ダグバがこれまでそのベルトを使わなかった事に、特別深い理由は無い。
説明書によるとゲネシスドライバーとは製作者が違うものの、姿を変えて力を得られるのは理解している。
ただゲネシスドライバーと違い、このベルトは一度変身すると一定時間経過しなければ再変身出来ない制限があるのだ。
それなら余計な制限など無いゲネシスドライバーの方が良いと、もう一つのベルトは仕舞いっぱなしとなっていた。
ただゲネシスドライバーと違い、このベルトは一度変身すると一定時間経過しなければ再変身出来ない制限があるのだ。
それなら余計な制限など無いゲネシスドライバーの方が良いと、もう一つのベルトは仕舞いっぱなしとなっていた。
その後は最初に殺した赤い服の少女に始まりゲネシスドライバーを使い続けた結果、
斬月・真に使い慣れて来た事もあり、積極的にもう一つのベルトを使う気は起きなかった。
斬月・真に使い慣れて来た事もあり、積極的にもう一つのベルトを使う気は起きなかった。
しかし今、手元からゲネシスドライバーが離れてしまい、丁度良い機会と見る。
指輪で変身した青年はまだ健在、ならまだまだ遊べるだろう。
指輪で変身した青年はまだ健在、ならまだまだ遊べるだろう。
もっと自分が笑顔になりたいから。
子どものような無邪気さと身勝手さで、深く考えずにダグバはベルトの使用に踏み切った。
子どものような無邪気さと身勝手さで、深く考えずにダグバはベルトの使用に踏み切った。
そうして彼は、新たなライダーへと変身を遂げたのだ。
その名は仮面ライダーアークワン。
嘗て、人間とヒューマギアが手を取り合う未来を夢見た青年が、身を焦がさん程の憎悪により変身を遂げた悪意の象徴である。
嘗て、人間とヒューマギアが手を取り合う未来を夢見た青年が、身を焦がさん程の憎悪により変身を遂げた悪意の象徴である。
◆◆◆
『破壊 破滅 絶望 滅亡せよ』
『CONCLUSION ONE』
赤い稲妻が迸ったかと思えば、商品棚やガラスが纏めて吹き飛んだ。
自身が破壊した被害など気にも留めずに、ゆっくりとハルトマン達の前へ姿を現わす。
自身が破壊した被害など気にも留めずに、ゆっくりとハルトマン達の前へ姿を現わす。
その姿を見た時、ハルトマンとゲンガーは全く同じ感想を抱いた。
危険だ。こいつは非常に危険である。
脳内にはヤバいヤバいと語彙力をゴミと共に投げ捨てたような言葉しか浮かんでこない。
危険だ。こいつは非常に危険である。
脳内にはヤバいヤバいと語彙力をゴミと共に投げ捨てたような言葉しか浮かんでこない。
黒地のボディースーツに純白の装甲。
胸部の意匠と左目は、ゾッとするくらいに輝く赤。
一歩、また一歩と恐怖心を煽るかのように近付くアークワンのその様は、悪魔の如き恐ろしさだ。
胸部の意匠と左目は、ゾッとするくらいに輝く赤。
一歩、また一歩と恐怖心を煽るかのように近付くアークワンのその様は、悪魔の如き恐ろしさだ。
黒い悪魔の異名を持つ自分が、よりにもよってそのような感想を抱くなんて。
そんな風に呆れ笑いを浮かべようとするも上手く行かない。
仮面の下で、ハルトマンは引き攣った表情しか出来なかった。
そんな風に呆れ笑いを浮かべようとするも上手く行かない。
仮面の下で、ハルトマンは引き攣った表情しか出来なかった。
(ッ!!しっかりしろって!恐がってる場合じゃないだろ!)
