【名前】 |
セレスティーネ=ロッジーネ |
【読み方】 |
せれすてぃーね=ろっじーね |
【分類】 |
人物 / 人間 |
【呼ばれ方】 |
聖女、セレス |
【備考】 |
【聖女】【凄女】【必殺の左ショートフック】 |
- ページの登録タグ:
- コーリン教 ヒト 五村 人物 人間 大樹の村 女性 店長代理 甘味堂コーリン 聖女
【詳細】
ロッジーネ家の三女。
神の声を聞ける「聖女」と呼ばれる少女。
ロッジーネ家と言っても元々ごく普通の村娘だったが、ある日手に
聖女の証が浮かび上がり、それを見つけた教会の人間が彼女を本部へと連れ帰ったことで、
聖女として働くこととなった。
当初は教会の人間が彼女の代金として父親に支払った代金があまりに安かった事に腹を立て、傍若無人というか馬鹿みたいな振る舞いをしてみせたが、
そのせいであらゆる事物について全て説明された上で実行を促されるという、非常に面倒くさい、ある意味馬鹿丁寧な扱いを受けることになり、
喧嘩を売るための挑発的な態度のつもりが裏目に出ることになってしまった。
おこちゃま扱いされてしまう、ともいう。可哀想なもの扱いとも言う。
教会での2年ほどの修行の中で身に付いた彼女の能力は前述の通り「神の声を聞くことが出来る」というもの。
頭の中に響いてくる何十もの声から意味を持って聞こえるものを選び、彼女の口を通して周囲に告げることができるという能力だが、喋っている間はその内容を認識することができない(そのため神と会話することはできない)。要するに
神様の声スピーカーである。身も蓋もないが。
このような存在は過去にも何人かいたらしく、伝承レベルだが「
余計な知識を吹き込むと神の声が濁る」とか「
目を潰せばよりよく声が聞こえるようになる」といった記述があるようだ。
実際にそれらがなされたかは不明だが、過去の文献に記されていたあたり、
聖女という存在に対する宗教における立ち位置が見て取れる。
ちなみに書籍版6巻描き下ろしによれば、過去何人も偽物の
聖女を名乗る存在がいたらしい。
現在はセレスしか登場していないが、他の国にもいるかもしれない。自称聖女が。
その希少な能力ゆえ他の宗教団体、あるいは教会内の他の派閥から見ても有用な存在であるため、幾度もさらわれては連れ戻されて…を繰り返していた。
彼女自身も自分が有用なことを認識した結果、一番待遇の良い所に就くことにするという割り切った態度を取っている。元村娘故か?
なお最初の襲撃のときは
レバークラッシャー3発からアッパーという格闘技を駆使し、襲撃者の一人を自ら撃退している。教会で何の修行をしているのやら…しかもその襲撃者は度々彼女の前に現れるため顔見知りになった。それもどうなのか。
その襲撃者と同一人物かは不明だが
イースリー=イレブンエイトは度々セレスの誘拐に関わり、彼女の世話まで担当していたことが明らかになっている。
ただ本人にしてみれば黒歴史全開の時期だった(村に預けられたばかりの頃は粋がっていたためそのつながりのエピソードがあるのだろう)ため彼女の口から余計なことを喋られる前に脇腹へのフック三連打から胃へのストレートで沈め、序列づけしていた。
最終的には宗教系の最大組織である
コーリン教の
始祖さんの知るところとなり、一旦
大樹の村が預かり、その間に身受けの場所を見繕うことになった。
しかしそこから難航し、
聖女の存在は教派的にも重大な権威となり得るため、預け先を決めるたびそこを襲撃される、といったことが連続し、
さしもの
始祖さんも苦戦、その上折悪く
フーシュの不在や
ヨウコの
問題も絡み、珍しく倒れそうになるまで疲労を蓄積していた。
結局のところ当初の
始祖さんの作戦は上手くいかなかったため、その後新しく作ることとなった
五村に
コーリン教の教会を作ってそこに所属することとなり(作中12年目冬)、
普段は
大樹の村で暮らしつつ、
転移門を通って
五村に出勤する、という形に落ち着いた。
甘味堂コーリンの店長代理として、商品展開を考えるなどしている。
ちなみに18年春の段階で、一村の研究により生み出された大福餅を使った甘味を検討中。
聖女とは言え中身は普通の女の子で、村に来た当初は持ち上げられることに慣れきっていたためか尊大な態度だったが、
インフェルノウルフ&
デーモンスパイダーらによるいつもの洗礼を受けた上に
猫を見て気絶、
その後はあまりの恐怖で部屋に数日間引きこもるが、
酒スライムが差し入れた酒とか料理で何とか持ち直した。
彼女クラス程度は普通、という村での暮らしに時間がかかったものの慣れ、畑仕事に汗を流すようになり、また
酒スライムや
猫とは良い友人(?)関係を築いている。
さらに
五村の教会を任されるようになり、「子供の頃の夢だった」という自分用の畑を教会の裏に手に入れ、
村長とは農業に関して熱く語れるようになったとか。
ある時五村に
コーリン教の神官一行が訪れ、ここに教会建設の許可を申請しに来たが、
いつの間にかここの教会を譲渡しろと言い出した。
対応した
ヨウコが拒絶すると「
コーリン教を敵に回すのか」と恫喝しだした。
ヨウコは「宗教の事は疎いので話し合って決めるのがよかろう」と教会に向かわせた。
そこにいたのはセレスと
フーシュ。
ヨウコは二人がいるのを知っていた。
話し合い?の結果、神官一行はなぜか全員脇腹を抱えて苦しそうにしながら五村から出て行った。(なろう版310話 「五村の珍客」)
ちなみに村では神様の声が他の場所とは比べ物にならないレベルでよく聞こえるらしい。
まぁ
神様そのものがいるしな…
動物
神の使いなど、上司に当たる
神の言葉を聞ける存在はいるが、
聖女はそれらの上位存在らしく、あらゆる神様の声を聞けるのだという。
それ故に、彼女を見たとある
神の使いは自分の存在意義を疑わざるを得ない状態に陥った。
だが、
農業神によれば、近くに本物の
神がいることでチューナーがその神様に偏ってしまい、「地上にいる
神と会話できる聖女」という存在してはいけない(by
農業神)存在にランクアップしていたことが明かされた。
猫化したことで神性が大幅にダウンしており、それを感じ取ったことで無意識に自分を調律してしまった結果であるらしい。
聖女としての成長か、元々の能力を考えればランクダウンしてしまったかはなんとも言えないが、神様の存在を確実に証明してしまう
聖女である以上、もし周囲がそれに気がついたらどうなるのか。
……いや、あの村だと特に何も起きそうにないな…
天使族が倒れるくらいかな?
チューニングのせいで
農業神の声などは聞こえないが、逆に
動物神の声はよく聞こえる模様。
神社をつくる際に様々な
動物神の要望が聖女に届いていた。
神の姿があれのせいかも…
最終更新:2023年06月29日 19:38