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糸色望

登録日：2009/07/19(日) 18:32:53
更新日：2024/12/18 Wed 11:56:07
所要時間：約 5 分で読めます


糸色(いとしき)望(のぞむ)




『さよなら絶望先生』の主人公。

あらゆる物事を後向きに考える超ネガティブ教師。
名前を横に並べて書くと「絶望」と読める。
年齢は恐らく26、7歳程。
第十六集までの表紙担当。
裏表紙担当は第十七集。

太宰かぶれで、眼鏡を掛けて常に着物と袴を着用している。
マイブームらしい。

担当科目は不明、その格好や国語のテスト採点を行っていた事から国語教師かと思われるが、数学や社会科等も教えている。


好きな作家は太宰治やエドワード・ゴーリー等。
夏休みの度にゴーリーの読書感想文を課題として書かされるという。


口癖は「絶望した!○○に絶望した!」
決して「絶望」を連呼する機械の皇帝を使うある未来人ではない。
兎に角ネガティブで下らない事で直ぐ絶望し、首を吊って自殺をはかる。
しかし、本人に死ぬ気は一切無く、周りから可哀想がられたいだけの虚言である。
その為、本当に死にそうになると「死んだらどーする!」等と言い、周りから呆れられている。
最近、周りが構ってくれなくなったので狂言自殺は止めたらしい。
また、初期に比べ絶望せずに話が進んだりただの進行役になったりする

実家は旧財閥の名家であり、ボンボンのお坊っちゃん。
しかし、そのことを指摘するとキレる。
普段は着物に袴と書生風の容姿だが、地元にいる時はチャラチャラした今風の若者のようなファッションになる。


基本的に教師失格なチキンでどうしようもないダメな大人だが、彼の担当する2年へ組は彼を遥かに上回る個性の強い連中なので作中ではまだ常識的な方。


昔からチキンだったわけではない。　
小さいころは勇敢でポジティブな性格だったが、河童にしりこ玉を抜かれヘタレになり、
高校のころネガティ部と当時幼稚園児の赤木杏が原因で今の性格になったらしい。
河童に抜かれたしりこ玉は砕け散り世界中に散らばったという。そしてしりこ玉の破片の多くを2のへの女子生徒が持っていることが判明。
彼が元通りになるための受難は続く。


何だかんだ言いながら面倒見は良い。
その為教え子達からは慕われており、中には本気で彼に恋する生徒も居る。
可符香曰く、「クラスの女子は皆先生のお手つき」らしい。

思い込みの激しい性格からか非常に騙されやすく倫や可符香の被害に遭っている。

変な店、人、団体と関わりをもち人脈は広いのかもしれない。


長い間童貞だと思われていたが、原作82話で実妹の倫により、男女のべつまく無しにヤンチャな時期があったということが判明している。
だが、余っているのかもしれない。

現在は元、隣の女子大生に気がある模様。
だが、女子大生の正体に気付いている様子はない。

他にもスクールカウンセラーの新井智恵先生や、千里の姉、多袮等にも手を出している。

また、本人の知らぬ間に結婚離婚が繰り返されていたことがわかり、実はバツ15であったことが発覚した。


彼は5人兄妹の四男であり、他の兄妹達も全て先生と呼ばれ絶+名前で二字熟語ができるようになっている。

父・大(政治家)
母・妙(料理の先生)

長男・縁(弁護士)
次男・景(画家)
三男・命(医者)
四男・望(高校教師)
長女・倫(華道師範)
甥・交


因みに彼は太宰治の小説「人間失格」の主人公、大庭葉蔵、もしくは太宰本人がモデルになっているとか。
共通点も幾つか有る。
金持ちのお坊ちゃんで、度の過ぎるネガティブ思考、そしてやたら女にモテる。
等が挙げられる。

また、夏目漱石の小説「こころ」の登場人物、『先生』も入ってるかもしれない。


余談だが、彼の台詞「絶望した!○○に絶望した!」は、かってに改蔵のヒロイン名取羽美の台詞からきているとされている。
その時の羽美の台詞は「絶望した!!人生に絶望した!!楽しい未来なんてひとつもない!」である。
元ネタWikiによると、この台詞は小泉元首相の「感動した!」が元になっているらしい。

たまたま被ったのか、あえて同じ台詞を喋らせているのかは不明。


また、彼の深層心理の中には風浦可符香そっくりの天使が棲んでいる。


絶望した!追記修正されないことに絶望した!

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最終更新：2024年12月18日 11:56