恐怖を無理矢理打ち消すように、己へ喝を入れる。
敵がまだ仮面ライダーに変身する道具を持っていたのは驚きだが、やるべき事は先程までと同じ。
ウィザーソードガンをガンモードへ変形、先手必勝とばかりに撃つ。
新しいライダーがどんな能力や武装を持っているのかは未知数。
まずは遠距離で様子見との判断。
敵がまだ仮面ライダーに変身する道具を持っていたのは驚きだが、やるべき事は先程までと同じ。
ウィザーソードガンをガンモードへ変形、先手必勝とばかりに撃つ。
新しいライダーがどんな能力や武装を持っているのかは未知数。
まずは遠距離で様子見との判断。
直後、その判断が全くの無意味と思い知った。
「えいっ」
最初は耳へ気の抜けた声が届いた。
敵が放ったものだと分かり、それにしてはやけに近くから聞こえて来たのを疑問に思う。
自分と相手の間にはそれなりの距離があったはずだろうに。
敵が放ったものだと分かり、それにしてはやけに近くから聞こえて来たのを疑問に思う。
自分と相手の間にはそれなりの距離があったはずだろうに。
次に感じたのは胸への衝撃。
硬いものがぶつかるような感覚がして、前にも同じような事があった気がした。
意外にも早くに思い出した光景は、チェンソーの悪魔との戦い。
あの時はふざけた威力の銃で胸を撃たれたんだっけ。
変身しているとはいえ同じ箇所への攻撃に、痛みが少し遅れてやって来る。
硬いものがぶつかるような感覚がして、前にも同じような事があった気がした。
意外にも早くに思い出した光景は、チェンソーの悪魔との戦い。
あの時はふざけた威力の銃で胸を撃たれたんだっけ。
変身しているとはいえ同じ箇所への攻撃に、痛みが少し遅れてやって来る。
最後に感じたのは自分の身体が宙に浮いている感覚。
ハリケーンスタイルの魔法で浮遊しているのではない。
自分でやったのでないなら、原因は敵のライダーしかいないだろう。
ああ殴り飛ばされたんだなと理解し、受け身も取れずにアスファルトへ叩きつけられた。
ハリケーンスタイルの魔法で浮遊しているのではない。
自分でやったのでないなら、原因は敵のライダーしかいないだろう。
ああ殴り飛ばされたんだなと理解し、受け身も取れずにアスファルトへ叩きつけられた。
「がっ……はぁ……」
呻き声を出すだけで、意識が飛び退きそうな激痛が駆け巡る。
一体全体何をされたのか。
答えは単純明快。近付いて殴った、たったそれだけ。
冗談だとしか思えない速さと威力のオマケ付きであるが。
一体全体何をされたのか。
答えは単純明快。近付いて殴った、たったそれだけ。
冗談だとしか思えない速さと威力のオマケ付きであるが。
(やばいかも……)
一発食らっただけでこの様だ。立ち上がろうとすれば膝が笑い、視界が安定しない。
気絶せずにいる自分を褒めてやりたいくらいだ。
現在変身しているウィザードはチェンソーの悪魔と戦った時よりも、能力が強化された形態。
だというのにパンチ一発でダウン寸前へと追い込まれている。
本当に、悪い冗談だとしか思えなかった。
気絶せずにいる自分を褒めてやりたいくらいだ。
現在変身しているウィザードはチェンソーの悪魔と戦った時よりも、能力が強化された形態。
だというのにパンチ一発でダウン寸前へと追い込まれている。
本当に、悪い冗談だとしか思えなかった。
「これ、返してね」
殴り飛ばされたウィザードの手から落ちた、ゲネシスドライバーとロックシードを拾い上げる。
元は自分に支給された物を勝手に持って行かれるのは、ダグバでも気分の良いものでは無いようだ。
元は自分に支給された物を勝手に持って行かれるのは、ダグバでも気分の良いものでは無いようだ。
「なっ…ハ、ハルトマン…!?」
気が付いたら仲間が地面を転がっていた。
不可解な光景に叫ぶゲンガーの存在が、ハルトマンに戦う理由を思い起こさせる。
変身している自分でさえこれなのだ。
幽体離脱の種が割れてしまっているゲンガーはもっと危険に違いない。
彼を危険から遠ざけなければ。
もうこれ以上、仲間を死なせるのは真っ平御免だ。
不可解な光景に叫ぶゲンガーの存在が、ハルトマンに戦う理由を思い起こさせる。
変身している自分でさえこれなのだ。
幽体離脱の種が割れてしまっているゲンガーはもっと危険に違いない。
彼を危険から遠ざけなければ。
もうこれ以上、仲間を死なせるのは真っ平御免だ。
「――ふぅっ!」
『スペシャル!』
痛みを噛み殺して、ハンドオーサーにリングを翳す。
