に連続ヒットして大ダメージを叩き出すことも可能。
総じて上級者向け。
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・緊急回避
読んで字の如く。
腕力負荷と器用付加の残量によって内容が決まり、軽い順からステップ→ローリング→ヘヴィローリングとなる。
一番高性能なのはもちろんステップだが、安定してステップを維持しようとするとかなり綿密な負荷コントロールが必要になるため、特化ビルドでなければ基本的にはローリングで立ち回ることになる。
●装備
プレイヤーには腕力、器用、敏捷、精神、意志、活力の6つの負荷のゲージが備わっている。
この負荷ゲージは装備を身に着けることで減少し、その範囲内で組み合わせを変えながら戦うことになる。
負荷超過状態でも装備自体は出来るが、超過した負荷に応じてペナルティも発生するため、極力超過は起こさないようにしよう、
・ブラッドコード
各吸血鬼達から受け渡された血の力。
持ち主によって異なる効果を発揮し、主人公はこれを自在に付け替えて戦うことになる。
これのみ装備すると負荷上限が増加する。その都合上、必然的に他の装備構成にも大きく関わってくるため、使いたい戦闘スタイルに応じたブラッドコード選択が重要。
習熟度が存在し、これを満たした状態で持ち主に話しかけることで、同じ効果でよりランクが高いブラッドコードを貰える。
防御力や状態異常耐性などにも影響する防具としての側面もあるため、柔軟な付け替えが重要。
一部ボスを倒した際にもブラッドコードが手に入るが、こちらは当然ランクアップ出来ない。
・武器
最初は一度に一つしか装備出来ず、ジェイルのレベルを上げることで二つ目の装備枠がアンロックされる。
カテゴリ内でもモーションが異なる武器も多いので、色々と試して自分なりに使いやすいものを探そう。
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一覧 |
・片手剣
初期装備にもなっているベーシックな武器。
威力、出血性能、モーション共にバランスが良く使いやすい。
・両手剣
両手持ちの大型剣。
大槌と比べると単発火力は劣るが、リーチでは勝る。
溜め強攻撃で更にリーチが伸びるため、鈍重そうな見た目に反して使い勝手は良好。
・斧槍
長柄のハルバード。
攻撃範囲が広く、中距離戦が得意だが、振りが遅いため懐に潜り込まれるのは苦手。
モーションは薙ぎ払うものと突くものがある。
大槌
巨大なハンマー。
両手剣よりもリーチで劣るが威力は勝り、怯みやブレイクを発生させやすい。
武器術式には衝撃波を発生させるものもあるため、乱戦でも意外に使える。
・銃剣
通常攻撃は特に言うことはないが、強攻撃では銃弾を装填して遠距離攻撃が可能。
弾薬はライフル弾、ショットガン弾、グレネード弾の3種類存在。いずれも消耗品であり、また武器によって対応弾種は異なる。
武器術式は近接用と射撃用で2種類ある。
射撃攻撃に対応したブラッドコードやバフも多く、メインで使っていくつもりなら専用ビルドは必須。
・双剣
新登場の武器その1。
二刀流をスタイリッシュに振るって戦う。
単発火力は低いが、連続で切りつけるためDPSは優秀で、また敵を出血させやすい利点がある。
ただし片手剣より一振りが小型なため、リーチは短い。
・ルーンブレード
新登場の武器その2。
浮遊する剣を操って戦う。
双剣よりもリーチが長い反面振りが遅く、モーションもトリッキーな上級者向け武器。
術式によってはブレードを単独で飛ばすものもあり、これを使うとプレイヤーは一時的に素手状態になる。
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・ジェイル
