プレイレポ - 極東の孤島 ジパング
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第一部 -天気晴朗ナレドモ波高シ
-第二部 -世界のセレブに仲間入り-
-第三部 -戦乱は続くよ何時までも-
***第一部 -天気晴朗ナレドモ波高シ- [#r55d3e82]
地形は大陸、気候は温暖、海面は並、何のことはないドノーマル設定、
難易度は皇帝、文明はランダムで開始。
どうやら指導者は日本の徳川家康の模様で日の丸を掲げた戦士と開拓者が俺の指示を待っていた。
開拓者「用件を承ります」
徳川「君、礼儀正しいねぇ。んじゃそのままそこに首都でも作っちゃって」
開拓者「任務にあたります」
行政官「サー、吉報と凶報です!」
徳川「いきなりかよ、とりあえず吉報から聞こうか」
行政官「首都はかなり肥沃な氾濫原に囲まれていて近くには牛がいますぞ」
徳川「ほう、なかなか良好な土地のようだな。で、凶報とは?」
行政官「氾濫原が首都圏に8タイルもあるため衛生が壊滅的な状況です」
徳川「・・・つまり衛生-3?人口1と合わせて-4てこと?」
行政官「難易度ボーナスの+1と森林タイル4で+2、河川の淡水ボーナス+2と合わせても
衛生が5しかないため衛生資源の獲得が急務な状況です」
徳川「ま、まぁ牛が首都の真南にいるからなんとかなるだろ・・・。
とりあえず陶器、畜産の順に開発しろ」
行政官「畜産が先ではないのですか?」
徳川「確かに牛の生産力は魅力的だし、衛生が欲しいのは分かるが氾濫原が豊富なのだから使わない手はあるまい。
幸い日本は陶器の開発が即座に出来るしな」
行政官「了解しました。それではその様に通達しておきます。あと戦士を斥候に出しておきます」
徳川「うむ、良きに計らえ。あ、労働者の育成を忘れないようにな。」
開始地点の様子
十数ターン後
行政官「サー、畜産技術の開発を間近にして蛮族の集落から畜産の技術を手に入れましたぞ!」
徳川「まぁ、そんなこともある。っていうかそんなこと一々報告しなくてもいいから。
あ、そうそう、最近なんか蛮族が多くなって来たから青銅器まで一気に開発しちゃって」
更に十数ターン後
行政官「サー、斥候の報告では近辺に銅の鉱石らしき物は発見できなかったそうです。
南方からの報告はまだですがそろそろ第二都市を作らねば」
徳川「ふむ、首都より北方は平原と凍土そして海、東方は石材と馬と丘陵地帯で生産力は高そうに
見えるが淡水が無い上に馬の放牧を断念しなければ水を引くことすら不可能・・・。
西方は大理石と羊、豚がちょろっといるだけで後は砂漠地帯と海岸線、
どの方面でも魚は採れるが都市圏に入れようとすると将来の生産力が目減りする・・・辛い所だな。
とりあえず西の大理石と豚を確保しておこうか。オラクルを建てる為に技術開発を急げ」
外交官「それにしても未だに他の文明からの接触無いのが気になりますな。自分はもう暇で暇で」
徳川「その内出番が回ってくるから大人しくしてろ」
行政官「サー、凶報です!」
徳川「また?なによ?蛮族斧兵でも沸いたっての?」
行政官「それどころではありません!この島には贅沢品どころか穀物すら一つもありませんぞ!」
徳川「な、なんだtt(ry って今なんつった?島?もしかしてここ孤島?絶海の?」
行政官「Sir,Yes,Sir!」
徳川「えーっと、Exit to Main Menuっと…」
行政官「サー!お待ち下さい!どうやら誤報のようです!」
徳川「なんだ誤報かよ。情報伝達くらいしっかりしろよ」
行政官「贅沢品は鯨が一つありました。それ以外は正確な情報のようです」
徳川「………」
ニア [それも今すぐに!]
行政官「ちょ、ま、待って、ね?オラクルも完成したし、儒教も手に入ったから! ね?ね?
