イギリスのアニメーション作家Becky&Joeが制作した映像作品。

ポンキッキのムック風のRed Guy、アヒルのキャラクターのDuck Guy、セサミストリートのアーニー風のYellow Guyが各話登場するメモ帳や時計、コンピューターによってあらゆる物事を教わる模様を描いており、一見セサミストリート風の子供向けアニメかと思いきや後半になるとグロ表現やホラー要素が増え、4話から最終話とみられる6話では子供向けとは思えない方向に向かっていき、子供が観たら確実にトラウマになるシーンも多々ある。


また、各話細かいところをよく見ると様々な伏線が張り巡らされており、様々な解釈や考察がされている。


+ 各話の詳細

第1話 
メモ帳が創造性について教えてくれることから物語が始まる。しかしこのメモ帳は偏見まみれの先生でYellow Guysに否定的な意見を出す。後半ではYellowGuysが発狂したり一同が生肉でできたショートケーキをカットする描写がある。


第2話
壁に掛けられた時計が擬人化し、時間について教えてくれる。この回ではYellow Guyの父親(別話で名前が"ロイ"だと判明)が意味深に登場する。ラストでは主要人物の血と肉がただれる描写があり、ラストシーンをよく見るとDuck Guyのただれた片目が転がっている。


第3話
蝶々が擬人化し、愛について教えてくれる。この回では宗教じみた内容になっており、蝶々ら仲間たちがYellow Guyを勧誘したり、Duck GuyとRed Guyがチキンを食べていたり(Duck Guyが共食いをしている。)ととにかく宗教色の強い内容。


第4話
パソコンが技術について教えてくれるが、このパソコン自体が自分勝手に物事を進めようとする。この回ではラストでRed Guyが正気に戻り、パソコンのコードをたどって撮影スタジオのような部屋に行ったが、何故かカチンコの音と共にRed Guyの頭部が破裂する。なお5話以降もRed Guyは登場しているが、授業には参加していない。


第5話
Yellow GuyとDuck Guyに、ラム肉、缶詰、冷蔵庫らが食育について教えてくれるが、炭水化物は摂取していいが野菜や果物は体に良くないと歌っており、食育として不成立なことが歌われている。ここでRed Guyが外の世界からYellow GuyとDuck Guyに電話をかけ、電話に応えようとしたDuck Guyが正気に戻り逃げようとするが、Duck Guyは食用肉にされ、Yellow GuyはDuck Guyの肉を食べてしまう。

ラストは二人が応答しないと思ったRed Guyが公衆電話を去る場面で終了する。この作品では最もグロテスクな回である。


第6話
事実上最終話。二人が消えたか死んだのでYellow Guyが1人残される。

この回の前半では寝室のランプがYellow Guyに夢について教えるものの友人2人を失ったことで正気に戻り、歌を拒否するYellow Guyが、後半では外の世界で会社員として働いているRed Guyが社会に溶け込めない様子が描かれている。終盤からはYellow Guyの父親とされる人物(Roy)や今までに登場したメモ帳や時計などのキャラクターを操作していた謎の機械が登場している。ラストでは、機械を通してYellow Guyを見たRed Guyが機械のコードを抜き、ハッピーエンドともバッドエンドともとれる結末を迎える。


番外編 HELP
1906年6月19日
主要人物の3人が何故か犯人によって地下室に監禁され、拘束される。

2014年6月19日
犯人が地下室で踊っている映像や主要人物3人が地下室で横たわっている背景を背に犯行声明と思われるメッセージが表示される。
(いずれの映像もこのアニメーション作品のひとつ。全6話を読み解くカギになっている可能性あり。)

また、番外編HELPに関しては公式のyoutubeに1,2が現在公開されているが、多数の目撃情報から一時的に3が存在したが削除されたと言われている。内容は誘拐による身代金の目標額(作者のKickstarterを使ったクラウドファンディング)に達成したという内容で、3匹の肉片を片付けている映像が流れる。そしてこの動画は他者によってYouTube上にアップロードされている。また人によっては5話のグロさに感じる人もいるかもしれない。

Wakey Wakey...という動画で続編が制作されていることが明らかになった。



YouTubeでも視聴可能だが、ニコニコ動画では全6話の日本語字幕つきの視聴が可能である。
またコメント付きにすると視聴者からの各話の考察や解説を見ることが可能。

ちなみに公式グッズも販売されている他、ファンアートも複数存在しているなど作品のファンもそれなりにいる模様。

分類:グロ ホラー 電波 殿堂入り
危険度:3

コメント

  • もう無理… 許して -- 名無しさん (2023-06-07 21:08:42)
  • dont-hug-me-scared -- candy s3rl (2023-06-16 10:20:45)
  • かわいくね??? -- candy s3rl (2023-06-16 10:21:34)
  • もっと新作増えてくれ… -- Yellow Guy (2023-06-29 20:53:07)
  • 今後Digital Circusとかワード入りしそう… -- Red Guy (2023-11-06 20:09:23)
  • 普通に面白いしかなりよくできてると思う。ホラー好きな人が集まってるサイトの割にはコメ欄見てると意外と不評?なのがちょっと残念 -- ら (2024-02-08 09:55:50)
  • あと今はTV放送?された新作も追加されてて更に面白いよ -- ら (2024-02-08 09:57:26)
  • ↑Channel4放送の続編のことですよね! 自分も全エピ視聴しましたが、前作より面白さとミステリアスな雰囲気がアップしてるので個人的には好きですw その影響でファンも増えた一方であまり知ってる人も少ないイメージですが、そこはもっと知ってくれる方もいれば、、と思います… また面白いことに過去に有名になってたpilot版が消されたのがなんとも… あの調子で映像化するとどうなってたことやら -- Yellow Guy (2024-02-15 10:26:30)
  • ttps://www.dhmis.tv ←ようやく公式サイトが出来ましたね! そこではweb版とTV版(有料)の配信、グッズ販売などさまざまなコンテンツが入ってますよ -- Yellow Guy (2024-12-11 08:52:34)
  • また、これに触れるのを忘れてしまいましたが、、去年イギリスで行われたMotionPlaygroundのイベントにて数秒ですがpilot版を披露された模様です!作者の2人によると、pilot版のフィルム(おそらくデータ?)は作者側が持ってるのではなく映像会社側が持ってるようで、しかし会社は閉鎖しそのままフィルムの存在が不明になったとのこと… また、披露されたpilotはカット場面が多く、唯一ある場面がそれくらいのようですね… ttps://youtu.be/l5zIg0LFsXQ -- Yellow Guy (2025-01-04 10:13:24)
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最終更新:2025年05月14日 01:24