ナソリをターゲットとするパーティーの一般構成と非一般構成
概要
ランダムパーティーでは、ナソリをターゲットとしたパーティーの構成は、タンク、ヒーラー、ダメージ3名が一般的である。ロールごとの役割が明確であり、またそれが共有されていることから、ランダムパーティーの最適構成と言える。しかし、期待される役割を果たすためには相応の装備が必要であり、特にこれはダメージロールにとって厳しい。この構成を前提とすることが、
モンスターハンターへの参加者を制限する原因となっている。
ここではまず、上述のランダムパーティー一般構成について解説し、そこに要求される装備あるいは操作において達成難易度が高いと思われるポイントを指摘する。ついで、これらをより容易に乗り越えることを目的とし、パーティーの構成を再検討する。
ランダムパーティー一般構成
<タンク>ミンストレル
<ヒーラー>
アークビショップ
<ダメージ>
ルーンナイト、ギロチンクロス、ウォーロックetc.
ダメージ1名をユーティリティー1名に替えることがある。ミンストレルをダメージまたはユーティリティにあて、タンクをソーサラー、
メカニックとすることがある。ダメージがディレイカット装備を所有する場合はミンストレルは必須ではないが、あえてそれを除外するメリットは小さい。
基本
タンクはナソリのターゲットを維持する。ヴァンガードとセンチネルを使用しアグロの形成を図る。これに加え、通常攻撃やヒット数の多いスキルを使用し、ターゲットの維持をより確実にする。ヒーラーはバフを維持しつつ、パーティーメンバーのヒットポイントを回復する。ナソリに対して、オーディンの力を使用する。ユーティリティはボムを使用し、ダメージを与えつつ、ナソリの行動を阻害する。ダメージはナソリに攻撃を加える。
ファンタズマルウェーブ
矩形の攻撃範囲と進行方向が予告される。この予告前にナソリのゴースト(ピンク色半透明)が設置され、ウェーブの起点を示す。この起点から、何れかのプレイヤーに向けてウェーブは発生するため、起点とプレイヤーの位置関係からおおよその攻撃範囲を予測できる。ウェーブの回避に失敗した場合は、ウェーブの進行軸垂直方向ではなく、左右斜め方向に移動することで被弾を最小限に抑えつつ離脱できる。水属性装備へのスワップギアも有効となる。チャーミングアルアーやセイレーンズソングといったギミックとの重複が凶悪である。ウェーブに押し流されると、これらのギミックへの対処が困難となる。範囲を予測した上での回避を、ウェーブ対処の原則としたい。ヒーラーの場合は、回避に失敗したパーティメンバーをケアするために、意図的にウェーブに留まる、という選択肢がありうる。
セイレーンズソング
キャラクターにピンクかブルーいずれかのエフェクトが付与される。同時に地面に音符オブジェクトが設置され、これらはピンクかブルーの色を持つ。ナソリはカウントダウンを開始し、これがゼロになった時点で、付与されたエフェクトと同色の音符を3個回収していないプレイヤーは即死する。回収するとは、ここでは、設置された音符に接触し、インタラクトスキルを使用することを指す。誤った色の音符に接触したプレイヤーはスタンし、相当割合のHPを失う。このスタンはラウダラムス、リカバリーによって解除できるため、ヒーラーは可能な限りパーティメンバーをケアしつつ音符を回収する。エリアの外縁部でタンクがナソリを抱えた場合、進入不可セル中に音符が設置される、あるいは音符が高密度で設置されミスインタラクトしやすい、といった弊害がある。このため、エリアの中央にナソリを誘導することが一般的である。インタラクトのカウント未達成によるダメージは原則的には致死だが、ロイヤルガードスキルのキングスグレイスによって無効化できる。また、ファーキャスターをタイミングよく使用し、テレポ直後の無敵時間内にカウントゼロを受けることで即死を回避できる。
チャーミングアルアー
プレイヤー最大1名をターゲットとする。ターゲット順位は、ヒーラー、ついでダメージ、である。タンクとユーティリティはターゲットとならない。ターゲットされたプレイヤーより一定距離、ランダムな位置にチャーミングクローンが設置される。チャームを受けたプレイヤーは低速でクローンに向けて移動する。この間、ファーキャスターの使用を除いて、操作は不能である。クローンに接触した段階で、そのプレイヤーは即死する。ターゲットプレイヤー以外のプレイヤーは、クローンを攻撃し、それを破壊することで、そのクローンに誘引されつつあるプレイヤーを救出できる。