折角ここまでプレイしたんだし!?」
徳川「いくら何でも穀物ゼロ贅沢品は鯨のみ、ではやりようがないし、まぁ運が無かったと思って諦めれ」
行政官「物は考えようですぞ、サー。孤島ならば蛮族にさえ気をつければ
他の文明から身を守るのにこれほどの条件はありませんぞ!」
徳川「だが孤島は攻めるには不向きな上に、科学技術の発達には他文明との交流とある程度の資源が必要不可欠だ。
それに身を守っているだけでは皇帝Levelで勝つことはできんぞ?」
外交官「フフ、そこで外交勝利ですよ」
徳川「もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前な、資源無し、技術的優位無しで外交勝利なんて狙ってんじゃねーよ、ボケが。
外交勝利だよ、外交勝利。なんか他の大臣まで気合入れ始めてるし。
行政官、外交官、財政官、科学担当官、4人揃って外交勝利狙いか。おめでてーな。
よーしパパ外交勝利しちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前な、150ゴールドやるからその外交ウィンドウ閉じろと。
外交ウインドウてのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
Uの字テーブルの向かいに座ったモンテズマやカパックといつ戦争が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。まともな台詞すら用意されてない担当官は、すっこんでろ。
で、やっと各担当官達が諦めたかと思ったら、軍事大臣だけ残って、制覇勝利 侍大盛りで、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、制覇勝利なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が侍大盛りで、だ。
お前は本当に孤島状態から制覇勝利をした事があるのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、侍大盛りでって言いたいだけちゃうんかと。
Civ通の俺から言わせてもらえば今、Civ通の間での孤島状態から狙う勝利条件はやっぱり文化勝利、これだね。
孤島平和主義文化勝利。これが通の勝ち方。
文化勝利ってのは宗教が沢山必要。そん代わり都市数も開発する必要がある技術も少なめ。これ。
で、それにカースト制と平和主義。これ最強。
しかしこれを狙うと他の勝利目標に中途変更が効かなくなる、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。まあお前、各担当官は黙って命令に従ってなさいってこった」
行政官「ということは続けるおつもりなのですね?」
徳川「え?あれ?俺もしかしてのせられた?」
行政官・外交官・財政官・科学担当官・軍事担当官「指示を待っています」
徳川「…まぁ良い、やれるところまでやってみるか。
とりあえず首都はそのままストーンヘンジの作成に取り掛かれ、
新たに増えた森林地帯の伐採と強制労働の許可も与える、なんとしても完成させろ」
行政官「しかしストーンヘンジは暦の開発と共に各都市のオベリスクが消失しますぞ?」
徳川「お馬鹿、預言者を早めに手に入れるにはオラクルとストーンヘンジ両方揃えないとならんのだよ!
それにagedボーナスも考慮すればオベリスクよりストーンヘンジの方が遥かに得だ。
技術は一神教を開発して終了と同時に組織宗教の公民へ革命せよ」
行政官「そのように致します」
その後、首都では無事ストーンヘンジが完成し、第三都市東京と第四都市江戸もそれほど間を置かず完成した。
徳川「いやー、孤島は都市作りが好きなタイミングで出来るのが楽だな」
行政官「サー、東京の見張り台からの報告で海の彼方南西の方角に
微かに陸地のようなものが見える、との報告です」
徳川「なんと・・・今すぐ帆走の秘密を解明しガレー船を作って斥候部隊を送り込むのだ!
上手くすれば絶対的に資源不足な状況を打開出来るかも知れんしな」
とかやってたら一人目の預言者誕生目前にしてキリスト教が遠方にて~というメッセージが。
徳川「マズイな、キリスト教より後の宗教が孤島状態の我が国に取れるわけも無いし。
大航海時代に渡来してくる宣教師に頼るしかないか…」
行政官「寺院を首都に建てた後、僧侶を配置してればキリスト教は取れたんじゃないですか?」
徳川「ま、まぁ後からなら何とでも言えるものさ、この経験は次に活かせば良い」
行政官「ところで東京の文化圏の拡大によって新大陸の文明と接触を持つことに成功しましたぞ。
更にそれとほぼ同時に儒教の思想も伝わった模様です」
徳川「む、ルーズベルト君か。儒教伝来と同時に改宗したところを見ると自前の宗教は持って無さそうだな・・・。
とりあえず、アルファベットを開発して技術交換を持ち掛けてみることにするか」
しかしアルファベットを開発してみたものの、友好度が+2しかないせいかルーズベルトは技術交換に全く応じてくれなかった。
そこで誕生した偉人は聖地建造にあたらせ、その効果でアメリカを儒教の思想で覆い友好度を高め、
それと共にアメリカの各都市の位置を明らかにすることにした。
国境開放政策を取らなかったのは、我が国の領海を通過し未だ殆ど手付かずの島の北部に都市を作られた場合、
それが後の諍いの種になることを危惧したためである。
第二都市にパルテノン神殿が完成し、ここで新大陸に開拓者を送り込むか否かで悩んだが、石材と馬の採れる地域に都市を
建てていなかったのでそちらが先と判断し第五都市薩摩を、十数ターン遅れて新大陸への橋頭堡、鹿児島を建設した。
また大図書館は数ターン差で建設に失敗してしまったが、二人目の預言者を消費して得た神学によって解禁され
文化勝利への鍵となるシスティナ大聖堂を伐採と強制労働の力によって第二都市に建設し終えた。
更に三人目の預言者を消費して公務員の技術を開発、官僚制に移行後、紙、演劇、鉄、
そして農業(まだ開発してなかった)、哲学の順に開発。
島の北西部に第七都市奈良を建設、チチェン・イツァーを第三都市にて建設終了し、
哲学(既に道教自体は他国の手に渡っていたが)を開発し終え、平和主義+カースト制へと革命、
偉人量産体制に入り第二都市でアンコールワットの建造に取り掛かった頃にそれはやってきた。
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[ちょっとだけダイジェスト]
待ち望んだ外界よりの使者の到来。
刻々とその姿を現してゆく世界に徳川は何を見、何を思うのか。
沈黙を保つアメリカは果たして生涯の友か、倒すべき宿敵なのか。
身の振り方一つで何時滅んでもおかしくはない乱世の時代が始まる。