377 :まずプロローグ?:2006/11/04(土) 22:06:18 ID:IhnlYAx8
「(……ん? なんだこれ?)」
彼は久しぶりに覗く揺光のステータス画面を見て唖然とした。
彼女との関係を示す好感度ゲージの様子が明らかにおかしい。
「(こんな設定あったっか……?)」
vol.2ではピンク色の丸一つまでしか上がらないはずのゲージに、今では真っ白な球が浮かび始めている。
自分が知る限りそんな内容があるとは聞いていなかった。
確かに揺光はすぐ抜け出しちまうから、今の今まで二人でいけるクエストは極力あいつと二人で行って
ロマンスギフトもフラワーギフトも全部あいつに送って全部メールコンボ成功させて……。
……まあその、なんだ。俺の気持ちも伝えたはずだけどよ。
リアルで頭を振りつつ、もう一度揺光から来たメールを読み返してみる。
『件名:ハセヲへ
本文:お、おまえと少し話がしたい……!
できれば、二人で!
絶対、絶対来いよな!
場所は、『 隠されし 禁断の 黄泉国 』
あの変な三角模様からしか行けない、アタシとお前、 二人しか知らない場所だ!』
……。
あの「月の樹」のおっさんに呼ばれていった、三爪痕から行けたエリアか。
やっぱり二人だけで行ってた。
レベル上げとは思えないし、そもそもあのエリアにモンスターが出た覚えも無い。
「(確かにあそこなら、他のプレイヤーが来る可能性はかなり低いけど……)」
「……まあ仕方ない、行ってみるか」
乗せられておこうと判断し、ハセヲはカードの対戦を忘れずに登録してから『The World』にログインした。
378 :名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 22:08:53 ID:IhnlYAx8
揺光に言われるがまま、ハセヲはログイン早々、『 隠されし 禁断の 黄泉国 』へとエリア転送した。
自分では平然としていたつもりだろうが、一瞬だけ街に写った彼を見た人々からは、相当焦っているように見えただろう。
視界が一瞬真っ白に輝き、数秒の間を置いてから、月明かりに照らされた古城の様子が浮かび上がっていく。
ハセヲが一呼吸置いてから首を回してみると案の定、彼女はハセヲがログインしたすぐ近くで待ち構えていた。
「は、ハセヲ!」
「おお。……待ったか?」
「まってなんかいないよ! ハセヲ、メールを送ってからすぐに来てくれたからね」
「まあな。んなことより、なんだよ。話って」
ハセヲが”表面では”面倒そうに話を切り出すと、揺光は何かを思い出したかのように顔を真っ赤に染め上げて声を荒げる。
早く話というものを聞きたかった。
「ば、馬鹿! そういう話は、もっと前置きをもってだなぁ」
「そういう話って、お前が話をしたいって呼び出したんじゃねぇか」
「そ、そうだけど……! ……ぅ~……」
そこまで言って、首を下に下げてしまってからクルリと体を回転させて、ゆっくりと崩れかけた足場へ向かって歩き出した。
仕方なくハセヲも、彼女のペースに合わせながらその後ろを歩いていく。
ぎこちない時間。
やがてエリアの端――もしこれが現実世界なら、今にでも飛び降りてしまいそうなところ――に辿り着いて、再び口を開いた。
「なぁ、アンタの……」
「あ?」
「もう一度聞く事になるけど、あのフラワーギフト……信じて、いいんだよ、な?」
ドキリ。
ハセヲは触れられてはいけないところを触られたかのようにたじろぎ、顔を林檎の色に染め上げる。
彼自身、どちらかといえば感情を表に出さない彼女なら、『The World』で会っている最中ならこの話をしてくる事は無いと思っていた。
だというのに、こいつはこんなところで……。
「……」
「こ、答えてくれよ! あれからアタシ、ずっと悩んでるんだぞ……」
「……俺は、勘違いしてろって、言ったろ?」
「ほ、本当、か? 信じても、思い込んでも良いんだな!?」
「……」
