こうれき
作中で使用される暦。
四つの時代に分けられており、およそ12000年ほどの期間を指す。
本編の開始は第四劫暦1198年(劫暦11998年)。
帝国、
連邦、
教圏は、各々成り立ちから始まる帝紀・正歴・光紀といった暦を持っており、自国の暦と劫暦を併用する。
第一劫暦:成劫
劫暦元年〜4800年(4800年間)
まだ生命に常識として死があった時代。
人類が文明と呼べるものを築いてから
撹拌が起こるまでの期間。
この時代の当時を伝えるものはほとんど残っていないため、ほぼ神話の領域と言っていい。信憑性の高い資料は皆無で、記録としては各地に民間伝承が残るのみ。
確認できる限りでは、第一劫暦時代の宇宙において人類が霊長として統べていた
星の数は28個。
末年、
始まりの地で
万象撹拌が発生、全生命体が死を失った。
撹拌が起きた時点の28個の人類文明では、例外なく軍事的革新により各星の歴史上最大規模の争いが起きていたという。
この時代に最も技術が発達していたのは現在
龍の聖櫃と呼ばれる星であり、当時核戦争が起きていたかのような記録がある。
第二劫暦:住劫
劫暦4801年〜8400年(3600年間)
撹拌が起きて死を失った
不死者の時代。
撹拌以降の世界に不死者となった者たちが適応していく期間。
不死の謎を解くために人類の文明が発展し始めた時代で、宇宙にまで版図を広げた人類は108種の
ヒト以外の知的生命体と遭遇し、彼らと戦い勝利していく。
史実として明確に記録が残っているのはこの時代の後半、人類が宇宙進出を始めた頃からである。
この時代以来、星間戦争が当たり前となる。
不死の呪いに侵された人類の間で反出生主義が蔓延、28星の殆どで人類の絶滅ないし文明の後退が起きる。
だがその中には反出生主義を乗り越え不死の世界に適応し、不死の呪いの苦しみを克服するために様々な科学技術を発達させていった星も存在するが、何一つとして報われることがなかったため、人類は更なる叡智を求める。
星の資源を根刮ぎ食い尽くした人類は宇宙に進出、不死の呪いの秘密を知るため、外の世界に“神”なる存在を求めて未踏の地へ侵略を開始する。
宇宙進出を果たした星の数は4つで、これらの星の人類が後々の人類の祖先となる。シンクロニティにより、4つの
人類種は最大でも60年程度の差で宇宙への活動を始める。
1326年、ある銀河で異なる2種の
人類種が初の遭遇を果たし、その50年も経たないうちに他の2種も合流する。汎人類連合を結成して以降、各々の方法で活動圏を広げながら定期的な会合を行う。
人類同士の遭遇が果たされて間もなく
異星種とも接敵しており、その戦いに向けて人類は母星に変わる領星を求めていたが、その条件の厳しさから見つけられない日々が続く。
1500年代、人類は
工巧自在天を発見。
後に人類は
工巧自在天の技術を手にし、人類用の
工巧自在天を製造して生活圏を急速に広げていった。
ある時人類は、蜂に似た異星生物によって食料として養殖される期間を120年程経験したが、“鬼母”ハリティの奮闘で解放される。
2408年、人類連合の会合が
星霊大祭と呼ばれるようになる。
末年、“殺戮者”シュンバ・ニシュンバ兄弟が
異星種との戦いの決着をつける。
異星種の全てを殲滅し、宇宙を人類の手に落とした。
しかし不死の呪いの秘密を解くことはできず、成果は得られなかった。
第三劫暦:壊劫
劫暦8401年〜10800年(2400年間)
不死の呪いを解けず絶望と破壊に満ちた時代。
大小様々な宇宙国家が乱立し、覇権を争った戦乱の期間。
人類の文明は極まっていたが、不死の呪いを解けない事実に自暴自棄となり、覇権戦争という体裁で意味の無い宇宙戦争が勃発し国家が乱立する。壊すことを目的としており、記録を残すという文化が廃れ、後期ほど不明な点が多い。人類の28星の内、15星が跡形もなく消し飛ばされたのはこの時代。
この時代は外の世界に救いを求めた住劫と違い、内に救世主の誕生を求めたため反出生主義は復活しなかった。
後世ではシュンバとニシュンバの仲違いが壊劫の始まりであると見られている。
最初の50年ほどは
異星種との戦いに完全勝利したことによりむしろ明るい話題は多かったが、結局は不死身の呪いから解放されない事実に気付いて、治安の悪化から国家の内乱を招く。
ここから絶望に堕ちた者と、まだ希望を捨てていなかった者による戦いが200年ほど続く。
絶望側の勝利で宇宙は無政府状態に陥り、大規模な戦が起こらなくなるが個人規模の残虐行為はより凄惨な形で500年以上もの間流行する。
この期間が一般的にイメージされる壊劫と呼ばれる時代。
