鳶田尋嗣

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damian666

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鳶田尋嗣(とびたひろつぐ)


所属:境界対策課祓魔隊第10班
年齢:26歳
性別:女性
身長:177cm

『鹿島祓シン流は鬼狩りの刃。人の身とても、慈しくは斬れぬぞ』

『その悪逆を祓う、手向けの韋駄天神楽。とくとその身に刻むがよい』

『父上。私が貴方を赦せぬのは、家を捨てたことではない。
母を救えなかったことでもない。不浄狩りに敗れたことでもない。
      • なぜ、御厨殿を倖せにしてあげなかったのですか』

かつて、堕神剣・斑叢雲を巡る争奪戦において
呪詛犯罪者『不浄狩りの死火』と死合い、討死した
祓魔隊第三班班長、『鳶田禄彦』の娘。

父が求道の末に捨てた生家の剣技を父に代わり修めた
鹿島祓シン流の使い手であり、禄彦の元で保護されていた
萩原椿にとっては姉弟子とも言える人物である。

『奏剣・風哭野分』と銘打たれた野太刀型の仕掛け黒不浄を振るう。
全身に鈴をあしらった孔雀色の装束を纏い、
鞘に仕込まれた笙と琴、柄尻に仕込まれた横笛で奏でる神楽で
刃に嵐を纏わせ、繊細な指捌きで樋を走る風音を自在に変化させつつ
演舞を舞うことで、韋駄天に奉じる神楽を舞う。

最大限に風圧を圧縮された鞘から抜き放たれる一刀を起点とする
韋駄天神楽は、その刃に、その身に駿速の加護を齎し、
神楽が完成に近づくほどに加速する。

それはやがて、斬られた犠牲者がその事実を認識する
暇さえないほどの神速に達し、舞を終えた仕手が納刀によって
終の音色を奏でてようやく、剣技は完成に至るという。

楽の音に沿って神前に報じられる剣舞は、一見して優雅だが、
長大な野太刀を精確に振るい、演奏と舞い、そして剣技を
同時に繰り出すには並外れた体力と集中力を要する。

加速するほどにその威力は増すが、同時に難易度も上がり続ける。
神速の神楽を完成まで舞いおおせる仕手は歴代の継承者でも
片手で数えるばかりだという。

剣の道の求道に執心する剣狂であり、その点においては正しく
鳶田禄彦の娘らしく、父のことも剣士としては尊敬している。
その最期もまた、父の望んだ死闘の果ての結果であれば
無念はなかろうと割り切り、父を討ち果たした剣士への
憎しみと呼ぶべき感情はない。ただ、父でさえ打ち破れなかった
壁をいつか越えてみたいという純然たる剣士としての渇望は
焦がれるほどに強くその胸に燻っている。

全国の祓魔剣士や界異を相手に自らの技を磨く流浪の旅を続ける中で
出会った剣豪、クロスエと意気投合し、彼女が長を務める
境界対策課祓魔隊第十班に籍を置くこととなったが、
基本的に境対関連施設に腰を落ち着けることは
ほとんどなく、現在もあてのない求道の旅を続けている。

境界対策課も、彼女が挑むに値する試練の所在を伝えてくれる
情報源として活用しているに過ぎないというのが実情で、
現場にふらりと出没しては居合わせた祓魔師たちと共闘し、
時には試合を挑み、用が済んだらまた己の旅路へと戻っていく自由人。

ただ一つ、彼女が気にかけていることがあるとすれば。
唯一残った家族、妹弟子である萩原椿が復讐に心を奪われ、
身を焦がす魔剣の力に魅入られつつあることであろうか。


権利情報

権利者 堕魅闇666世
コンタクト先 https://twitter.com/damian666th
他作品での使用範囲 重大な負傷や設定の変化、親密な関係性などはご相談ください
登場作品 https://www.pixiv.net/artworks/134165873

タグ:

祓魔隊第十班
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