振り向いた揺光に対し、チラリとだけ見て顔を背けながらも顔を縦に振ってみせた。
揺光の顔が月光の下でパァッと光り輝くように笑顔を作る。その瞳には、うっすら涙さえ見せるほど。
しかし、走り出そうとする自分を抑えるように揺光はゆっくりと、顔を背けたままのハセオの元へ近づいていった。
379 :名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 22:09:35 ID:IhnlYAx8
「ハ……セヲ」
「なんだよ……、って、お、おいお前! ちょっとま、て……!」
彼女は止まることなく彼へと近づいていく。
平行線だったお互いの視線が、二人が近づいていくに連れてその身長差に合わせて上下へと傾いていく。
ハセヲは一歩だけ後ろに引いたものの、彼女の姿に圧倒されてか、それ以上動く事は無かった。
二人の横へ延びるシルエットが徐々に重なり、やがてリアルでならぐぅっと揺光の胸がハセオの腹に抑え付けられるぐらいにまでなった頃。
仕様なのかどうなのか、『接触』と判断したらしいPCは、ハセヲを下に引く形で転げ落ちるモーションへと移った。
転んだ時に出る小さなエフェクトと同時に、ハセヲの上に揺光が重なる。
「い、いい加減にしろ揺! ……光?」
反論の一つでも言いたかったハセヲであったが、目の前に広がった彼女の表情に唖然とした。
ぼぉっと火照る様に髪色と同じように染まった顔の中で、うっとりとした瞳が自分を見入っている。
予期していなかった、けれどどこかで期待していたような表情。
そして、小さな口元から少しだけ粗く息が出ているのを知る。
「揺光……?」
「アタシ、限界なの……こ、こんなのアタシは絶対にしないって決めてたんだけど、でも、でもハセヲの事思ってると、もう……」
「何のことだよ!?」
「だ、だからあれだ……そ、そのテレフォン……セ……とか、と、似たような……」
そこまで話すと、ようやくハセヲにも彼女が何をしたいのかが理解できた。
仮にも高2だ。既にそれ相応の知識はある。
テレフォン、セックス?。の事だよな。電話越しでお互いに自慰するやつ。
実際にネトゲで似たような事をするやつがいるって聞いたことはあったけど・・・・・・よ。まさか、お前から言ってくるなんて。
「だって、お前は東京なんだろ? 会いたくてもそんなお金私に無いし、でも、アンタと……、ハセオともっと一緒にいたくて切なくて……」
「……あ、ああ」
「部屋の鍵かけたし今日はお母さん遅いからここで待っている時からも、ずっと、ずっと……ずっと……・…」
そういって揺光は彼に顔を見れないようハセヲの胸に顔を沈める(振りをする)。
すると突然彼女の声代わりに、「クチュ、ピチュッ」と淫乱な音色が鳴り響いた。
どうやら、今の今まで彼女は片手にコントローラーを持ち、もう片方で自分のアレをいじっていた……らしい。
きっと今だけ、頭にかけてるFMDを取り外し、マイク部分を自分のそれに近づけたようだ…・・・が。
「お、おぃわかった、わかった揺光!!」
急なタイミングは彼に刺激がありすぎた。ハセヲは裏声になりつつもなんとかその音を止めさせようと泣き叫ぶ。
倒れた状態で上に誰かが乗ってしまうと、上のPCが動かない限り身動きが取れない。
FMDをつけてる限りは、彼女の音が耳に鳴り響いてしまう。聴きたくない……わけではないが、恥じらいを止められない。
「……ハセヲ。ハセヲ、ぉ」
音が彼女の声に戻ると、揺光のPCは瞳を閉じて、恥じらいも無さそうに無理やりにその顔をハセヲのPCへと埋める。
本当なら、ここでキス……をしているはず、なんだろうけれど。
彼女の顔で今度こそハセヲの目の前が一杯に染まるが、FMD越しにはリアルのハセヲ――亮にはなんの感覚も伝わるはずが無い。
「ん……んん……ぁ」
だというのに、揺光はいかにもキスをしていると言う風に”ロール”を続けていて、その光景と空白の音色が、痛々しく古城へと響く。
