1:名前
   ヘレボラス


2:年齢
   92歳(人間換算20代後半、外見50代後半)


3:性別
   男


4:種族
   ウェアマーテン

   悪魔「ライカンスロープ」の一種。
   人間に酷似した外見を持つがテンへの変身能力を備える「人貂」。
   悪魔としては珍しく、集団性や社会性が強い。


5:外見、身長、体重
   外見:中央と両サイドに黒色が入った灰色の短髪。
      短髪を無理矢理結い上げており、髪型としてはハーフアップに近い。
      眼は金色。
      眉間に傷跡、耳は欠けたのを無理矢理縫い合わせた痕がある。
      目つきは悪く、人間換算の年齢(20代後半)より遥かに老けて見える。

      体格は筋肉がついているものの細身。

      和服を好み、着崩した着物にだぼっとしたズボン(袴?)、地下足袋が基本スタイル。
      その上に羽織を重ねたりする。
      服の下はさらし。
      両腕には防護材がついた肘まである指なし手袋をつけている。

      変身すると顔部分が黒、体は灰色のテンになる。

   身長:170cm
   体重:63kg


6:性格
   飄々としてつかみどころがなく、混沌や背徳を好むサディスト。
   争い事がないときは自分から何かしら仕掛ける悪魔らしい性格をしている。
   しかし引き際を見極める冷静さは持ち合わせており、劣勢と判断した時の変わり身は早い。
   基本的に自己中心的。

   ヒマな時はよく「他愛もないドッキリ」を仕掛ける。
   が、夜襲のような不意打ちから食事に何か仕込んだりと笑えないものが多い。
   あくまでも相手を驚かせることが目的であるため、怪我人が出ないように調節されているものの
   危険であることに変わりない。
   一応、病人や弱者には手を出さないなど自分なりの基準は設けているらしい。
   ルールを守るということもちゃんと理解している。理解したうえでこれである。

   自分をペット扱いするユカリスの契約に付き合っているのは、
   そのふざけた契約内容を盾に、それが不満であるかのように日々ユカリスにドッキリを仕掛けて楽しむためである。
   ロリコンではない。念のため。
   ユカリスに対しては今のところ従順である。


7:過去
   魔界にいくつかあるライカンスロープの集落の一つで生まれ育つ。
   集落は略奪のための戦闘に重きを置いていたため、いくら戦闘技術を叩き込まれてもたいして能力が伸びなかったヘレボラスは
   落ちこぼれとしてぞんざいな扱いを受ける。
   獣化を習得した頃に集落を抜け出し、より大きな町で生き抜くための知恵を磨いていく。
   その過程で相手を脅し支配する術も身につけ、現在のアサシンスタイルを確立させていった。
   それに伴い、サディストとしての一面が開花。
   実力主義の魔界に馴染めたことにより、破壊や混沌を好むようになっていく。

   魔王フルーレティがウェルダンディへ侵攻し巨大な魔界の門を開けたのを機に、
   故郷へ戻って皆を煽り、一族郎党で聖域(サンクチュアリ)へ進出。
   妖月帝国に合流し兵士となる。
   しばらくは混沌とした戦場を楽しんでいたものの、やがて攻防が一進一退となり、人間の軍勢がフルーレティを
   直接叩きに来たのを見て、悪魔側の劣勢を判断。
   いち早く身内を見捨てて自分だけ魔界へ逃げた。

   その後しばらく魔界で今まで通り無法な生活を送っていたが、ある日召喚を求める声を聞く。
   応じてみたものの、相手は自分よりはるかに年下の少女で、しかも召喚理由は「毛皮のある手下がほしい」
   という動物変身後の自分をペット扱いするも同然の物だった。
   その時のやり取りでヘレボラスの軽い脅しに一切動じなかった彼女を気に入り、契約を成立させる。
   ちなみに表向きは「妖月帝国から寝返った残党を身辺警護として雇った」となっている。

   食事も寝床も今の方が断然よく、しかもていのいいおもちゃまでいる彼の聖域生活は順風満帆である。
   が、新入りが来たために風向きが怪しくなった。


8:職業
   用心棒(ユカリス専属)


