ネオロマンスシリーズ

コーエー(現コーエーテクモゲームス)から発売されている女性向け恋愛シミュレーションゲームの総称。
Bの商業展開は無双シリーズ関連というよりは、ネオロマンスゲームと酷似している。

ネタ装備

本来の装備体系の概念上、到底あり得ないような外見をした装備の総称。
多くの場合は、その内容で笑いを取る物である。
傘を刀剣の代わりにしたり、デッキブラシを槍や薙刀の代わりにしたりしてチャンバラ遊びをするという、
子供達の姿はごく有り触れたものであるが、これをゲーム上で再現したものと考えると想定しやすい。
その性能は基本的に両極端であり、外見を無視してでも使うべき高性能の物と、およそ実戦には使えないものがある。
いずれにせよ、性能面でも二重のネタになっている場合が通例である。

実際に外見をゲーム内で表示する必要があるため、基本的には3D表現が実現して以降の話となる。
最初期にこれを実装したゲームで最も有名なのは、スクウェアのRPG『ファイナルファンタジーVII』であろう。
本作で、「釘バット」や「銀玉鉄砲」といった、ネタ装備が初めてゲーム上で本格的に採用された。
一方、アクションゲームにおけるネタ装備は、カプコン…ではなくてセガが名手として知られている。
『ラストブロンクス』や『ダイナマイト刑事』といった諸作品が、ネタ装備を前面に出したことをご記憶の方も多かろう。
これ以降、ネタ装備はゲーム内のお遊びとしては一種の定番となった感がある。

さて、このようや伝統を踏襲してか、B内部でもネタ装備があるわけであるが、
『真・三國無双6(無印・猛将伝)』においてネタ装備がDLCとして実装されるや、これをパクリと非難するB厨が続出した。
しかし、この様なネタ装備は既に初代戦国無双(無印)の時点で実装されているため、
その意味ではBのネタ装備自体が無双のパクリであると言えよう。

ねね

おね、高台院、北政所とも。豊臣秀吉の正室。
史実ではまだ身分の低かった秀吉と結婚し、夫の立身出世を陰から支えた女性。
当時としては珍しい恋愛結婚で夫婦仲はよかったが、秀吉との間に子供は生まれなかったため、
秀吉や自身の親類縁者を養子や家臣として養育した。
この中から、加藤清正や福島正則といった豊臣恩顧の子飼いの名将たちが立身を果たし、
彼らからは母親のように慕われたとされる。
また、遠征で城を空けることの多い夫に代わって城を切り盛りするなど、優れた才能を持っており、
秀吉はねねの助力がなければ天下は取れなかったという見方すらある。
夫の浮気や女癖の悪さに悩まされることが多かったものの、戦国時代を代表する良妻とされる。

ねねはBASARAシリーズでは未登場(作中で既に故人のため)だが、その扱われ方が度々問題視される。
というのも、2において、秀吉が将来自らの弱点でなりうる妻のねねを殺したという設定になっているためだ。
これは武論尊/原哲夫著の『北斗の拳』のラオウとユリアの関係を下敷きにしたものであり*1
元ネタを知っている人であれば、秀吉の外見も相俟って納得することができるかもしれない。
しかし、史実の秀吉とねねが仲の良い夫婦であったことは先述の通りであり、
少なくとも史実の秀吉夫妻の姿を知っていれば「秀吉がねねを殺す」という設定にすることはないはずである。
つまり、秀吉がねねを殺したという設定は、ラオウネタを採用するためだけに使われたということだ。
創作とはいえ歴史上に実在した人物をモデルにしておきながらこのような設定にするのは、
ねね本人に対して、またねねを愛した秀吉に対して、そして『北斗の拳』に対しても失礼極まりない話である。
最終更新:2013年02月11日 09:08

*1 ただし、『北斗の拳』のラオウはユリアの病を癒すために仮死状態にしたという設定になっている。Bでラオウに相当する秀吉に対しては、「実はねねを助けるためにしたこと」などというフォローはなされない。