FfH2 041g(MODMOD) エチゴの上杉謙信、混迷の異世界に降り立つ その6
サロス公爵とヴォランナ
204ターン。サロス公爵に宣戦されました。
まぁなんとかなるだろう、相手のスタックはどこかな~と見渡してみれば……
……ん? ……ん!?
ほとんど無防備な首都付近にサロス公爵のデススタック!!
しかもサロスは侵掠志向持ちである。このままでは確実に首都が落ちてしまう……!!
こちらのメインスタックは領土西端。首都は東端。どうする……どうする……
とにかく首都に防衛戦力を……
快足をかけ、足の速い謙信などは首都に到達。その他、サムライなどは間に合わない。
ニンジャを分身させ首都前に配置し、オトリにする。これで1ターンは凌げるか……?
205ターン。ヴォランナまで宣戦布告してきた。
こちらも侵掠志向持ちである。やばい、やばすぎる……
1ターン凌いだものの、依然勢力の衰えないサロスのスタック。
サムライのハラキリなどで多少弱らせたものの、数が多すぎる。
やっとここまできたメインのスタック。間に合うか……?
206ターン。……? 首都周辺のデススタックが消えた……?
いやまて、こっちのスタックはどこにいったんだ……?
……消えてる!!! ごっそり消えてる!!!
村正まで消えた! 補助スキル優秀だったのにもったいない~
うあ~ ダメだこれはww終わったwwwもう無理wwwwww
一方、ヴォランナに一瞬で落とされた都市。これはもうどうしようもない……
ああもうダメだなこれ。最初からやりなおそう。ヴォランナのスタックがきたらどうしようもないし?
今回は最初から土地の確保に失敗したりしてさー、ケチがついててイマイチな流れだったし。まぁこんなもんじゃないの。しょうがないしょうがない。
「……黙れ」
いやだってもう無理じゃん? どうすんのよこれ。
「……黙れ!!!」
「ああ、うぁああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
(私が……私がふがいないばかりに…… ここまで強いてきた犠牲を無駄にするというのか……)
……ドクン
(……なんだ…? ムラマサ……?)
(「神に遭うては神を斬り、魔物に遭うては魔物を斬る!」)
「神に遭うては神を斬り…… 魔物に遭うては魔物を斬る……?」
(「いかにも。我はムラマサ……妖刀ムラマサである……!」)
……ドクン────
「……お前は何だ。神か、魔物か……?」
え、何? もうリセットするけどいいよね。あーもうガッカリだよガッカリ。
「……駄目だ」
ん?……おい、待て。何をするつもりだ!
…ズバァッ!
……あ……あぁ……おまえ……俺を斬ってどうするってんだ……このレポはどうなる……!
「ハッ! 知れたこと。このまま続けるのだ!! 報いるのだ。絶対に!!!!」
……バカが……無駄なことを……
上杉謙信、修羅の章
単騎で無謀な突撃をする。もはや何度死のうと、どうでもいい……
その時、滅びかけたエチゴに一筋の光明が……
ヴォランナ領に「説伏の王冠」があった。これを使えば倒したユニットを仲間にできる。上杉謙信が持つ説伏の昇進とあわせれば、より高い確率で敵ユニットを転向させられるだろう。
208ターン。テサロニカから爆薬を買い取り。防衛にサムライでは心もとないので、火縄銃を作ることに。これでなんとか建て直しを計る。
侵掠志向で領内を暴れまわるヴォランナのユニット。改善は壊滅的。
215ターン。幾度となく落とされる都市。落とされては取り返しを繰り返す。実にエチゴ8都市中、半数の4都市までもが一度は落とされている。
ひたすら突撃を繰り返し死んでは蘇る。時にはスヴァルトアールヴの都市を奪うこともある。
218ターン。ヴォランナのスタックに取り返される都市。また多くの兵を失った……
ついにはニライカナイのスタックまでやってきた。サロス公爵の姿は見えないが、いつデススタックがやってきてもおかしくはない。不気味である。
単騎でヴォランナ領内を荒らしまわる。この戦争が始まる前は200に満たなかった経験値が、既に400を超えている。それだけ戦い続けてきたということである。
223ターン。テサロニカが参戦してきた。これで少しは楽になるか……?
どうせテサロニカの領内ではどこかで楽園の扉を作っているのだろう。だが今は関係ない。ただ奴らに報復することだけを考える……
228ターン。サロスのスタックが見えている。邪魔な奴だ。
229ターン。革命して「聖戦」を外し、サロスと停戦。ヴォランナの次はお前だ。それまでわずかな猶予をやろう……
231ターン。サロスがヴォランナに宣戦。テサロニカの参戦で好機と見たか。どこまでも疎ましい奴め……
無数の命を奪い、いつしか経験値は700を超え……
Lv30。上杉謙信、人を超える資格を得る。
人ならぬ人へ。神へ。
「毘沙門天の、加護ぞある……」
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