438 :名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 14:21:45 ID:J/rDO91x
なんだ……ってんだよお前……)
こいつ……揺光――違う。智香の事を思って、亮は口の中で呟いてみた。
今でこそハセオのPCは何事も無いように倒れた様子を演じているわけだが、リアルの自分の下半身はもはや限界に近い。
格好つけるためだけに家でも履いていたジーンズを押しのけるように、欲望の塊がビクンと反応を繰り返す。
「ハセヲぉ……ん」
――チュッ。ネチャ。
「(……ああ、くそ)」
揺光から智香の口元に鳴り響くゾクリとするような音が立つ度に、亮の息子もドクンと唸った。
この状況で、こいつにこんな事をされて、『死の恐怖』の中身までは、何もしないままではいられないようだった。
一度だけ揺光のPCと向き合うと、仕方なく、亮は自分の欲望がなすままに、コントローラーから左手だけを離し、
口元にそっと自分の指を添わせる。
「揺光……口、開けろ」
「! う、うん……」
一瞬見開いた瞳に心を奪われながら、亮も揺光に合わせて口を開き、人差し指と中指の間に舌を絡めてみる。
「んゃあ……んむぅ……」
口元で舌に纏わりついた唾液と指同士で変な音を流すたびに、揺光は律儀に反応を示し、それが亮の脳髄を刺激していく。
「(だ、出す……、だけ、な)」
コントローラーを机に置いて、空いた右手でゆっくりとジーンズのボタンを外し、ジーンズを下げ、狭い空間から自分のモノを解放してやった。
どうにもこうにも、これで苦しさからは開放される。
今更ではあるが、この位置からだと揺光のゆったりとした谷間がまん前までに迫っていて、早速左手が息子へと向かいそうになる。
この体制でも垂れていないのは、リアルではないゲームだからこその特権だろうか。
そんな事をぼんやりと考えだすと、揺光は突然顔を引いて、ハセヲの股間を見下ろすように見入った。
「……んぁ、ハセヲの、大きい……」
「は、はっ!? お前なんで今、俺が出したのをわかって!」
「だって、今、チャックの音がした後、『はぁ』って溜め息ついてるんだもん。 ……可愛いw」
「か、かわっ……!?」
「なぁ、こうする……んだろ?」
出す言葉が思いつかないでたじろぐハセヲを無視し、揺光の左手がハセヲの股間へと延びる。
「よ、よう、こっ……!」
ポリゴンによって構成された3D同士が少しだけめり込みながらも、左手は引っかくように股間をいじった。
「っ……!」
息が荒くなりだし、亮の左手も揺光の手つきにあわせるように、無意識に自身のモノへ触れていく。
そんな頻繁ではないとはいえ、何度も経験した事のある感触。
だというのに、揺光がハセヲのを服越しにでも触れるようにしている様を見せられるだけで、脳に行き届く感覚は絶叫ものだった。
439 :名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 14:22:44 ID:J/rDO91x
「か、感じる?」
「……ば、ばかやろ! そんな事いちいち聞くなっ!」
「ん……、ならこれ、は?」
そういうと、揺光はするすると全身をハセヲの下半身へと降ろしていく。
揺光の胸がハセヲの股間へと接触すると、それだけで鼻の鼓膜が破れんばかりの快感が視覚から送られてきたと思ったが、
揺光はさらに下降を続け、やがてその顔をハセヲの股間へと埋めてしまった。
3rdフォームの、アレが見えそうなぐらいまでえぐられた腰部分のパーツが揺光の顔で埋まり、腹筋から続く裸体部分の
デザインと合わせ、さながら、本当にハセヲのモノをくわえているのではないかと錯覚を起こしそうな光景だった。
「ねぇ、アタシで、感じて……、んむっ……はん……」
「……っ……!」
揺光の言葉責めをなんとか叫び声で消そうとしても、ヘッドホンから送られる揺光の壮絶なフェラという”ロール”
