いつか皆が辿り着く場所

ヴァーストゥ・シャートラ


星霊大祭(ローカパーラ)で流された曲。
コウハの所感では、勇壮だがどこか切なく、郷愁を掻き立てるものがある曲とのこと。

第二劫暦・住劫が決着した時のこと、つまり人類種異星種の戦いで人類が勝利し、宇宙を制覇したことを祝うために作曲された讃歌。
当時はめでたい曲と扱われたのだろうが、今を知る者からすれば、壊劫時代の始まり──闇に呑まれていく、という意味合いを持っているため、不吉な曲である。
実際これを作曲した者が程なく狂気へ落ちてしまったことも、拍車をかけている。

哲学

これは大祭で演奏されたように、「始まりの地」を目指す理念や哲学の代名詞になっている。
いつか人類を不死の業から解き放つ救世主の誕生、彼が築き上げる新世界とは一体どんなものなのだろうか。

未だ新世界については漠然とした理想のままだが、救世主──“完全なヒト”という存在を語るときに外せない要素二つはある。
一つは始祖四種族の特徴(ダヌ族の知能、カーマ族の感覚器官、ラトナ族の体躯、アディティ族の繁殖力)を全てバランスよく併せ持っていること。もう一つは両性具有であること。
作中でこれに近いのは、二種族の特性を持つトリシュラと両性具有者のテルミヌスである。よってこの2人が今後の人類社会で大きな役割を果たす可能性は高い。


備考

元ネタは、古代インドで成立した思想・学問ヴァーストゥ・シャーストラ。建築環境工学、都市工学などの分野。

第二神座ではアダム・カドモンという完全なる生命について語られている。


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最終更新:2025年03月29日 09:26
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