ハンターが背中に装備する装置であり、力の源。前作における吸血牙装に相当する。
吸血鬼の心臓を人工的に再現した「守護者の心臓」が収められており、更にこの中に吸血鬼が入ることも出来る(作中では「背中を借りる」と呼称される)。
当初は生きた吸血鬼を捕らえ、摘出した心臓を移植して制作されており、「吸血鬼のコアたる心臓を永久に幽閉する牢獄」としてこの名が付いた。
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ジェイル一覧 |
・オウガ
初期装備。
右腕に爪を出現させて刺し貫く。特殊吸血時のみ左腕にも出現する。
モーションはかなり早く、ホーミングが発生するためリーチも案外長い。
普通に隙を狙って吸血するのは勿論のこと、出が早い武器と組み合わせてラッシュの合間に吸血することも可能。
・ハウンズ
2頭の猟犬の頭を出現させ、連続で噛み付き攻撃を繰り出す。
一度に2発打ち込むため威力が高く、溜め吸血は怯み耐性が高い。
防具としても優秀で、多少の被弾は無視して強引に吸血を狙うことも可能。
ただし装備負荷の大きさが弱点で、ステップを使いたい場合は不向き。
・スティンガー
針が付いた尻尾を出現させ、鋭い刺突を見舞う。
ある程度リーチが長く、離れた間合いの敵からも吸血出来る。
射程ではバットに劣る代わりに前隙は短いため接近戦にも対応し、更に溜め吸血には吹き飛ばし効果もある。
ただしレンジは非常に狭く、左右に避けられると簡単に外れてしまう。このため素早い敵には不利。
・アイヴィ
地面から茨状の棘を出現させ、滅多刺しにする。
通常吸血は射程が短い代わりに周囲全方位をカバーするが、真骨頂は溜め吸血でマーカーを操作し、好きな場所にピンポイントで当てられること。
溜め吸血は障害物も無視できるため、遠距離攻撃や奇襲に向いている。
使いこなせば強力だが、その性質上乱戦では使いにくく、防具としての性能も低い上級者向けジェイル。
・バット
新登場のジェイルその1。
蝙蝠のような翼を羽ばたかせ、敵に蝙蝠の群れを突進させる。
通常吸血でも前隙がかなり長い一方、射程は全ジェイル中ぶっちぎりで長い。
更に溜め吸血なら命中後も敵に蝙蝠が纏わり付き続け、微量ながらスリップダメージを与える。
間合いを取りづらい狭い場所は苦手だが、被弾リスクが低い点は非常に魅力的で、初心者向け。
・リーパー
新登場のジェイルその2。
左肩に死神の傀儡を纏わせ、大鎌で薙ぎ払う。
発動するとまず鎌を回転さえるが、これにはパリィ判定があり、パリィに成功すると敵の姿勢を崩しつつ吸血出来る。
攻防一体のジェイルだが、スーパーアーマー付きな上にキャンセルが出来ないため、万一パリィに失敗すると良くてそのまま被弾、最悪の場合攻撃モーション中に袋叩きにされて大ダメージを負うリスクもある。
ただし広い攻撃範囲とパリィ可能な点は優秀で、人型敵相手には心強い。
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・防御術式
有り体に言えば盾。
装備すると防御力や状態異常耐性が向上し、ガードの発動が可能になる。
スタミナ消費もあって普通にガードするだけならあまり長時間は持たないが、ぎりぎりまで引き付けてからガードすることでスタミナ消費が軽減され、相手にブレイクを蓄積することも出来る。
普通の盾の他に、パリィ用の籠手や、ステップなどの回避用防御術式もあるので、これでスタイリッシュに立ち回ることも出来る。ただし基本的にはガード前提のゲームバランスなので、あまり回避にこだわらない方がいい場合も多い。
・ブースター
吸血鬼やハンターの能力を強化する拡張デバイス。
要はパッシブスキルであり、単純なステータス拡張から特殊効果まで内容は様々。
敵を倒して集めた素材から作り、自由に付け替えることが出来る。