壊す効率を求めて人類は再び国家の形(正確には軍閥程度の規模)に集結し、無数の集団による乱世が始まる。勝った側もさらに別の集団に分かれて争い、絶望はより深刻化していき、未来に何かを残そうとする意思も無くなっていたため記録を残す者は殆どいなくなる。
この期間で人口は壊滅的になる。
当時の戦争は支配や略奪ではなく壊すことが目的なため、星を消し去るか
反応弾を拳銃レベルで撃ち合うという大規模なレベルにまでなっていた。
1977年、壊劫の顔である“聖騎士”
イクシュバークの登場。以降軍閥が滅びるまでの400年間、幾度も復活する謎の騎士を前に社会情勢は彼を中心に回るようになり、誰もが再び未来を見据えるようになったため社会は健全な状態を取り戻し始め、記録を残す文化も復活する。
末年、誰もが疲れ果てていたことで宗教に縋るようになり、聖人スダルシャナ・ヴァイシュナヴァの「この世が地獄になったのはこれまでの悪行の天罰だから受け入れて許されるまで待とう(要約)」という教えの下で人類社会が統合。戦乱は終結し平和な時代が訪れる。
壊葬の文化もこの頃広く普及された。
第四劫暦:空劫
劫暦10801年〜現代(1198年〜)
戦乱が落ち着き巨大宇宙国家により安定した時代。
「
連邦」「
帝国」「
教圏」の三大国家による三竦み(
三界一如)が完成し、その最終戦争が決着するまでの期間。
元年、宗教国家“教圏”の誕生。
スダルシャの崩御より200年ほど、教圏の初志は形骸化しその体制は腐敗。それに反発する者達が現れ世は再び戦火に包まれた。
396年、教圏の司祭
ダクシャが一向に来ない救いを待ちきれず、世界の真実を知るために人工の神“
劫波”を創り上げる。
401年、劫波は「“
始まりの地”に辿り着けば」と神託を告げ、人類はその座標を目指すという新たな目的を得る。
しかし教義を崩しかねないことから教圏と
ダクシャは対立し、後の連邦建国戦争が勃発する。
結果ダクシャとその九支族によって“
連邦”が建国。だが劫波の製造技術は盗まれ教圏でも独自の劫波が創られた。
800年、後の“
帝国”初代皇帝
カイラスが連邦に反旗を翻し帝国を擁立。連邦は歴史的な惨敗を喫する。これによって三大宇宙国家の
三界一如が始まる。
カイラスの裏切りに激怒した
ダクシャが連邦において大粛清、7年をかけて新体制へ移行する。そして帝国を敗北寸前まで押し返すが“絶楯”ルドラの10年間の活躍で帝国の持ち直しを許すことになる。
ダクシャの怒りはルドラが治める
ルドリヤへ向けられた。以降
ルドリヤは100年近い時間をかけて擦り潰されていく。
三界一如完成後より現在に至るまで各国は
始まりの地の座標を割り出すために自国の劫波を完成させ、他国家よりも先に
始まりの地に辿り着くことで“撹拌”を再び起こし、世界を自国が望むものに変えようと三つ巴の争いをしている。
本編時点までは小競り合いはあるものの表面上は平穏が保たれていた。
本編
龍の聖櫃編
第四劫暦1197年 |
① |
龍の聖櫃で時輪石の大鉱床が発見される ④の1年近く前から時輪石による軍備増強が進められる |
第四劫暦1198年 |
② |
ルドリヤ戦群が龍の聖櫃の実態を知る ④の1ヶ月前、マルトとアニラが龍の聖櫃を襲撃するがサーヴィーに撃退され捕まる |
③ |
「3ヶ月前に龍の聖櫃にて時輪石の大鉱床が発見された」という誤情報が連邦に流れ、即座に連邦が動く |
④ |
龍の聖櫃で帝国と連邦の直接戦争が80年ほどぶりに勃発する テルミヌスが連邦を退けることに成功する |
⑤ |
夏頃、ミトラ率いる真我兵団による裏工作で、時輪石の大鉱床の一つヒロイが爆破される ミトラ達が帝国軍に捕えられる |
⑥ |
⑤の4日後、ゴーラクシャが龍の聖櫃に訪れる |
⑦ |
⑤の10日後、サティーがコピーとして復活 |
⑧ |
⑥から2ヶ月たった秋頃、捕虜となっていたミトラとテルミヌスが対話する |
⑨ |
⑦の2ヶ月後、ヴァルナがアートマン家の当主になる。 同時期にアビチャリカとウグラスラもそれぞれの家の当主になる |
⑩ |
⑨から一週間ほど後、新体制になった五大貴族がダクシャの下で会合を行う ダクシャが三月の間に最低一人はカイラスの子孫を討つことを貴族達に命ずる |
星霊大祭編
第四劫暦1199年 |
① |
新春(ミトラが捕虜になってから四ヶ月あまり後)、ミトラたちが解放され連邦に帰還する イクシュバークが帝国第六皇子の軍勢を倒す |
② |
時期不明。ゴーラクシャが参拝のためヒマヴァーンに手勢を集める |
③ |
①より七日後、108度目の星霊大祭開催(三日間) アビチャリカが帝国の第三皇子キンカラを破壊する |
④ |
