「あれ?」
何かおかしい。
おかしいとは分かるけど、具体的にどこがどうとはすぐに説明できない。
最初に変だなと感じたのは、赤だ。
赤い水のようなものが目に映った事だろう。
雨はこんな色をしていない、ペンキが降って来たわけでもない。
何とも不思議な光景。
おかしいとは分かるけど、具体的にどこがどうとはすぐに説明できない。
最初に変だなと感じたのは、赤だ。
赤い水のようなものが目に映った事だろう。
雨はこんな色をしていない、ペンキが降って来たわけでもない。
何とも不思議な光景。
次におかしいと思ったのは、右手がやけに軽いこと。
何と言えば良いのだろうか、とにかく右手がいつもより軽い。
持っていた物がフッと無くなったような、そういう感じ。
それでも変だ、だって自分が持っていたのはカード一枚。
箸より軽いカードが無くなっただけで、こうも違和感を感じるのはおかしい。
というかカードの効果はちゃんと発動したのか?
まさか一番大事な場面でカードをうっかり落としたのでは。
青くなった顔で自分の右手を見やり、
何と言えば良いのだろうか、とにかく右手がいつもより軽い。
持っていた物がフッと無くなったような、そういう感じ。
それでも変だ、だって自分が持っていたのはカード一枚。
箸より軽いカードが無くなっただけで、こうも違和感を感じるのはおかしい。
というかカードの効果はちゃんと発動したのか?
まさか一番大事な場面でカードをうっかり落としたのでは。
青くなった顔で自分の右手を見やり、
そこに右手は無かった。
手首から先が消えていて、噴水みたいに赤い血が噴き出ていた。
「あ――ああああああああああああああああああああっ!!!??!」
現実に理解が追い付き、遅れて襲う焼けるような激痛。
人体欠損、平穏な世界に生きる10代の少女には余りに酷な所業。
人体欠損、平穏な世界に生きる10代の少女には余りに酷な所業。
「ふむふむ、単なる札遊びは望まずとも組み込まぬ手は無いと…。ええ、ええ!異論はありませぬ。然らばこちらで有効に使って差し上げましょうぞ!」
悲劇を引き起こした男はただ、苺香が落としたカードを拾いいそいそと仕舞う。
うら若き少女の悲鳴も心を震わせるには至らない。
爽やかな朝を彩る小鳥の囀りを楽しむかのように、上機嫌で悲鳴を耳に入れる様の何たる邪悪な事か。
うら若き少女の悲鳴も心を震わせるには至らない。
爽やかな朝を彩る小鳥の囀りを楽しむかのように、上機嫌で悲鳴を耳に入れる様の何たる邪悪な事か。
青年の決意。
少年少女の奮闘。
それら全てを嘲笑うは、ただ思うがままに悪を為す陰陽師。
少年少女の奮闘。
それら全てを嘲笑うは、ただ思うがままに悪を為す陰陽師。
キャスター・リンボ、暫し遅れてここに参戦。
「いやはや、皆々様の手に汗握る闘争と、かくも美しき友情。それらを特等席で鑑賞させて頂いたこと、まずは感謝申し上げまする」
優雅に頭を下げる。
本当に感謝しているかどうかなど、考えるまでもない。
本当に感謝しているかどうかなど、考えるまでもない。
「で・す・が、ですがですがですがぁそれは頂けない。此度は屍山血河舞い散る殺し合い。間違っても退屈極まる三文芝居ではない事を、努々お忘れなく」
善が勝ち悪は滅びる。
万人受けを狙った使い古された物語なら、こうはならなかっただろう。
邪魔は入らず苺香は光の護封剣を発動。
ココア達が望んで止まない、お約束通りの展開が来るだけ。
万人受けを狙った使い古された物語なら、こうはならなかっただろう。
邪魔は入らず苺香は光の護封剣を発動。
ココア達が望んで止まない、お約束通りの展開が来るだけ。
だがこの地は殺し合い。
乱入上等、茶々入れ大歓迎の殺戮遊戯。
脚本を強制的に変更、主演は舞台から蹴り飛ばし、我こそはと新たな筋書き通りに事を進めても一切の問題は無い。
乱入上等、茶々入れ大歓迎の殺戮遊戯。
脚本を強制的に変更、主演は舞台から蹴り飛ばし、我こそはと新たな筋書き通りに事を進めても一切の問題は無い。
台無しにする事に掛けては、参加者の中でリンボの右に出る者はそういない。
「それではまず…ンン、出番を終えた役者には退場して貰いましょう」
○○○
右手が痛い。
溢れ出す血は火傷しそうなくらい熱くて。
自分の血なのに無くなって欲しいと思うくらい。
溢れ出す血は火傷しそうなくらい熱くて。
自分の血なのに無くなって欲しいと思うくらい。
涙が出る。
痛いのも勿論だけど、同じくらい悲しいから。
恐いから。
痛いのも勿論だけど、同じくらい悲しいから。
恐いから。
右手が無いなら、もうこれまでみたいにお茶を淹れられない。
パフェやケーキだって運べない。
私を受け入れてくれたあの場所には、もういられない。
パフェやケーキだって運べない。
私を受け入れてくれたあの場所には、もういられない。
ずっとコンプレックスだった目付きの悪さ。
何とかしたかったけど、でもどうにもならなくて。
撫でてあげようとした子犬にも怯えられ、逃げられるのが当たり前だった。
何とかしたかったけど、でもどうにもならなくて。
撫でてあげようとした子犬にも怯えられ、逃げられるのが当たり前だった。
だけど、あの日、あの人との出会いが変えてくれた。
スティーレで皆さんと出会い、本当にあの場所と皆が大好きだと言えるようになった。
大変な事が全然無い訳ではないけど、そんな苦労ですら大切な思い出だって胸を張って言える。
スティーレで皆さんと出会い、本当にあの場所と皆が大好きだと言えるようになった。
大変な事が全然無い訳ではないけど、そんな苦労ですら大切な思い出だって胸を張って言える。
だから、もう戻れない事が悲しくて――
『そんなことはありまセン!』
えっ?
今の声は……
今の声は……
『私たちが苺香さんを拒絶するなんて、そんなこと絶対にあり得まセン!スティーレはいつだって、苺香さんを受け入れマス!』
て、店長さん…。
それによく見たら…皆さんまでいつのまに…。
それによく見たら…皆さんまでいつのまに…。
私…私……。
良いんでしょうか…もう手が無くなって…これまでみたいな接客が出来ないのに…。
皆さんの足を引っ張ってしまうだけなのに……。
良いんでしょうか…もう手が無くなって…これまでみたいな接客が出来ないのに…。
皆さんの足を引っ張ってしまうだけなのに……。
なのに…!店長さんがそう言ってくれて、皆さんが私を見捨てないでくれたのが…嬉しいって思って…!
迷惑かけちゃうって分かってるのに…なのに私…!
迷惑かけちゃうって分かってるのに…なのに私…!
……あれ?
店長さん、何だかお顔が変ですよ?
真っ黒になってる気が…。
真っ黒になってる気が…。
皆さんも真っ黒に…?
もしかして今日のスティーレは日焼けデーですか?
ど、どうしましょう!私全然焼けてないのに…!
もしかして今日のスティーレは日焼けデーですか?
ど、どうしましょう!私全然焼けてないのに…!
あ、あれ?
