この少女はいったい… 信号はこの子から発信されてたみたいだけど…
キーライフルが反応したことといい、ソフィアと何か関係があるんだろうか?
イヴ:
……うぅん。
ぅん…? あなた、は…? それに、わたし…
ジェイソン:
慌てなくても大丈夫。 落ち着いたら話を聞かせて欲しい。
(暗転)
イヴ:
助けてくれてありがとう。 その、名前を教えてもらっても大丈夫かな…?
ジェイソン:
ああ。俺はジェイソン・フラドニック。 ジェイソンって呼んで欲しい。
イヴ:
私は…イ、ヴ。 イヴって呼んでね。
ジェイソン:
わかった。 イヴ、早速で悪いんだけど色々と話を聞かせて欲しい。
(暗転)
話を聞き、イヴは部屋にいた理由も含め 記憶の大半を失っていることがわかった。
しかし彼女は俺では手も足も出なかったソフィアの整備や調整ができる技術力を持っていた。
イヴ:
なんだろう…どうすればいいのか、身体が覚えてるみたいな、そんな感じなの。
と、イヴは言っていたが… 本当に彼女は何者なんだろうか。
(元に戻る)
イヴ:
ジェイソン、ソフィアの整備と調整は終わったよ。
ジェイソン:
ありがとう、イヴ。
ところで、これからのことだけど… イヴはどうしたい?
イヴ:
………
もし、よかったらだけど… ジェイソンについていくのはダメ、かな?
助けてくれた恩返しをしたいの。
フレッドを探すために、ソフィアを使うなら 私の力はきっと役に立つと思うんだ。
ジェイソン:
それはうれしいけど…この先もミュータントと戦うことになるかもしれない。
今回みたいに…いやもっと危険なことだっておきるかもしれないんだ。
イヴ:
わかってる…でも、私がいればジェイソンが危ない時に助けてあげられるかもしれない。
ジェイソン:
それは…
…イヴの言っていることは正しい。 この先、俺だけで対処できないこともあるだろう。
イヴを1人置いていくことが危険ならば、この先を俺1人で進むのも同じく危険だ。
一緒に行くのが最も正しい選択だろう。
けど、ここまで力を貸そうとしてくれる理由はいったい…?
イヴ:
やっぱり、ダメかな…? それなら、置いていってくれても…
ジェイソン:
バカなことを言わないでくれ。 ……わかった。イヴの力、俺に貸して欲しい。
イヴ:
あ…! うん! 任せて!
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