第Ⅰ部 論理学をはじめる
第1章 What is THIS Thing called Logic?
- 1.1 論理とは何か? そして論理学は何をするのか
- 1.1.1 どのようにスタートを切るかが実は難しい
- 1.1.2 論理学の3つの顔
- 1.1.3 論理学っておもしろいんだろうか?
- 1.2 論証の正しさをどこに求めたらよいか
- 1.2.1 論証の正しさを命題の真偽と区別しよう
- 1.2.2 成功した論証と言えるためには
- 1.2.3 論証の正しさはその形式で決まる
- 1.2.4 論証の形式に関わる語とそうでない語
第2章 論理学の人工言語をつくる
- 2.1 自然言語から人工言語へ
- 2.1.1 論理学が人工言語を使うわけ
- 2.1.2 どのように記号化を進めようか
- 2.1.3 論理式と論理結合子
- 2.2
- 2.2.1 なぜ人工言語をきちんと定義すべきなのか
- 2.2.2 人工言語Lの定義
- 2.2.3 論理式を帰納的に定義することの意味
- 2.2.4 Unique Readabilitiy Theorem
- 2.2.5 論理式の形に関するいくつかの用語
- 2.2.6 シンタクスとセマンティクスを区別しよう
第3章
- 3.1 結合子の意味と真理表
- 3.1.1 「かつ」の意味を示す真理表
- 3.1.2 他の結合子の意味も真理表で与えることができる
- 3.2 論理式の真理値分析
- 3.2.1 真理値分析のやり方
- 3.2.2 新しい結合子を追加する
- 3.3 トートロジー
- 3.3.1 トートロジーとは何か
- 3.3.2 代表的なトートロジー
- 3.3.3 トートロジーってのは結局何なんだ
- 3.4 「何だ、けっきょく同じことじゃない」を捉える――論理的同値性
- 3.4.1
- 3.4.2 同値変形
- 3.4.3 置き換えの定理
- 3.5 真理表を論理的に反省する
- 3.5.1 真理値分析とは何をやることだったのか
- 3.5.2 真理値割り当て
- 3.6 矛盾とは何か
- 3.6.1 論理式の集合の矛盾を定義する
- 3.6.2 Knight and Knave
- 3.7 論証の正しさとは何か
- 3.7.1 論証の妥当性を理解する鍵は反例にある
- 3.7.2 論証の妥当性を定義する
- 3.7.3 構成的両刀論法と場合分けによる証明
- 3.7.4 「矛盾からは何でも出てくる」の怪
- 3.7.5 論理学の3つの顔は1つである
- 3.8 論理的帰結という関係
- 3.8.1 論理的帰結を定義する
- 3.8.2 論理的帰結関係について成り立つ定理
- 3.9 真理関数という考え方
- 3.10 日本語の「ならば」と論理学の「→」
- 3.11 コンパクト性定理
- 3.12 メタ言語と対象言語をめぐって
第4章 機械もすなる論理学
- 4.1 意味論的タブローの方法
- 4.2 タブローの信頼性
第Ⅱ部 論理学をひろげる
第5章 論理学の対象言語を拡張する
- 5.1 なぜ言語の拡張が必要なのか
- 5.2 述語論理での命題の記号化
- 5.3 述語論理のための言語をつくる
- 5.4 タブローの方法を拡張する
第6章 おおっと述語論理のセマンティクスがまだだった
- 6.1 述語論理のセマンティクスをつくらなければ
- 6.2 セマンティクスとモデル
- 6.3 存在措定と会話の含意
- 6.4 伝統的論理学をちょっとだけ
第7章 さらに論理言語を拡張する
- 7.1 MPLの限界
- 7.2 PPLのセマンティクス
- 7.3 PPLにタブローを使ってみる
- 7.4 論理学者を責めないで――決定問題と計算の理論
第8章 さらにさらに論理言語を拡張する
- 8.1 同一性を含む述語論理IPL
- 8.2 個数の表現と同一性記号
第Ⅲ部 論理をもう1つの目で見る
第9章 自然演繹法を使いこなそう
- 9.1 自然演繹法をつくる
- 9.2 他の結合子のための推論規則
- 9.3 矛盾記号を導入した方がよいかも
- 9.4 述語論理への拡張
- 9.5 同一性記号を含む自然演繹
第10章 シンタクスの視点から論理学のゴールに迫る
- 10.1 公理系という発想
- 10.2 シンタクスとセマンティクス
- 10.3 命題論理の公理系の完全性証明
第Ⅳ部 論理学はここから先が面白い! 進んだ話題のロードマップ
第11章 めくるめく非古典論理の世界にようこそ!
- 11.1 古典論理は神の論理である――2値原理と排中律のいかがわしさ
- 11.2 多値論理
- 11.3 直観主義論理
- 11.4 古典論理の拡張としての様相論理
第12章 古典論理にもまだ学ぶことがたくさん残っている
- 12.1 完全武装した述語論理の言語FOL
- 12.2 AFOLの完全性とそこから得られるいくつかの結果
- 12.3 第1階の理論
- 12.4 モデル同士の同型性
- 12.5 第2階の論理
最終更新:2013年06月17日 03:59