最初の装備枠は4つであり、ホリーのキャラストーリーを完走することで6つに増える。
●アイテム
・再生力
本家ソウルシリーズにおけるエスト瓶に相当する回復アイテム。
ヤドリギで休憩することで補充される。
使用時に一瞬隙が発生するが、遅いながらも使用中の移動は可能。
「再生力の塔」で手に入る「黄金の涙」で回復量、各地で採取できる「黄金の果蜜」で使用回数が増加する。
特に使用回数は最大で15回まで増やせるため、果蜜は積極的に探すべし。
また、どちらの強化素材も周回ごとに再配置されるため、取り損ねた状態でクリアしても周回し続ければいつかは最大強化できる親切仕様。。
・消費アイテム
HPやLP、イコルを回復する「妙薬」、武器に属性を付加する「武器軟膏」、ステータス強化用の「インジェクション」など。
また、合成や売買で料理を手に入れ、食べることも出来る。通常の消費アイテムと異なり、死ぬかヤドリギで休憩しない限り効果は持続するが、一度に食べられるのは一つだけ。つまり食べる料理を間違えても別の料理で上書きすることは出来ないので、気を付けよう。
●バディ
本作、ひいては『CV』シリーズ最大の売り要素。
吸血鬼達は、信頼関係を結んだ相手に「召喚の術式」を渡すことがあり、これを通して協力を要請することで、一定の距離内であれば瞬時に駆け付けてもらうことが出来る。
ゲーム中ではヤドリギから要請することで、1人だけ仲間を同行させるシステム。
モードは
- 召喚:普通に同行してもらい、共に戦う。一部バディは非対応。
- 憑依:バディにジェイルに入ってもらい、プレイヤーの能力値を強化する。
の2つ。
AIが優秀で皆それなりに頼りになる上、ダウンや状態異常にこそなれど死ぬことはないため、強敵相手には召喚状態で囮になってもらうことも出来る。
そのため、慣れないうちは召喚だけ使うことになりがちだが、憑依による能力値強化も魅力的。特に一部伝承術式などの強力な攻撃を憑依状態で打ち込めば高い火力を叩き出す。
ゲームに慣れてきたら憑依を基本に立ち回ったり、召喚非対応のバディを選ぶのもよいだろう。
更に、プレイヤーが死亡すると自動で「リンクヒール」が発動。バディがジェイルに入り、HPを回復(LPは回復なし)して復活させてくれる。
発動後はクールタイムが発生し、その間は召喚でも憑依でもない状態になって単独行動することになる。この時に死ねば今度こそゲームオーバーである。
短時間にリンクヒールを使いすぎると回復量がどんどん減っていくが、最初はHP全回復状態で蘇らせてくれるため、場合によっては無理に距離を取って再生力を使うより、わざと殺されてからリンクヒールしてもらった方が確実に立ち回れることもある。
最初から装備している、主人公単独で戦うモード「守護者の心臓」もシステム上は「召喚非対応のバディ」扱いであり、リンクヒールはちゃんとしてくれるのでご安心を。
なお、現代と過去では同行を要請できるバディが異なり、また一部フィールドでは特定のバディにしか同行を要請出来ない。
中には召喚非対応のバディで固定されることもあるので、この時のための練習も兼ねて、憑依も意識的に使うようにした方がいいだろう。
その他、マグメルではバディ達に嗜好品や料理を渡すことで好感度を上げ、ギフトポイントを貰うことも出来る。
ギフトポイントは消費アイテムやレシピなどと交換可能で、また好感度が最大まで上がると、報酬として武器も貰える。
当初、嗜好品は基本的にフィールドで探し当てるしかなかったため簡単に渡しづらかったが、後のアップデートで、マグメルにいるヤドヴィガの眷属が売ってくれるようになった。
●その他システム
・ヤドリギ
本家ソウルシリーズにおける篝火に相当するチェックポイント。
休憩すると体力、イコルの全回復と引き換えに敵が再配置される。
