テイルズ オブ シリーズ

バンダイナムコゲームス(旧ナムコ)から発売されているRPG。
SFC時代の第一作『テイルズ オブ ファンタジア』以降、タイトル及び派生作品が発売されている。
藤島康介氏といのまたむつみ女史の両名が主に手掛けるキャラクターデザイン、美麗なアニメーション、
豪華声優陣、RPGでありながら格闘ゲームのような戦闘システムといった要素で一世を風靡し、
その人気は今なお衰えてないという意味で、DQ・FFに次ぐ新興RPG勢力の代表と言えるシリーズである。

しかし、ここ最近では公式やファンによる優遇作品と冷遇作品との温度差*1による内部争いや、
一部の厨や腐女子の悪行*2やスタッフの暴走*3などから、内外ともに批判される傾向が強い。
そのため、B厨のスケープゴートやごまかしの対象として度々本シリーズの名前が挙げられる。
特にシリーズの一作『テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ』が一騎当千アクションゲームの為、
「テイルズbasaraを出して」「テイルズだって無双をパクった!」などの「意見」がB厨から続出した。*4
彼らの被害を受けている本作ファンも多い反面、本作との掛け持ちのB厨も多く、事態は深刻化しそうである。

付記
本シリーズのプロデューサーである馬場氏は、小林氏と親交がある。
そのためか、最新作の『テイルズ オブ ゼスティリア(略称はToZ)』と『B4皇』では相互コラボが催された。
しかし、『ゼスティリア』側があくまでBキャラのアタッチメントというおまけアイテム扱いだったのに対し、
『B4皇』では衣装DLCというアンバランスな内容になってしまっている。*5
両者の間の相手方への思い入れ具合の不均衡を象徴する形になっているが、そのDLC自体も惨憺たる出来であり、
当のテイルズユーザーの阿鼻叫喚を招く有様であった。

また、誌上ではテイルズ公式からのリップサービスを真に受ける小林という一幕もあり、
自身の鈍感さを満天下に晒してしまっている。

付記2
上記の『テイルズ オブ ゼスティリア』が、発売後にテイルズオブシリーズのみならず、
ゲーム業界自体を揺るがすような大炎上事件を惹起したのは記憶に新しい。
だが、当事件がBとは関係があるとは考え難いため、ここでは触れない。
外部には既に本格的・専門的な内容のWikiなどが存在するため、興味のある方はそちらを当たってほしい。

デビルメイクライシリーズ

カプコンが製作した3Dアクションゲーム。
小林以下Bスタッフの多数が製作に関わっているため、B作中の各所にこの作品の影響が散見され、
その度合はパクリ元の無双に匹敵する程である。
あくまで自社パロディの範疇なので、法的にも倫理的にも問題ないのだが、それを快く思っていないファンも多い。
特にアンチからよく「大雑把な当たり判定を、大げさな動きで振り回すだけ」と言われるアクションに関して、
スタイリッシュアクションの祖と言える本作のファンからは、鼻で笑えるレベルと断じられている。

付記
本作の最新作の完全版であるDMC4SEが発売されたのだが、
新キャラ三名の新規モーション*6がBからの流用物であることが発覚した。
Bの試作段階名が下記項目にもある通りに『デビル無双』であったことからも双方の関係は深いとはいえるが、
舞台に引き続き、最悪の形で更なる「コラボ」に至ったということになる。
と同時に、公式の堕落と手抜き病は悲惨な域に達しつつあると評せよう。

デビル無双

BASARAの開発中のカプコンでの通称。
ソースはBASARA1発売前の某Webショップのメルマガ。
カプコンの担当者は、「もともと三○無双をカプコン風に作った」とこの時点で語っていたとのこと。
そのため小林氏が同じくプロデューサーを務めた『デビルメイクライ』と合わせ、このような呼称になったと思われる。
パクり元の作品の名前を、社内での通称とはいえ使うのはいかがなものだろうか?
BASARAがパクりであることや、小林氏の人間性を教えてくれる貴重な言葉である。
ちなみに、伊達政宗の開発中の呼称は「青ダンテ」である。

天海

南光坊天海とも。戦国時代から江戸時代にかけて活躍した僧侶。戦国BASARA3ではNPCとして登場。
史実では幕府草創期の徳川家康のブレーンを務め、江戸の町を設計したことでも有名。
その業績から、外交僧や学識者と呼ぶのが妥当と思われる。
生年や年齢がよくわかっていないことから、山崎の戦いを生き延びた明智光秀が天海となったという、
所謂「光秀=天海説」なる俗説が存在する。