皆さんどうしてそんなに真っ黒で…。
顔が全然見えないくらいに黒いなんて……こ、こんなのおかしい……
皆さんどうしてそんなに真っ黒で…。
顔が全然見えないくらいに黒いなんて……こ、こんなのおかしい……
そっか。
おかしいのは私の方、ですね。
◆
「え……」
理解がまるで追い付かない。
多魔市でのまぞくと魔法少女の騒動を経験しているシャミ子にも、瞳に映るのは異次元の光景としか思えなかった。
多魔市でのまぞくと魔法少女の騒動を経験しているシャミ子にも、瞳に映るのは異次元の光景としか思えなかった。
いきなり現れた男の人が苺香の右手を斬り落とした。
何やらお札のような物を持っているけど、そこは重要じゃない。
痛みに泣き叫んだ苺香は、もう動かない。
進化したまぞくパワーなら治せたかもしれないのに、自分は銅像みたいに固まったまま。
本当なら、今からでも苺香に駆け寄るべきかもしれない。
或いはやけに背の高い男へ、攻撃するのが正しいのかもしれない。
何やらお札のような物を持っているけど、そこは重要じゃない。
痛みに泣き叫んだ苺香は、もう動かない。
進化したまぞくパワーなら治せたかもしれないのに、自分は銅像みたいに固まったまま。
本当なら、今からでも苺香に駆け寄るべきかもしれない。
或いはやけに背の高い男へ、攻撃するのが正しいのかもしれない。
なのに動けない。
だって、だって苺香を殺したのは――。
だって、だって苺香を殺したのは――。
「もう、リンボさん一人で先行き過ぎ。良だってお姉に早く会いたかったのに…」
「申し訳ありませぬ。乗り遅れては些か格好も付かないもので。して、如何ですかな?得物の具合は」
「んー、悪く無い感じかな?参謀たるもの、武器の一つくらいは持っておかないと!」
「申し訳ありませぬ。乗り遅れては些か格好も付かないもので。して、如何ですかな?得物の具合は」
「んー、悪く無い感じかな?参謀たるもの、武器の一つくらいは持っておかないと!」
心臓を突き刺した刀を引き抜き、リンボと呼ばれた男と言葉を交わす者。
視界に入れるだけで怖気の走るリンボとは、余りに不釣り合いな少女。
彼女をシャミ子は知っている。
知っているけど有り得ない、アレが彼女な訳がない。
視界に入れるだけで怖気の走るリンボとは、余りに不釣り合いな少女。
彼女をシャミ子は知っている。
知っているけど有り得ない、アレが彼女な訳がない。
そうだ、そんなことある筈がない。
だって自分の知るあの子は、自慢したくなるくらい優しい女の子で。
ちょっと姉への期待が大き過ぎる気がしないでもないけど、でもそれくらい慕ってくれるのが嬉しい。
だって自分の知るあの子は、自慢したくなるくらい優しい女の子で。
ちょっと姉への期待が大き過ぎる気がしないでもないけど、でもそれくらい慕ってくれるのが嬉しい。
「りょ……う……?」
大切な妹が人を殺すなど、そんなのは嘘だ。
「――――!!!っのクソ野郎がああああああああああああああああああっ!!!」
リンボの登場により凍り付いた時間がようやく動き出す。
我先にと飛び出したのは小鳩、血が滲む程に鎖を握り締める。
復帰早々有無を言わせず攻撃を仕掛けられたのは、帰宅部として経験を積んだ恩恵か。
それを小鳩に言ったとしても、何の慰めにもならないだろうが。
我先にと飛び出したのは小鳩、血が滲む程に鎖を握り締める。
復帰早々有無を言わせず攻撃を仕掛けられたのは、帰宅部として経験を積んだ恩恵か。
それを小鳩に言ったとしても、何の慰めにもならないだろうが。
乱入して来た胡散臭さ全開の男は誰だとか、一緒にいる少女はシャミ子とどんな関係だとか。
そんな疑問はどうだっていい。
こいつらは苺香を殺した。
天然ドSの気配はあったけど、何の罪も犯していない女の子を平然と手に掛けたのだ。
小鳩にはそれだけで十分な理由となる。
デジヘッドにしてやったのと同じだ、カタルシスエフェクトを豪快に叩き付け骨まで砕いてやる。
そんな疑問はどうだっていい。
こいつらは苺香を殺した。
天然ドSの気配はあったけど、何の罪も犯していない女の子を平然と手に掛けたのだ。
小鳩にはそれだけで十分な理由となる。
デジヘッドにしてやったのと同じだ、カタルシスエフェクトを豪快に叩き付け骨まで砕いてやる。
「がっ!?」
感じたのは癪に障る笑みを潰してやった手応えではない。
腹部を襲う鈍痛、内臓がプレスされたと錯覚せん程の猛烈な痛み。
小鳩の意思とは無関係に体が宙へ浮く。
ワイヤーで引っ張られるように地面が離れて行き、すぐにまたアスファルトが迫り来る。
腹部を襲う鈍痛、内臓がプレスされたと錯覚せん程の猛烈な痛み。
小鳩の意思とは無関係に体が宙へ浮く。
ワイヤーで引っ張られるように地面が離れて行き、すぐにまたアスファルトが迫り来る。
「あっ…」
背中へ痛みが来た。
叩きつけられ、最早一文字の呻き声すら出せない。
吐き出した血は夜明け前の時間帯だというのに、やけに鮮明な色に見える。
倒れ伏した小鳩を見下ろす、殴りつけてやりたいくらいに腹立たしい笑み。
叩きつけられ、最早一文字の呻き声すら出せない。
吐き出した血は夜明け前の時間帯だというのに、やけに鮮明な色に見える。
倒れ伏した小鳩を見下ろす、殴りつけてやりたいくらいに腹立たしい笑み。
「これでも拙僧鍛えております故に。やはり男子たるもの、喧嘩の一つや二つはこなせねば恰好は付きますまい?」
拳一発で宙へと浮かし、蹴り一撃で叩きつける。
術者として超が三つでも足りないリンボだが、純粋な身体能力すらも人のソレとは比べる自体が大間違い。
わざわざ魔力を消費するまでもない相手だ。
埃でも払うように両手を打ち合わせる。
術者として超が三つでも足りないリンボだが、純粋な身体能力すらも人のソレとは比べる自体が大間違い。
わざわざ魔力を消費するまでもない相手だ。
埃でも払うように両手を打ち合わせる。
「ちく…しょ……」
霞んでいく視界にふざけるなと内心で吠える。
女の子を殺されて、別の少女達までピンチだというのに。
自分は情けなく気を失うなど、認めてたまるか。
どれだけ威勢よく抵抗を試みても、体は既に限界。
悪態すら零せず小鳩の意識は闇に落ちた。
女の子を殺されて、別の少女達までピンチだというのに。
自分は情けなく気を失うなど、認めてたまるか。
どれだけ威勢よく抵抗を試みても、体は既に限界。
悪態すら零せず小鳩の意識は闇に落ちた。
「あ…あ…こ、小鳩さんか離れて…!」
ようやく動けるようになったココアを誰が責められよう。
磯野に首輪を爆破された本田、マヤを含め放送で殺された者達。
彼ら以上に近い、目の前で人が死んだ。
それもついさっきまで普通に話をし、お茶を飲み、共に戦った相手がとなればむしろ正気に戻るだけでも大したものだろう。
苺香のみならず小鳩まで殺そうとしている。
見過ごすわけにはいかないと剣を構えるも、全身が震え顔は蒼白。
恐怖を振り払うには、目の前で起きた惨劇の刺激は強過ぎる。
磯野に首輪を爆破された本田、マヤを含め放送で殺された者達。
彼ら以上に近い、目の前で人が死んだ。
それもついさっきまで普通に話をし、お茶を飲み、共に戦った相手がとなればむしろ正気に戻るだけでも大したものだろう。
苺香のみならず小鳩まで殺そうとしている。
見過ごすわけにはいかないと剣を構えるも、全身が震え顔は蒼白。
恐怖を振り払うには、目の前で起きた惨劇の刺激は強過ぎる。
「や…やあああああ!」
自分が殺される恐怖より仲間が殺される恐怖が勝ったのか。
或いは半ば正気を失いかけての行動かもしれない。
恐れを誤魔化す叫びを上げ、破れかぶれとしか取れない有様で突撃。
標的はリンボか良子か、ココア自身にも判断が付かないまま斬り掛かった。
