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真理表

英語 and or xor if iff nand nor
日本語 かつ または または もし
A B A∧B A∨B A→B A⇔B A|B A↓B
1 1
1 0
0 1
0 0


論理式の分類

  • 恒真式――原子式の真理値に関係なく常に1である式。トートロジーともいう。
  • 事実式――原子式の真理値によって1にも0にもなりうる式。
  • 矛盾式――原子式の真理値に関係なく常に0である式。


反例

反例とは、挙げられた論証の前提すべてが真であるものの、結論だけは偽となるような場合をいう。


有用な推論規則


肯定式

前提1:A→B
前提2:A
結論 :B

例)
A:時速150kmの球を投げる。
B:打たれない。

時速150kmの球を投げたなら、打たれない(A→B)。時速150kmの球を投げる(B)ので、結論として打たれない(B)。

否定式

前提1:A→B
前提2:¬B
結論 :¬A

例)
A:雨が降る。
B:木が枯れない。

雨が降れば木は枯れない(A→B)。木が枯れている(¬B)ので、雨が降らなかった(¬A)。

選言的三段論法

前提1:A∨B
前提2:¬A
結論 :B

例)
A:彼が死ぬ。
B:俺が死ぬ。

彼が死ぬか俺が死ぬ(A∨B)。彼が死なない(¬A)ので、俺が死ぬ(B)。

推移律

前提1:A→B
前提2:B→C
結論 :A→C

例1)
A:勉強をする。
B:頭がよくなる。
C:志望校に合格する。

勉強をすれば頭がよくなる(A→B)。頭がよくなれば志望校に合格する(B→C)。だから勉強をすれば志望校に合格する(A→C)。

例2)

前提:A→B、B→C、C→D、D→E、E→F、F→G、G→H
結論:A→H

A:風が吹く。
B:土ぼこりが舞う。
C:盲人が増える。
D:三味線が買われる。
E:猫が減る。
F:ネズミが増える。
G:桶が壊れる。
H:桶屋が儲かる。

風が吹くと土ぼこりが舞う(A→B)。土ぼこりが舞うと盲人が増える(B→C)。盲人が増えると三味線が買われる(C→D)。三味線が買われると猫が減る。(D→E)。猫が減るとネズミが増える(E→F)。ネズミが増えると桶が壊れる(F→G)。桶が壊れれば桶屋が儲かる(G→H)。
よって、風が吹けば桶屋が儲かる(A→H)。<参照:風が吹けば桶屋が儲かる - Wikipedia


代表的な恒真式(トートロジー)

A→A,A⇔A 同一律
A∨¬A 排中律
¬(A∧¬A) 矛盾律
¬¬A⇔A 二重否定律
(A∧A)⇔A 巾等律
(A∨A)⇔A
(A∧B)⇔(B∧A) 交換律
(A∨B)⇔(B∨A)
(A∧(B∧C))⇔((A∧B)∧C) 結合律
(A∨(B∨C))⇔((A∨B)∨C)
(A∧(B∨C))⇔((A∧B)∨(A∧C) 分配律
(A∨(B∧C))⇔((A∨B)∧(A∨C)
(A∧(A∨B))⇔A 吸収律
(A∨(A∧B))⇔A
¬(A∧B)⇔(¬A∨¬B) ド・モルガンの法則
¬(A∨B)⇔(¬A∧¬B)
(A→B)⇔(¬B→¬A) 対偶律
(¬A∧(A∨B))→B 選言的三段論法
((A→B)∧(B→C))→(A→C) 推移律
(A∧(A→B))→B 肯定式
(¬B∧(A→B))→¬A 否定式
A→(A∨B) 拡大律
B→(A∨B) 付加律
(A∧B)→A 縮小律
(A∧B)→B
(A→(B→C))→((A∧B)→C) 移入律
((A∧B)→C)→(A→(B→C)) 移出律
((A→C)∧(B→C))→((A∨B)→C) 構成的両刀論法
A→(B→A) 添加律
¬A→(A→B)
((A→B)→A)→A パースの法則
A→(B→(A∧B)) law of adjunction
(A→B)⇔(¬A∨B)
(A→B)⇔¬(A∧¬B)
(A→(B→C))⇔(B→(A→C)) 入れ替え律
(A→B)→((A→C)→(A→(B∧C))) 合成律



参考:論理学をつくる(戸田山和久著) (http://www.google.co.jp/search?q=論理学をつくる 戸田山和久著
   命題論理 - Wikipedia




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最終更新:2013年06月17日 04:02
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