戦国BASARA3では「光秀=天海説」をそのまま採用し、前作まで登場していた明智光秀が覆面をした姿で登場。
武器や家紋、担当声優、そして行動目的さえもが過去作の明智光秀とまったく同じである。
しかし、何故か東軍ではなく小早川秀秋の配下扱いである。
恐らく、小早川の家紋(対い鎌)とB天海の武器が似ていることと、
光秀も秀秋も天下に名を残す裏切り者繋がりであるということが推測される。

付記
この「光秀=天海説」であるが、パクリ元であり最大の被害者として知られる戦国無双シリーズ最新作
『戦国無双3』の明智光秀の章(シナリオ)で採用された(間接的に示唆する形でだが)ものであった。
そのため、この天海の参戦自体が、弁護の余地なき丸パクリだとして発表直後から猛批判を浴びている。
戦国無双3のPV(2009年10月末発表)で、光秀が顔下半分を覆う覆面をし、家康に傘を差し出す場面があった。
この時点で勘の鋭いファンは「光秀=天海説」を想起していたが、
B3の天海も顔下半分を覆う覆面で素性を隠しており、戦国無双3との酷似ぶりは悪質極まるものとなっている。

付記2
戦国BASARA宴においてPCに昇格した。
しかし、そのストーリーの全編に渡って上記の『戦国無双3』明智光秀の章との類似が即座に指摘されている。
大筋の流れがほぼ同一、同じ場面のセリフで同じ単語を使う、さらに表情まで似ていると指摘する声もあり、
最新作においても"パクリ根性"にはまるで改善の見込みが無い事がはっきりと見て取れる。

天下統一

天下(日本全国、通常蝦夷・琉球は除く)を一つの政権の支配下に置くこと。
史実では織田信長を含む多くの戦国大名がこれを目指し、豊臣秀吉が成し遂げ、徳川家康が引き継いだ。
戦国BASARA3でもその流れを踏襲しているらしく、豊臣秀吉が圧倒的な武力で天下を統一し、
それを徳川家康が奪い取ったいう設定とのこと。
この時点で滅茶苦茶なのは言うまでもないが、中国の毛利、四国の長曾我部は従っていない設定らしい。
これじゃ統一できてねーだろ! しかもこれは秀吉の頃からである。
なお、史実では秀吉と毛利は本能寺の変勃発直後に和睦し、長曾我部も1585年には屈服させている。

天政奉還

B4作中に登場する概念。
シリーズディレクターの山本真によると、以下の様なものであるという。

“天政奉還”とは…
今回、「戦国BASARA4」のコンセプトでもある「戦国創世」と室町時代末期から新戦国時代の幕開けを描くなかで、
敵武将として剣聖将軍と言われる足利義輝の起用を決めました。
この足利義輝が引き起こす「将軍自らの地位を放棄し、 誰もが天下を望み、己の時代を創り上げられる世」
にする宣言(事件)。
史実では、江戸時代末期に徳川第15代将軍によって政権返上を明治天皇に上奏した事件「大政奉還」がありますが、
その事件をバサラ的解釈として 政(まつりごと)を天に還(かえ)すことより
「天政奉還」というキーワードを作りました。
アクションゲームとしての進化はもちろんのこと、
この「天政奉還」をきっかけに様々な展開がある武将達のドラマにもご注目頂ければと思います。

一言でいうなら、噴飯ものの内容と言える。
そもそも、「大政奉還」とは、文字通りに統治の実権を統治の正当性の保持者である朝廷(さらに言えば天皇家)へ、
返還することである(「大ヒナル政(まつりごと)ヲ還(かえ)シ奉(たてまつ)ル」と訓ずる。)。
勿論、その後は天皇家による直接統治の復活(王政復古)になるわけであり、
この用語は、明治維新ひいては我が国の政治史全体における天皇家の不可欠性が大前提なのである。*7
その意味では、この用語を用いておきながら朝廷・天皇家を無視し、
あまつさえただの将軍位でしかない義輝に「帝王」を名乗らせるなど、言語道断の一言に尽きる。