ウィザードの背後に出現するのは緑色の魔法陣。
ハリケーンドラゴン固有の魔法を使う時だ。
背中から生えるように、巨大な翼が出現した。
強化形態のウィザードは自身のアンダーワールドに宿るファントム、ウィザードラゴンの能力の一部を現実世界で使う事が出来る。
フレイムドラゴンは頭部、ウォータードラゴンは尻尾、ランドドラゴンは爪。
そしてハリケーンドラゴンは翼により、風の魔法を使用した時以上の速度と高度で空中飛行を可能とする。
ウィザードの背後に出現するのは緑色の魔法陣。
ハリケーンドラゴン固有の魔法を使う時だ。
背中から生えるように、巨大な翼が出現した。
強化形態のウィザードは自身のアンダーワールドに宿るファントム、ウィザードラゴンの能力の一部を現実世界で使う事が出来る。
フレイムドラゴンは頭部、ウォータードラゴンは尻尾、ランドドラゴンは爪。
そしてハリケーンドラゴンは翼により、風の魔法を使用した時以上の速度と高度で空中飛行を可能とする。
「行くよっ!!」
気合を入れ、アークワンへと急接近する。
敵の速さが桁外れなのは分かったが、こっちだって負けてはいない。
風を全身に纏い、更にウィザードラゴンの翼を用いての急加速。
見事アークワンへと近付いたウィザードは、勢いを殺さずに相手の腕を掴み上げる。
余計な抵抗をさせる余裕はない。
限界まで高度を上げると、最高速度で離れて行った。
敵の速さが桁外れなのは分かったが、こっちだって負けてはいない。
風を全身に纏い、更にウィザードラゴンの翼を用いての急加速。
見事アークワンへと近付いたウィザードは、勢いを殺さずに相手の腕を掴み上げる。
余計な抵抗をさせる余裕はない。
限界まで高度を上げると、最高速度で離れて行った。
「ハルトマン!おい!」
地上から微かに聞こえたゲンガーの叫びに、返す事無く。
『チョーイイネ!サンダー!サイコー!』
ゲンガーから十分に距離を取ったと確信し、ハンドオーサーにリングを翳す。
チェンソーの悪魔との戦闘時にも使った魔法は、ハリケーンドラゴンとなった今更なる効果を発揮する。
チェンソーの悪魔との戦闘時にも使った魔法は、ハリケーンドラゴンとなった今更なる効果を発揮する。
アークワンを頭上に放り投げるようにして手放す。
何故かこれまでロクに抵抗をして来なかったが、こっちにとっては好都合。
敵の落下を悠長に待ってはいられない、アークワンの周囲を円を描くように回転する。
二周、三周と繰り返す内に魔力を伴った風がとぐろを巻き、アークワンを閉じ込めたではないか。
敵を拘束して終わりではない、本命はアークワンの頭上に発生した雷雲である。
ハリケーンドラゴンは風と大気のみならず、雷をも自由に操れる。
風で標的を閉じ込め、高威力の雷を落としてトドメを刺す。
これこそがハリケーンドラゴンの切り札。
何故かこれまでロクに抵抗をして来なかったが、こっちにとっては好都合。
敵の落下を悠長に待ってはいられない、アークワンの周囲を円を描くように回転する。
二周、三周と繰り返す内に魔力を伴った風がとぐろを巻き、アークワンを閉じ込めたではないか。
敵を拘束して終わりではない、本命はアークワンの頭上に発生した雷雲である。
ハリケーンドラゴンは風と大気のみならず、雷をも自由に操れる。
風で標的を閉じ込め、高威力の雷を落としてトドメを刺す。
これこそがハリケーンドラゴンの切り札。
「これで…!!」
いけると確信した。
「えいやっ」
アークワンが、赤と黒の混じり合ったエネルギー波を放つまでは。
拘束していた風も、頭上から落とした雷も纏めて消し飛ばされる。
それらを操るウィザードとて例外ではない。
翼を展開し空中に留まる事すら許されず、装甲から大量に火花が散った。
風を操る魔法使いが何の抵抗も出来ずに落下する。
不甲斐ない自分を笑ってやる事すらやれず、地面に叩きつけられる感覚を味わう羽目となった。
それらを操るウィザードとて例外ではない。
翼を展開し空中に留まる事すら許されず、装甲から大量に火花が散った。
風を操る魔法使いが何の抵抗も出来ずに落下する。
不甲斐ない自分を笑ってやる事すらやれず、地面に叩きつけられる感覚を味わう羽目となった。
スパイトネガ。アークワンの持つ唯一無二の能力。
変身者の持つ悪意を力に変換し、波動として放つ他、攻撃の強化に用いる。
これはつまり、変身者の悪意が強大であればある程スパイトネガはより大きな力を発揮するという事だ。
グロンギの長であり、最も邪悪な精神を持つダグバにとってこれ以上無いくらいに相性の良い能力と言えるだろう。
