小さな刺客

No.9169

小さな刺客
イベントカード
使用:充填
条件:ナズーリン 針妙丸
呪力5

自分のデッキから、呪力代償が4点以下のスペルカードを2枚抜き出し、それを準備状態で自分の場に置き、デッキをシャッフルする。
その後、相手は相手のデッキから、呪力代償が4点以下のスペルカードを2枚抜き出し、それを準備状態で相手の場に置き、デッキをシャッフルする。

イラスト:大出リコ

考察

互いにスペルをセットし合うイベント。

瀟洒な従者のように手札コストを払う必要はない代わりに、相手のスペルも増やしてしまう。
だが、相手ターンに打てば充填フェイズ開始時に得る呪力も増えるメリットをこちらが先に享受出来る。
針妙丸なら「七人の一寸法師」による高火力に繋げやすい。
ナズーリンでもリーダー能力などに呪力を割く事は出来るが、借り物の後光をしっかり引いていないと呪力を持て余しやすい。
一方で、相手にも増えた呪力を生かしての猛攻を許す点は覚悟しなければならない。

セット出来るスペルが呪力4以下に限られている。
針妙丸ならサーチ対象には困らず、ナズーリンでも視符「高感度ナズーリンペンデュラム」棒符「ナズーリンロッド」などならセット出来る。
同名スペルもセット出来るので、3枚揃えた時の効果を達成しやすい。
ただ、針妙丸3以上では打ち出の小槌でもサーチが利くため、特定のカードをサーチ出来る利点は薄い。

自分のデッキ内のスペルを減らしてしまう点はメリットにもデメリットにもなりうる。
不要なスペルを抜き出しての圧縮により、終盤に詰めるための借り物の後光などのイベントを引きやすくなる。
一方、順当に置こうとしたスペルは引きにくくなるため、途中でスペルが置けなくなる事故も誘発しやすい。
上記の事故を避けるなら、デッキ内のスペルを多めに採用するのが良いか。

変わったところでは相手のデッキを減らす手段と見做す事も出来る。
咲夜2にして奇術「ミスディレクション」幻象「ルナクロック」をサーチし、デッキを削るスペルが引けない問題をある程度緩和する事も出来る。

デッキを参照するため、平穏配置下、こいしリーダー相手では機能しない。
最終更新:2020年06月22日 03:05