【入門書・概説書】
- 井田良『基礎から学ぶ刑事法(有斐閣アルマBasic)』有斐閣(☆2022年2月・第6版補訂版)…… 刑事法分野全体を通覧する入門書。刑事法を中心とした法学入門という側面ももつ。全7Part、全24章。四六判、374頁。
- 三井誠・瀬川晃・北川佳世子編『入門刑事法』有斐閣(☆2022年3月・第8版)…… 刑事法全体を解説した入門テキスト。第7版より編者が曽根から弟子の北川へと交替した。序章(刑事法とは あらまし)+全3章、全20THEME。A5判、362頁。
- 大谷實『刑事法入門』有斐閣(2017年12月・第8版)……全18章。A5判、262頁。
- 渡辺修『刑事法入門──刑事裁判の風景』新世社(2000年6月)……A5判、264頁。
- 大越義久編著『教材 刑事法入門』東京大学出版会(1999年10月、オンデマンド版:2015年10月)……A5判、264頁。
- 木村光江『刑事法入門』東京大学出版会(2001年3月・第2版、オンデマンド版:2013年5月・第2版)……全20章。A5判、256頁。
- 佐久間修・高橋則夫・宇藤崇『いちばんやさしい刑事法入門(有斐閣アルマInterest)』有斐閣(2007年4月・第2版)……四六判、286頁。
- 内田博文・佐々木光明編『〈市民〉と刑事法──わたしとあなたのための生きた刑事法入門』日本評論社(2016年3月・第4版)……全2章、全17SECTION。A5判、272頁。
- 平川宗信『刑事法の基礎』有斐閣(2013年3月・第2版)……全3部、全13章。A5判、358頁。
- 赤池一将・中川孝博著、玄守道・斎藤司補訂『刑事法入門』法律文化社(2011年3月・第2版)……刑事法(刑法、刑事訴訟法、刑事学・刑事政策・犯罪学、少年法)を本格的に学びたい人のための導入の書である(はしがきより)。講義パートと自習パートという構成は旧版を踏襲されている。また、第Ⅰ部に法学入門がおかれている。全4部、全12講。B5判、200頁。
- 白取祐司『刑事法』放送大学教育振興会(2016年)……全15章。A5判、268頁。
- 上野幸彦・太田茂『刑事法入門』成文堂(2018年10月)……全2編、全19章。B5判、252頁。
【その他参考書】
- 三井誠・町野朔・曽根威彦・中森喜彦・吉岡 一男・西田典之編『刑事法辞典』信山社(2003年3月)……中項目辞典。総項目1686。四六判、928頁。
- 中山研一編『刑事法小辞典』成文堂(2003年8月・第2版)……「刑法」及び「刑事訴訟法」に関する用語1338を集め、解説したもの。B6判、364頁。
- 渡辺咲子『横断的刑事法レッスン』立花書房(2012年6月)……全23章。A5判、288頁。
- 前田雅英『刑事法の要点』東京法令出版(2017年10月)……A5判、136頁。
- 木庭顕『[笑うケースメソッドⅢ]現代日本刑事法の基礎を問う』勁草書房(2019年7月)……A5判、256頁。
- 新庄健二『司法試験&予備試験 刑法・刑事訴訟法・刑事実務論文 虎の巻』辰已法律研究所(2012年10月)……著者は元東京高検検事・元司法研修所検察教官・元司法試験考査委員。A5判、366頁。
〔経済刑法〕
- 山口厚編著、橋爪隆・島田聡一郎・古川伸彦・樋口亮介『経済刑法』商事法務(2012年11月)……全9章。A5判、422頁。
- 芝原邦爾・古田佑紀・佐伯仁志 編著『経済刑法──実務と理論』商事法務(2017年5月)……全2部、全17章。A5判、696頁。
- 佐久間修『刑法からみた企業法務──会社法・金融商品取引法の諸論点』中央経済社(2017年3月)……A5判、236頁。
- 斉藤豊治・浅田和茂・松宮孝明・高山佳奈子編著『新経済刑法入門』成文堂(2020年12月)……全2部、全28章。A5版、458頁。
- 穴沢大輔・長井長信『入門経済刑法』信山社(2021年10月)……A5変型判、352頁。
- 佐久間修『体系経済刑法―経済活動における罪と罰』中央経済社(2022年3月)……A5判、436頁。(評価待ち。)
- ☆松澤伸編著『基本学習 企業犯罪と経済刑法』商事法務(2023年11月)……四六判、200頁。
- 芝原邦爾『経済刑法(岩波新書)』岩波書店(2000年5月)……新書判、236頁。
【演習書】
- 島伸一編著『ロースクール生のための刑事法総合演習』現代人文社(2004年3月)……14テーマについて事例問題を設けて解説。一部の設問に弁護士による解答例が付されている。全15講。A5判、288頁。
- 平川宗信・後藤昭編『刑事法演習』有斐閣(2008年2月・第2版)……短めの事例の中に刑法と刑訴法の論点を織り交ぜた、いわゆる融合問題集。設問にはどちらかといえば基本的なものが多く、解説も丁寧である(著者の独自色が薄い)ので、初中級者にも使いやすい演習書であると思われる。全29事件。A5判、348頁。
【判例集・ケースブック】
- 法曹会編『最高裁判所判例解説 刑事篇』法曹会(1955年9月・昭和29年度版~2022年3月・令和元年度版)……A5判。
最高裁判所判例解説の一覧
