幻想奇跡隊ミッドヴィリーム ~ セーブ・オブ・ミラクルワールド



幻想奇跡隊ミッドヴィリーム ~ セーブ・オブ・ミラクルワールド



◇世界観とストーリー
 本作のラスボスが放った光によって全生命が消滅した世界が舞台。
 青白く光る物体の出現と共にニューヨーク、東京、北京、モスクワ、パリの5都市からあらゆる生命が消滅。その直後、青白く光る物体は強烈な光を放った。
 光は瞬く間に地球全体を覆いつくし、地球上の全ての生命は消え去った。
 これに前後して、青白く光る物体は幻想町の上空を、まるで睥睨するように漂っていた。しばしの静寂の後、青白く光る物体は強烈な光を放った。光は一瞬にして、全ての生命を消し去った。
 青白く光る物体の光から唯一逃げ延びたレイダートルマリン。しかし彼女の前に、青白く光る物体が立ちはだかる。
 青白く光る物体に、必死に抵抗するレイダートルマリン。彼女を吸収しようとした時、何処からビームのようなものが撃ち込まれ、たまらず青白く光る物体はその場から退避した。
 その少女は、Sと名乗った―――



◇システム
 チーム編成は2対2となっている。
 ゲーム開始時にヒロイン・ヴィラン両サイドの中から2人のキャラクターと3種のアシストタイプを選択し、
所定のステージを勝ち進む。

 操作は1レバー・5ボタン制(「弱攻撃」(以下L)、「中攻撃」(以下M)、「強攻撃」(以下H)、「スペシャルアタック」(以下SA)、「パートナー」)となっている。
 エアコンボ始動技はSAで発動する。パートナーボタンはパートナーによるアシストや交代などに使用する。スタートボタンは挑発に使用する。

ミラクルバトン
 通常の交代。休息中のパートナーが飛び蹴りなどの体勢で、画面に飛び込んでくる。食らうと、無条件で追い撃ち可能な吹き飛び状態となる。

ミラクルカウンター
 敵の攻撃をガードしている最中、ドリームゲージを1レベル分だけ消費してパートナーを呼び、援護攻撃をしてもらった後に交代する。
技にもよるが、基本的に画面の端まで吹き飛ばされる状態となる。

ミラクルコンボ
 ドリームゲージを2レベル分消費してパートナーを呼び、2人同時のドリームアーツで敵を攻撃した後に交代する。
ゲーム中に特に説明は無いが、複数のドリームアーツを持つキャラクターがその中からどれを出すのかはアシスト
タイプと連動して決定されている。



◇ゲームモード
  • ストーリーモード
 全13ステージ。プレイアブルキャラはSとレイダートルマリンで固定されている。
 このモードにおいてはSとレイダートルマリン以外のヒロイン、ヴィラン双方のプレイアブルキャラは全てラスボスが生み出した残留思念として登場する。
それらのデザインは全て白黒で統一されている。
 全13ステージと長丁場だが、このモードではプロレスのタッグ戦と同様、片方がK.O.された時点で試合終了となる。
そのため、長丁場を感じさせない、スピーディーな展開になる。
 対戦相手となるチームに勝つと、その相手チームがアンロックされ、以後アーケードモード、バーサスモードで使用可能になる。

  • アーケードモード
 全6ステージ。最初はSとレイダートルマリンしか選択できないが、ストーリーモードを攻略する事でプレイアブルキャラがアンロックされる。
また、このモードで特定の条件を満たすと隠しキャラがアンロックされ、最終的にはボスキャラクターを除く全50キャラが使用可能になる。
 ストーリーモードと違い、こちらはチーム全員を倒すと勝ちとなる。

  • バーサスモード
 バーサスモードはオフラインとレートバトルの2つからなり、いずれのモードでも従来の2vs2とEXバトルの2つを選択できる。
 EXバトルは交代制が廃止された1vs1のバトル。メインキャラクターのみが戦い、控えキャラクターはサポート専用となる。
このためミラクルバトンは無く、ミラクルカウンターとミラクルコンボは終了後に控えのキャラクターがそのまま画面外へ帰る。
 また、ラウンド制であり、勝負がついた後に両者の体力ゲージが全快し、その場で起き上がって次のラウンドが行われる。
これに伴い、勝利マークも導入されている。
 対戦システムはアーケードモードに準じ、チーム全員を倒すと勝ちとなる。