他にもレベルアップ、武器術式の変更と複製、バディ交代、再生力強化など、様々な用途がある。
長丁場のダンジョンやボスの手前などには、回復と敵再配置、復活ポイント記録の機能のみを備えた簡易ヤドリギ「復活の石碑」がある。ボス戦前は勿論のこと、道中でこれがある場合は「まだまだ先は長い」ということなので、見つけたらアクセスしておこう。
・マップジャマー
地形把握を阻むバケモノ。
倒すことで周囲の地形がマップに表示されるようになる。
大まかな居場所はマップ上に赤い円として表示され、この中で正確な位置を探し当てて倒すことになる。
基本的には攻撃力皆無で、育成が進んでいなくても2、3発殴れば倒せるが、たまに強敵と一体化しているマップジャマーもいるので注意すべし。
なお、一度倒したマップジャマーは周回を跨いでも再配置されない。先々のことを考えて、一周目のうちになるべく倒しておくべし。
・バイク
マグメル島のストーリーをクリアすると解放される、燃料ではなく術式で駆動する乗り物。
元はゼノンが作ったもので、完成してから「体格に合わない」と手放したものが紆余曲折あってマグメルに流れ着いた。そして序盤に主人公が手に入れた術式によって修復され、乗れるようになる。
狭い場所、戦闘中、ダンジョン内以外ではいつでもボタン一つで呼び出すことが可能で、快適な探索をサポートする。
ドリフトとジャンプのおかげで走破性は高く、ゲージので滑空機能も完備。
乗っている際はバディとの2ケツ状態になり、快調に疾走すれば気持ちよさそうに反応するが、事故ると怒られる。
一応攻撃力もあるが、あまり高くない。基本的には道中の小型敵を跳ね飛ばしてその隙に逃げるためのもの。
・鎮守の情念
辺境域の各地に存在する謎めいたオブジェクト。
見た目は何やら恐ろしげだが、その実態は過去の様々な人物の強い情念が実体化した存在であり、発見して祈りをささげることで様々なバフを受けられる。
難易度を上げたい場合は再度祈りをささげるか、マップからアクセスすることでバフを停止出来る。もちろん同じ手順で再起動も可能。
ひとつひとつに由来があり、サポートメニューでは鎮守の情念を生み出した人物達の身の上を知ることも出来る。
・温泉
辺境域各地に存在する温泉。
前作ではムービーを閲覧したり、死んで落としたヘイズの半分を回収するための施設だったが、本作では探し当てて入ることで料理やアイテムのレシピを習得できる。なので実利があるのはそれぞれ最初の1回だけ。
前作同様仲間と一緒に入浴することも可能で、マグメル以外の温泉では一部以外のバディと二人きりでの入浴姿を見ることが出来る。
メインストーリーにおけるホリーとの交流や、クレイグのキャラストーリーにも関わってくる。
前作でも印象的な施設だっただけあり、ロンチトレーラーの最後に映った際は大きな反響があった。
なお、鎮守の情念の中には、「雪山で遭難中に温泉を見つけて命拾いし、以降生涯をかけて各地の温泉を開拓し続けた」という身の上の「修験者シズク」のものが存在する。温泉でレシピを習得できるのも彼女の加護なのだろうか。
■ゲームの進め方
・メインストーリーの流れ
基本的に
1:オープンフィールドを探索し、英雄の封印殻を探す
2:封印殻の傍にある縁から過去に飛び、英雄と仲良くなって情報を集める
3:英雄が抱える問題を解決し、封印殻を解放するための鍵を手に入れる
4:鍵を使って封印を解き、バケモノ化した英雄を討伐
の流れの繰り返して進行する。
ジョゼ、ライル、ホリー、ゼノンの4人を倒すことで、現代の最終ステージである渇望の月内部に突入し、「最後の英雄」に挑むことが可能になる。
また、ジョゼ、ライル、ホリーは討伐後に「消えかけた縁」が出現する。これはそのままでは力が弱過ぎて過去に飛べないが、それぞれに設定された条件を満たすことで再度時間遡行し、もう一度歴史改変を行うことが出来る。