変身者の持つ悪意を力に変換し、波動として放つ他、攻撃の強化に用いる。
これはつまり、変身者の悪意が強大であればある程スパイトネガはより大きな力を発揮するという事だ。
グロンギの長であり、最も邪悪な精神を持つダグバにとってこれ以上無いくらいに相性の良い能力と言えるだろう。
「……っ……」
敵の能力の詳細など知る由の無いハルトマンには関係の無い話だ。
最早声を出す力すら残されていない。
これでもまだ変身解除していないのは、というより息があるのは奇跡に近かった。
最早声を出す力すら残されていない。
これでもまだ変身解除していないのは、というより息があるのは奇跡に近かった。
だがウィザードの装甲によって死を免れたのは、決して幸運などでは無い。
もし彼女が変身していなければ、最初にアークワンの拳を受けたその時点で命を落としていた。
このような痛みに苛まれず、死んでいられたのだ。
もし彼女が変身していなければ、最初にアークワンの拳を受けたその時点で命を落としていた。
このような痛みに苛まれず、死んでいられたのだ。
二度に及ぶ苦痛を受けた彼女へ、とうとう終わりの時がやって来た。
『悪意』
ハルトマンと違い、難なく着地した悪魔が歩いて来る。
『恐怖』
一歩近付く毎に、ドライバーからは低く無機質な声が発せられる。
『憤怒』
ドライバー上部のスイッチ、アークローダーを押し込んでいるのだ。
『憎悪』
押し込む度に悪意が溜め込まれていく。
『絶望』
人類の犯して来た負の歴史、一つ一つを数え並べているよう。
『闘争』
常人が聞けば精神を磨り減らすだろう言葉も、ダグバにとっては何ら害とならない。
『殺意』
むしろ悪意の数々を心地良いとさえ感じられた。
『破滅』
物騒な言葉を並べ立てられ、趣味の悪いベルトだとハルトマンは苦笑いを浮かべる。
『絶滅』
どうせなら直接口にしてやりたいが、無理な事は自分が一番分かっている。
『滅亡』
もう本当に、何もやれる事が無い。
『PERFECT CONCLUSION』
『LEARNING END』
悪意を最大限に込めたアークワンの蹴り技。
自分へ迫る敵の姿に、さっきとは逆だなぁなんて存外呑気な事を思う。
違うのは、斬月・真はレーザーを放ったが自分は何も出来ない事か。
自分へ迫る敵の姿に、さっきとは逆だなぁなんて存外呑気な事を思う。
違うのは、斬月・真はレーザーを放ったが自分は何も出来ない事か。
(悔しいなぁ……)
晴人の身体を本人に返す。
ついさっき決意したばかりなのに、現実はこの様だ。
ただただ申し訳なく思う。
交通事故で両親を失い、自責の念から夢を諦め、コヨミという彼にとっての希望だった少女をも失って、それでも戦い続けた青年。
そんな晴人の身体を自分のせいで失わせてしまった。
不甲斐ない自分への怒りと、晴人への申し訳なさで心が溢れ返る。
ついさっき決意したばかりなのに、現実はこの様だ。
ただただ申し訳なく思う。
交通事故で両親を失い、自責の念から夢を諦め、コヨミという彼にとっての希望だった少女をも失って、それでも戦い続けた青年。
そんな晴人の身体を自分のせいで失わせてしまった。
不甲斐ない自分への怒りと、晴人への申し訳なさで心が溢れ返る。
(悔しいよ……)
そして自分も、元居た場所へは帰れない。
501の面々とこんな形で別れるなんて、納得など出来る訳がない。
何より心残りなのは、自分がトゥルーデと呼ぶ同室の友人。
彼女の精神は何処にあるのだろう。
ちゃんと元の身体に戻るのだろうか。
身体に入っている人物が、殺し合いに乗っていない者だと良いが。
考えれば考える程心配になって来た。
501の面々とこんな形で別れるなんて、納得など出来る訳がない。
何より心残りなのは、自分がトゥルーデと呼ぶ同室の友人。
彼女の精神は何処にあるのだろう。
ちゃんと元の身体に戻るのだろうか。
身体に入っている人物が、殺し合いに乗っていない者だと良いが。
考えれば考える程心配になって来た。
こんな事なら部屋の掃除頑張ってやっておけば良かったかな、チョコレートの借り返しそびれちゃったよ、
次から次へと未練ばっかりが浮かんで、やっぱり自分もまだ死にたくないのを自覚する。
次から次へと未練ばっかりが浮かんで、やっぱり自分もまだ死にたくないのを自覚する。
視界いっぱいが、黒く染まっていく。
――ああ、私たちがいたあの空は、もう見えないや。
◆◆◆