この一般構成での、一般的なチャーミングアルアーへの対処は以下である。タンクはヒーラーに対応するクローンを、ダメージはダメージに対応するクローンを破壊する。破壊には、タンクは、クライマティックフュアリーを使用する。そのダメージは、マックスHP、武器アタック(属性や特化倍率は掛からない)、Def、残存HP割合(減少するほどダメージは大)に依存する、とされるが、詳細な計算式およびクローンを確殺するための条件は不明である。タンクはナソリからのヒットストップを受けるため、スムーズなクローン破壊には習熟を要する。フュアリーを誤ってナソリに撃つ、といった事故もままある。ダメージは自身が有するダメージスキルでチャームを破壊する。理屈の上ではチャームを受けたダメージ1名に対して2名のダメージが救出に参加できるが、実際にはダメージ1名でクローンを対処しなくてはならない場面が多い。その達成にに十分な秒間ダメージを有することが、ダメージロールには要求される。ユーティリティはチャームを破壊するポテンシャルを有する。その手順は、リリースボム、ついでダメージスキルによる攻撃、となる。これにより安定してクローンのHPを削り切るには、ダメージとほぼ同格の装備が必要となる。ただしアークビショップがユーティリティーを務める場合は例外であり、レックスエーテルナをボムに重ねることでクローンを確殺可能である。クローンを破壊せず、被ターゲットプレイヤーを生存させる方策として、ルーンナイトのファントムスラスト(槍装備限定)、ヒーラーのコヴェナントがある。チャーム開始から一定時間経過したタイミングでこれらのスキルを使い、被ターゲットプレイヤーをクローンから遠ざけることで、被ターゲットとクローンが接触する前にチャームがタイムアウトする。いずれのスキルもCTが、チャーミングアルアーの再使用インターバルより長いため、すべてのチャームをこれで対処することは不可能である。しかし、特に上の対処の原則が崩れた場合などに、その使用が明瞭にパーティーを救うことが稀にある。
ミスティカルクリスタル
青色放射状の特徴的な詠唱を伴う。クリスタル2個が設置され、このクリスタルが残存している限りナソリはダメージを受けない。また、ナソリに対する攻撃はその使用者に反射される。クリスタルは、いずれか一方が破壊されたとき、残る他方が詠唱を開始し、これが完了したとき破壊された側のクリスタルを再生する(このとき未破壊側のクリスタルのヒットポイントも全快する?)。対処の基本は、以下である。まず、タンクはヒーラーをともない、ナソリをクリスタル画面外に誘導する。これは、セイレーンソングやファンタズマルウェーブがダメージのクリスタル破壊を妨げないよう配慮してのことである。タンクの離脱を待ち、ダメージはマグナムブレイクやユピテルサンダーなど、ノックバックスキルでクリスタルを近づけ、範囲ダメージスキルでクリスタルを攻撃する。パーティーが分断されたこのタイミングでも、チャーミングアルアーが使用されうる。ヒーラーの救出はタンクに課せられるため、クライマティックフュアリーによるクローンの確殺が要求される。
アイスケージ
これ、または上記のスキルはナソリのヒットポイントの減少に応じて、段階的に開放される。順序は記載の順序と推測される。
水色円形の特徴的なエフェクトをナソリが発し、ギミックは開始される。すべてのプレイヤーはスタン状態となる。一定秒経過後、エリアの中央にプレイヤーとナソリは強制移動され、その周囲にアイスウォール状のリングが設置される。リング上に配置された不可視のモンスターがアイスメテオを使用し、これはナソリを被ターゲットするタンクを中心として落下する。このリングは、リング上の複数個所に配置されたアイシクルオブジェクト(ヒットポイントは共有されない(?))のいずれかを破壊することで解除される。あるいは、リングの内側にプレイヤーが不在となったとき、自動的に解除される。この場合はナソリのヒットポイントが相当量(10%?)回復する。
アイスケージの破壊を目標とする場合は、対処は一般的に以下である。ダメージは、破壊するアイシクルオブジェクトを決定し、攻撃を開始する。その反対側の位置へと、タンクはナソリを誘導する。この配置により、アイスメテオがダメージに落下することを防止する。アークビショップはタンクとダメージの中間に位置する。ナソリはファンタズマルウェーブをアイスケージ内でも使用する。これによりダメージがリング中央へと押し流され、アイスメテオを浴びて脱落する、という状況がまま起こりうる。これへの対策としてヒーラーのサンクタムが有効である。ウェーブによるノックバックを防止することでダメージを保護しうる。持続時間が短いため、ウェーブ予告のゴーストが出現するのを待って、ダメージの足元にこれを設置する。一方、ダメージプレイヤーは、アイスメテオで即死しないことを最低限とする水耐性装備にスワップギアしつつ、アイシクルオブジェクトの破壊に挑む必要がある。アイスケージの破壊には、クラスによって明瞭な得意不得意があることから、これを得意とするパーティーメンバーに任すことも検討に値する。
