概要
シメオンの角の帝国で聖地とされるハキラの地の魔物を攻撃するために起こされた「聖戦」。アルカナ教団教皇やナッハール教団カリフや神聖イルニクス帝国皇帝などのアルカナ信仰文化圏で聖戦を召集する権利のある者からの認可ではなく、クロニオン家のヴァイロン卿?の提唱で行われた私戦であるため鉤括弧付き。
経緯
ハキラはシメオンの角の帝国北部の岩場である。「聖シメオン」はこの地で誕生したと言われ、同国におけるアルカナ信仰の聖地とされていた。しかし魔物の脅威により定住はならず、巡礼には危険が伴うとされていた。
これを聞きつけたヴァイロン卿はお節介な善意と自己顕示欲から友人の若い騎士たちとその郎党を集め、彼ら彼女らと共に3日間の魔物狩りを行った。
これを聞きつけたヴァイロン卿はお節介な善意と自己顕示欲から友人の若い騎士たちとその郎党を集め、彼ら彼女らと共に3日間の魔物狩りを行った。
結果
魔物の個体数は一時的に減少したものの、岩場で群れを率いて魔物と抗争してきたことから「ハキラの聖獅子」と呼ばれ親しまれていたライオンをヴァイロン卿が戦利品として拉致してしまい、ただでさえ無断入国されたシメオンの角の帝国側は激怒する。この外交的事件を神聖イルニクス帝国の分権派諸侯内で内々に済ませるためにオイゲン五世が奔走するのだが…それはまた別のお話。