星霊大祭二日目、祭りの勝者が連邦のヴァルナで決まる ウグラスラが帝国の首都カイラーサの侵略に成功し、現皇帝を弑する マルトとアニラが二日目終了時点で、既にトリシュラの兵に捕えられる |
⑤ |
ヴァルナが壊れたことでナラカが活動を開始 |
末期
末年、
始まりの地に6人の若者が辿り着き、そこで何かが起きたことで
神座世界が誕生する。
備考
アーディティヤでは人類種以外の知的生命体について触れられているが、
黒白のアヴェスターでは知的生命体の代表格は”ヒト”であるとされている。アヴェスターでも
アショーズシュタなどの霊鳥や
星霊を始めとした人類以外の知的生命体は登場しているが、彼女らはコミュニケーションのツールとしてその触覚は人型をとることが多い。
連載当初は劫「歴」と、誤字になっていた。
劫とは仏教やインド哲学における極めて長い宇宙論的な時間の単位。「劫波」を省略したもの。
仏教においては大劫と中劫がある。大劫がヒンドゥー教の劫に当たり、単に「劫」といえばほとんどは大劫である。1大劫は世界の成立から破滅に至るまでの4つの期間に分けられ、これを四劫という(成劫、住劫、壊劫、空劫)。
ヒンドゥー教では1劫=1000マハーユガ=4000ユガ=神々の1200万年としている。神々の1年は人間の360太陽年であるため、1劫 = 43億2000万年となる。
ユガはインド哲学における、循環する4つの時期からなる「時代」の名前であり、それぞれ4800年(サティヤ・ユガ)、3600年(トレーター・ユガ)、2400年(ドヴァーパラ・ユガ)、1200年(カリ・ユガ)で構成されている。デーヴァ(神)にとっての1年は人間の360年であるため、4つのユガは43万2千年となる。
- 所謂カリ・ユガ、貧困憎悪狂気悪疫が蔓延する時代とされてる -- 名無しさん (2022-03-30 08:24:38)
- 神の一年432万年じゃなかった? -- 名無しさん (2022-03-30 22:28:00)
- この時代にもなにか秘密がありそう -- 名無しさん (2022-04-01 18:48:29)
- アムリタが覇道の元ってのも納得だな。肉体だけじゃなくて精神まで作り替えられてるとは -- 名無しさん (2022-04-01 19:16:59)
- 報告所で暦じゃなく歴だって指摘されてて、確認したらマジだったけど、でもなんで歴…?ってなった -- 名無しさん (2022-04-01 19:22:42)
- 記事作成者です。ごめん、自分が作成した時に辞書登録してたのが誤字って、wikiの編集制限で再編集できなくて迷惑かけました -- 名無しさん (2022-04-01 19:25:07)
- 間違えた、誤字ったのは時輪石の方の記事です!!無視してください!! -- 名無しさん (2022-04-01 19:26:41)
- 始まりの時代が28の惑星って……明らかに現実世界と地続きではないか、間に何か別の時代がワンクッション挟まってるよね。 -- 名無しさん (2022-04-02 02:05:57)
- 人類とおもしき者が住んでた惑星が28なだけではないのか?108の知的生命がいた星が別にあるわけだし。この108の知的生命体も28の惑星人類より文明は上だから、複数の星に版図を広げてた生物だろうし -- 名無しさん (2022-04-02 18:18:46)
- ↑2ナーガラージャ=日本の例だと、どうも広島と長崎だけじゃなくて、東京も原爆落とされたっぽいから歴史が大分違ってるっぽい -- 名無しさん (2022-04-02 18:53:45)
- ああ、だから京都が首都になっているのか…〉東京に原爆 -- 名無しさん (2022-04-02 19:07:47)
- ただ広島・長崎・東京に反応弾落とした時代で宇宙進出した文明より上らしいから、既存の第二次大戦時の技術水準が高いのか、現代日本から遥か未来に似たようなことが起きたかは不明だから同一視はできんな -- 名無しさん (2022-04-02 19:32:29)
- 水銀の場合はナラカ観測の可能性が理由ではなく、自滅因子との相打ちによる神座空白の可能性が高すぎるから確実に次代を生み出すか、未練を強化して永劫回帰をしてもらうかさせるために観測者が出現したんだと思うわ。 -- 名無しさん (2022-04-03 03:42:14)
- 撹拌が起きた当時の文明水準は -- 名無しさん (2022-04-06 01:27:07)
- ↑誤送信 当時の文明水準は大陸間航路確立・銃火器発明・無線通信発明とかなんで、WW2当時の水準なら充分他を上回ってたと思う 宇宙進出は撹拌よりずっと後 -- 名無しさん (2022-04-06 01:31:59)