アイスケージの破壊が困難であると判断する場合は、ファーキャスターによる離脱を方策とする。留意すべきは、ファーキャスターのCTよりアイスケージの再使用インターバルが短いことである。ナソリのHPの減少スピードや、他のギミックの成立不成立など、アイスケージ再使用に関連する可能性がある要因をの影響を再検討し、可能ならばアイスケージの再使用を遅延させる方策をとる必要がある。試行回数が少ないが、至近の構成(秒間ダメージは低、12~15min/hunt程度)による実測の範囲では、アイスケージ再使用のタイミングでのファーキャスターCT残存時間は0~10secとなる場合が多かった。この程度であれば、上述した適正な配置を速やかに取ることで、残存CTを耐久しファーキャスター離脱することは可能であると考える。
ギミック特化パーティー案
チャーミングアルアーを安定して処理できることは、ナソリを討伐する上での必須条件である。ランダムパーティー一般構成では、クローンの破壊は、タンクのプレイヤースキルと、ダメージのダメージスキル威力に依存した。また、チャームの発生パターンにより対応が分岐することが、状況を複雑化し、ギミックの安定攻略を困難にする。そこで、上記の要因への依存を低減しつつ、状況をよりシンプルにすることで、モンスターハンター初習段階にあるプレイヤーを取り込む余地を可能な限り確保することを目的とし、パーティーを再構成した。
いずれの場合もアイスケージはファーキャスターで離脱することを選んだ。これは、ダメージを最大1名とするためにアイシクルオブジェクトの時間内破壊が困難であるためである。また、アイスケージへの対応を用意することはアイスケージ外での装備や立ち回りに小さからぬ皺寄せを生じることから、この段階ではアイスケージをファーキャスターで回避することが、ナソリへの初勝利への近道であると判断した。
なお、いずれの構成も装備と経験を有するプレイヤー1名を前提とする。これを前提とせず、上述の目的を達成しうるパーティー構成を提案することは不可能だった。このプレイヤーをメインタンク、またはヒーラーとして配置する構成も検討したが、いずれの場合も何かしらの不足を生じた。
トリオ構成
<タンク>ミンストレル
<ヒーラー>アークビショップ
<ユーティリティ(※)>ルーンナイト、ギロチンクロス、ウォーロックetc
装備と経験を有するダメージクラスが最低1名(※)は参加することを前提とする。このダメージクラスをユーティリティに配置する。このときチャーミングアルアーを受けると、ヒーラーのみがチャームを受ける。これにユーティリティがダメージスキルで対処することで、安定したチャーム処理を可能とする。タンクのクライマティックフュアリーによるヒーラーの救出が安定しない段階から、討伐成功を視野に入れたトライアルが可能な構成である。
なお、ナソリ討伐を受注しサベージコーストに入場するには、パーティーメンバー5名が必要である。このとき、同一パソコンから複数のアカウントを起動していた場合、そのいずれかがワイヴァーンに送還され、デッドカウントが+1されてしまう。
カルテット構成
<タンク>ミンストレル
<ヒーラー>アークビショップ
<ユーティリティ>ソーサラー、ワンダラー、アークビショップetc
<タンク2(※)>ルーンナイト、ギロチンクロス、ウォーロックetc
前案でのダメージクラスをサブタンクに変更し、新たに追加したメンバーをユーティリティとする。依然としてチャームを受けるのはヒーラーのみ。ヒーラー以外は、クローンを攻撃する手段を有するため、チャームの処理がさらに安定する。ユーティリティーにはナソリへの攻撃と行動阻害も期待される。
クインテット構成a
<タンク>ミンストレル
<ヒーラー>アークビショップ
<ユーティリティ>アークビショップ
<タンク2(※)>ルーンナイト、ギロチンクロス、ウォーロックetc
<ダメージ>ルーンナイト、ギロチンクロス、ウォーロックetc
ユーティリティをアークビショップに限定した。タンクのクライマティックフュアリーと、ユーティリティのリリースボムレックスエーテルナ、いずれかがヒーラーを救出することを期待する。新たにダメージを加え、これをサブタンクの救出分担とする。
クインテット構成b
<タンク(※)>ミンストレル
<ヒーラー>アークビショップ
<ユーティリティ>ソーサラー、ワンダラー、アークビショップetc
<タンク2(※)>ルーンナイト、ギロチンクロス、ウォーロックetc
<ダメージ>ルーンナイト、ギロチンクロス、ウォーロックetc
タンクがクライマティックフュアリーによるクローン処理に習熟しつつある段階を想定した。チャーミングアルアーへの対処は、タンクがヒーラーを、サブタンクがダメージ、を原則とする。
最終更新:2020年10月20日 15:59