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支援会話集 マリアベル×ブレディ - (2012/07/22 (日) 08:58:13) のソース
&bold(){支援会話集 マリアベル×ブレディ} ---- #contents() ---- ***支援C 【マリアベル】 はい、わたくしのあとに続いて。 私の名前はブレディです。 【ブレディ】 ………… 【マリアベル】 聞こえませんでしたの? 私の名前はブレディです。 【ブレディ】 …私の名前は…ブレディです。 【マリアベル】 母はマリアベルと申します。 はい、どうぞ。 【ブレディ】 母はマリアベル…って、 やってられるか! 【マリアベル】 あ、お待ちなさい! 【ブレディ】 あのなぁ、母さん。 今は戦争やってんだぜ。 どうせ教えるなら言葉遣いよりも 杖の使い方にしてくんねぇか。 【マリアベル】 言葉を軽んずるような人に 杖の使い方など教えられませんわ。 【ブレディ】 なんでだよ。 【マリアベル】 言葉には、その人の人間性が 如実に表れるものですのよ。 【ブレディ】 粗野な言葉を遣う奴は 粗野な人間だってか? それは単純な発想過ぎんだろ。 【マリアベル】 その言葉が、相手にどのような 意味となって届くのか。 そういうことを考えられない人だと 判断する材料にはじゅうぶんですわ。 【ブレディ】 ったく、相も変わらず 頭の固いことだな、あんたは。 【マリアベル】 固くてけっこうですわ。 軽はずみな言葉をあとで悔やむより ずっとましです。 【ブレディ】 妙な実感がこもってんな。 なんかやらかしちまったのか? 【マリアベル】 また汚い言葉を遣う。 やらかしておしまいになったのですか、 と言い直しなさい。 【ブレディ】 …それ、正しい言葉遣いか? ---- ***支援B 【ブレディ】 …へぇ、なるほどな。 【マリアベル】 あら、ブレディ。 なにを読んでいるんですの? 【ブレディ】 あ…! な、なんでもねぇよ。 【マリアベル】 まさか、いかがわしい本を…! 【ブレディ】 ち、違うっての! 【マリアベル】 …なんですの、これ? 『正しい言葉の遣い方・初級編』? 【ブレディ】 ちっ。ちゃんと覚えてから 聞かせるつもりだったのによ。 【マリアベル】 ブレディ、あなた… 【ブレディ】 ふ、ふん! あんたがしつこいから 仕方なくやってるだけだからな! 【マリアベル】 ブレディ…これ、七歳の子どもに 向けて書かれた本ですわよ。 【ブレディ】 な、なに? 【マリアベル】 まさか、そこまで… 【ブレディ】 こ、こういうのは基本が大事だろ! 母さんもいつも言ってたじゃねぇか! 【マリアベル】 基本は大事ですわ、もちろん。 それにしてもこれは… 第一章。目上の人と話すときは 語尾に『です』をつけましょう。 ここから…ですの? 【ブレディ】 う、うっせぇ! やってられっか! もう言葉遣いなんて勉強しねぇ!! 【マリアベル】 …ふぅ。未来のわたくしは いったいなにを教えていたのかしら… ---- ***支援A 【ブレディ】 その件は昨日、ルフレさんに 申し上げたのですが お聞き及びでは ございませんでしたか? 【マリアベル】 ブ、ブレディ…? あなた、その言葉遣いは… 【ブレディ】 先日『正しい言葉の遣い方・上級編』を 読み終えたのでございます。 【マリアベル】 それで、ですの… 陣営内が騒然としていましたわ。 【ブレディ】 母上がお望みになった人間像に 少しは近づけたつもりです。 これから、さらに精進を… ……うっ!!!! 【マリアベル】 ブ、ブレディ? どうしたんですの!? 【ブレディ】 あ、危ねぇ…妙な言葉遣いのせいで 息が詰まって死ぬとこだったぜ。 【マリアベル】 ………… 【ブレディ】 っと、しまった。 死ぬところでございましたです。 【マリアベル】 …さっそく言葉が 怪しくなってますわよ。 【ブレディ】 どうにも慣れねぇんだよな、やっぱ。 舌を噛みちぎりそうになっちまう。 【マリアベル】 ふふ…ありがとう、ブレディ。 わたくしの期待に応えてくれて。 でもわたくし、自分の正しさを 押しつけるのはもうやめますわ。 そんなことをしなくてもきっと、 あなたは間違わないでしょうから。 【ブレディ】 きゅ、急に態度を変えられても 気持ち悪ぃんだけどな… 【マリアベル】 えぇ、同感ですわ。 とっても気持ち悪い。 【ブレディ】 だよなぁ…って、いま俺のこと 気持ち悪ぃって言ったか? 【マリアベル】 さぁ? 【ブレディ】 ったく、なんだよ… 母さんが言うから俺は… 【マリアベル】 わかっていますわ。 ありがとう、ブレディ。 【ブレディ】 だ、だからそういうのはよせって。 【マリアベル】 ふふふ。ブレディの攻め方を 発見してしまいましたわ。 【ブレディ】 なんだよ攻め方って。 まったく、勘弁して欲しいぜ。