或いは半ば正気を失いかけての行動かもしれない。
恐れを誤魔化す叫びを上げ、破れかぶれとしか取れない有様で突撃。
標的はリンボか良子か、ココア自身にも判断が付かないまま斬り掛かった。
「あぐっ…!」
憐れとも感じる一撃を受け入れてやる物好きは不在。
横合いからの衝撃に地面を転がる。
お腹が凄く痛い。
時折繰り出される過激なツッコミとは違う、純粋な暴力。
冷酷無比な蹴りを放ったのはリンボでも良子でも無い。
横合いからの衝撃に地面を転がる。
お腹が凄く痛い。
時折繰り出される過激なツッコミとは違う、純粋な暴力。
冷酷無比な蹴りを放ったのはリンボでも良子でも無い。
「あ、遅いですよ最上さん!」
「主役は遅れて登場する、よもや使い古された謳い文句が最上殿の好みでしたかな?」
「……」
「主役は遅れて登場する、よもや使い古された謳い文句が最上殿の好みでしたかな?」
「……」
好き勝手言う道具二名には一々文句を言う気にもなれない。
大層面倒そうに二人を睨みつけながら、ココアへと近付く。
憑依した浅桐美乃莉はただの女子高生だが、最上級の悪霊である最上が動かせば立派な凶器と化す。
正史において、報酬につられた霊能者どもを叩きのめしたのと同じだ。
たかが少女の命一つ、蟻を潰すくらいに容易く奪える。
大層面倒そうに二人を睨みつけながら、ココアへと近付く。
憑依した浅桐美乃莉はただの女子高生だが、最上級の悪霊である最上が動かせば立派な凶器と化す。
正史において、報酬につられた霊能者どもを叩きのめしたのと同じだ。
たかが少女の命一つ、蟻を潰すくらいに容易く奪える。
だがココアの死を望まない者が一人、いや一匹。
黒い小さな体躯が最上の前に立ち塞がった。
黒い小さな体躯が最上の前に立ち塞がった。
「あんこ…!?」
恥ずかしがり屋なうさぎが自分から飛び出し、ココアを守ろうとしている。
こんな状況じゃなかったら、凄いねと沢山褒めてあげたい。
千夜にもあんこの武勇伝を語ってあげたい。
こんな状況じゃなかったら、凄いねと沢山褒めてあげたい。
千夜にもあんこの武勇伝を語ってあげたい。
「だ、だめ…!逃げて…!」
でもそんな幸せに満ちた光景は。
木組みの街での大好きな日常への逃避は許されない。
殺し合いに巻き込まれて不安になった自分の支えになってくれた、日常を思い出させる友達。
失いたくない願いを叫ぶもあんこは不動。
じっと最上を睨み付ける。
木組みの街での大好きな日常への逃避は許されない。
殺し合いに巻き込まれて不安になった自分の支えになってくれた、日常を思い出させる友達。
失いたくない願いを叫ぶもあんこは不動。
じっと最上を睨み付ける。
「……」
自分の事より他者を、心から大切な人を助けようとする。
最上にとっても他人事ではない。
母を助ける為に真っ当な霊能力者の仕事では無い、悪事にだって手を出した。
その行動までも否定する気は無い。
最上にとっても他人事ではない。
母を助ける為に真っ当な霊能力者の仕事では無い、悪事にだって手を出した。
その行動までも否定する気は無い。
「だからなんだ」
が、それとこれとは別。
否定はしない、だが見逃してやるようなら自分は悪霊になどなっていない。
己の目指す世直しはたかが獣一匹に阻まれるような、薄っぺらい決意ではない。
手刀を叩き込まれたあんこが吹き飛ばされる。
地面に落ちた先で、その目は変わらず最上を睨み付けたまま。
有り得ぬ方向に首を曲げ、二度と動かなくなって。
否定はしない、だが見逃してやるようなら自分は悪霊になどなっていない。
己の目指す世直しはたかが獣一匹に阻まれるような、薄っぺらい決意ではない。
手刀を叩き込まれたあんこが吹き飛ばされる。
地面に落ちた先で、その目は変わらず最上を睨み付けたまま。
有り得ぬ方向に首を曲げ、二度と動かなくなって。
「あん、こ…あ…やだ…やだああああああああ!!!」
悲痛な悲しみの叫びも最上はどこ吹く風。
さっさと片を付けるに限る。
さっさと片を付けるに限る。
「待ってください最上さん。殺すなら私にやらせてください」
「急に何だ。…ああ、その妖刀の効力を試すのか」
「はい!あっちの人だけじゃなく、もう一人くらい良いかなって」
「急に何だ。…ああ、その妖刀の効力を試すのか」
「はい!あっちの人だけじゃなく、もう一人くらい良いかなって」
良子の頼みを断る理由もない。
さっさとやれと言えば、頷き刀を手にココアへ迫る。
あんこが死んだショックで、自分を殺そうとする少女にもココアは気付いていない。
苺香同様すぐに始末されて終わり。
さっさとやれと言えば、頷き刀を手にココアへ迫る。
あんこが死んだショックで、自分を殺そうとする少女にもココアは気付いていない。
苺香同様すぐに始末されて終わり。
「やめてください!!」
良子を制止するのは、彼女が求めてやまない家族。
ようやく話しかけてくれて遅いよと文句を言いつつ、喜びはやはり隠せない。
他の誰を犠牲にしても生き残らせたい大好きな姉。
ただ案の定、自分のやる事には反対らしい。
ようやく話しかけてくれて遅いよと文句を言いつつ、喜びはやはり隠せない。
他の誰を犠牲にしても生き残らせたい大好きな姉。
ただ案の定、自分のやる事には反対らしい。
「お姉久しぶり…でもないか。いっつも一緒にいるもんね」
「良…なんでこんなこと…そ、そんな危ないの捨てて…!じゃ、じゃなくてなんで苺香さんを…!」
「良…なんでこんなこと…そ、そんな危ないの捨てて…!じゃ、じゃなくてなんで苺香さんを…!」
言いたいことは山程あるのに、伝えようとすれば内容が纏まらない。
どうして苺香を殺したのか、どうして人を殺して平然としてるのか。
問い詰めたい、そもそも自分は怒るべきなのかどうすればいいのかすら分からない。
考え付く言葉を片っ端から口に出す姉を、良子は愛くるしい小動物を愛でる瞳で見つめる。
どうして苺香を殺したのか、どうして人を殺して平然としてるのか。
問い詰めたい、そもそも自分は怒るべきなのかどうすればいいのかすら分からない。
考え付く言葉を片っ端から口に出す姉を、良子は愛くるしい小動物を愛でる瞳で見つめる。
「大丈夫だよお姉。お姉は反対するかもしれないけど、これからは良がお姉を守ってあげる。ちゃんと生きて帰れるから心配しないで」
「守るって…なにを言って……」
「守るって…なにを言って……」
ヒュッと喉が鳴り、言葉がちゃんと出て来てくれない。
守ってあげる、生きて帰れる。
妹が口にしたのは血みどろの内容なんかじゃなく、姉を想う一途な感情。
ありがとうと礼を口に出来やしない。
だってそうだろう。
シャミ子を守るために殺した、シャミ子を生きて帰す為に殺した。
シャミ子が大切だから、苺香を殺した。
それはつまり
守ってあげる、生きて帰れる。
妹が口にしたのは血みどろの内容なんかじゃなく、姉を想う一途な感情。
ありがとうと礼を口に出来やしない。
だってそうだろう。
シャミ子を守るために殺した、シャミ子を生きて帰す為に殺した。
シャミ子が大切だから、苺香を殺した。
それはつまり
「私のせい……?」
「お話の途中失礼致します。姉妹の再会、積もる話はまた後で」
「お話の途中失礼致します。姉妹の再会、積もる話はまた後で」
フッと急速に意識が薄れる。
いつのまにやら傍らに立つリンボがシャミ子の額に指を当てたと、気付いたのは彼の同行者二名。
眠りに落ちたまぞくを抱え、一仕事終えたとばかりに首を回す。
いつのまにやら傍らに立つリンボがシャミ子の額に指を当てたと、気付いたのは彼の同行者二名。
眠りに落ちたまぞくを抱え、一仕事終えたとばかりに首を回す。
「とまぁ、姉妹水入らずの話は次の機会で宜しいですかな良子殿?」
「リンボさんの頼みならしょうがないなぁ」