  • トレーニングモード
 様々な条件を設定してトレーニングを行うモード。

  • サバイバルモード
 チームの体力が尽きるまで、CPU戦を続けるモード。

  • プレイデータ
 アーケードなどの戦績や、キャラクター使用率などを確認するモード。

  • オプション
 ゲーム設定を変更するモード。デフォルトではオートセーブがオフになっているため、ここでセーブする必要がある。



◇登場キャラクター
◆ヒロインサイド:プレイアブルキャラクター
S
 ゲームオリジナルキャラで本作の主人公。
 ステータスは低いが、ビーム攻撃をメインとした遠距離戦での性能は際立って高く、これを連続して当てる高い威力の連続技や、キャンセルを駆使した連続技などで爆発的な強さを発揮する。
反面、自身はドリームゲージを溜めるのに乏しいという難点があるが、ドリームゲージを溜めやすいキャラ(特にキャッフィ・オーレッチとレイダートルマリン)と組む事で、自身が抱える難点を解消できる。

レイダートルマリン
 本作のストーリーモードではSと共に行動する奇跡の戦士。
 遠距離戦が得意。ドリームゲージをブーストできる「ミラクライズ・チャージ」により、ドリームアーツを連発できるのが強み。
発動後の反動が大きく連発できないのが欠点だが、あるテクニックを駆使する事で反動が無くなり瞬時にMAXまで溜める事が出来る。
 体力がかなり低く、通常技・空中攻撃はリーチが短いため、接近・空中戦は苦手。「ミラクライズ・チャージ」によるゲージブースト後、すぐさま他のメンバーに交代する戦術が基本となる。

リムファータ
 本作では『幻想奇跡隊ミッドヴィリームTCG』における〈リムファータ・インフィニティ〉の姿で登場する。
 立ち回りは『ジェネラルフォーム』をベースとしており、従来のリムファータとしての戦闘方法に加え、3方向への飛び道具やテレポート等、隙の無い技を駆使してのガード崩しを得意とする。

リムウェール
 本作ではキセキティースイートをサポート役として帯同しているため、このキャラを選択している場合、実質的に2vs3となる。
 従来のリムウェールとしての戦闘方法に加え、キセキティースイートによるサポートを織り交ぜた闘い方をする。Lv1ドリームアーツ「ヴィリーム・ウェール・スプリングスパーク」はコマンドによって放つ方向が異なる(前方・対空・空中)。

リムグラース
 二丁拳銃や大剣など多彩な武器を使う。
 本作では特定のコマンドを入力すると、原典天空璋における〈日焼け〉状態となったり、アクエリアクルスタに変化するなど、外見が変化する技が多く追加されている。

ポルター・ワゾー
 その場にある道具は何でも使う破天荒な闘い方をする。ステータスは標準的なスタンダードなキャラ。
 本作では特定のコマンドを入力する事で〈スキルレベル〉という独自のレベルを上昇させる技が追加された。このスキルレベルは上昇するごとに技の性能、攻撃力、機動力が強化され、特定の技が使用可能になる。

ブラック・ニンジャ
 特定の条件を満たすとEX化し、全てのステータスが格段に強化される。覚醒時に体力は全快するが、時間経過と共に減少する(控えに回っている場合は体力は減少しない)。アシスト技も変化し、台詞や勝利メッセージも専用のものになる。
 ステータスは全キャラ中ワースト3に入るほど低いが、立ち回りや攻撃が大幅に強化された覚醒時の爆発力は凄まじく強く、その強さは物議を醸し出すほど。但し、覚醒の条件を満たす前に早期に倒されると脆い。

