7…マスタリングシート
此処ではマスタリングをするに当たっての注意点と
選択ルールをあげていきます。
GMを行う人は必ず目を通しておいて下さい。
『目標値の基準』
GMはシナリオを進める過程で幾つもの判定を用意する事になります。
以下はその時の判定に使用する目標値のおおまかな基準です。
解説 |
目標値 |
一般人にも楽にこなせるよ |
10 |
一般人には少々厳しいな |
12 |
熟練者なら楽勝だね |
14 |
熟練者だったら何とか…… |
16 |
プロなら多分失敗しないよ |
18 |
プロでもちょっと厳しいッス |
20 |
こんなん無理に決まってらぁ |
22 |
あんた、化け物? |
24以上 |
『SPマジックの配布』
GMは何らかの要因により上記以上の魔術・
神聖魔法をキャラクターに配布しても構いません。
(古代迷宮で古代魔法の魔導書を手に入れた。引退した冒険者から呪文書を譲られた等)
その場合その魔術・神聖魔法は、配布されたキャラクターのスペシャルマジック(SP魔法)になります。
入手の方法はGMに依存します。なお共通語魔法にはスペシャルマジックは存在しません。
GMはサークル内で使用する掲示板などに、「名前」「効果時間」「対象」「職業」「効果」を詳しく書き残して下さい。
また、GMはスペシャルマジックの特殊な物として、精神点の消費が2点以上というスキルを作っても構いません。
ただし、処理が面倒になることが考えられるので余りお奨めはいたしません。(例…神聖魔法:神の鉄槌)
『不意打ちの処理』
GMは戦闘が始まったなら、PTもしくはエネミーが不意打ちを行ったかどうかを判断します。
なし崩し的に戦闘が始まった場合、敵味方遭遇を予期せずに戦闘になった場合は通常戦闘が始まりますが、
どちらかが奇襲を仕掛け、襲撃を受ける側がそれに気が付かなかった場合、通常戦闘に【0ラウンド】が挿入されます。
0ラウンドは不意打ちを行った側のみ行動することが出来ます。つまり、PTが主導の場合は下記のような流れになります。
0ラウンド(『PTフェイズ』)→ 1ラウンド(『PTフェイズ』→『エネミーフェイズ』)
逆にエネミーサイドが不意打ちを行った場合は下記のようになります。
0ラウンド(『エネミーフェイズ』)→ 1ラウンド(『PTフェイズ』→『エネミーフェイズ』)
不意打ちのペナルティーは各GMが状況に応じて設定して構いませんが、
普通、完全な不意打ちの場合通常攻撃の攻撃力が倍になるとして下さい。
つまり不意打ちをした場合、攻撃が命中すればそれは全てファンブル・クリティカルになるわけです。
『判定の簡易化』
時間と手間を省くため、チャットプレイ時の時間短縮のため、プレイヤーが「扉を調べる」と宣言した場合、
GMは「聞き耳→罠の有無→鍵の有無」と、3つの動作を一連の判定として扱って下さい。
つまり、罠を調べると宣言したプレイヤーは1度だけダイスを振り、3つの効果を得ることが出来ます。
ただし、プレイヤーが「罠の有無を調べる」と指定して宣言した場合は上記は適用されません。
またGMはこの他の場合でも自分の裁量で、1度の判定により数個の効果を与えても構いません。
(例…「宝箱を調べる」と宣言→「罠と鍵の有無」を一度の判定で行わせる)
『無記入所持品の扱い』
CWCRPGでは、冒険者は必要最小限のアイテムしか所有しておらず販売されている物も少ないです。
GMは、冒険者の行動中「これぐらいなら冒険者たる者持っているだろう」と思われる物は、
冒険者が所有している物として考えて構いません。その判断は完全にGMの裁量に任せます。
(例…クサビを使用して、扉を開いたまま固定したい→GMはクサビの所有を認める)
『体験用シナリオのシートとリプレイ』
GM未経験者のマスタリング練習及びCRPGプレイ未経験者のためのシナリオ【ゴブリンの洞窟】を用意しました。
このシナリオでGMを体験したい人はマスタリングシート【
ゴブリンの洞窟
】を見て下さい。ゴブリンの洞窟の【
リプレイ
】。
最終更新:2020年07月30日 22:10