ジョゼの時代でヴァレンティンに会ってから現代のマグメルに戻ることで「自由探索の時代」への時間遡行が可能になる。ここではその名の通り、過去の辺境域を探索できるようになるが、行けるのは現代でストーリーをクリアしたエリアまでで、未到達のエリアは障壁に阻まれて行くことが出来ない。
また、自由探索の時代では英雄をはじめとした過去の人物との交流も可能。彼らのキャラストーリーもここで進めることになる。
・エンディング分岐条件
ラヴィニアからの指令通りに「最後の英雄」を倒すことでノーマルエンドに到達する。最初はこれで固定。
その後監獄島での過去改変が可能になり、ここから発生するストーリーを進めることでグッドエンドに到達する。
そして、ジョゼ、ライル、ホリー全員の過去を改変した上でグッドエンドに到達すると、特殊モードの「ルゥ救済編」がアンロックされる。
これをクリアすれば、晴れてトゥルーエンドに到達する。
■用語
・辺境域
物語の舞台。
何に対する辺境なのかは判然としないが、中心地にはかつてイドリスがリンネを封印した「封印の塔」がある。
リンネの影響とバケモノの跋扈によってどこも荒れ果てた地獄絵図になっており、わずかな生存者はマグメル島や難民村などで怯えながら暮らしている。
・吸血鬼
死人をベースとする改造人間だった前作と異なり、本作では有史以前から歴史の裏に存在していた本物であり、日本語では読みも「レヴナント」ではなく「きゅうけつき」。
人間よりも遥かに高い身体能力と数千年もの寿命を誇り、更に心臓が無事な限り、寿命以外で死ぬことはない。
かつてはほぼ永遠に近い寿命を誇っていたが、イドリスら始祖が何らかの理由で吸血鬼の血に術式を仕込み、意図的に寿命を設定したようだ。
殆どの吸血鬼キャラは顔に金色の金継ぎのような模様があるが、これは金色の血液によって傷が塞がっている状態。要はかさぶたみたいなもの。
個人差はあるが、暴食の血族以外は比較的長身な者が多く、また細身で首が長く掌が大きい、人間とはかなり異なる体格も特徴。
ある程度であれば血を吸わずとも生きていけるが、あまりに長期間血を摂取していないと理性を失って狂暴化し、最終的には肉体が腐敗して死んでしまう。
また、人間の体外に出た血液からは吸血鬼に必要な栄養素が急速に失われてしまう。前作における血涙のような代用品も存在しないため、生きるためには傍に人間を置いておくことが必須となる。
人間と異なり、苗字は血縁だけでなく、所属組織に応じたものを名乗ることもある。ルゥ、ノア、イリスの「マグメル」や、ライル、クレイグの「マクリーシュ」なんかがいい例。
・吸血鬼ハンター
不死身の吸血鬼と戦うために生み出された改造人間達。前作の吸血鬼に近いのはむしろこちらの方。
背中に装着したジェイルによって吸血鬼と同等の能力を獲得している。
吸血鬼との信頼関係があれば、丸ごとジェイルに入ってもらい、力を借りることも出来る。
基本的には吸血鬼ハンター協会に所属して活動する。主人公のようなフリーランスも一応認可されているが、あまり多くはない模様。
現在はリンネに対抗するために一応吸血鬼と協力し、共闘を前提とした技術も多く開発しているものの、過去が過去だけあって未だに対立は根深く、現状は「敵の敵は味方」理論での一時共闘に過ぎない状態。
・浸食現象
親和性が高い吸血鬼とハンターの間で稀に起こる現象。
吸血鬼の血液がハンターのジェイルに逆流してしまい、最悪の場合は死に至るという。
しかし、主人公は吸血鬼であるルゥと心臓を共有しているため、浸食現象に耐性を持ち、これに残留思念の読み取り能力が合わさることで「流れ込んでくる血液を通して相手の記憶が流入してくる」という現象として発現する。
・術式