レーゲン・ドラッヘ
 体力、火力はやや低いが、最上級の機動力を誇り相手を手数で翻弄できる。高い機動力を活かしたガード崩しを得意とし、
キセキボディラゴンが能力で気候を変動させる「擾乱騒蛇」が攻撃の要となる。天候を雨にする事で能力が格段に上がるうえ、
受けたダメージの回復が通常よりも速くなる。
 リムウェールと同様、サポートキャラと共闘するキャラだが、リムウェールの場合は必殺技などでキセキティースイートによる
攻撃を起点とする事が多いのに対し、こちらの場合はコマンド+SAでキセキボディラゴンを呼び出しサポートを受けるなど、差別化が図られている。なお、キセキボディラゴンが呼び出し中に攻撃を受けると、一定時間の間サポートを受けられなくなってしまう。

ファイアフライスター
 いわゆる『波動昇竜』タイプだが、蹴り技を中心とした必殺技で積極的に攻め込んでいける。
 必殺技の大部分は起き攻めが可能であり、ダウン追い討ちからの起き攻めでコンボが狙える。
また、Lv3ドリームアーツ「ファイアフライ・フェロモン」は、発動中に相手の攻撃がヒットすると自動で当身となり専用演出に入る。

フロストアサシン
 暗器と霊札を武器に闘う。
 暗器は鎖鎌など射程のある武器もこなす事から中~遠距離戦でもある程度闘える。霊札はヒットすると一定時間動けなくなるなど様々な効果を持つ事から攻撃の起点にしやすく、相手を引き込む技を織り交ぜると擬似的な永パに持ち込める。

デュエルワルキューレ
 TCGさながらにユニットの召喚・魔法の発動・罠の設置などを行う特殊なキャラ。
 デュエルワルキューレ専用の特殊システムとして「デュエリスト・ソウル」が存在し、特定の技の使用に必要とする。
 特定の技を使用すると一定時間、全能力が格段にアップする。この状態でLv3ドリームアーツ「希望の剣」をヒットさせると、一撃必殺級のダメージを与えられる。

キセキウィザーグロー
 奇跡獣人組で唯一の参戦。遠距離戦を得意とする。
 SA押しっぱなしで発動する「ウィザーグローバスター」は〈ボタンを押している時間に比例してヒット数が増加する〉性能となっている。Lv3ドリームアーツ「ウィザーグロースパーク」はボタン連打によりヒット数が増加し、また落下してきた相手へ追撃が可能。

ルクスヴァー・アスモキュバス
 本作では催眠状態になる事で変身できる「第3のフォーム」としての登場であり、勝利メッセージでの口調が催眠状態から解
かれた状態になっている。また、同じアスモデウスモチーフのキセキアスモヴァルゴンと対比されている事が多い。
 攻撃方法は〈パペット・メイデン〉〈リムレジーナ〉に準拠し、人形を模したトークンを設置しながら技を繰り出す。設置
技をメインとしており中~遠距離を牽制する。接近戦では蹴り技をメインとしており、一部の技ではダウン追い討ちが可能と
なっている。
 Lv3ドリームアーツ「アスモデウスの夜」は相手のライフを吸収し自分のライフにする専用演出技。同じアスモデウスモチーフ
のキセキアスモヴァルゴンも同じ技を使うが、こちらの方がゲージ量が多く、演出も異なる。

キセキベリアルゴン
 最強クラスの火力と体力でゴリ押すパワータイプ。一部の通常技・必殺技にアーマーを持つ。一つ一つの技の威力が高く、
「手加減のワンパン」に代表されるように一つの技で相手の体力をごっそり奪う技を多く揃えている。
 接近戦ではスーパーアーマーのおかげでゴリ押しが利くものの、遠距離戦は大の苦手。本作においてはドリームアーツである
「本気のワンパン」が溜め可能の必殺技となっており、加えてスーパーアーマーが付与されているので自分のペースに持ち込み
やすい(なお、最大溜めでヒットした場合、体力の8割を奪う)。