の音色に合わせ、亮の左手は規則正しく、その音に合わせてピストン運動を始めてしまった。
――ピチュ。ング。んむ。チュ――
明らかにわざとらしく大きな音を出されるたびに、亮は今までに感じたことのない快感に襲われていく。
だんだんと全身の力が抜け、けれども肉棒とそれを握る左手の握力だけが徐々に増していった。
そして揺光が舐め取るように大きく舌を出して、ペロッとハセヲの股間を舐め上げると、思わず、空いていた右手で
コントローラーを操作し、ぎこちなくでも、揺光の頭の上に両手を置いた。
もっと、感じたい。
錯覚でも、そう思いたいと願った亮の気持ちが届いたのか、揺光は見上げる形で一度ハセヲを覗き込んでから、
頭の上下運動をより小刻みに始めた。
「うっ……、よ、揺光……!」
「あふ・・・・・・い、いいほ、くひ、に、はひへ(い、いいよ、口、に、出して)……」
「くっ……!」
やはり何かをほお張っているという風に”ロール”しながら揺光は微笑む。
その動きに、頭が上下するスピードにあわせるように、ギュッと息子を握り締めた亮の左手もしごきを早める。
既に亀頭からはじんわりと愛液が滲み出てきて、それが揺光の唾液交じりの演技と相まって、臨場感を増した。
「るろっ、ふむっ、んる、んぅ、んんんっ……!」
向こうも感じてきているのだろうか。揺光はその表情を苦痛にしてみせたり、快楽にしてみせたりするだけだが、唯一
”智香”の部分である声だけは、亮の高鳴りに合わせるように徐々に興奮してきたような焦りに似た口調へと変化していく。
そして 揺光のPCが、許される限りにハセヲの股間に向かって頭部をめりこませるのと、亮の左手が先端から根元に向かって一気に振り下ろす動きが重なった時。
「揺光! で……るっ……!」
「んんんん……」
亮は乱暴に座っていた椅子から立ち上がり、視覚では揺光の口内に向かって、自身の全てを吐き出した。
その脈打つ度に漏れる亮の喘ぎ声に合わせ、揺光は一間隔置いて「ごくっ」と呑みこむ音をわざとらしく鳴らした。
それがまた亮の脳髄を刺激し、何回もその行為が繰り返されると、やがて全てを出し尽くしたと思った亮は、
ガタンと荒々しく元の席に座り込んだ。
「よ、よう……こう……」
「ん……ハセヲの、おいしい、よ」
ハセヲの腰元で、前に「私は一途だ」とかなんとかと軽く告られた時のような悪戯めいた笑顔で、揺光は指を舐め取るフリをする。
指についた精液……を、舐めているつもりなのか、それが絶頂を迎えたばかりの亮の胸を、グッと圧迫した。
一度開花した欲情は止まる事を知らない。
左手に握られた自身の肉棒は、今まで溜めていたものを吐き出したいと、いまだ固いままである。
513 :名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 22:06:26 ID:S07KrVX6
「……ああ、くそっ!」
「やっ!?」
もう、ここまでされて理性を保てと言われるのが無理な話だった。
コントローラーのボタンを押して、無理やりに上に被さっていた揺光を”蹴飛ばす”。
攻撃で吹き飛ばされた後、転倒時から即攻撃へと移る際の、アレだ。
さすがにこの状況でやるのもどうかと思ったが、こうやって受身のままにされたままってのもどうか。
倒れ掛かった揺光が起き上がる前に、早速覆いかぶさってやろう……と。
「(……ん?)」
思ったのだが。
予想に反して揺光は起き上がる様子は無く、倒れたモーションのままでその場に寝ている。
「(コントローラーは置きっぱなしか……?)」
仕方なく、抵抗しながらもこちらに抑えられると言う、ちょっと期待していたシチュレーションを忘れ、するするとハセヲを
揺光の上に被せる。
彼女の顔は火照りきっていて、瞳も閉じて息が荒げている様子は、一目間違えれば熱にでもうなされているようだった。
女って、いつも一人でするとこうしてるのか?
