NavalActionにおける船のランクは現実の等級とは関係ありません。
フリゲート艦であるConstitutionがランク3に分類される等、ゲームバランス上の配慮がされています。
しかし、船の役割は現実に近く、各船種の特性を活かした行動を取った方が都合が良いです。
ここでは実際の等級に合わせてゲームに登場する船を紹介します。
※ここでの等級分けは個人の見解が含まれます。
Cutter boat
Rank7 |
GunBoat |
砲を載せ、帆装を施した手漕ぎカッターボート |
船に搭載するボート。
戦闘に用いる船では無く、その小型さ活かして偵察任務では大活躍する。
ゲームなので長期間外洋航海しても何も問題が無い。
なお、しばしば河川砲艦と呼ばれるが厳密には河川砲艦ではなく、どちかというと本当にボートにただ砲を載せただけの代物である。
そもそも当時には河川砲艦という概念すらなく、小型船が川に入り込むことはあっても、川で運用する為に作られたものではなかった。
当時はこのように砲を載せたボートをGunboatと呼んだだけで、これが発展して砲艦としてデザインされたものを現代ではGunboatと呼称している為にこのような誤解が生じている。
Gunboatをあえて日本語訳するのであれば、せいぜい武装ボートか、せめて砲艇と呼べるといった具合である。
Sloop-of-war
スループに厳密な定義はなく、18門以下の小型艦をスループと呼んだ
Schooner/Cutter
縦帆を基本としている船で、このゲームに登場するスクーナーのほとんどは横帆のトップスルを備えている。
その為、風下方向に向かってもそれなりの速度が出る。
ブリッグやシップからは風上、Xebecからは風下に逃げれば大抵は逃げることができる。
貧弱なので私掠には殆ど用いられないが、Traders Lynxを狙うには最適。
Brig
ブリッグスループ。2本マストで横帆を基本とするもの。
Brig/Traders Brigは風上から45°未満になると急激に速度が落ちるので、逃走する際には要注意。
Prince de Neufchâtelはミズンマストに縦帆を備えた特殊なブリッグで、あらゆる風向きに対して良好な帆走適正を持っており、どんな敵から逃れることができる。
操作感は極めて独特だが、機動性も良好でプレイヤーのIndiaman(Fir/Fir)も撃破可能。
また、白兵ポイントがデフォルトで50溜まっており、史実通り私掠船として優秀な性能を持っている。
Ship
シップスループ。3本マスト。
Rattlesnakeは風下方向では最速の船になれる。
6th-rate Frigate
ジーベック(Xebec)
Rank6 |
Le Requin |
フランスのジーベック。フランスはバルバリア海賊に対抗する為に、従来のフリゲートやスループでは不利だったので同型の船を作ることにした。これをフリゲートと呼んで良いかは不明 |
ゲームにおいては悪名高いDLC艦で、真っ赤なラテンセイルが邪悪さを増長している。
ランク6にしては多くのクルーを搭乗させることができ、火力・機動性共に申し分なく軽フリゲート程度ならば勝ててしまう。
その為、P2Wであると良く言われているが、大抵の場合は腕の差である。
風上方向に対しては極めて速く、スクーナーを凌駕するが、順風では遅い。
また、船首砲は鎖弾を撃てないので、実は意外と追撃には向いていない。
Xebecに追われても風下に逃げれば逃走できるが、元々の速度が速いので遅い船に乗っていると追いつかれる可能性もある。
軽フリゲート
Rank6 |
Snow/Traders Snow |
モデルはHMS Ontario。2本マスト。五大湖で使用されたイギリスのフリゲート。実際は輸送で活躍し、戦いには用いられなかったらしい |
Rank5 |
Pandora |
イギリスのフリゲート |
Rank5 |
Cerberus |
イギリスのフリゲート |
Rank5 |
Hercules |
アルゼンチンのフリゲート |
Rank5 |
La Renommée |
フランスのコルベット |
Rank5 |
Surprise |
イギリスのフリゲート。元はフランスのコルベットだったがイギリスが拿捕した。フランスではコルベットと称されていたが、イギリスはコルベットという言葉を用いてなかった |
コルベットやポストシップと呼ばれる場合もある。このクラスまでが浅瀬に侵入できる。
NPC相手なら1等艦も撃破できるが、対人戦で格上の艦に勝つのは余程腕に差が無いと難しい。
5th-rate Frigate
12ポンド級フリゲート
12pdGunを装備する一般的なフリゲート。
ただしFrigateとPirate Frigateは18pdGunを装備できる。