キセキヴァサードゴラン
 蛇を鞭や縄のように操る事から中~遠距離戦を得意としており、射程の長い攻撃で相手を牽制し制圧力に長ける。
反面、近接技は隙が大きい・もしくは反動が大きい技が多いため接近戦は苦手。
 Lv3ドリームアーツ「ショックアイ」は、普段は髪に隠れている右目が露になり、蛇の目による凝視で相手を石化させる技だが、
この技はヒット後に追撃が可能で、状況次第で1コンボで相手を倒せる。

キセキアイルスラグーン
 遠距離戦が得意だが、攻撃してきた相手を炎の壁で跳ね返す「バックファイア」や、飛び道具を放つ相手を粉塵爆発させて
ダメージを与える「フラッシュバック」など、相手の出方を牽制する技で封殺も出来たりする。
 コンボに難がある上、必殺技の多くが相手の動作に依存するため、常に相手の出方を読んで立ち回るテクニカルなキャラと
なっている。

◆ヒロインサイド:隠しキャラクター
博麗霊夢
 本作ではドリームアーツによりミッドヴィリーム、ミラクルアイ、ヴンダーレンジャーに切り替える事が可能で、
この時は必殺技も変わる。ジャンプの性能が高く、空中で各種必殺技を2回まで出すことができるなど、空中戦に特化した性能となっている。

レイダーモルガナイト
 いわゆる『溜め技』キャラ。接近戦を得意とし、主にパンチ技を中心に立ち回る。飛び道具である「ラヴリーシュート」は追尾性があり、空中にいる敵にも牽制が出来る。ガード崩しにも優れるため、攻撃の起点にしやすい。また、一部の通常技にはヒットすると相手を大きく吹き飛ばす性質があり、ヒット時に6+SAで追跡しさらなるコンボを繋げる事が出来る。

レイダーオニキス
 体力・機動力は低いが、攻撃力、スピード、リーチとも兼ね備えるなど最強クラスの性能を誇り、時に「問題児」と呼ばれる。
ガード崩しが強力な「黒曜一閃」を始め、起点にできる技を豊富に持ち、表裏を揺さぶる事で相手のガードを崩す戦術を得意とする。
通常技の性能も高いが、レイダーオニキスのみ空振り時の通常技を必殺技でキャンセルできないという欠点もある。
 ドリームアーツはいずれも強力。中でもLv2「黒曜幻影斬」は発生中にドリームゲージが溜まらずダメージを受けると消失するデメリットが存在するが、発生が早く攻撃判定を持続させたまま移動ができるなどの特質を持ち非常に強力。さらに、そこから派生も利く。
 一方で飛び道具はアシストを含め持っていないため、スパークルリュンヌが一番の天敵となる。

リムモルテ
 攻撃力が高く防御力が低い、典型的な攻撃重視型。大鎌による攻撃は与えたダメージを自分の体力に変換する作用があり、
これによって防御力の低さをカバーしている。しかし受けるダメージ量によっては、回復が追いつかない場合も。
 Lv3ドリームアーツ「正義執行」は当身から発動する専用演出技。全キャラ中トップクラスのダメージ量を誇る。

リムソレイユ
 レーゲン・ドラッヘの対となるキャラ。こちらは天候を晴れにする「ビーチサイド・バニー」が攻撃の要となる。持ち技の
大部分が炎を用いた技ゆえ、天候技を駆使する事で威力が上がる。また、機動力も向上する。
 挙動としては設置技が凶悪でヒット時に相手を引き寄せる効果があり、それによって擬似的な永パが可能になっている。

ピクシー・トゥインクル
 多段ヒット突進技、飛び道具、対空がバランスよく揃っている極めてスタンダードな性能のキャラ。武器となるトゥインク
ルステッキが様々な武器に変換できる関係で中~遠距離での戦闘もこなせる。

スパークルリュンヌ
 体力と防御力は全キャラ中ワースト。しかし飛び道具以外の攻撃を受け付けない特性により、飛び道具を用いないキャラ
相手には無類の強さを誇る。しかし飛び道具系のアシストは普通に受ける事、さらに体力と防御力の低さから飛び道具を1
発受けただけで大ダメージとなるため、飛び道具から飛び道具へ繋ぐコンボを受けてしまうと、最悪一瞬で負けてしまう事も。
 プレイヤーキャラの多くは何かしらの飛び道具を持っているため、如何に飛び道具を受けないかがポイントとなる。