「用が済んだならさっさと行くぞ」
「リンボさんの頼みならしょうがないなぁ」
「用が済んだならさっさと行くぞ」
冷めた瞳で急かす最上へ、せっかちは損ですぞと返す。
早くしろと睨まれたのでわざとらしく肩を竦めた。
その前にもう一つ、やる事が残っている。
早くしろと睨まれたのでわざとらしく肩を竦めた。
その前にもう一つ、やる事が残っている。
「では良子殿、彼女を――」
促された良子が近付く相手はココア。
ようやっと自分へ殺意を向ける相手に気付くも、出来るのは震え上がるだけだ。
恐い、どうしようもなく恐い。
リンボも、最上も、何より自分より幼いのに人を殺して顔色一つ変えない良子が。
立ち上がって逃げねば、剣を振って抵抗せねば殺される。
分かっているのに体は動いてくれない。
カチカチと打ち鳴らされる歯の間から、か細い声を出すので精一杯だった。
ようやっと自分へ殺意を向ける相手に気付くも、出来るのは震え上がるだけだ。
恐い、どうしようもなく恐い。
リンボも、最上も、何より自分より幼いのに人を殺して顔色一つ変えない良子が。
立ち上がって逃げねば、剣を振って抵抗せねば殺される。
分かっているのに体は動いてくれない。
カチカチと打ち鳴らされる歯の間から、か細い声を出すので精一杯だった。
「ごめんね、チノちゃん……」
その全てを戒も聞いていた。
近くで起こった惨劇の全部を把握しても尚、助けられない。
近くで起こった惨劇の全部を把握しても尚、助けられない。
「―――っ!!!」
焦りと怒りを刃に乗せ、怒涛の勢いで以て攻め立てる。
されど届かない。
追い抜いたと思った端から追いつかれ、直ぐに上を行かれる。
継国縁壱、神々の寵愛を受けた人であって人を超えた男。
そんな化け物染みた人間を相手に、戒はココア達を助けに行けなかった。
されど届かない。
追い抜いたと思った端から追いつかれ、直ぐに上を行かれる。
継国縁壱、神々の寵愛を受けた人であって人を超えた男。
そんな化け物染みた人間を相手に、戒はココア達を助けに行けなかった。
苺香の悲鳴を聞いた時、どれだけ急ぎ駆け付けたかったか。
小鳩が倒れ伏し、ココアが悲しみに叫んだのにどれだけ己の不甲斐なさを呪ったか。
許せない。リンボ達も、縁壱も、屑どころかとんだ無能な自分自身も。
小鳩が倒れ伏し、ココアが悲しみに叫んだのにどれだけ己の不甲斐なさを呪ったか。
許せない。リンボ達も、縁壱も、屑どころかとんだ無能な自分自身も。
「オオオオオオオオオオオオオッ!!!」
叫ぶ、叫んだ所で意味は無い。
受け流され、躱され、また一つ傷が刻まれる。
このままではココアまで殺される。
邪魔をするなと振るわれた剣に宿るは怒りと、どうしようもない焦り。
如何に凄腕の戦士だろうと、動揺を乗せた刃は恐れの対象に入らない。
受け流され、躱され、また一つ傷が刻まれる。
このままではココアまで殺される。
邪魔をするなと振るわれた剣に宿るは怒りと、どうしようもない焦り。
如何に凄腕の戦士だろうと、動揺を乗せた刃は恐れの対象に入らない。
日輪刀が走る。
ザンバットソードをすり抜けて、紅蓮の刃は肉を斬り骨を断つ。
斬り飛ばされるは左腕。
痛みに声を上げる事すら時間の無駄、口だけで袖を縛り上げる。
咄嗟の止血は済んだ、剣を握る右手は無事。
ザンバットソードをすり抜けて、紅蓮の刃は肉を斬り骨を断つ。
斬り飛ばされるは左腕。
痛みに声を上げる事すら時間の無駄、口だけで袖を縛り上げる。
咄嗟の止血は済んだ、剣を握る右手は無事。
だけど間に合わない。
ココアを襲う刃へは、どうしようもなく間に合わない。
ココアを襲う刃へは、どうしようもなく間に合わない。
彼女を救えるものはどこにも――
『FINAL ATTACK RIDE DE・DE・DE DECADE!』
「何奴!?」
巨大なカード型エネルギーを通り抜け、リンボを狙い撃つ光線。
焼き潰され灰も残らぬ閃光を前に、リンボも黙ってやられはせず。
呪符を用いて結界を展開、髪の毛一本焦がされない。
焼き潰され灰も残らぬ閃光を前に、リンボも黙ってやられはせず。
呪符を用いて結界を展開、髪の毛一本焦がされない。
しかし被害ゼロではない。
光線を防ぐも煙で奪われる視界、この程度晴らすのは一瞬。
光線を防ぐも煙で奪われる視界、この程度晴らすのは一瞬。
だがリンボが何をするまでも無く煙は晴れた。
夜闇を切り裂く閃光の如き、閃刀姫の手によって。
夜闇を切り裂く閃光の如き、閃刀姫の手によって。
「はぁっ!」
「きゃっ…!」
「きゃっ…!」
防御こそ間に合うも斬り飛ばされ、ココアからは距離を離された。
追撃を仕掛けるべく接近を試みるも、最上がそれを阻む。
杭打機を思わせる勢いの拳を回避、反対に剣を振るえばバックステップで躱す。
体勢を整え睨み付ける先には、ココアと小鳩を庇うように立つ二人の戦士。
追撃を仕掛けるべく接近を試みるも、最上がそれを阻む。
杭打機を思わせる勢いの拳を回避、反対に剣を振るえばバックステップで躱す。
体勢を整え睨み付ける先には、ココアと小鳩を庇うように立つ二人の戦士。
「遅かった、ですね…」
「言うな。まずはこいつらをどうにかするぞ。…あっちの侍もな」
「言うな。まずはこいつらをどうにかするぞ。…あっちの侍もな」
ヒーローは遅れてやって来る。
昔からお馴染みのフレーズも、二人にとっては良い感情を抱けやしない。
もっと早くに到着していれば助けられた命があっただろうに。
悔しさに唇を噛み、だが諦め投げ出すには倒すべき巨悪が未だ多く健在。
昔からお馴染みのフレーズも、二人にとっては良い感情を抱けやしない。
もっと早くに到着していれば助けられた命があっただろうに。
悔しさに唇を噛み、だが諦め投げ出すには倒すべき巨悪が未だ多く健在。
ディケイドに変身した士、愛剣を構え直すレイ。
万全には程遠いが戦意は十分過ぎる程にある。
万全には程遠いが戦意は十分過ぎる程にある。
『KAMEN RIDE KIVA!』
『FORM RIDE KIVA GARURU FORM!』
託されたライダーカードを叩き込み、カメンライドするはキバ。
更にもう一枚カードを装填、キバの鎧が蒼に染まる。
ウルフェン族の力を借りた魔獣形態は自己治癒力がある。
縁壱との戦闘で受けた傷を癒しつつ、斬り掛かる標的はリンボ。
更にもう一枚カードを装填、キバの鎧が蒼に染まる。
ウルフェン族の力を借りた魔獣形態は自己治癒力がある。
縁壱との戦闘で受けた傷を癒しつつ、斬り掛かる標的はリンボ。
「ンン!いきなり現れ主役気取りとは、躾が必要ですかな?」
「お前みたいな悪役面に主役が務まるか。さっさと俺に代われ」
「お前みたいな悪役面に主役が務まるか。さっさと俺に代われ」
魔獣剣、ガルルセイバーを手に動き回る様は本物の狼のよう。
これをリンボ、呪符を取り出し迎え撃つ。
これをリンボ、呪符を取り出し迎え撃つ。
「会ったばかりの連中の為に、わざわざご苦労だな」
「挑発なら無駄ですよ!」
「挑発なら無駄ですよ!」
剣術と体術で渡り合う閃刀姫と悪霊。
リーチの差がある分有利なのはレイ。
外道に容赦は無用と仕留めに掛かるも、敵は最上だけではない。
あらぬ方向より襲い来る光弾、最上への追撃を止め斬り落とす。
さっき斬り飛ばした少女の仕業かと振り返り、予想とは全く違う人物がいた。
リーチの差がある分有利なのはレイ。
外道に容赦は無用と仕留めに掛かるも、敵は最上だけではない。
あらぬ方向より襲い来る光弾、最上への追撃を止め斬り落とす。
さっき斬り飛ばした少女の仕業かと振り返り、予想とは全く違う人物がいた。
「なっ!?」
白いモコモコした装飾の衣装を纏った少女。
レイ達が到着した時には既にこの世にはいない筈の人物が、二本足で立ちクリスタルを構えているのは何の冗談だ。
