対人戦概論

目次

はじめに

NavalActionはMMOですが、ガチ対人戦ゲームです。
交易や生産活動も可能ではありますが、結局のところ海戦・対人戦の下準備に過ぎません。
海戦がメインコンテンツですから、殆どのプレイヤーは敵プレイヤーを発見すると攻撃を仕掛けてきます。
大抵の場合は、相手が初心者だろうが交易船だろうがお構いなしです。
どうして? そういうゲームだからです。

このゲームはカジュアルゲーマー向けにデザインされておらず、ニッチな者向けになっています。
公式がカジュアル勢の要望に応える気は無いと宣言する程です。
現状、初心者狩りが横行しており、新規参入者、特に多くの日本人にとっては過酷な環境です。
初心者が不利な点は、見かけではプレイヤーの練度が判別できないこともありますが、このゲームは初心者と熟練者極めて平等に扱われているからでもあります。
しかしながら最初は誰もが初心者で、経験に経験を重ねて熟練者となっていきます。
熟練者は良い船を乗ってるからズルい、腕に差があるから勝てないの当たり前だ、と不満を言いたくなることもあるでしょう。
残念ながら解決策は一つです、アナタが熟練になる他ありません。

「殺られたくなければ、殺れ!」

とはいうものの、初心者が敵プレイヤーを倒すのは現実的ではありません。
まずは負け戦の中から敵の動きを見て勉強しなければなりません。
しかし、負けっぱなしでは面白くありませんし好んで負ける必要はありません。
このゲームでは戦闘から逃走することも可能ですから、勝てない相手からは逃げるべきなのです。
初心者は、まず敵から逃げる術を身に付けましょう。

逃走の基本

戦いの基本は逃走です。逃げてしまえば失うものは何もなく、攻撃してきた私掠船は無為に時間を使うことになるので戦略的には勝利です。
逃げると言っても速度に任せて単純に真っ直ぐ進めば良いというものではなく、ある程度の技術が必要になります。
初心者はその術も知らないので速度に勝るはずの小型艦に乗っていても、より大型の艦に撃沈されることが度々あります。
しかし、逃げ方を覚えてしまえば機動力で劣る相手に追いつかれて撃沈されることは殆どなくなることでしょう。

また、逃走の仕方は戦闘艦も輸送艦も同じです。

なお、自分と同格あるいは格下の船が相手の場合は逃走はまず不可能なので諦めて戦いましょう。
私掠船は同格の船には追いつけるよう速度重視の構成になっているからです。

1.接敵

戦闘はオープソワールド上で敵プレイヤーと遭遇した時点で既に始まっています。
戦闘開始時の配置は、オープソワールド上で攻撃後のカウントダウンが終了した瞬間の位置がそのまま反映されます。
つまり、戦闘開始前から操船に気を使う必要があり、ただ真っ直ぐに逃げていただけでは敵は有利な位置を陣取ってから攻撃してきます。
この戦闘開始時の配置によって、敵から逃れられるか否かが決定すると言っても過言ではありません。

・初撃回避

戦闘開始時の位置が重要になる理由として、最初の斉射がお互いに鍵となるからです。
殆どの私掠船はPreparedを取得しているので、この最初の射撃で帆やマストに損傷を与えられるかで相手を逃すか捕らえるか判れます。
最初に鎖弾で帆を撃ったり、格下艦なら球形弾でマストを撃って倒壊させるのも常套手段です。
この時、戦闘開始時の船の配置が悪いと敵の第一斉射がクリーンヒットするので機動力が大きく削がれ、逃走は絶望的になります。

・逃走方向の決定

初撃を回避できる位置へ動くのと同時に、逃走方向へ向いた状態あるいは向きやすい状態で戦闘を始める必要があります。
間違っても敵の目の前でタッキングが必要になる配置で開始してはいけないのです。
脚が止まればそれだけ敵の射撃機会を増やすことになります。
最初から逃走を決心している時は、一撃も攻撃を受けないくらいの気持ちが必要です。