アポロルーキー
 ビーム以外の飛び道具を跳ね返す「ホームラン」を始めとして、野球に関する技を多く持つ。下段を強襲する「へッスラ」はガード崩しに最適で、そこから各種コンボに繋いでいくのが主な挙動となる。
 Lv1ドリームアーツ「スーパー・ライアン・ジョンソン・サバシア・マダックス・ボール」を始め、ドリームアーツは各種使いやすいものばかり。中でもLv2ドリームアーツ「It's Lunatic Time!」は自身の能力を一定時間倍化させる強化技。一定時間後は強制的にパートナーと交代するが、パートナーが脱落した状態で発動した場合、一定時間後にピヨリ状態となり反撃のチャンスを与えてしまう。

キセキバレンロール
 戦闘タイプのキャラではないが、攻撃ではないアクションが結果的に攻撃になっている。ギャグ体質故か体力と防御力は
全キャラ中トップクラスだが、その反面攻撃力と機動力が乏しい。

キセキスパローダ
 UMAから唯一の参戦。
 性能的にはレイダーオニキスの下位互換だが、霊剣を飛び道具のように飛ばして攻撃する「英霊剣」を始め、各種剣技を駆使した近~中距離での戦闘を得意とする。

◆ヒロインサイド:ダウンロードコンテンツキャラクター
リムシュテン
 高い攻撃力とガード崩しが持ち味。一定のダメージを受けると瓢箪に入っている飲料(ゲーム上ではパワードリンク)を飲み干し、パワーアップする。ダメージがさらに一定値を超えると元に戻る。パワーアップ時は各技の攻撃判定が大きくなり、専用の技も使えるようになる。ガード崩しからのコマンド投げもしくはコンボが基本的な挙動となる。

◆ヴィランサイド:プレイアブルキャラクター
東風谷早苗
 奇跡団から唯一の参戦キャラ。
 必殺技は16と全キャラ中最も多く、それぞれの必殺技で奇跡団幹部が登場する。レトロ・トラックが登場する「どいてどいてー!」や、フォン・フォンが登場する「携帯伝令大炎上(フォン・フォン・ビッグバーン)」はコンボに組みやすく便利。
 なお、3種類ある早苗のドリームアーツはどちらも幹部と共同で行うために、必殺技で呼ばれた幹部が画面内に残っている間は出す事ができない。

ガマス・オーシャン
 本作では持ち技の大部分が水技のため、天候を雨に出来るレーゲン・ドラッヘとの相性が鬼と形容されるほど抜群。
このキャラの場合、天候を雨にする事で体力がどんどん回復していく。また、機動力も向上する。体力は全キャラ中トップクラスを誇るが、それ以外の能力はやや低め。特性を活かして攻める耐久型。

ビース・コンガルガ
 アシストが強力なキャラだが、プレイヤーキャラとしては様々な効果をもたらす「ヴンダーギフト」各種を連発するだけで相手はなかなか対処しきれず、決定打にはならないが時間稼ぎをしやすい。

キャッフィ・オーレッチ
 ふわふわとした移動をする関係で移動速度は全キャラ中ワーストだが、各種飛び道具や設置技を駆使し相手を寄せ付けない強力な拘束力を持つ。ドリームゲージを自動回収する能力のおかげでドリームアーツが出しやすく、さらにアシスト能力も高いのでドリームアーツを連発するキャラとの相性がいい。
 反面、接近戦はどう誤魔化すかにかかっているといえる。ドリームゲージの自動回収能力により状況維持ができれば、相手にプレッシャーがかかる。

ゼブレム・セプテン
 カルケイオスの一角で9月を司る。
 ゼブレム・セプテン専用の特殊システムとして、ドリームゲージとは別に「ギルティゲージ」を持ち、受けたダメージに
比例して「ギルティゲージ」が上昇する。「ギルティゲージ」がMAXになると、一定時間攻撃力と必殺技の威力が増す。さら
に専用のドリームアーツを発動できるようになる。