9:口調
   ジジイの様な古めかしい口調。「やれ~~であろ?」など特徴的な言い回しが多い。
   笑うときは「カカカッ」と喉を鳴らして笑う。

   「カカカッ、やれ人間はおかしな事ばかり考えるであろ」
   「これでも用心棒を任されておるでな」
   「お主とて望んでおるのであろ?」
   「なあに、他愛もない脅かしであろ」
   「すまなんだ」
   「ええい、貴様にやる血など一滴もないわッ!!」


10:一人称、二人称
   一人称:「我」
   二人称:「お主」、「小娘」、「童(わっぱ)」、「お嬢ちゃん」など。
       名前で呼ぶときは呼び捨て。敬意があると「~殿」となる。

       ユカリスのことは「主殿(あるじどの)」または「小娘」と呼ぶ。


11:好きなもの
   肉、酒、たばこ(ドラッグ系含む)、争い、拷問、毛づくろい


12:嫌いなもの
   臭いもの、強い匂いの香水、平穏、平和主義者、ダークブラッド


13:好きな人
   いない


14:パートナー
   ユカリス(一応)


15:属性
   金、風


16:苦手な属性
   木、地、聖


17:戦闘スタイル
   火薬、毒、分身と変身により敵をかく乱しながらの近接戦が主。
   若干足りない筋力は風属性の魔法で補う。


18:精神力
   単純に強い。恐怖や苦痛はのらりくらりとかわしていく。


19:戦闘熟練度
   ★★★★☆


20:技や魔法

  <<技>>
   『獣化』
    大きな灰色の貂に変身する。
    ユカリスの要求により、この姿でいることが多い。
    この姿でいる時は素早さと魔法関係のステータスが上がる。


  <<源魔術>>

   純粋に魔力だけを用いる魔術系統。
   基本的に人間(亜人含む)が使うことはできない。
   詠唱の内容は完全に個人の好みになるが、ヘレボラスは全部無詠唱。


   『変幻自在』
    テン以外に変身する。
    動物だけでなく、刃物や銃器など金属物に化けることも可能。
    自分とサイズが違いすぎると変身が難しくなり、また能力はコピーできないため猿真似程度。
    サイズの都合上、銃器に化ける時は高威力の銃になってしまう。

    自分以外を変身させる場合は効果時間が短くなる。
    変身させる相手から魔力を供給してもらえれば多少長持ちする。


   『部分変化』
    体の一部分を変身させる。
    『変幻自在』と同じく、動物や金属物に変化させることが可能。
    腕を金属物に変化させての刃物による攻撃、盾による防御の他、
    脚をバネ状に変化させて跳躍力を上げたりもできる。


   『月蝕』
    つきはみ。
    物体を振動させる風属性の魔法。
    創造した武器に超振動を付加することで足りない火力を補う。
    生半可な武器では超振動に耐えきれず砕けてしまう。


   『水月』
    薬を創造する金属性の魔法。
    創造した武器に付加することで状態異常を引き起こしたり、手から滴らせることもできる。
    主に使うのは毒だが、他にも麻痺、眠剤、魅了の効果を持つ薬を生成可能。
    効果は薬剤一つにつき一種類で、強さも弱から強まで様々。

    上述した以外の薬品を生成することもできるようだ。


   『霽月』
    せいげつ。
    薬を創造する金属性の魔法。
    回復薬に類似した物を生成することで、体力・状態異常の回復が可能。
    効果はそこまで頼れるものではなく、あくまで応急処置である。


   『皓月』
    こうげつ。
    薬剤を創造する金属性の魔法。
    火薬を生成することで、爆破、閃光を起こす。
    ヘレボラスは実戦向きの火種を持っていないので、大爆発させたいときは誰かに起爆してもらわなければならない。


   『繊月』
    せんげつ。
    ワイヤーを創造する。
    作られたワイヤーは込められた魔力が尽きるか、ヘレボラスの意志で消滅する。
    『月蝕』と組み合わせると凶悪な切れ味の刃に変貌する。


   『月暈』
    つきがさ。
    『繊月』からの派生技。
    ワイヤーを編みながら創造する。
    網状にして捕縛や『月蝕』と組み合わせた攻撃に使ったり、
    鎖帷子のような防具に使ったり、骨格も創造して被膜のように
    広げて飛行したりと幅広く応用できる。