- そうなると、第二次大戦で原爆3つ投下。それより以前の時期に万象撹拌の線は高いか。キリエが龍の聖櫃(地球)で何が起きたかと、成劫の時代については教えてくれそうやな。あと反応弾がだいぶフューチャーされてるから、時輪石は壊者説が出てるけど、こっちのほうが関係あるかもな -- 名無しさん (2022-04-06 02:53:41)
- マジでひっでえ歴史だなって。苦しみと蛮行と虐殺と戦乱がひたすら延々と一万年近く続き、一縷の希望を齎した教圏や連邦もいずれ腐り果てて見るも絶えない害悪と化していく。夢も希望もありゃしない。こんなどん詰まりの世界を一旦リセットさせて死を取り戻したんなら、それがミトラのような性悪女神でも称えられるべき偉業には違いない。 -- 名無しさん (2022-04-07 22:27:33)
- ↑それでも信者ゼロ扱いだから、神座が出来た時点でミトラ以外は誰も生き残っていない可能性があるな。 -- 名無しさん (2022-04-09 10:35:07)
- クソオブクソで地獄そのものな世界と歴史だから、三界一如は比較的マシな時代と治世かもしれん。↑あるいは神座の外のアムリタ空間にいるとかかも。 -- 名無しさん (2022-04-09 17:02:24)
- 歴は誤字だったのか -- 名無しさん (2022-04-09 18:26:19)
- Q:現実は糞だと思いますがどうでしょう?A:より酷い地獄を知れば自分はとても恵まれてるのだと思い知ることができます。神座の歴史って常にこんな感じ -- 名無しさん (2022-04-09 23:41:58)
- (🔴︵ゝ🔴)「デ●ルーク星? 滅ぼした」 -- 名無しさん (2022-04-10 06:41:58)
- ま、まぁモブにとっては世界の真実を認識すること自体不可能だから...神座ってそこそこ強いと幸せというか操り人形のまま人生終えられるから楽よね。まぁ外から見るとクソみたいなことになってるんだけどね完成第六とか -- 名無しさん (2022-04-10 17:04:36)
- 人類が宇宙進出を始めて28個の星に散らばったんじゃなく、無関係の星28個に同種の生命が発生したことになってるんだよな今のところ 地球が撹拌で28個に分裂したのかと思ってるんだけど、それだと星々間の文明格差がネック -- 名無しさん (2022-04-10 17:15:51)
- 連邦から脱して建国した帝国でも、上層部は権力争いという意味では連邦とも大差無いのがな -- 名無しさん (2022-04-10 17:24:48)
- 連邦の思想も帝国の思想も権力闘争を否定するものではないからな -- 名無しさん (2022-04-10 17:38:34)
- 権力争いで壊者が増えればその分劫波の餌になるしな! -- 名無しさん (2022-04-10 18:13:09)
- 地球と似た環境似た進化体系の星が28星あったとして星々のそれぞれの人類まとめて単一種族として繁栄できるもんなんだろうか -- 名無しさん (2022-04-17 17:31:12)
- スペースオペラで異星人間の混血とか珍しくもないし、1万年以上経過してりゃ種族間の細かな差異なんか分からなくなってもおかしくないんじゃないかな -- 名無しさん (2022-04-17 19:15:24)
- 宇宙に存在した知的生命体の内108種は滅ぼされて、性質の近い4種は「人類」という1つの種として融和したとか…? -- 名無しさん (2022-04-17 19:30:25)
- だとしても、(恐らく)残りの24の星も人類種だってのは隠されてる裏がありそう。途中で「普通おかしいと思うだろ」ってヴァルナあたりがすごいいいそう。 -- 名無しさん (2022-04-17 19:34:44)
- 現状の情報で仕掛けありそうなのは、龍の聖櫃かなぁ。日本で独立した星扱いだとしたら、28の人類は第二大戦中の国が万象撹拌で宇宙に分裂したとかかな、って気もする。ただ日本が科学力トップというテルミナスの推理とは離れそうやけども -- 名無しさん (2022-04-17 20:32:14)
- 一天も星霊に乗ったり、星霊加護や作品で星間移動してる感じだったが、そもそも元から人類が各地にいた感じもあるからなぁ -- 名無しさん (2022-04-17 21:58:40)
- ↑それは真我がそういう風に創ったからじゃないだろうか -- 名無しさん (2022-04-17 22:11:16)
最終更新:2024年08月27日 22:55