「お、おい……」
亮はさすがに不安になって、小さく肩を揺すってみた。
2回、3回。繰り返すと、揺光はゆったりと目を細めながら、こちらを見入った。
「……ん……う?」
「(うわ……)」
自分でも頬が赤らめていくのがわかるほどに、亮はその表情に釘付けとなる。
リアルで操作するプレイヤーの筋肉の動きに合わせてPC上に現在のプレイヤーの表情を擬似表現するこのシステムは、顔で
物事を訴えると言うリアルに直結したロールができる事で客側からも大変好評で、オンラインゲームが増え続ける中で『The
world』が人気を独占し続ける一因ともなっているが。
「(こんなとこまで表現するのかよ……)」
揺光の小さく開いた口から漏れる単語は、一つ一つが熱い熱を持っているように聞こえた。
亮の背筋をさするように何かがゾクゾクっと寒さを突き通して、柔らかく凍りついた表情をハセヲに演じさせる。
そしてその事に亮が気づいた時、驚きに満ちていたハセヲの顔は、一気に憤怒の表情へと豹変した。
「っ、こいつ……!」
「あ、やぁ、んっ……ひゃ、あ!?」
憎くなるほどに可愛すぎる。とは、言葉に出来てないけれど。
エリアの月光にまみれた瞳。赤く映える髪。見下ろすようで、こちらを誘うように迎える体制。
揺光のパーツ一つ一つが、今までの『死の恐怖』とは全く対極に位置する感情で、ハセヲの逆鱗を逆撫でしてしまう。
どうせなら、このままどうにかしてしまいたい。
亮は片手だけで操作していたコントローラーを両手で握り返し、彼女の頬をハセヲの手の平で包み、ゆっくりと首元へ辿らせていく。
514 :名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 22:07:49 ID:S07KrVX6
「あっ……んぁ……」
彼女が喉を鳴らすように高い悲鳴を出すたびに、ハセヲの口元はニッと上向きに進んだ。
「(コイツ……今、自分の指で俺の動きを真似してんのかな……)」
残り僅かに残った理性で揺光を演じる”智香”の現状を想像すると、頭が今にも沸騰しそうになった。
そのまま、喉元でゆっくりと周回をしたハセヲの指が鎖骨まで辿ると、揺光の悲鳴はよりいびつなものへと変化していく。
「ひゃ!? あ、や、そこは駄、目ぇ……!」
「……へぇ、お前ここ弱いのか?w」
弱点を見つけられたというささやかな喜びが、ハセヲの顔までをも怪しく笑わせた。
その指の伝いをさらに早め、彼女の叫びを、特撮番組の悪役のように笑い返してやる。
今、リアルの亮の、下半身を露にしながら、一人コントローラを両手で握りおかしなゴーグルをつけてるよだれを垂れ流して
いる様は、さしずめ段三社から見ればエロゲーをやっているオタクにしか見えないだろう。
だが、それは智香も同じ事。
揺光の顔しかわからないが……、仮にPCの顔に似ている、として、彼女がM2DかFMDを頭につけながら……。
……亮のアレを舐めているフリをしたり、自分の指で首元辿らせたり、女性のアソコをあんな音が鳴るまでにぐちゃぐちゃに
してると思うと……。
「(……うわ、エロ……)」
自分で考えておきながら、幼い頃にAVを見せられたときのような興奮を亮は感じ、そして欲が高まる。
肩の周辺を充分に楽しんだ指は、またゆっくりと下降を再開させる。
鎖骨を抜けたすぐ先には、ふくよかな真っ白の山が待っている。
せめて”ロール”してやろうと思っていた亮の予想に反し、逆さまにした茶碗を辿るぐらいにしかならないと思っていた指の
軌道は、実感が伝わる事の無い柔らかな弾力によってゆがめられた。
「あ、やぁっ……!」
「(っ! すげ……!!)」
貫通するのではなく、包まれながら食い込んでいくハセヲの指に、亮は素直に感動した。
当然と言えば当然だが、女性PCの胸なんて触れた事なんて無いから、きっと固いんだろうと思い込んでいたのに。
そのまま進めていく指の先に、オレンジ色のライン。揺光のPCが着込んでいる衣服だ。
もう、ここまできて期待できていない男なんて皆無ではないのか。
「(いや、……で、でも、まさかな)」
そう思いつつ、ハセヲの指を引っ掛けるようにくいと曲げると、揺光の衣服がそれに絡み、今まで見えていなかった肌のラインがうっすらと覗けた。
「(――!!)」
もはや、言葉にならない絶叫。揺光に対してなのか、それともこの『The World』に対してなのかは定かではない。
かつて伝説の勇者のキャラクターを受け継いだ少年が心底叫んだ言葉を頭の中で叫びつつ、その衣服を強引に剥がし取る。
「うわw」
「う、うわって、あまりじろじろ見るな……!」
「でもよ、普通ゲームのキャラがここまで作りこんでるとおもうか?」
「そ、そん……やぁ!?」
露になった揺光の乳房の先に対して、軽く指で突っついた。