敵の驚愕に興味の無い最上が拳を放つ。
何故死者が動いているかを詳しく考える前に、間近に迫った敵への対処が先だ。
レイ達が到着した時には既にこの世にはいない筈の人物が、二本足で立ちクリスタルを構えているのは何の冗談だ。
敵の驚愕に興味の無い最上が拳を放つ。
何故死者が動いているかを詳しく考える前に、間近に迫った敵への対処が先だ。
戦いはこのまま乱戦へともつれ込む。
「という展開はまたいずれ。此度はこれにて御免!」
投げ放った呪符が上空に展開。
真下の者どもへと降り注ぐ赤黒い雷。
ガルルフォームの俊敏性を活かし躱すも、如何せん範囲が広い。
同じくレイも回避に集中せざるを得ず、最上達はあっという間に距離を取った。
真下の者どもへと降り注ぐ赤黒い雷。
ガルルフォームの俊敏性を活かし躱すも、如何せん範囲が広い。
同じくレイも回避に集中せざるを得ず、最上達はあっという間に距離を取った。
「では皆々様方、縁があればまたお会いしましょうぞ」
「っ!待ちなさい!」
「っ!待ちなさい!」
士達が怯んでいる間に撤退の準備は済んだ。
リンボ達が乗り込んだのは、摩訶不思議な空飛ぶ絨毯。
制止の声を嘲笑うように一同を乗せ、絨毯は遥か彼方へ飛び去って行く。
乗り込んだのはこの場を掻き乱した三人だけではない。
気を失ったまぞくの少女と、死人人形と化した少女もである。
リンボ達が乗り込んだのは、摩訶不思議な空飛ぶ絨毯。
制止の声を嘲笑うように一同を乗せ、絨毯は遥か彼方へ飛び去って行く。
乗り込んだのはこの場を掻き乱した三人だけではない。
気を失ったまぞくの少女と、死人人形と化した少女もである。
「好き勝手やってこれか…!」
リンボ達の逃走を悔やむも、追いかけている余裕は無い。
まだ生きている者達と、因縁のある侍をどうにかしなくては。
渡を含めた三人掛かりで歯が立たなかった相手に、再戦を挑んだ所で勝ちは望めない。
そんな事は分かっているが、今も一人で戦っている青年を無視出来るものか。
覚悟を決めカードを取り出す士に倣い、レイも愛剣を強く握り締める。
まだ生きている者達と、因縁のある侍をどうにかしなくては。
渡を含めた三人掛かりで歯が立たなかった相手に、再戦を挑んだ所で勝ちは望めない。
そんな事は分かっているが、今も一人で戦っている青年を無視出来るものか。
覚悟を決めカードを取り出す士に倣い、レイも愛剣を強く握り締める。
「…頼みがある」
意外にも士達の決意へ水を差したのは、今尚縁壱と斬り結ぶ青年。
視線は正面から決して逸らさず、背を向けたまま言う。
士達の返答を待たずに、この場での最適解を。
視線は正面から決して逸らさず、背を向けたまま言う。
士達の返答を待たずに、この場での最適解を。
「ココアちゃん達を連れて逃げてくれ」
「え…?」
「え…?」
戒が何を言ってるのか。
分からない、分かりたくなくてココアは呆然とする。
自分と小鳩を連れて逃げて欲しい。
そう頼んだ、じゃあ戒はどうするのだろう。
分からない、分かりたくなくてココアは呆然とする。
自分と小鳩を連れて逃げて欲しい。
そう頼んだ、じゃあ戒はどうするのだろう。
難しく考えなくても分かることだ。
自分達全員では逃げられない。
誰かが残って足止めしなくては、追いかけて来た侍に皆殺されてしまう。
一人の犠牲で残りを生かす、その役目は自分がやる。
戒が言ってるのはそういう事だ。
自分達全員では逃げられない。
誰かが残って足止めしなくては、追いかけて来た侍に皆殺されてしまう。
一人の犠牲で残りを生かす、その役目は自分がやる。
戒が言ってるのはそういう事だ。
「だめ…そんなの、だめだよ…!」
理解するのと納得するのは別。
何をどんなに説明されたって、ココアは絶対に納得なんかしたくない。
何をどんなに説明されたって、ココアは絶対に納得なんかしたくない。
「戒さんも一緒に逃げようよ!」
「……」
「……」
「チノちゃん達に戒さんのこと紹介したいよ!戒さんの妹さんにだって、会ってみたいよ…!」
「……」
「……」
「帰ったらラビットハウスに来て、それでコーヒーを淹れてあげて……!」
「……」
「……」
「強くしてくれるって!約束したのに…!破るなんて…酷いよ…!」
「ごめんね…」
「ごめんね…」
くしゃりと顔が歪む。
こんなこと言いたいんじゃない、責めたいんじゃない。
酷いこと言ってごめんなさい、何回だって謝る。
こんなこと言いたいんじゃない、責めたいんじゃない。
酷いこと言ってごめんなさい、何回だって謝る。
だからあなたも一緒に行こう。
言いたかった言葉は結局口を出ず、ひょいと担がれた。
言いたかった言葉は結局口を出ず、ひょいと担がれた。
「…行くぞ」
「…分かってます!」
「…分かってます!」
小鳩とココアをそれぞれ持ち上げ、戦場に背を向ける。
納得できないのは士とレイも同じだ。
意地を張って残っても待ち受ける末路は全滅、そんなの分からない筈が無い。
二人の少年少女の命は自分達に託された、なら早急に逃げるしかない。
納得できないのは士とレイも同じだ。
意地を張って残っても待ち受ける末路は全滅、そんなの分からない筈が無い。
二人の少年少女の命は自分達に託された、なら早急に逃げるしかない。
分かっていても、戒を犠牲にした事実に変わりは無い。
渡の覚悟を、戒の覚悟を無駄には出来ない。
故にこの選択は間違いではないと、何度言い聞かせても。
湧き上がる無力感は互いの心を蝕み、自分自身を殴りつけてやりたい衝動に駆られた。
渡の覚悟を、戒の覚悟を無駄には出来ない。
故にこの選択は間違いではないと、何度言い聞かせても。
湧き上がる無力感は互いの心を蝕み、自分自身を殴りつけてやりたい衝動に駆られた。
仮面ライダーと閃刀姫、超人的な身体能力を発揮すれば人を抱えたままでも逃走は可能。
後悔も怒りも悲しみも、今だけは振り切って走り出す。
後悔も怒りも悲しみも、今だけは振り切って走り出す。
「戒さああああああああああああああああん!!!!!」
最後に背中へ掛けられたのは、約束を守れなかった少女の泣き声。
悪いことをしたと思う、謝りたくてしょうがない。
それが叶わないのは戒自身が一番よく理解している。
己の役目は感傷に浸るのでも、罪悪感に苛まれ棒立ちになるのでもない。
悪いことをしたと思う、謝りたくてしょうがない。
それが叶わないのは戒自身が一番よく理解している。
己の役目は感傷に浸るのでも、罪悪感に苛まれ棒立ちになるのでもない。
継国縁壱を斬ることだけだ。
全身に刻まれた傷は少なくない。
止血したとはいえ、片腕の喪失は無視出来ない。
それがどうした、だってまだ自分は生きている。
剣を振るえるなら上出来ではないか。
止血したとはいえ、片腕の喪失は無視出来ない。
それがどうした、だってまだ自分は生きている。
剣を振るえるなら上出来ではないか。
「―――っあああああああああああああああああ!!!」
剣を振るう。
日輪刀が迫る、避けない。
日輪刀が迫る、防がない。
日輪刀が迫る、攻撃以外はもう考えるな。
日輪刀が迫る、避けない。
日輪刀が迫る、防がない。
日輪刀が迫る、攻撃以外はもう考えるな。
突き進め。
前に前に前に。
己の刃を届かせる事だけに集中しろ。
前に前に前に。
己の刃を届かせる事だけに集中しろ。
防がれる、もっと速く。
躱される、もっと速く。
もっともっともっとだ。
躱される、もっと速く。
もっともっともっとだ。
思い出せ、彼女の剣はこんなに遅く無かっただろう。
誰よりも知るあの速さを思い出せ。
脳裏に焼き付く閃光を。
思い出せ思い出せ思い出せ!
誰よりも知るあの速さを思い出せ。
脳裏に焼き付く閃光を。
思い出せ思い出せ思い出せ!
戦場を照らしたあの光を!
「オオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」
そして、遂に届く。
鮮血が降り注ぐ、魔皇剣が太陽へと傷を付ける。
鬼の始祖にすら不可能だった、絶対的な日輪へ届かせたのだ。
鮮血が降り注ぐ、魔皇剣が太陽へと傷を付ける。
鬼の始祖にすら不可能だった、絶対的な日輪へ届かせたのだ。
だが忘れるなかれ。
想いの強さが作用するのは戒一人に非ず。
想いの強さが作用するのは戒一人に非ず。
自身に剣を届かせた存在を前に、縁壱は何を思ったか。
強者への称賛ではない。
参加者全てを鬼としか認識できない侍は、ただこう感じた。
強者への称賛ではない。
参加者全てを鬼としか認識できない侍は、ただこう感じた。
これ程の力を持つ鬼は、必ずや滅ぼさねばならぬ。
継国縁壱は鬼に壊される悲しみを知っている。
継国縁壱は鬼に奪われる怒りを知っている。
継国縁壱は残された者の痛みを知っている。
継国縁壱は鬼に奪われる怒りを知っている。
継国縁壱は残された者の痛みを知っている。
ならば、ならば膝を付きはしない。
鬼を前に為せねばならぬはいつだって一つ。
鬼を前に為せねばならぬはいつだって一つ。
――参の型 烈日紅鏡
頸を斬る、それだけだ。
(ああ……)
終わりを悟る。
不思議と痛みはない、子守唄を囁かれるように眠くて仕方ない。
今の終わりとあの時の終わり、どちらが良いのかは分からなかった。
不思議と痛みはない、子守唄を囁かれるように眠くて仕方ない。
今の終わりとあの時の終わり、どちらが良いのかは分からなかった。
(僕は…何かを為せたのだろうか…)
考えてみれば申し訳なさばかりだ。
約束を守れず、守るべき者も取り零す始末。
カインになった本来の末路を思えば今更だけど、結局妹を置き去りにしてしまった。
自分のような屑らしい末路と自嘲するには、やはり皆に申し訳が無い。
約束を守れず、守るべき者も取り零す始末。
カインになった本来の末路を思えば今更だけど、結局妹を置き去りにしてしまった。
自分のような屑らしい末路と自嘲するには、やはり皆に申し訳が無い。
(ココアちゃん…どうか無事に……)
本当だったら、彼女が生きてチノ達と会えるまで一緒にいたかった。
約束を守り、彼女を鍛えたかった。
きっとココアは傷ついているだろう。
けれど、勝手な願いなのは十分承知だが立ち直って欲しいと思う。
自分が見た彼女の強さは、太陽のような前向きさはきっと多くの人と、ココア自身にも必要だから。
約束を守り、彼女を鍛えたかった。
きっとココアは傷ついているだろう。
けれど、勝手な願いなのは十分承知だが立ち直って欲しいと思う。
自分が見た彼女の強さは、太陽のような前向きさはきっと多くの人と、ココア自身にも必要だから。
後悔ばかりで、傷付けてばかりの屑だけど。
こんな自分でも少しは上手くやれたなら。
決して叶わないし、願ってはいけないことなのは分かっている。
こんな自分でも少しは上手くやれたなら。
決して叶わないし、願ってはいけないことなのは分かっている。
それでも
(もう一度君に……)
愛した光への変わらぬ想いを最後に、兄だった男は目を閉じた。
◆◆◆
「最上殿、もうちょっと詰めてくだされ。このままでは拙僧振り落とされてしまいます」
「……」
「……」
そんなデカい図体しているからだろうと思いつつ、スペースを開けてやる。
胡散臭いことこの上ない笑みで礼を言うリンボに、何度目か分からないため息を吐いた。
胡散臭いことこの上ない笑みで礼を言うリンボに、何度目か分からないため息を吐いた。
そもそもの話、最上は先程の戦場へ介入するのに乗り気では無かった。
良子の支給品を使い、離れた位置から街の様子をモニターで見たのが始まりだ。
主催者から紹介された敵キャラクターの侍が猛威を振るう場面。
最上が下した判断は静観一択。
縁壱を利用するにしても排除するにしても、あの強さを考えれば相応の準備は必須。
考え無しに突っ込み馬鹿を見るのは御免だ。
それに縁壱と戦っていた連中は善性の強い者ばかり、最上のやる事とは相容れない可能性が高い。
だったら邪魔になるだろう連中を勝手に排除してくれるのを黙って見ていれば良い。
全員が殺され縁壱が去ってから街へ行き、支給品を回収した方が合理的。
良子の支給品を使い、離れた位置から街の様子をモニターで見たのが始まりだ。
主催者から紹介された敵キャラクターの侍が猛威を振るう場面。
最上が下した判断は静観一択。
縁壱を利用するにしても排除するにしても、あの強さを考えれば相応の準備は必須。
考え無しに突っ込み馬鹿を見るのは御免だ。
それに縁壱と戦っていた連中は善性の強い者ばかり、最上のやる事とは相容れない可能性が高い。
だったら邪魔になるだろう連中を勝手に排除してくれるのを黙って見ていれば良い。
全員が殺され縁壱が去ってから街へ行き、支給品を回収した方が合理的。
という意見とは真逆を突き進むのがリンボ。
おまけに姉がいると知った良子まで乗り気になり、あれよあれよと乱入。
先の戦いで見せたリンボの力の一端、世直しに利用する力として考えれば文句は無い。
術を使う当人がいらん遊びに走る部分へ目を瞑ればだが。
おまけに姉がいると知った良子まで乗り気になり、あれよあれよと乱入。
先の戦いで見せたリンボの力の一端、世直しに利用する力として考えれば文句は無い。
術を使う当人がいらん遊びに走る部分へ目を瞑ればだが。
チラと絨毯に乗った他の連中を見る。
眠りに落ちた姉を膝に乗せ、幸せそうに頭を撫でる良子。
物言わぬ死人と化し、今や良子の意思のままに動く傀儡と化した苺香。
憐れに思う、だがそれ以上は何も無い。
罪悪感を抱くには最早遅い、母を奪われた怒りは最上を引き返せない所まで追いやった。
眠りに落ちた姉を膝に乗せ、幸せそうに頭を撫でる良子。
物言わぬ死人と化し、今や良子の意思のままに動く傀儡と化した苺香。
憐れに思う、だがそれ以上は何も無い。
罪悪感を抱くには最早遅い、母を奪われた怒りは最上を引き返せない所まで追いやった。
(引き返すつもりも無いがな)
各々の思惑を乗せ絨毯は飛ぶ。
一行が向かう先へ更なる災厄を齎しに。
一行が向かう先へ更なる災厄を齎しに。
◆
朝が来る。
勝者も敗者も等しく迎える一日の始まり。
降り注ぐのは祝福の光か。
勝者も敗者も等しく迎える一日の始まり。
降り注ぐのは祝福の光か。
はたまた、新たな混沌の産声か。
【櫻井戒@Dies irae Verfaulen segen 死亡】
【桜ノ宮苺香@ブレンド・S 死亡】
【桜ノ宮苺香@ブレンド・S 死亡】
【一日目/早朝/E-5】
【閃刀姫-レイ@遊戯王OCG】
[状態]:ダメージ(小)、疲労(中)、ココアを担いでる
[装備]:閃刀姫-レイの剣@遊戯王OCG
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:士に協力してこの世界を破壊しちゃいますか
1:士と旅をする
2:渡の意志は引き継ぎました。人々の音楽は私が守ります
3:ロゼに会いたい。たとえ自分の知るロゼじゃなくても、守ってみせます
[備考]
※参戦時期は閃刀起動-リンケージ(ロゼ死亡)以降。
※名簿を確認出来てません
※遊戯王カードについての知識はありません
※カガリやシズクなどにフォームチェンジするには遊戯王OCGのカードが必要です。閃刀姫デッキとして支給されたカードではフォームチェンジ出来ません。
※閃刀起動-リンケージのカードを発動することでオッドアイになり、秘められた力を発揮出来ます
[状態]:ダメージ(小)、疲労(中)、ココアを担いでる
[装備]:閃刀姫-レイの剣@遊戯王OCG
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:士に協力してこの世界を破壊しちゃいますか
1:士と旅をする
2:渡の意志は引き継ぎました。人々の音楽は私が守ります
3:ロゼに会いたい。たとえ自分の知るロゼじゃなくても、守ってみせます
[備考]
※参戦時期は閃刀起動-リンケージ(ロゼ死亡)以降。
※名簿を確認出来てません
※遊戯王カードについての知識はありません
※カガリやシズクなどにフォームチェンジするには遊戯王OCGのカードが必要です。閃刀姫デッキとして支給されたカードではフォームチェンジ出来ません。
※閃刀起動-リンケージのカードを発動することでオッドアイになり、秘められた力を発揮出来ます
【門矢士@平成仮面ライダーシリーズ】
[状態]:ダメージ(小)、疲労(中)、ディケイドに変身中、小鳩を担いでる
[装備]:ネオディケイドライバー&ディケイドのライダーカード@平成仮面ライダーシリーズ、ファイナルアタックライドのカード&各種アタックライドのカード@平成仮面ライダーシリーズ、ライドブッカー@平成仮面ライダーシリーズ 、仮面ライダーキバのライダーカード@平成仮面ライダーシリーズ
[道具]:基本支給品、マシンディケイダー@平成仮面ライダーシリーズ
[思考・状況]基本方針:この世界を破壊する
1:レイと旅をする
2:どうせ海東の奴もいるんだろうな
3:檀黎斗を倒して渡の世界も俺が守ってやる
4:ユウスケ達がここにいないのは……
[備考]
※参戦時期はRIDER TIME 仮面ライダージオウVSディケイドで死亡後
※名簿を確認出来てません
※各世界の主役仮面ライダーかその関係者と心を通わせることで、その世界の主人公の仮面ライダーのカードを創造してカメンライド(変身)できるようになります
[状態]:ダメージ(小)、疲労(中)、ディケイドに変身中、小鳩を担いでる
[装備]:ネオディケイドライバー&ディケイドのライダーカード@平成仮面ライダーシリーズ、ファイナルアタックライドのカード&各種アタックライドのカード@平成仮面ライダーシリーズ、ライドブッカー@平成仮面ライダーシリーズ 、仮面ライダーキバのライダーカード@平成仮面ライダーシリーズ
[道具]:基本支給品、マシンディケイダー@平成仮面ライダーシリーズ
[思考・状況]基本方針:この世界を破壊する
1:レイと旅をする
2:どうせ海東の奴もいるんだろうな
3:檀黎斗を倒して渡の世界も俺が守ってやる
4:ユウスケ達がここにいないのは……
[備考]
※参戦時期はRIDER TIME 仮面ライダージオウVSディケイドで死亡後
※名簿を確認出来てません
※各世界の主役仮面ライダーかその関係者と心を通わせることで、その世界の主人公の仮面ライダーのカードを創造してカメンライド(変身)できるようになります
【保登心愛@ご注文はうさぎですか?】
[状態]:疲労(大)、腹部に打撲、深い悲しみ、リンボ達への恐怖(大)、レイに担がれてる
[装備]: ココア専用ソード@きららファンタジア
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1
[思考・状況]基本方針:チノちゃんや戒さんと一緒にバトルロワイヤルを終わらせるよ!