   『月輪』
    刃物を創造する。
    カタナ、薙刀、クナイが主。
    もちろんこれ以外の武器や防具も創造できる。
    作られた武器は込められた魔力が尽きるか、ヘレボラスの意志で消滅する。
    『月蝕』・『水月』と組み合わせることで多彩な攻撃を見せる。


   『望月』
    もちづき。
    拳銃を創造する。
    銃弾も弾倉に直接創造されるためリロードいらず。
    便利であるが機構が複雑な分魔力の消耗も激しく、フルオート射撃はできない。
    作られた銃器は込められた魔力が尽きるか、ヘレボラスの意志で消滅する。


   『十六夜』
    いざよい。
    『望月』からの派生技。
    大きな高音を発しながら飛んでいく鏑弾を撃つ。


   『晦』
    つごもり。
    自分の姿・気配を一時的に消す。


   『空蝉』
    残念。それは残像だ。
    別名、変わり身の術。
    実際には残像でも変わり身でもなく、幻影魔法で出現させた分身である。
    分身は一撃でもダメージを食らうと消えてしまうが、ヘレボラスの動き・能力を一通り使うことが可能。
    基本的に一度に一体しか出さない。


21:特殊能力・特殊技能

   特殊能力:『悪魔』
         悪魔に特別な効果のある攻撃に弱い。

        『太陰の加護』
         「腕力」「魔力」「素早さ」が上昇。
         月の光を浴びている場合のみ効果が発揮される。
         光が強ければ強いほど上昇の効果も大きい。

        『金・風属性強化』
         金・風属性の技・魔法の性能が上昇。

        『金・風属性耐性』
         金・風属性の技・魔法に対する防御力・抵抗力が上昇。

        『木・地属性弱化』
         木・地属性の技・魔法の性能が低下。

        『木・地属性弱点』
         木・地属性の技・魔法に対する防御力・抵抗力が低下。

   特殊技能:『薬学知識』
         毒薬・火薬などに関する知識。
         ヘレボラスの我流であるため、専門書や化合物の名前を
         理解しているわけではない。

        『嗅覚探知』
         嗅覚が非常に優れている。

        『イカサマ師』
         相手に気付かれずに毒や針を仕込む小技。

        『疑似心眼』
         視界が悪くても音や臭いから敵の気配を察知する。

        『毒判別』
         どんなに隠されていても毒の味がわかる。

        『毒耐性』
         恒常的に『霽月』を発動させることで、毒薬に対して高い耐性をもつ。
         発動中は魔力も消費していくため、いつも発動しているわけではないようだ。

        『応急処置』
         怪我に対する応急処置の知識。
         あくまでも応急処置。しかも少々荒い。


22:必殺技

   『月下美人』
    強力な毒が付加された針を無数に創造し、上空から雨のように降らせる。

   『雨月』
    うげつ。
    『望月』、『変幻自在』で銃器に変身してからのフルオート射撃。
    銃弾一つ一つに多種多様な状態異常効果も持たせている。


23:能力[E.まるで駄目 D.苦手 C.人並み B.得意 A.達人級 S.化物級 SS.神級]

体力:C+
魔力:D++
 魔法攻撃力:C
 魔法防御力:D++
腕力:C++
 物理攻撃力:B  (魔法の補助込み)
 物理防御力:B++(魔法の補助込み)
知力:C
素早さ:B+
命中:A

【獣化時】
体力:C+
魔力:C++
 魔法攻撃力:B
 魔法防御力:C++
腕力:D+
 物理攻撃力:D
 物理防御力:D+
知力:C
素早さ:A+
命中:B


25:武器やアイテム
武器:実は持っていない。


アイテム:『魔力石』
      魔力が尽きた時の補助用に持っている魔石。
      自分の魔力を保存している。

     『水の魔石』
      幽霊島から持ち帰った物。
      火炎耐性上昇と呪詛緩和の効果がある。

     『キセル』
      愛用品。

     『マジックジン』
      市販されている安価な魔力回復薬。
      3個所持。


25:その他
  ・生まれの集落はカリン達の「白のところ」とはまた別の「灰色のところ」

  ・いろんなネタ元からいろんな要素を引っ張ってきました。
   どこかで見たような気がしたらきっと気のせいではありません。

  ・設定元のソロモン卿に感謝!


最終更新:2014年07月14日 01:54
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