節原源五郎(フシハラゲンゴロウ)
登場作品:1 2(ゲーム作品未登場)
※本項目では、バートンおよびダニーについても扱います。
基本的設定
漫画版メダロット、メダロット2(回想のみ)および、アニメ版メダロット
にのみ登場する昆虫博士。
メダロットの生みの親の一人として登場する。
名前の元ネタは節足動物の「節」、水生の甲虫の
ゲンゴロウである。
誤解されがちだが、ゲームに節原源五郎という人物は登場しない。
節原源五郎の元になったのは、ゲーム第1作であるメダロットで虫博士研究所所長を務めていた「
むしはかせ」である。
ゲーム開始時点で故人であり、現在は助手のオウムがその代わりを務めている。
恐らく
ほるまりん先生は、この設定を元に節原源五郎とバートンの設定を考案したのであろう。
また、ゲームではメダロット以降、むしはかせについては一切言及されない。
バートン
漫画版とアニメ版に登場する、節原博士の助手のオウム。
漫画版とアニメ版ではその素性に関する設定が大きく違い、姿も微妙に異なっている。
先述のとおり、元になったのはむしはかせの助手のオウム。
漫画におけるバートン
本作においては、節原博士の手で脳にメモリーを増設された一種のサイボーグ。
そのため人間の言葉を単に真似るのみならず、完璧な意思疎通が出来る。
くちばしの根元に眼鏡、首元にネクタイを付けた姿は、擬人化して描かれるオウムの様である。
節原博士の死後、
ヨウハクを探し続けていて、とある温泉宿で
ロボロボ団撃退のために
小林に自身を貸し終わった直後のヨウハクーーロクショウと再会した。
カラスの群れに追い回されて道端で倒れていたところを、ソルティーの散歩中だった
イッキに発見された。
メダロット博士のところに連れて行ってほしいとイッキ達に頼み、彼らが
メダロット社を訪ねるキッカケとなった。
アニメにおけるバートン
本作では、サイボーグではなく
節原教授が創り上げたロボット。
ロクショウの古い友人。
漫画版同様に人語を解するが、その機能とは裏腹に
乾電池で動いている。
だが現実世界の2020年代においては乾電池も性能が向上していることを考えると、単にギャグとは言い切れない設定である。
なお、ロクショウはイッキ達にそのことを言わずにいたため、約一名以外を盛大に崩れさせてしまう。
節原教授の家が火事に見舞われた際、姿を消していた。
たまたま、電池が切れかかっていたところを
カリンに保護され、ロクショウと再会する。
天領家で電池交換後、ロクショウが持っていた工具で修理を試みるも上手くいかず、
メダロット博士邸で修理してもらうことになった。
だがその最中に過去の記憶が呼び起こされ、
メダロット博士が節原教授を襲ったと証言する。
結果、ロクショウはメダロット博士を復讐の相手と認識してしまう。
だが、それはロボロボ団が組み込んだメモリーチップよって植えつけられた偽の記憶だった。
カラスミによって発見され、メダロット博士が取り除くことに成功。
ビーストマスターから逃げる最中のロクショウの前に現れ、真実を告げるとともに、ロボロボ団に利用されていたことに絶望したロクショウを奮い立たせた。
その後、バートンはロクショウと共に、節原教授を探す旅に出たのだった。
(CV:真島啓)
ダニー
漫画版にのみ登場する、節原博士の研究所の実験用ダニ型ロボット。
あくまでもメダロットーーメダルをAIの代わりとするロボットではなく、純粋なロボットである。
バートンからは、シミュレーションマシーンと紹介されていた。
スラフシステムのデータをその内部に保存している。
バートンとは異なり人語は話せず、電子音で意思疎通を図っているものと思われる。
メダロット博士の台詞からするにダニーもまた、高い情報処理能力を持たされたものと思われる。
恐らく節原博士は、知性をめぐって動物への情報処理能力の追加と、電子回路の情報処理能力を高めるという二方向からのアプローチをしていたものと思われる。
スラフシステムを求めた
ロボロボ団に再び研究所を襲われた際にさらわれてしまう。
ロクショウの活躍で救出こそされたものの、スラフシステムのデータはすでにコピーされた後だった。
魔の十日間事件の最中に
メダロット研究所で姿が確認出来る。
ダニーもバートン共々、メダロット博士の元で保護されていた様だ。
漫画における節原源五郎
ロクショウことヨウハクの元の主人。
昆虫博士かつ「
メダロットの基本理念の提唱者」。
メダル・人工知能の研究を行なっていたのみならず、メダロット技術の基幹、
スラフシステム(slough=脱皮)の発明者。
スラフシステムがナノマシンを使用していることからナノテクノロジーにも精通していたと思われ、守備範囲はかなり広い。
愛機ヨウハク(=ロクショウ)に試作型スラフシステムを搭載し、ダニ型ロボット「
ダニー」にそのデータを入れていた。
晩年は「
金色のカブトムシ」の保護を進めようとしていたが、スラフシステムを狙った
ロボロボ団に研究所が襲われた際に、金色のカブトムシが逃げてしまう。
コレが原因で、子供達からウソつきと言われなき中傷を受けてしまう。
それからしばらくして亡くなっており、彼の寂しい晩年はヨウハクに記憶を封じさせてしまうほどのものであった。
その後ロクショウはロボロボ団との対峙を経て記憶を取り戻し、亡き主人の遺志を継ぎ
金色のカブトムシを捜すこととなるのだった。
助手に先述のオウムの「バートン」がいる。
バートンはメモリー追加で人並みの知性を得たとみられる。
メダロット博士によれば、情報処理能力こそを知性と考えていたらしく、バートン達にその様な処置をしてしまったことを後悔していたという。
アニメにおける節原源五郎
発掘したメダルの中から、保存状態がレアなものを蘇生・培養する理論ーーメダル理論を確立した。
ところが弟子のヘベレケとの間でメダルの利用を巡って反目し、自宅に放火される。
ロクショウの元々の主人であることは漫画と同じだが、
ヨウハクの名ではなく、ロクショウの名で呼んでいる。
火災によって死亡したと思われていた。
ところが、最終決戦の直後に火災の折に節原教授は
宇宙人に助け出されていたことが発覚。
そのまま彼は宇宙人と仲良くなったらしく、共に宇宙を旅していた。
さらに、
メタビーの精神世界にも姿を見せていた。
メダロ人の文明が滅んだ理由をドクター・ヘベレケに諭し、節原教授はメダロット博士にメダロットと人類の未来を託す。
そして全てを失ったドクター・ヘベレケを宇宙への旅に誘って、再び地球を旅立った。
(CV:宮澤正)
主な関係者
最終更新:2023年11月26日 03:25