1:戒さん……
2:苺香ちゃんとあんこも死んじゃった……
3:もう迷わない。私は私――ココアだよ!
[備考]
※名簿を確認しました。もう一人『保登心愛』がいることを確認しました
[状態]:疲労(大)、腹部に打撲、深い悲しみ、リンボ達への恐怖(大)、レイに担がれてる
[装備]: ココア専用ソード@きららファンタジア
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1
[思考・状況]基本方針:チノちゃんや戒さんと一緒にバトルロワイヤルを終わらせるよ!
1:戒さん……
2:苺香ちゃんとあんこも死んじゃった……
3:もう迷わない。私は私――ココアだよ!
[備考]
※名簿を確認しました。もう一人『保登心愛』がいることを確認しました
【風祭小鳩@Caligula2】
[状態]:疲労(極大)、内臓にダメージ(大)、背中に痛み、ハ・デスに対する怒り(特大・ただある程度落ち着いた)、精神疲労(中) 、気絶、士に担がれてる
[装備]:身軽の羽根DX@大番長
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×0~1
[思考・状況]
基本方針:黎斗とハ・デスぶっ潰す。主人公から降ろしたツケ払いやがれ。
1:……(気絶中)
2:知り合いいないってんなら自由にやるか。
3:真月って奴は、まあ敵じゃないんだろな。知り合いいたら言っとくか。
4:牛尾のおっさんの知り合いに会ったらどう説明すりゃいいんだろうな。
5:此処、もしかしてリドゥ?
6:流石にこの羽根は俺には合わねえって……まあ仕方ねえけど。
7:やってやろうじゃねえか、神殺し!
8:不動遊星とデッキを探す。B-6近くのどっかにあんのか?
9:シャミちゃん達と共に行動するぜ。
10:シャミちゃんとココアちゃんの知り合いも一緒に探すとするか。
[備考]
※参戦時期はエピメテウスの塔攻略中、
かつ個人エピソード完全クリア済みです。
※部長の性別は採用された場合、かつ後続の方に一任します。
※カタルシスエフェクトは問題なく発動します
※①黎斗はそれを利用して殺し合いの舞台を作ってるのではないか。
②黎斗がゲーマーであることを示唆する言い回しがいくつかあった。
③元を辿ればバーチャドールは電子ボーカルソフトから誕生。
これらからこの舞台をリドゥの延長線上にあるのではないかと思ってます。
※デュエルモンスターズのルールについてはざっくりと把握してます。
可愛いモンスターにはそれなりに目を付けてます。多分閃刀姫も知ってるかも。
※牛尾との情報交換で5ds+遊戯達の情報を得ました。
※身軽の羽根DX@大番長で回避率、基スピードが強化されてます。
※名前は分かりませんがあの男がポセイドンだと察してます。
[状態]:疲労(極大)、内臓にダメージ(大)、背中に痛み、ハ・デスに対する怒り(特大・ただある程度落ち着いた)、精神疲労(中) 、気絶、士に担がれてる
[装備]:身軽の羽根DX@大番長
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×0~1
[思考・状況]
基本方針:黎斗とハ・デスぶっ潰す。主人公から降ろしたツケ払いやがれ。
1:……(気絶中)
2:知り合いいないってんなら自由にやるか。
3:真月って奴は、まあ敵じゃないんだろな。知り合いいたら言っとくか。
4:牛尾のおっさんの知り合いに会ったらどう説明すりゃいいんだろうな。
5:此処、もしかしてリドゥ?
6:流石にこの羽根は俺には合わねえって……まあ仕方ねえけど。
7:やってやろうじゃねえか、神殺し!
8:不動遊星とデッキを探す。B-6近くのどっかにあんのか?
9:シャミちゃん達と共に行動するぜ。
10:シャミちゃんとココアちゃんの知り合いも一緒に探すとするか。
[備考]
※参戦時期はエピメテウスの塔攻略中、
かつ個人エピソード完全クリア済みです。
※部長の性別は採用された場合、かつ後続の方に一任します。
※カタルシスエフェクトは問題なく発動します
※①黎斗はそれを利用して殺し合いの舞台を作ってるのではないか。
②黎斗がゲーマーであることを示唆する言い回しがいくつかあった。
③元を辿ればバーチャドールは電子ボーカルソフトから誕生。
これらからこの舞台をリドゥの延長線上にあるのではないかと思ってます。
※デュエルモンスターズのルールについてはざっくりと把握してます。
可愛いモンスターにはそれなりに目を付けてます。多分閃刀姫も知ってるかも。
※牛尾との情報交換で5ds+遊戯達の情報を得ました。
※身軽の羽根DX@大番長で回避率、基スピードが強化されてます。
※名前は分かりませんがあの男がポセイドンだと察してます。
※どこへ逃げたかは後続の書き手に任せます。
【一日目/早朝/E-5(上空)】
【キャスター・リンボ@Fate/Grand order】
[状態]:疲労(小)、魔力消費(中)、上機嫌、空飛ぶじゅうたんで移動中
[装備]:空飛ぶじゅうたん@ドラえもん
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~1、RUM-バリアンズ・フォース@遊戯王ZEXALシリーズ、光の護封剣(ゴールドシリーズ)@、遊戯王OCG小倉しおんの首輪
[思考]
基本:ただ、己の衝動と欲望の赴くままに
1:最上啓示、悪霊の集合体であろうかの御方の行く末、見届けて差し上げましょう
2:吉田良子、どう利用してやりましょうか……ンンンンン
3:里見灯花、まあそちらは式神の方に任せておきましょう
4:吉田優子、さてさて如何ようにするか悩みますなぁ
[備考]
※参戦時期は地獄界曼荼羅、退場後
[状態]:疲労(小)、魔力消費(中)、上機嫌、空飛ぶじゅうたんで移動中
[装備]:空飛ぶじゅうたん@ドラえもん
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~1、RUM-バリアンズ・フォース@遊戯王ZEXALシリーズ、光の護封剣(ゴールドシリーズ)@、遊戯王OCG小倉しおんの首輪
[思考]
基本:ただ、己の衝動と欲望の赴くままに
1:最上啓示、悪霊の集合体であろうかの御方の行く末、見届けて差し上げましょう
2:吉田良子、どう利用してやりましょうか……ンンンンン
3:里見灯花、まあそちらは式神の方に任せておきましょう
4:吉田優子、さてさて如何ようにするか悩みますなぁ
[備考]
※参戦時期は地獄界曼荼羅、退場後
【吉田良子@まちカドまぞく】
[状態]:疑似英霊剣豪化?、疲労(小)、空飛ぶじゅうたんで移動中
[装備]:死者行軍八房@アカメが斬る!
[道具]:基本支給品一式、スパイセット@ドラえもん、ランダム支給品0~1
[思考]
基本:姉とこのひと(リンボ)のためにみんなころす
1:お姉は見つかった。お母さんや桃さん、ミカンさんも探したい。その後は――?
2:灯花ちゃん、ちゃんとねむちゃんやいろはちゃんと会えるといいね
[備考]
※リンボの術式とバリアンズ・フォースの影響で、擬似的な英霊剣豪の様なものとなっております。
英霊剣豪特有の不死性は存在しませんが、バリアンズ・フォースの影響もあって身体能力その他が強化されております。もしかしたら魔術等を使用できるかも知れません。
[状態]:疑似英霊剣豪化?、疲労(小)、空飛ぶじゅうたんで移動中
[装備]:死者行軍八房@アカメが斬る!
[道具]:基本支給品一式、スパイセット@ドラえもん、ランダム支給品0~1
[思考]
基本:姉とこのひと(リンボ)のためにみんなころす
1:お姉は見つかった。お母さんや桃さん、ミカンさんも探したい。その後は――?