吸血鬼に伝わる、血を変換した「イコル」の力で発動する秘術。
古来から人間の間で魔法や呪術として恐れられてきた物の正体。
現在は工業製品に術式を組み込む「術式工学」が体系化されており、戦闘のみならず、建造物や乗り物などのインフラの補強にも広く用いられている。
・ヘイズ
吸血鬼やバケモノが死した際に発せられる物体。本家ソウルシリーズにおけるソウルに該当する、経験値と通貨を兼ねたリソース。
吸血鬼やハンターが自身を強化することに使う他、入手に危険が伴うことから通貨としても成立している。
・血族
吸血鬼達は罪を司る「傲慢、憤怒、暴食、怠惰、色欲、強欲、嫉妬」の上位血族と、特を司る「謙虚、忍耐、節制、勤勉、純潔、慈善、感謝」の下位血族に分類され、血族によって能力や特性なども異なる。
そのため、吸血鬼社会では血統は非常に重視されており、元人間や、血族の掟を破った者への風当たりは冷たい。
そして教団信徒の「血族との繋がりを断つ」行為は、吸血鬼にとって最大のタブーとされる。
・リンネ
ある時を境に突如発生し、人間社会を崩壊させた謎の変異現象。
影響下に置かれた生物を「リンネ変異種」と呼ばれるバケモノに変貌させてしまう。
イドリスや英雄によって封印されたが、時間と共に封印が劣化し、再び世界を脅かしている。
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ネタバレ |
吸血鬼には「個体数が増えれば増えるほど、各人の中の力も増す」という特性がある。
しかし、不死に近い吸血鬼と言えども抱え込める力には限界があり、許容範囲を超えて暴発した力が周囲に与える変異現象…これがリンネの実態だった。
つまりリンネとは、能動的に世界を滅ぼそうとする敵性存在でも、悪意ある黒幕が操る兵器でもなく、吸血鬼が増えすぎたことによる天災なのだ。
はるか昔にこれを突き止めた始祖達は吸血鬼に寿命を設定することでリンネを回避しようとしたが、事情を知らない者達は「我々はなぜ、始祖と違ってたった数千年しか生きられないのか」と不満の声を上げ、あの手この手で延命。
その結果、吸血鬼は数を増やし続け、とうとうリンネは発生してしまった。
過去に発生したリンネこそイドリスや英雄達によって封印されたが、現状のままでは吸血鬼達が再び増え、また新たなリンネが発生してしまう。
ヴァレンティンは苦悩の末に「吸血鬼を根絶するしかない」という結論に至ったが、ゼノンはこれもまた良しとせず、「吸血鬼を滅ぼすことなく、リンネの根も断つ」ための手段を模索し続けていた。
彼の頭脳をもってしてもその手段は一向に見えなかったが、歴史改変によって再封印作戦に主人公が加わったことがきっかけで、一筋の希望が現れるのだった。
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・バケモノ
本作における敵の総称。
大雑把と言えば大雑把な呼び方だが、内訳は血に渇いて理性を失った吸血鬼、リンネ変異種、月の使者、死霊、淫魔など千差万別なので、実際纏めて「バケモノ」と呼ぶのが手っ取り早い存在。
・始祖イドリス
かつて自分自身を始めとする吸血鬼達を人柱にリンネを封印し、「大英雄」と呼ばれた始祖の吸血鬼。
時間遡行の術式を使うことが出来、これでリンネを退ける方法を模索し続けていた。
その過程でリンネに敗れて滅びた世界や、リンネは退けても別の理由で不幸な末路を辿った世界も数多く見てきたという。
・学園
かつてヴォーダ家が運営していた、辺境域最大の学び舎。
将来を嘱望された有望な吸血鬼達が多数在籍し、勉学や研究にいそしんでいたが、大事変にあたって封印の依り代を生み出すために、ほぼ全ての学生が生贄に捧げられてしまった。
・教団
リンネを崇拝し、変異を「救済」とするカルト集団。