ブリジド・ラビスク
 エトゥケイオスの一角で卯年を司る。
 「アイスビーム」を筆頭に氷雪に関連する技を多く持つ。飛び道具に対する耐性を持っており、一部の飛び道具必殺技は
ガードしても削りダメージが無い。

キセキアスタルキラ
 自身の能力である〈虚構を生み出す程度の能力〉を利用した、分身を使ったガード崩しを得意とする。ステータスは標準的
で接近戦が得意だが、飛び道具必殺技を数種類持ち中~遠距離戦もこなせる。

キセキアスモヴァルゴン
 ドラゴンメイドであると同時に七罪魔奇跡獣の一角。七罪魔奇跡獣としては色欲を司る。
 いわゆる『波動昇竜』タイプのバランス型。本作では機動力に特化している。ルクスヴァー・アスモキュバスと同じく
「アスモデウスの夜」を繰り出すが、こちらはゲージ1本で発動できる。アシストが強くドリームアーツも強力で使いやすい。

リムマハラジャ
 リムマハラジャ専用の特殊システムとして、与えたダメージをヴィリーム・ドル(以下VRM$)に変換し特定のコマンドを入力する事で、VRM$を消費し自身を強化する。強化の際には決められた金額のVRM$を消費する事で各ステータスを強化できる。
 全ステータスを最大まで強化するとEX-L級の性能になるが、それまでに決着が付くことが多く最大値まで強化するには相手キャラの体力回復など工夫が要る。

リムミセリア
 ヒットすると相手の一部行動を差し押さえる技によって、相手を強力に牽制する。差し押さえる行動は「ドリームゲージ」「アシスト」「必殺技」の3つで、
これらを全て差し押さえた上で特定の条件を満たすといわゆる『キングボンビー』状態となり、能力が格段にアップする。
 この状態は制限時間があるが、与えたダメージ分相手のドリームゲージを減らし自分のものに変換できるため、相手のドリームアーツ発動を遅らせると同時にブースターの役割を果たす。一定時間が過ぎると差し押さえは解除され、相手は全ての行動ができるようになる。

◆ヴィランサイド:隠しキャラクター
ティアット・ナイント
 ティアット・ナイント専用の特殊システムとして、ドリームゲージとは別に「ファンタズムメーター」と呼ばれるシーソーゲージを持つ。これは自身の挙動に応じていずれかに傾き、メーターが100%に達すると専用のドリームアーツを発動できる。
奇跡が100%で「ミラクライズ・チェンジ」、現実が100%で「イネヴィティ・チェンジ」となる。
 「ミラクライズ・チェンジ」「イネヴィティ・チェンジ」共に一定時間姿が変化する技で、
「ミラクライズ・チェンジ」は〈リムカッツェン〉に、「イネヴィティ・チェンジ」は『ミラクルフィスト』と同様、黒色に変化する。
変化中は全能力が格段に上がり、専用のドリームアーツも発動できるようになる。
 ステータスは機動力が高く逃げながら戦うスタイル。必殺技の一部は発動後すぐに行動可能になるため、逃げやすいという特性がある。

テンマッド・カイマンス
 自らが開発した様々な発明品を用いて攻撃してくる。体力が高く、力押しで攻めるキャラだが、空中ダッシュが可能など機動力も多少ある。

ソードル・サムライダー
 本作では「雷」「氷」「炎」の三種類の闘気を操り、同属性の闘気は重ねがけで効果をアップさせることが可能。
特に防御面を向上させる「氷」の闘気の三段重ねは影響が大きく、キセキベリアルゴンと同じスーパーアーマー状態になれる。
また、特定の条件を満たした時にLMH同時押しで「怒り爆発」となり、ドリームゲージが続く限り継続される。この状態でもう一度LMH同時押しすると「一閃」が発動。ヒットすると専用演出が入り相手に大ダメージを与える。但しこの技をガードされた場合、反動が大きく反撃確定となる。