2:灯花ちゃん、ちゃんとねむちゃんやいろはちゃんと会えるといいね
[備考]
※リンボの術式とバリアンズ・フォースの影響で、擬似的な英霊剣豪の様なものとなっております。
英霊剣豪特有の不死性は存在しませんが、バリアンズ・フォースの影響もあって身体能力その他が強化されております。もしかしたら魔術等を使用できるかも知れません。
【最上啓示@モブサイコ100】
[状態]:疲労(小)、空飛ぶじゅうたんで移動中
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:世界の『世直し』を為す。
1:リンボはいい具合に手綱を握って利用する。裏切るなら殺す。
2:あの娘(良子)は哀れであるが、別にどうでもいい。
3:里見灯花、同じくあの女も哀れだだ。
[備考]
※参戦時期はモブ達と出会う前。
※ボディは浅桐美乃莉のものです。ボディの入れ替えは不可能となっております。
[状態]:疲労(小)、空飛ぶじゅうたんで移動中
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:世界の『世直し』を為す。
1:リンボはいい具合に手綱を握って利用する。裏切るなら殺す。
2:あの娘(良子)は哀れであるが、別にどうでもいい。
3:里見灯花、同じくあの女も哀れだだ。
[備考]
※参戦時期はモブ達と出会う前。
※ボディは浅桐美乃莉のものです。ボディの入れ替えは不可能となっております。
【吉田優子@まちカドまぞく】
[状態]:疲労(大)、精神的疲労(大)、気絶、空飛ぶじゅうたんで移動中
[装備]:魔王のぶき@きららファンタジア
[道具]:基本支給品一式ㅤランダム支給品1~2
[思考・状況]
基本方針:みんなが仲良くなりますように
0:……
1:良が苺香さんを…どうして……
2:桃やミカンさんだけじゃなくて、なんでお母さんと良まで……
3:なんか強くなりました!まぞくは進化した!
4:小鳩さんの知り合いと皆を捜します!
[備考]
※参戦時期は夏休み(アニメ2期7話、原作43丁目)以降です。
※魔王シャドウミストレスに変身していますが、特殊な出来事が無い限り精神に異常をきたすことはありません。
[状態]:疲労(大)、精神的疲労(大)、気絶、空飛ぶじゅうたんで移動中
[装備]:魔王のぶき@きららファンタジア
[道具]:基本支給品一式ㅤランダム支給品1~2
[思考・状況]
基本方針:みんなが仲良くなりますように
0:……
1:良が苺香さんを…どうして……
2:桃やミカンさんだけじゃなくて、なんでお母さんと良まで……
3:なんか強くなりました!まぞくは進化した!
4:小鳩さんの知り合いと皆を捜します!
[備考]
※参戦時期は夏休み(アニメ2期7話、原作43丁目)以降です。
※魔王シャドウミストレスに変身していますが、特殊な出来事が無い限り精神に異常をきたすことはありません。
【桜ノ宮苺香@ブレンド・S】
[状態]:骸人形、、右手首欠損、空飛ぶじゅうたんで移動中
[装備]:桜ノ宮苺香専用ㅤクリスタル@きららファンタジア
[道具]:基本支給品一式、ハーブティー@かぐや様は告らせたいㅤ天才たちの恋愛頭脳戦
[思考・状況]
基本方針:……
[備考]
※良子に八房で刺殺された為、骸人形になりました。
[状態]:骸人形、、右手首欠損、空飛ぶじゅうたんで移動中
[装備]:桜ノ宮苺香専用ㅤクリスタル@きららファンタジア
[道具]:基本支給品一式、ハーブティー@かぐや様は告らせたいㅤ天才たちの恋愛頭脳戦
[思考・状況]
基本方針:……
[備考]
※良子に八房で刺殺された為、骸人形になりました。
※どこへ向かうかは後続の書き手に任せます。
【一日目/早朝/E-5 市街地】
【継国縁壱@鬼滅の刃】
[状態]:疲労(大)、胸部に裂傷(中)
[装備]:継国縁壱の日輪刀@鬼滅の刃
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:鬼狩り
1:鬼である(と縁壱には見えている)紅渡(名前未把握)が死ぬ寸前、柔らかな笑みを浮かべたことに違和感
[備考]
※首輪による制限が行われていません
[状態]:疲労(大)、胸部に裂傷(中)
[装備]:継国縁壱の日輪刀@鬼滅の刃
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:鬼狩り
1:鬼である(と縁壱には見えている)紅渡(名前未把握)が死ぬ寸前、柔らかな笑みを浮かべたことに違和感
[備考]
※首輪による制限が行われていません
あんこ@ご注文はうさぎですか?は死亡しました。
櫻井戒の死体の傍にザンバットソード@仮面ライダーキバ、デイパック(基本支給品、ランダム支給品×0~2)が落ちています。
櫻井戒の死体の傍にザンバットソード@仮面ライダーキバ、デイパック(基本支給品、ランダム支給品×0~2)が落ちています。
【マシンディケイダー@平成仮面ライダーシリーズ】
仮面ライダーディケイドの専用マシン。
その実態は万能次元移送機であり、陸・海・空を駆け抜け、宇宙空間へも飛び出すことができる。
ゲームにおいてこれらの機能がどの程度制限されているかは不明。
ライダーカードを使用すれば他のライダーの専用マシンに変える事も可能。
仮面ライダーディケイドの専用マシン。
その実態は万能次元移送機であり、陸・海・空を駆け抜け、宇宙空間へも飛び出すことができる。
ゲームにおいてこれらの機能がどの程度制限されているかは不明。
ライダーカードを使用すれば他のライダーの専用マシンに変える事も可能。
【ザンバットソード@仮面ライダーキバ】
ファンガイアの王のために創られた魔皇剣。
ライフエナジーを過剰に吸い取る性質上、剣自体に認められなければ暴走する。
が、支給されたのは渡の時代で幻影怪物ザンバットバットが仲介役を果たした状態。
主催者の細工も加わり、紅渡以外でも使えるようにされた。
ウェイクアップフエッスルも付属しているが、キバの鎧を纏った者以外には無意味。
ファンガイアの王のために創られた魔皇剣。
ライフエナジーを過剰に吸い取る性質上、剣自体に認められなければ暴走する。
が、支給されたのは渡の時代で幻影怪物ザンバットバットが仲介役を果たした状態。
主催者の細工も加わり、紅渡以外でも使えるようにされた。
ウェイクアップフエッスルも付属しているが、キバの鎧を纏った者以外には無意味。
【空飛ぶじゅうたん@ドラえもん】
大長編「のび太のドラビアンナイト」に登場。
ドラえもんのひみつ道具ではなく、シンドバッドが第7の航海で助けた時間旅行者から贈られた魔法の絨毯を模した未来の道具。
作中では5人乗った際に定量オーバーらしいが普通に飛んでいる。
大長編「のび太のドラビアンナイト」に登場。
ドラえもんのひみつ道具ではなく、シンドバッドが第7の航海で助けた時間旅行者から贈られた魔法の絨毯を模した未来の道具。
作中では5人乗った際に定量オーバーらしいが普通に飛んでいる。
【スパイセット@ドラえもん】
22世紀の偵察用ひみつ道具。
人間の顔に片目と片耳が付いており、頭上のツノを押すと指示に従い目と耳が分離。
離れた場所の映像と音声が顔型のモニターに映し出される。
22世紀の偵察用ひみつ道具。
人間の顔に片目と片耳が付いており、頭上のツノを押すと指示に従い目と耳が分離。
離れた場所の映像と音声が顔型のモニターに映し出される。
【死者行軍八房@アカメが斬る!】
イェーガーズのクロメが使用する日本刀型の帝具。
斬り殺した相手を骸人形にして操ることができる。
骸人形は生前と変わらない能力を持つ。
制限により操れる骸人形は最大2体までとなるよう、調整を施されている。
イェーガーズのクロメが使用する日本刀型の帝具。
斬り殺した相手を骸人形にして操ることができる。
骸人形は生前と変わらない能力を持つ。
制限により操れる骸人形は最大2体までとなるよう、調整を施されている。
| 051:あなたの死を望みます | 投下順 | 053:Battle Royal Mode-Joining 超戦士カオスソルジャー |
| 049:咲き誇れ、枯れ落ちるまで(前編) | 時系列順 | 054:Introduction:未完成の君達へ |
| 042:魔王爆誕!黒白黒パーティー完成!! | 桜ノ宮苺香 | GAME OVER |
| 吉田優子 | 070:Break&Peace | |
| 風祭小鳩 | 060:Stronger ─負け犬たちの後夜祭─ | |
| 30:なんで?なんで?ふたりいる? | 保登心愛 | |
| 櫻井戒 | GAME OVER | |
| 027:漆黒の太陽に灼かれて♪渡の決意 | 閃刀姫-レイ | 060:Stronger ─負け犬たちの後夜祭─ |
| 門矢士 | ||
| 継国縁壱 | 081:刃骸魔境(前編) | |
| 003:妖星絢爛 | キャスター・リンボ | 070:Break&Peace |
| 吉田良子 | ||
| 最上啓示 |