殆どの場合初心者が対峙する相手は自艦より大型ですので、基本的に逃走方向は風上です。
いかなるシップ型も風下側への航行が得意であり、多少速度値に差がある位ではより小型の艦に劣らない速度で航行することができます。
また、船首砲で鎖弾を撃てば小型艦程度ならあっという間に帆を損傷させます。
しかし、大型艦と小型艦では、対逆風性能が大きく異なる上、加速性も段違いなので、敵船が苦手な方向に逃げ、一気に距離を取ることでかなり逃げやすくなります。
基本的に高ランクの船程遅いので、船名と船のランクくらいは覚えておきましょう。

2.追撃戦

初撃を回避し、逃げたい方向に逃げだしたら追撃戦の始まりです。
あるいは初期配置で失敗して、いきなりピンチかもしれません。
兎にも角にも敵は射撃によってこちらの帆走能力を奪おうとしてきます。

・初動で距離が取れた場合

戦闘開始後の射撃を回避し、敵との距離が取れたらあとはひたすら逃げるだけです。
ここで敵は船首砲で鎖を撃ちつつ、機会があれば側舷斉射をしてきます。
船首砲程度ならば大した脅威にはなりません。
相手に追いつかれる程度にまで速度が落ちたと思ったら修理を開始しましょう。
しかし、斉射を受けてしまうとたちまち機動力は低下し、逃走は困難になります。
斉射をする為には当然敵は側舷を向けなければならないので、敵に注目していればその予兆はわかります。
ヤード等を動かして側舷を向ける素振りを見せたら、次のことをして敵の攻撃を回避します。
  • ヤードを敵と垂直になるようにし、鎖弾によって帆が損傷を受けることを防ぐ。
  • ステイセイルを畳む。
  • 敵が大型艦の場合、球形弾でマストを折ろうとしてくる可能性があるので、縮帆にする。
  • 船尾を向けて逃走し、この機会にさらに距離を取る。
これらは全て実行すべきとは限らず、臨機応変に対応しなくてはなりません。
敵が側舷を向けるということは、逆に距離を取るチャンスでもあります。
なるべく速度を落とさず、敵の攻撃を回避するよう行動しましょう。

・初動に失敗し、敵との距離が近い。または、逃走方向の反対を向いている。

第一斉射はなんとかなったものの、敵との距離が離せなかったり、逃走したい方向の反対に向いてしまったりすることもあります。
仮にお互いにがシップ型だとして、風上に逃げたいが敵の斉射を回避するために風下を向いてしまったとします。
この場合、風下に逃げたとしても敵も速度が出る為、旋回しての側舷斉射が容易になる上、船首砲でも徐々に機動力は削がれていき、やがて追いつかれます。
その為、何としてもでも風上に逃げなくてはなりません。
そういう時は、あえて敵の間近を通り過ぎ強引に風上へ逃げる必要もあります。
近距離ならば鎖弾は帆が狙えず、球形弾の斉射を受けたとしても何とか一度くらいは耐えられるはずです。
機動力さえ落ちなければ問題ないので、なるべく攻撃をクリーンヒットされることを避けつつも、多少の被害は無視してでも突破します。
大型艦は風上方向へ旋回が遅く、加速性が悪いので直ちに速度は出ません。
自艦の機動力を最大限活用して上手く逃げ出しましょう。
距離が取れた後は上の項目と同じです。


交戦時におけるポジション

前項でも述べられてる通り交戦時におけるポジション取りは敵プレイヤーが水平線に見えた瞬間から始まっています。相手がこちらに対してどのように反応するかしっかり見極め状況に応じたポジションを取ることが大事です。

風上占位

攻撃的戦術向き(接近・格闘・短期戦)

風下占位

防御的戦術向き(長距離・一撃離脱・長期戦)

  • こちらから攻撃を仕掛ける場合、全速のままタグするのではなくタグをした直後に速度を落とすと捕捉しやすい
  • 理想の位置取りはこちらが風上側でなおかつ敵の後ろを取っていることである
  • ただし風上を取るほうが有利とされているが絶対ではない
  • 状況や船によっては風下に占位する方法もある(敵船の逃走防止、自船の退路確保、ジーベック等の縦帆船による突き上げ攻撃等)
  • 相手の方から攻撃してきたにもかかわらず、風下側に陣取っている場合増援が来るための時間稼ぎの可能性があるため要注意
  • 敵からやむなく風上を取られた時は無理に風上に上ろうとせず、風下に下がりながら反撃のチャンスを創ろう

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最終更新:2021年09月30日 18:14