膝を付き、死人のような顔でゲンガーは空を見上げていた。
タケコプターじゃ追いつけない速度でハルトマンが敵の仮面ライダー諸共飛び去った後、緑色の風が円を描き巨大な雷雲が発生するのが見え、彼女の勝利を確信した。
大丈夫だ、きっとあの白黒を倒して戻って来ると。
カイジ達の後を追うなんて展開にはならないんだと、そう自分に言い聞かせたのだ。
大丈夫だ、きっとあの白黒を倒して戻って来ると。
カイジ達の後を追うなんて展開にはならないんだと、そう自分に言い聞かせたのだ。
直後、風や雷雲諸共吹き飛ばされ落ちて行く姿にあっさりと覆されたが。
それからハルトマンがどうなったのかは、自分がいる場所からは見えなかった。
ただ直接見ずとも分かる。彼女はもう自分の所へは二度と帰って来ないのだろう。
ただ直接見ずとも分かる。彼女はもう自分の所へは二度と帰って来ないのだろう。
自分は一体なんなのだろうか。
疫病神か?死神か?どっちにしてもロクでもない存在だ。
またしても自分と関わった奴が命を落とした。
これならいっそ、しんのすけとミチルが戻って来る前に姿を消した方が良いんじゃないのか。
自分がまき散らす不幸の巻き添えを増やさない為には、そうするのが正解ではないか。
疫病神か?死神か?どっちにしてもロクでもない存在だ。
またしても自分と関わった奴が命を落とした。
これならいっそ、しんのすけとミチルが戻って来る前に姿を消した方が良いんじゃないのか。
自分がまき散らす不幸の巻き添えを増やさない為には、そうするのが正解ではないか。
「チクショウ…」
そんな風に考えている自分自身への悪態は、やけに冷たい風の中に消えて行った。
【E-6 街/昼】
【ゲンガー@ポケットモンスター赤の救助隊/青の救助隊】
[身体]:鶴見川レンタロウ@無能なナナ
[状態]:人の身体による不慣れ(多少改善)、高揚している、疲労(中)、精神疲労(極大)、自分への強い苛立ち、手にダメージ
[装備]:八命切@グランブルーファンタジー、月に触れる(ファーカレス)@メイドインアビス、
[道具]:基本支給品×3、シグザウアーP226(弾切れ)@現実、ピーチグミ@テイルズオブディスティニー、タケコプター@ドラえもん、サイコロ六つ@現実、肉体側の名簿リスト@オリジナル、ランダム支給品0~1(吉良の分)
[思考・状況]基本方針:イジワルズ特別サービス、主催者に意地悪…いや、邪魔してやる。
1:チクショウ…
2:しんのすけとミチルが戻って来るのを待つ。
3:イジワルズ改めジャマモノズとして活動する。
4:ピカチュウとメタモンには用心しておく。(いい奴だといいが)
5:木曾のメモのこと、覚えておかないとな。
6:こいつらを見るとアイツ等を思い出すな…(主人公とそのパートナー達の事です)
7:何でオレが付けた団名嫌がるやつ多いんだ?
7:カイジのやつ、何でメタモンの事を聞いて来た?
[備考]
※参戦時時期はサーナイト救出後です。一応DX版でも可。(殆ど差異はないけど)
※久しぶりの人の身体なので他の人以上に身体が慣れていません。
代わりに幽体離脱の状態はかなり慣れた動きができます(戦闘能力に直結するかは別)。
幽体離脱で離れられる射程は大きくても1エリア以内までです。
※木曾から『ボンドルドが優勝を目的にしてない説』を紙媒体で伝えられてます。
(この都合盗聴の可能性も察してます)
[身体]:鶴見川レンタロウ@無能なナナ
[状態]:人の身体による不慣れ(多少改善)、高揚している、疲労(中)、精神疲労(極大)、自分への強い苛立ち、手にダメージ
[装備]:八命切@グランブルーファンタジー、月に触れる(ファーカレス)@メイドインアビス、
[道具]:基本支給品×3、シグザウアーP226(弾切れ)@現実、ピーチグミ@テイルズオブディスティニー、タケコプター@ドラえもん、サイコロ六つ@現実、肉体側の名簿リスト@オリジナル、ランダム支給品0~1(吉良の分)
[思考・状況]基本方針:イジワルズ特別サービス、主催者に意地悪…いや、邪魔してやる。
1:チクショウ…
2:しんのすけとミチルが戻って来るのを待つ。
3:イジワルズ改めジャマモノズとして活動する。
4:ピカチュウとメタモンには用心しておく。(いい奴だといいが)
5:木曾のメモのこと、覚えておかないとな。
6:こいつらを見るとアイツ等を思い出すな…(主人公とそのパートナー達の事です)
7:何でオレが付けた団名嫌がるやつ多いんだ?
7:カイジのやつ、何でメタモンの事を聞いて来た?