ドレッサ・クロフィー
 聖ペテロ型十字架を模した武器を駆使しての近~中距離戦を得意とする。武器は剣のようにして振舞う他、銃として飛び道具を放つのにも使用するため遠距離戦もこなせる。
 触れると爆発するネズミ型地雷等で中・下段のガードを揺さぶり火力のあるコンボを叩き込めるため非常に強力。

カロン・ザ・プルートー
 冥王星からやってきた彗星の化身。本作では16歳ぐらいの姿で登場する。初出作品『ラヴィクライシス』同様、氷の華をファンネルのように飛ばして攻撃する。
 氷の華から発せられる飛び道具や、触れた相手を氷の槍で突き刺すトラップを設置する技を軸とした地上戦を得意とする。
各アシストの性能は優秀だが、体力はやや低く通常技のリーチが短いものが多い。
 Lv3ドリームアーツ「ビッグフリーズ」は全画面攻撃技で、喰らった相手を氷漬けにする強烈な技。氷漬けになっている間は追撃が可能で、加えて与えたダメージに応じてドリームゲージが溜まる仕様のため、状況次第では連発が出来る。

レッドマリーサー
 『幻魔界』からの参戦。悪魔の羽根が生えた赤い魔理沙(ベースは原典地霊殿魔理沙)。独特の素早い動きと炎の魔法を武器とする。
 豊富な移動技とスピードで相手を撹乱し、ガードを崩していく接近戦を得意とする。空中を飛び回る移動技の「デスライド」が攻撃の要となり、炎の魔法「ヘルファイア」などを絡めると緩急をつけた攻撃を仕掛けられる。
 牽制に優れるが火力と体力はやや低め。キセキウィザーグロー共々アンロックされている場合は、この2人でチームを組む事も出来る。

キセキアロールドーラ
 ソロモン72柱が1柱・アロセールを司るドラゴンメイド。
 お好み焼きに使用するコテと長剣を武器に、接近戦をメインに立ち回るキャラ。ステータスは全キャラ中ベスト3に入るほど高性能だが、飛び道具の必殺技を持たないためスパークルリュンヌが天敵となる。しかしアシストはどれも優秀で、特にパートナーを回復させるアシストが強力。但し、リカバリアブルダメージ分しか回復せず、リカバリアブルダメージを攻撃力や攻撃範囲の強化に変換するアンドロ・トコールとの相性は悪い。

キセキザガンベルキリー
 ソロモン72柱が1柱・ザガムを司るドラゴンメイド。精鋭部隊『バッカルーズ』の一員。
 戦闘スタイルがリムエスパースそっくりなのは、本人曰く『見よう見まね』。時間操作こそ使えないものの、突貫型とも取れる積極的な攻めと、短剣・長剣を練成しての投擲や斬撃を行い相手に隙を与えさせない。
 3つあるドリームアーツは全て『バッカルーズ』の他のメンバーと共同で行う。中でもLv3ドリームアーツ「トロス・ブレイク」は3人が連携して行う乱舞技。水面蹴りをトリガーに乱舞が始動する。

キセキサタルディレス
 キセキヴァルシャゴンとキセキデカラヴァルドの2人を使った固め等から「バニシングストライク」による壁吹き飛びからのコンボを行うのが基本的な挙動となる。キセキヴァルシャゴンとキセキデカラヴァルドの2人にはそれぞれゲージが存在し、それがMAXになるといずれかを呼び出しての連携攻撃を行う。サポートキャラがダメージを受けるとリベンジモードになり、専用の技を発動できるようになる。
 3つあるドリームアーツは全て条件を満たさないと発動できない。中でもLv3ドリームアーツ「レクイエム」は一撃必殺技。
しかし発動条件が厳しく狙って出すのは難しいが、決まった時の爽快感は格別。

ナガイク・ドーン
 触れると感電する設置技をメインに戦う。感電中は追撃が可能で設置技をコンボ中やノックバック先に設置する事で擬似的な永パに持ち込める。ステータスは高いが機動力がキセキスクラトニーに次いで低く、差し込まれた際の防御手段に乏しい。
 また、キセキサタルディレスと同じく一撃必殺技を持つ。こちらも条件は厳しいが初動の電撃弾の発動が速く、ヒットさせるとガード不能のドリル攻撃で追撃し相手をKOする。