「リンネに巻き込まれたキャンプを放っておけなかった聖女アーデルハイトが、バケモノとの共存を選択して壮絶な死を遂げた」という逸話が各地に広まるうち、その姿に救済を見出した者達によって設立されたとのこと。
信徒達は自らの血に手を加えて血族の繋がりを断っており、「消された血族」「教団偽血族」などと呼ばれている。
各地に祭壇が設けられており、なかには教団関係者の鎮守の情念がそのまま祀られていることもある。
・渇望の月
大事変における封印の結果、封印の塔に現れた巨大球体。内部には巨大な封印殻が存在し、ここでもある英雄が眠りについている。
内部には「リンネ入植者」と呼ばれる生物が存在する他、ここから出現した強力なバケモノ「月の使者」が時折フィールドをうろついている。
吸血鬼に有害なエネルギーを発し続けており、特殊な装備なしで長時間これを浴び続けると精神に異常をきたしてしまう。
・血奴
吸血鬼に捕らえられ、食料として所有される人間の奴隷。
ただでさえ吸血鬼中心の社会故に、扱いは悲惨そのもので、骨と皮だけになった死体をゴミのように捨てられるくらいならまだいい方。
酷い時には「血が不味い」というだけの理由で殺されることさえある。
過去にはイドリスの指示に従って人間達を保護する大規模なシェルターを作ったら、イドリスの死後に吸血鬼が押し入ってきて、住人たちを血奴として分配してしまったという悲劇が起きたこともあるようだ。
一応人間の売買を禁止する法はあり、血奴の存在を問題視する良識ある吸血鬼も多いのだが、ただでさえリンネの影響で人間の人口が少ない上、人間の血液は先述のように長期保存が効かない。
そのため血奴には一定の需要があるのが実情であり、黙認されることも多いという。
- 項目を立ててからテンプレ不備に気づいて修正しました。申し訳ありませんでした。 -- 名無しさん (2026-04-26 22:37:22)
- ゲームとしてはやや大味だがキャラが誰も彼も素敵な人達だからそれを補って余りある魅力がある -- 名無しさん (2026-04-27 01:19:07)
- バイク、ゼノンは背中のリングだけじゃなくてフロントに顔も出てくるんだよね -- 名無しさん (2026-04-27 08:08:41)
- 前作より先に立てられたのか -- 名無しさん (2026-04-27 19:21:00)
- ノーマルエンドでは吸血鬼と吸血鬼やリンネ由来のバケモノも消えただろうけど、それ以外のバケモノもいくつか残ってたらしいし、そもそも人間の総数も少なくなってたから割とギリギリだったんだろうなと思える -- 名無しさん (2026-04-28 00:11:20)
- 期待半分不安半分くらいで買ったんだけど、めっちゃ面白かったなぁ -- 名無しさん (2026-04-28 02:14:57)
- フランツを化け物にしてマグメルに襲撃させたのはラヴィニア様やぞ(フランツの記憶から)過去のマグメル島の敵も傲慢の血族だし -- 名無しさん (2026-04-28 17:33:34)
- アプデで改善されてるならそろそろマイセット的なビルド保存機能は増えたのかしらね。ブラッドコードの組み合わせ含めて保存して呼び出しみたいなのがほしかったなあ!! -- 名無しさん (2026-04-29 00:17:51)
- トゥルーエンドまでクリアしたけどイリスだけ主人公との関係値0になってて悲しい -- 名無しさん (2026-05-02 06:20:14)
- イドリスの観測した並行世界、オスカーの去就、ゴッボーによる現代世界の消失、現代の統制局消失、辺境以外の物語など掘り下げできそうな題材に本編でノータッチなのが勿体無い。DLCに期待かな。 -- 名無しさん (2026-05-25 15:12:03)
最終更新:2026年05月25日 15:12