[備考]
※参戦時時期はサーナイト救出後です。一応DX版でも可。(殆ど差異はないけど)
※久しぶりの人の身体なので他の人以上に身体が慣れていません。
代わりに幽体離脱の状態はかなり慣れた動きができます(戦闘能力に直結するかは別)。
幽体離脱で離れられる射程は大きくても1エリア以内までです。
※木曾から『ボンドルドが優勝を目的にしてない説』を紙媒体で伝えられてます。
(この都合盗聴の可能性も察してます)
※近江彼方の枕@ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は破壊されました。
【ハリケーンドラゴンウィザードリング@仮面ライダーウィザード】
国家安全局0課の木崎正範から託された、緑の魔宝石を加工した指輪。
ハリケーンドラゴンスタイルへ変身する。
吉良吉影に支給された。
国家安全局0課の木崎正範から託された、緑の魔宝石を加工した指輪。
ハリケーンドラゴンスタイルへ変身する。
吉良吉影に支給された。
◆◆◆
「凄いなぁ、これ」
変身が解除され、ベルトを眺めながらダグバが言う。
父親に玩具を買い与えられた幼子のように、瞳に無邪気さを浮かべて。
父親に玩具を買い与えられた幼子のように、瞳に無邪気さを浮かべて。
アークワンに変身した感想は最高の一言に尽きる。
斬月・真を上回るスペックだけではない。
スパイトネガという使い勝手の良く、それでいて面白い力を扱えた。
何より気に入ったのは、変身している間は妙に心地良いのだ。
これならもっと早くに使っていれば良かったなと後悔するも、そう気安く変身出来ない事情を思い出す。
斬月・真を上回るスペックだけではない。
スパイトネガという使い勝手の良く、それでいて面白い力を扱えた。
何より気に入ったのは、変身している間は妙に心地良いのだ。
これならもっと早くに使っていれば良かったなと後悔するも、そう気安く変身出来ない事情を思い出す。
「暫くの間は使えないんだっけ」
強力故に課せられた制限。
主催者側としてはパワーバランスの調整のつもりだが、ダグバにとっては余計な真似をされたと感じる。
唇を尖らせ不満を露わにしても、一参加者の我儘など聞き入れてはくれないだろう。
とはいえゲネシスドライバーが手元にある以上、いざという時に戦う力が無い事態にはならない。
基本は斬月・真へ変身し、制限が解かれたらアークワンになる。
主催者側としてはパワーバランスの調整のつもりだが、ダグバにとっては余計な真似をされたと感じる。
唇を尖らせ不満を露わにしても、一参加者の我儘など聞き入れてはくれないだろう。
とはいえゲネシスドライバーが手元にある以上、いざという時に戦う力が無い事態にはならない。
基本は斬月・真へ変身し、制限が解かれたらアークワンになる。
「クウガと少し似てるかもね」
状況によって姿を変え、異なる能力を駆使しグロンギを撃破してきた戦士。
自分も気分次第で変身する姿を変えるのだから、クウガと似ている部分はあるかもしれない。
そう考えると新鮮な試みでちょっとだけワクワクする。
グロンギの身体だった時には無かった感覚だ。
自分も気分次第で変身する姿を変えるのだから、クウガと似ている部分はあるかもしれない。
そう考えると新鮮な試みでちょっとだけワクワクする。
グロンギの身体だった時には無かった感覚だ。
と、弾む心とは裏腹に足取りは少々重い。
「…ちょっと休んだ方が良いのかな」
グロンギの時ならまだしも、今は脆いリントの身体。
ある程度の休息を挟まなければ使い物にならなくなる。
身体の持ち主の少女は登山やハイキングを趣味としており、同年代の女子よりも体力はある方だ。
が、ライダーとしての戦いなど未経験な為、体が付いて行けないのだろう。
少女のプロフィールに大した興味を抱かなかったダグバには、関係の無い話だが。
ある程度の休息を挟まなければ使い物にならなくなる。
身体の持ち主の少女は登山やハイキングを趣味としており、同年代の女子よりも体力はある方だ。
が、ライダーとしての戦いなど未経験な為、体が付いて行けないのだろう。
少女のプロフィールに大した興味を抱かなかったダグバには、関係の無い話だが。
まずは休める場所を探そうと地図を開き、街の北側に施設があるらしい事を確認。
283プロという名の場所を目的地とする。
283プロという名の場所を目的地とする。
早速移動しようとし、ふと何気なくショーウィンドウに目をやり、
「うん?」
思わず眉を顰めた。
足早に駆け寄り凝視する。
ガラスに映るのは不思議そうに見つめる自分の、というより殺し合いで与えられた少女の顔。
おかしなものは何もない。ただあるがままを映しているだけ。
しかし自分はさっき奇妙なものが見えた。
ガラスに映るのは不思議そうに見つめる自分の、というより殺し合いで与えられた少女の顔。
おかしなものは何もない。ただあるがままを映しているだけ。
しかし自分はさっき奇妙なものが見えた。
ガラスに映った自分の顔が、涙を流し、やめてくれと懇願するかのような憔悴し切った表情になっているのを。
「うーん…気のせい?」
もしかしたら自分はリントの身体になったせいで、思った以上に疲れているのかもしれない。
僅かな引っ掛かりを覚えながらも、まぁいいかと魔法のじゅうたんに乗り込み移動を再開した。
僅かな引っ掛かりを覚えながらも、まぁいいかと魔法のじゅうたんに乗り込み移動を再開した。