アンドロ・トコール
 標準的な体力と高い攻撃力・機動力を揃え、バランスの取れた性能を誇る。基本的に接近戦を得意とするが、ドリームアーツを使って遠距離からも相手を刺すことができる。ダウン追い討ちと中段判定を持つ6Hとアシストを絡めて、相手を揺さぶるなどシンプルな攻め方ができ初心者にも扱いやすい。
 必殺技の多くはリカバリアブルダメージを全て消費して攻撃力や攻撃範囲を強化するためリスクが高い。

キセキスクラトニー
 七罪魔奇跡獣の一角で暴食を司る。本作ではラスボスが生み出した残留思念として登場する。そのためデザインは青系統ではなく白黒となる。
 「フォームチェンジ」によって「人間」「クラーケン」「猛獣」の3つの形態を変えながら闘う特殊なタイプ。
通常は人間の女性の姿で登場する。各形態共通の技「捕食」は相手と密着すると自動的に発動し相手の体力を奪う。
 スライムをモチーフとするヴィランだが、常時アーマー状態により敵の打撃に対して仰け反ることが無いが、動きは非常に遅くガードもできず「捕食」以外の必殺技は弱い。
 アーマー状態は連続攻撃も技を食らいながら無理矢理「捕食」に持っていく荒業も可能だが、コンボによるダメージ補正を受けないため、本来コンボ補正によりダメージが調整されているドリームアーツなどを受けると、一気に体力を8割以上減らされることがある。

◆ゲストキャラクター
リム憲子
 ガンジスプライム(アマゾンプライムモチーフ)にて放送された番組『ネイションズがんばります!』との連携企画から生まれた新規キャラクター。ゲーム中では「リムノリコ」と表記される。
 同番組の出演者のタカ鬼無が芸術家として同番組中にデザインし、キャラクターの声も担当した。姿はタカ鬼無が若手時代にドラマコントで演じた『憲子』をモチーフとしたもので、三つ編みに紫を基調としたセーラー服調のヴィリームスーツを着込んでおり、同氏が特撮ドラマパロディで演じた『タカライダー』が使用する技を始め、多種多彩な技を駆使する。
 性能としては"強くも弱くもプレイヤー次第"程度の性能。隠し操作により多段ジャンプが可能になる。
 予告時点でネット上で炎上した事に加え、運営側から厳しいクレームを付けられたことにより日本国内版だけの登場に落ち着き、日本国外版では設定に関わらず使用不能になっている。しかし炎上後の動向を察するに、企画としては大成功を収めており、専門家の中には、これは一種の炎上マーケティングとの見方をするものも。
 また、著作権が複雑なため使用には複数の著作権保有者の許可が必要となるため、以後のミッドヴィリームの全てのゲームに唯一登場しない。

◆ボスキャラクター
ヴィオラファントム
 本作の中ボス。パートナーはおらず単独での登場となる。ゲーム上のデザインは境界皇帝ヴィオラの色を白黒にしたもの。
攻撃力と機動力は高い反面、防御力は紙装甲といえるほど低く、1つのコンボを受けただけで大ダメージを受けてしまう。

名も無き奇跡獣"無に帰すもの"
 本作のオリジナルキャラクターでラスボス。青く光る八面体をしていて強烈な残留思念を帯びている。
 "無に帰すもの"と闘う前に、ヴィオラファントムと闘う。性能は上記の通りだが、ドリームゲージが無制限になっている。
勝利すると、体力減少や制限時間を引き継ぎ"無に帰すもの"と直接対決となる。
 戦闘においては鎧武者として登場し、接近戦や誘導弾などで攻撃してくる。ドリームアーツは鎧の隙間から見える八面体から強烈なビームを浴びせてくる。他にも強制交替攻撃や即死・ガード不能の攻撃もある。


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最終更新:2024年04月13日 08:36