火力・装甲共にお世辞にも高いとは言えず、かといって重フリゲートを翻弄できるほど機動性があるわけでもないので、対人戦では殆ど姿を見ない。
重フリゲート
Rank5 |
Essex |
アメリカのフリゲート。後にイギリスが拿捕した |
Rank5 |
Diana |
イギリスのフリゲート。ゲームでは24ポンド砲が搭載できるが、史実では18ポンド砲を搭載した5等艦だった |
Rank5 |
Trincomalee |
イギリスのレダ級フリゲート。なんと現存する |
Rank5 |
Endymion |
イギリスのフリゲート。元は18ポンド砲を搭載する5等艦だったが、後に24ポンド砲を搭載。最終的には再評価され4等艦となった。ゲームのEndymionがいつ頃のものなのかは不明 |
Rank5 |
Indefatigable |
3等戦列艦の上部砲甲板をぶった切って軽量化したRazee(レイジー)と呼ばれるフリゲート。ホーンブロワーで活躍した。レイジーの中には4等級と評価されるものもある |
18pdGunを装備可能な重フリゲート。EssexとTrincomalee以外は24pdGunを装備できる。
このクラスからようやく火力と耐久性が整い、様々な用途で活用することができる。
中でもEndymionは機動・火力・耐久の3つ全てが良好で、対人戦では頻繁に使用される。
Indefatigableは他のランク5と比べて風上性能の低下が激しいので注意。
4th-rate Frigate
総砲数50門を越える超重フリゲート。
機動性は他のフリゲートと比較すると劣るが、耐久性が極めて高い。
並みの戦列艦では追いつけず、かといって格下のフリゲートでは太刀打ちできないので、実質敵なしと言える。
性能はランク4の戦列艦を上回るが、24pdGunまでしか搭載できないので、ランク3以上の戦列艦とまともに戦うのは火力不足で厳しい。
4th-rate Ship of the line
4等戦列艦。戦列艦としてはやや貧弱だった為、後に重要視されなくなったが、大型艦が扱いずらい地域では重宝された。
NavalActionにおいて明確な4等戦列艦は1種類しかない。
性能と用途はほとんどフリゲートと同じ。
3rd-rate Ship of the line
64~80門の最も活用された主力戦列艦
60〜64門級
60門艦は元々4等艦であったが、ほとんど64門艦に等しく、大抵は3等艦扱いするのが妥当に思われる。
Wasa以外はランク4で、フリゲートと比べて耐久性はそれ程増加していない。
その為、格上の戦列艦に対してはNDKを決めていかないと勝てず、ランク5フリゲートに対しても油断はできない。
WasaとIngermanlandは32pdGunを搭載できるので、火力が高い。
英ベローナ級74門戦列艦
イギリスの戦列艦の中でも最も主流だった等級。74門艦は1等艦よりも低コストでありながら十分な火力と耐久性があり、数が揃えられた。
この2種は殆ど同型艦で、史実通りに側舷に74門備えている。
仏74門艦よりも火力で劣るが、機動性が僅かに高い。
仏テメレール級74門戦列艦
フランスの代表的な3等戦列艦。
このクラスからBR550群で、その中では機動性はあるが耐久性が低い。
史実ではカロネードを砲門数に加えていなかったので、ゲームでは総砲門数が異なる。
英国仕様ではクオーターデッキにも砲門が設けられ、火力が増している。
なお、大臣が好きなHMSテメレーアとは異なる。
80門級
Admiraal de RuyterはBR550群で火力・機動性が良好、Le Bucentaureは火力・耐久性が高いが機動性が低め。
St.PavelのBRは585、Le Bucentaureは620。
2nd-rate Ship of the line
Rank2 |
Christian |
デンマークの90門戦列艦。モデルはChristian VII |
Rank2 |
Santa Ana |
スペインの90門戦列艦。実物は112門1等艦とされ、トラファルガーの海戦に参加している |
2等艦は90~98門の3層甲板戦列艦で1等艦の廉価版。
BR605群。機動・火力・耐久のバランスが良い。
1st-rate Ship of the line
100門を越えた最強の戦列艦。
史実ではコストパフォーマンスが悪く、ゲームでも製造費用は高い。
航行速度が遅すぎる為、主にパトロールゾーンや港湾戦で用いられる。
Victoryに限り、ある程度の機動性がある為、通常の対人戦でも増援で現れる可能性がある。
Merchant ship
軍艦ではなく、輸送や交易に用いられた商船。
Indiamanは18pdGunを搭載できるので意外と火力が高いのだが、大抵はFir/Firで建造するため極めて脆く、軽フリゲートにすら勝てないことが多い。
最終更新:2022年07月04日 01:32