◆
ダグバは気付いていない。
両面宿儺との邂逅を切っ掛けに身体の持ち主、櫻木真乃の意識が目覚めた事を。
両面宿儺との邂逅を切っ掛けに身体の持ち主、櫻木真乃の意識が目覚めた事を。
ダグバは気付いていない。
アークワンに変身した影響が真乃にも及んだ事を。
アークワンに変身した影響が真乃にも及んだ事を。
嘗てアークドライバーワンを手にした青年、飛電或人は本来アークワンに変身するような人間ではない。
悪意を力の根源とするアークとは反対の立場にいる、人とヒューマギアの善意を信じ戦う者だ。
彼が何故アークワンに変身したのか。
それは或人が最も信頼を置き、誰よりも彼の心に寄り添った秘書型ヒューマギアのイズを破壊されたのが原因である。
時には飛電インテリジェンスの社長の座や、仮面ライダーゼロワンの変身資格を失って尚も再起出来たのは、何時だってイズが支えてくれたから。
それ程大切に想っている彼女を奪われた或人の心には、これまで感じた事のない憎悪が宿った。
人間とヒューマギアが手を取り合う未来という、自分の夢さえ捨ててしまう程に。
悪意を力の根源とするアークとは反対の立場にいる、人とヒューマギアの善意を信じ戦う者だ。
彼が何故アークワンに変身したのか。
それは或人が最も信頼を置き、誰よりも彼の心に寄り添った秘書型ヒューマギアのイズを破壊されたのが原因である。
時には飛電インテリジェンスの社長の座や、仮面ライダーゼロワンの変身資格を失って尚も再起出来たのは、何時だってイズが支えてくれたから。
それ程大切に想っている彼女を奪われた或人の心には、これまで感じた事のない憎悪が宿った。
人間とヒューマギアが手を取り合う未来という、自分の夢さえ捨ててしまう程に。
逆に言えば憎悪という強大な悪意を抱いていたからこそ、変身後も自我を保てたのだろう。
人類の悪意の歴史、滅亡迅雷.netのシンギュラリティポイント、何よりもアークの概念。
それらを内包したプログライズキーを用いて変身するのだ。
如何にゼロワンとして戦って来た或人とて、普通ならば耐えられるのは不可能に近い。
メタルクラスタホッパーへ変身した時のように暴走ないし、より精神に悪影響を及ぼす可能性だってあった。
人類の悪意の歴史、滅亡迅雷.netのシンギュラリティポイント、何よりもアークの概念。
それらを内包したプログライズキーを用いて変身するのだ。
如何にゼロワンとして戦って来た或人とて、普通ならば耐えられるのは不可能に近い。
メタルクラスタホッパーへ変身した時のように暴走ないし、より精神に悪影響を及ぼす可能性だってあった。
尤もバトルロワイアルにおける変身者、ダグバには何の問題にもならない。
究極の闇をもたらすグロンギの王からしてみれば、悪影響どころか気分が良くなるくらいだ。
だがもう一人、今の肉体に宿る精神にとっては別。
真乃とてアイドル活動をしていれば、芸能界の後ろ暗い部分に触れる機会はゼロではない。
プロデューサーを始めとする善良な大人に守られているとはいえ、時折他者の悪意を感じる時はある。
しかし未確認生命体の殺人ゲームや、滅亡迅雷.netの掲げる人類滅亡など、超常の世界における悪意など本当なら一生触れる機会は無かった筈だ。
究極の闇をもたらすグロンギの王からしてみれば、悪影響どころか気分が良くなるくらいだ。
だがもう一人、今の肉体に宿る精神にとっては別。
真乃とてアイドル活動をしていれば、芸能界の後ろ暗い部分に触れる機会はゼロではない。
プロデューサーを始めとする善良な大人に守られているとはいえ、時折他者の悪意を感じる時はある。
しかし未確認生命体の殺人ゲームや、滅亡迅雷.netの掲げる人類滅亡など、超常の世界における悪意など本当なら一生触れる機会は無かった筈だ。
もし真乃の意識が眠ったままなら、こうはならなかったかもしれない。
現実には真乃の意識は目覚め、その為アークワンプログライズキーに内包された悪意を受けてしまった。
現実には真乃の意識は目覚め、その為アークワンプログライズキーに内包された悪意を受けてしまった。
泣き叫ぶ少女の声に気付きもせず、ダグバは行く。
次の闘争へ、更なる期待を寄せながら。
次の闘争へ、更なる期待を寄せながら。
エーリカ・ハルトマンという名の参加者だった、焼け焦げた肉塊には見向きもせず。
【エーリカ・ハルトマン@ストライクウィッチーズシリーズ(身体:操真晴人@仮面ライダーウィザード) 死亡】
【E-6とD-7の境界 街/昼】
【ン・ダグバ・ゼバ@仮面ライダークウガ】
[身体]:櫻木真乃@アイドルマスターシャイニーカラーズ
[状態]:ダメージ(大)、脇腹に強い打撲痕、消耗(大)、苛立ち(大分緩和)、櫻木真乃の精神復活及び汚染、アークワンに2時間変身不能
[装備]:ゲネシスドライバー+メロンエナジーロックシード@仮面ライダー鎧武、ミニ八卦炉@東方project、魔法のじゅうたん@ドラゴンクエストシリーズ
[道具]:基本支給品×2、アークドライバーワン+アークワンプログライズキー@仮面ライダーゼロワン、ランダム支給品×0~1
[思考・状況]基本方針:ゲゲルを楽しむ
1:283プロに行って休む
2:見失った二人(キャメロット、凛)と再戦する。ただ見つける手段がないので、また会えればいいなという程度。
3:あの青い着物姿のリント(宿儺)とはもう戦いたくない
4:アークワンにはまた変身したいなぁ
5:??????????