あくまでも”ロール”のはずなのだが、智香が出す喘ぎ声は、本当に揺光が感じているようなタイミングで発せられて。
それが余計に、亮の心をくすぐりまわす。
515 :名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 22:09:21 ID:S07KrVX6
「お前は知ってたのかよ、自分のPCがここまで作りこまれてるって」
「し、知るわけないだろ!! アタシも今知って、びっくりして……あ、んやぁ!」
リアルでも見たこと無いあの、胸の全貌を、目前で……しかも揺光の……を見せられて、収まらないはずは無い。
亮は揺光の言葉をとめる意味も含め、ハセヲの顔を彼女の胸に静めた。
実際、揺光のPCは胸のすぐ下で縛られた縄までは着脱不能になっているようだ(チッ)。
だが、そうなると問題なのは、何故この部分だけご丁寧に作りこんであるのだろうと。しかもこんなむにむにとして。
「(……まあ、わかるでもないが……)」
あの金色鎧に身を包んだような奴がグラフィっカーにいるんだ。
キャラクターを担当するやつってのも、相当、こう、いってるんだろうというか……。まあ、どうでもいい。
「……チュ…」
「ひゃ、ひゃあぁん! ハ、セヲぉ……」
一回わざとらしく口元を鳴らすだけで、揺光は軽くいってるんじゃないかと思うような声を出した。
手の平全体でしごくように揉んでみる度に、彼女の顔が苦しそうな表情をしてくる。本当に、揉んでいるかってぐらいに。
「(……でも、本当に胸がなきゃあ、ここまで感じられないんだろうな……)」
また疑問の一つが浮かんだが、ここまで発情していた今のハセヲの脳裏に、それを抑える理性も残っていなくて。
思わず興味本位で尋ねてみたくなって、顔を引いて、目を合わせた。
「なぁ、揺光……お前リアルでもこれぐらい胸あるのか?」
「は、……え? あ、え、えぇ?」
「……だから、智香、も、こんなにあるのか、って」
「え……あ、今ハセヲ、智香って」
「ん? だってオマエ、本名メールで教えてくれただろ」
「そ、そうだけど……ん、んんんぁ……!」
ハセヲの言葉で、明らかに揺光の声が一変した。
「(……な、なんかこいつさっきよりも感じて……ね?)」
悲鳴じみていた言葉が、まさに快楽へと溺れていくような、でも苦痛に満ちるような音色へと変わる。
試しに、首筋へと顔を埋めると、それだけでクゥンと喉が鳴って。
「……んむっ」
「や、やぁ、ハセヲ、だ、だんっ……め! ひゃ、あ、ハセ、ヲ……!」
自分の左手の甲を土台に音を鳴らしてやるだけで、揺光の声は裏返り。
そして彼女の口から『ハセヲ』の記号が甘いリズムで出るたびに、亮のモノがトクンと跳ねた。
「(……反則だろこれ……)」
亮はコントローラーを離しながら、頭の中で言葉を再生する。
これじゃあどっちが責められてるのかわかったもんじゃない。
今まで責める事だけに頭が一杯で、たってはいたものの、反応を示さなかった亮の息子が再び悲鳴を嘆き始めた。
苦し紛れに、左手の指先ですっと自分の裏筋を辿ると、それだけで、他人に触れられたような絶頂に襲われる。
「……ハ、セ、オ?」
コントローラーを離した――つまり、硬直状態になったハセヲを疑問に思ったのか。
揺光は快楽のひと時が中断させてしまった事を拒むように、切なそうな表情でこちらを見つめてきた。
「(……やっぱ、反則……だって)」
「……な、入れる、ぞ」
「え?」
「ロ、ロールでだからな! お、俺もも、限界で……」
「……そか」
「(そか……って、なんでこういう時だけそんな小さく笑うんだよ……)」
ハセヲの胸の痛さに歪む表情を見たのかどうか、くすっと笑いながら、揺光はそっとハセヲの首に手を回して、微笑んだ。
「……来て」
516 :名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 22:10:27 ID:S07KrVX6
――その頃 同エリア内の一角で。
ハセヲと揺光が重なり合わさっているシルエットが延びる中、その影から隠れるように潜むPCの姿があった。
「……ふむ、"AIDA"によって性欲が高められたか。……シュッシュッシュ………」
老人姿のPCの外見からは想像もできない低音の声で呟きながらも、そのPCは硬直したまま動かない。
彼らは忘れていた。
このエリアを知っている人物はもう一人だけいた事を。
彼らをここに呼び出した張本人、月の樹の楢。して中身はあ(ry
「うぉ……そこで来てとは、揺光タン……くっ」
あくまでも一歩も動かず動じず、だが、彼の声は確実に荒くなっていく。
「……YATTA……」
あ、どうやら二人より先に逝った様で。
最終更新:2007年11月25日 10:49