勿論、幕末期の用語を戦国時代に用いること自体が不適切である*8が、
その内容自体も不適切と言う、二重の不適切が明白である。
加えるなら、「天政奉還」自体、政(まつりごと)を天に還(かえ)すとは訓ずることは出来ず、
奉(たてまつ)るの一語が何故か抜け落ちている。
この謙譲表現が、先の朝廷・天皇家を対象とするものであることは言うまでもなく、
これでは意図的な不敬表現なのではないかと疑われても反論出来まい。
もしくは、公式は他者に対する敬意を持たない・払い方を知らない傲慢集団なのか。

更に付言すれば、統治の代表者がその責任を放棄し、戦国乱世と言う混乱の時代、
ひいては破壊と流血の時代を自ら招くことを宣言するとは、究極レベルの責任放棄・白色テロであろう。
仮に「誰もが天下を望み、己の時代を創り上げられる世」が本当に出来したとしても、
そこを担うべき人物=Bキャラ達は、統治より乱世の方がましであると思われる人格破綻者の群れである。
そして、それを正当化するのが「B的解釈=要は出鱈目」と来ている。

カプコンは一応上場企業であり、従業員は成人の筈だが、それすら疑わしく思える無知と無責任の羅列である。
戦国時代だけでなく、日本史全体、ひいては現実社会に対してまで無知無学であるとは、
悲惨な一貫性の発露だとは言える。

付記
戦国創世のキャッチフレーズで新たに選出された新武将達も、逆恨みや怨念を行動原理とする等、
過去作に劣らず歴史上の偉人を貶める人格設定となっており、破綻ぶりがより一層際立っている点からも
「天政奉還」の末路、ひいては戦国BASARA4のストーリーが根本から崩壊している様子が見て取れる。

天地を喰らう

漫画誌『週刊少年ジャンプ』に連載されていた、本宮ひろ志の漫画。
三国志を題材とした作品であるが、演義・正史とはほぼ無縁の展開をした作品である。

カプコンは、本作を用いたゲームを製作しており、
特にファミコンのRPGとアーケードのベルトスクロールアクションが名作として良く知られている。

さて、この後者に当たるアクションが、『真・三國無双』シリーズのパクリ元であるという声が時折挙がるが、
本作はあくまでベルトスクロール方式であり、無双シリーズのような3D方式のステージ構成を採用していない。
登場勢力・武将の幅の狭さや単一のシナリオ展開もあり、同列に考えるのは至難である。
*9

付記
本作の登場武将の一部に、光栄時代の『三國志』シリーズを丸写しにしたが故の、
奇妙なミスや誤字があることが指摘されている。
その意味では、「教科書」の揶揄は、実はBが起源とは言い難いのである。
最終更新:2015年07月05日 00:13

*1 シリーズキャラクター共演作品において、藤島康介氏デザインのキャラクターばかり登場する、さらにそのキャラクター達がいのまた女史デザイン作品をはじめとする他作品のキャラから異様なほどに絶賛されるという描写が多数存在するなどの点が指摘される。

*2 男女バランスよくいるシリーズなのに、人気投票上位にくるのは男ばかりであること、イベントでシリーズの出演声優が登場した際、男性声優の場合には黄色い悲鳴を上げ、女性声優の場合には無言になるなど。

*3 男キャラ二人をさして「彼らは相思相愛。あの二人の間にあんなの(ヒロイン)の入る余地はない」という、などの腐女子向けの言動がある。

*4 ちなみに、テイルズの発売元であるバンダイナムコゲームスは、『ガンダム無双』や『ワンピース 海賊無双』の版権提供や発売及び開発協力を行っている。

*5 このコラボに際し、Bの武将モデルに一部変更がなされている。逆にいえば、従来のBモデリングは人間の骨格を成していないという話である。

*6 バージルがB三成、レディがB孫市、トリッシュがBかすが&左近。なお、男性である筈のB左近が何故か女性のトリッシュのモーションに転用され得たことに関しては、B左近のモーションが無双直虎のパクリとの指摘があった事実を踏まえると、何の不自然さも無くなる。

*7 なお、明治政府は帝国憲法を公布・施行して直接統治から間接統治=立憲君主制へと大枠では移行していく。この枠組みは、現行憲法でも本質的には揺らいでいないと言える。

*8 戦国時代に、南北朝時代の「ばさら」を使うこと自体がそもそも時代錯誤である。

*9 本作を参考にしたという無双シリーズスタッフの発言があるというが、出典未詳。