[備考]
※48話の最終決戦直前から参戦です。
※櫻木真乃の精神が復活したことにはまだ気づいていません。
[身体]:櫻木真乃@アイドルマスターシャイニーカラーズ
[状態]:ダメージ(大)、脇腹に強い打撲痕、消耗(大)、苛立ち(大分緩和)、櫻木真乃の精神復活及び汚染、アークワンに2時間変身不能
[装備]:ゲネシスドライバー+メロンエナジーロックシード@仮面ライダー鎧武、ミニ八卦炉@東方project、魔法のじゅうたん@ドラゴンクエストシリーズ
[道具]:基本支給品×2、アークドライバーワン+アークワンプログライズキー@仮面ライダーゼロワン、ランダム支給品×0~1
[思考・状況]基本方針:ゲゲルを楽しむ
1:283プロに行って休む
2:見失った二人(キャメロット、凛)と再戦する。ただ見つける手段がないので、また会えればいいなという程度。
3:あの青い着物姿のリント(宿儺)とはもう戦いたくない
4:アークワンにはまた変身したいなぁ
5:??????????
[備考]
※48話の最終決戦直前から参戦です。
※櫻木真乃の精神が復活したことにはまだ気づいていません。
【アークドライバーワン@仮面ライダーゼロワン】
仮面ライダーアークワンに変身する為のベルト。
単体では意味が無い為、アークワンプログライズキーと合わせて一つの支給品扱い。
量産されたプログライズキーと違い、こちらは一級品のようである。
本ロワ独自の制限として、変身後10分経過で強制的に変身解除。再変身は2時間経過しなければ不可能。
仮面ライダーアークワンに変身する為のベルト。
単体では意味が無い為、アークワンプログライズキーと合わせて一つの支給品扱い。
量産されたプログライズキーと違い、こちらは一級品のようである。
本ロワ独自の制限として、変身後10分経過で強制的に変身解除。再変身は2時間経過しなければ不可能。
【アークワンプログライズキー@仮面ライダーゼロワン】
仮面ライダーアークワンに変身する為のプログライズキー。
単体では意味が無い為、アークドライバーワンと合わせて一つの支給品扱い。
人類の悪意の歴史とヒューマギアのシンギュラリティのビッグデータが収められ、ザイアスペックと似た形状の「アークスペック」により人間と接続し、変身者の悪意をドライバーに供給する役割を持つ。
アズが滅亡迅雷.netからシンギュラリティデータを収集するために使用。
更に蓄積したデータを人工知能アークに提供するために使った事もある。
仮面ライダーアークワンに変身する為のプログライズキー。
単体では意味が無い為、アークドライバーワンと合わせて一つの支給品扱い。
人類の悪意の歴史とヒューマギアのシンギュラリティのビッグデータが収められ、ザイアスペックと似た形状の「アークスペック」により人間と接続し、変身者の悪意をドライバーに供給する役割を持つ。
アズが滅亡迅雷.netからシンギュラリティデータを収集するために使用。
更に蓄積したデータを人工知能アークに提供するために使った事もある。
94:運に身分は関係ない | 投下順に読む | 96:Aの友愛/君をもっと知りたいな |
時系列順に読む | ||
90:犬飼ミチルの謎 | 野原しんのすけ | 101:迫る超決戦!ギニューVSJUDO!! |
犬飼ミチル | 114:マンホールにそれをどう通したのか問題 解答編 | |
ゲンガー | 102:エタニティ・デザイア | |
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87:その踊り、誰が為に | 産屋敷輝哉 | 114:マンホールにそれをどう通したのか問題 解答編 |
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94:運に身分は関係ない | 魔王 | 117:VIVID VICE -曇天の道を- |
79:「誰かの笑顔」のために生きている | ン・ダグバ・ゼバ |