- 法務省大臣官房司法法制部編『高等裁判所刑事裁判速報集』法曹会(?年?月・昭和56年度版~2018年11月・平成29年)……本書(平成29年度版)は、全国の高等検察庁において作成した「高等裁判所刑事裁判速報」に掲載された裁判例のうち、平成29年分を各高等裁判所ごとに、その速報番号にしたがって収録したものであり、昭和56年度版から継続的に刊行されているものである。A5判、424頁。
- 加藤康榮『刑事法重要判例を学ぶ』法学書院(2012年7月)……刑法と刑事訴訟法の重要判例各10件をセレクト。全2編、全20講。A5判、340頁。
- 前田雅英『刑事法最新判例分析』弘文堂(2014年4月)……全3編、全50講。B5判、386頁。
- 前田雅英『刑事法判例の最前線』東京法令出版(2019年7月)……刑法総論:全9講、刑法各論:全7講、刑事訴訟法:全12講の全28講。A5判、336頁。
〔経済刑法〕
- 芝原邦爾・西田典之・佐伯仁志・橋爪隆『ケースブック経済刑法』有斐閣(2010年9月・第3版)……A5判、478頁。
【少年法】
〔基本書〕
- 平場安治『少年法(有斐閣法律学全集)』有斐閣(1987年4月・新版、OD版:2001年12月)……古典。定評ある体系書。A5判、592頁。
- 川出敏裕『少年法』有斐閣(☆2022年6月・第2版)……法教連載「入門講義 少年法」をもとに、連載中及び連載終了後に行われた法改正や、この間の少年法研究の進展も踏まえて、大幅な加筆、修正を行って(はしがき)書籍化。東大刑訴法に特徴的な緻密な解釈論を少年法に持ち込んだイメージ。したがって、理論面は随一。全11章。A5判、452頁(本文431頁)。
- 植村立郎『骨太少年法講義』法曹会(☆2022年6月・改訂版)……元裁判官による著書。東大、学習院ローにおける「少年非行と法」講義案を書籍化したもの。実務家の著書ということもあり実務運用や手続規定についてはとりわけ詳しい(上記基本書中随一)。章の冒頭に学修のポイントを掲げたり、巻末に参考裁判例集を掲載しており至便。改訂版はR3少年法改正に対応。全2編、全20章。A5判、404頁(本文357頁)。
- 裁判所職員総合研修所監修『少年法実務講義案』司法協会(2018年6月・3訂補訂版)……裁判所職員の研修教材として少年法の理論及び実務について全般的に論じた書。全20章。B5判、432頁(本文386頁)。
- 丸山雅夫『少年法講義』成文堂(☆2022年3月・第4版)……序章(少年司法システムの特殊性)+全10章+終章(少年法の動向)。A5判、394頁(本文370頁)。
- 武内謙治『少年法講義(法セミLAW CLASSシリーズ)』日本評論社(2015年3月)……九大教授。全5編、全28講。A5判、555頁。
- ☆廣瀬健二『少年法』成文堂(2021年9月)……田宮弟子の元裁判官による体系書。R3少年法改正に対応。比較法・歴史的経緯の記述(旧少年法含む)が充実。A5判、670頁。
〔入門書・概説書〕
- 裁判所職員総合研修所監修『少年法入門』司法協会(2018年6月・7訂第2補訂版)……序章(少年法の沿革)+全11章。A5判、124頁(本文114頁)。
- 澤登俊雄『少年法入門(有斐閣ブックス)』有斐閣(2015年4月・第6版)……全3部、全11章。A5判、372頁。
- 廣瀬健二『子どもの法律入門 臨床実務家のための少年法手引き』金剛出版(2017年9月・第3版)……全7章。四六判、200頁。
- 守山正・後藤弘子編著『ビギナーズ少年法』成文堂(☆2023年5月・第3版補訂第2版)……全16講。A5判、430頁。
- 丸山雅夫『ブリッジブック少年法入門(ブリッジブックシリーズ)』信山社(2013年3月)……序章(少年司法システムの特殊性)+全9章+終章(少年法の動向)。四六判、304頁。
- 関哲夫『入門 少年法』学事出版(2013年5月)……教師全般・児童相談所職員・家庭裁判所調査官・児童自立支援施設職員を対象とした入門書。全4章。B5判、148頁。
- ☆廣瀬健二『少年法入門(岩波新書)』岩波書店(2021年6月)……新書判、240頁。
〔その他参考書〕
- 菊地幸夫・岸郁子・梁瀬洋『少年法Q&A 守られる権利・守るべき法律』三協法規出版(2004年3月)……A5判、448頁。
【判例集・ケースブック】
- 廣瀬健二編『裁判例コンメンタール少年法』立花書房(2011年12月)……A5判、552頁。
- 廣瀬健二編集代表、川出敏裕・角田正紀・丸山雅夫編集委員『少年事件重要判決50選』立花書房(2010年9月)……犯罪全体の相当部分を占める少年事件とそれを律する少年法について理解を深める実務的な参考書。A5判、336頁。
- 田宮裕編『少年法判例百選』有斐閣(1998年6月)……B5判、262頁。
【注釈書・コンメンタール】
- 守屋克彦・斉藤豊治『コンメンタール少年法』現代人文社(2012年12月)……少年法、少年審判規則のみならず、少年保護事件補償法の解説も加えている。A5判、688頁。
- 田宮裕・廣瀬健二編『注釈少年法』有斐閣(2017年9月・第4版)……少年の保護と犯罪対策という二面性をもつ少年法を少年審判実務に現に携わる裁判官・弁護士が中心となって解説した手引書。第4版において、平成26年改正、少年院法全面改正等に対応。A5判、752頁。
最終更新:2023年11月27日 18:49