アグロ
モンスターハンターにはアグロというパラメータ―が存在し、その値によりグレートモンスターの行動が決定される。アグロコントロールはモンスターハンターというゲームの基本であるが、その生成や判定については明確にされていない。
しかし、スキルリワーク(2021/02/26)にともなうセンチネル仕様修正により、アグロコントロールは大きく変化した。そこで、(1)これに関連し記述されたアグロへの解説を基本メカニズムとして再確認し、(2)調整の経緯を辿りつつ開発が意図するタンクロールの方向性を探ろうとした。
(1)アグロメカニズムについての新たな記載
仕様の変更と経緯
アグロメカニズムの基本
これらのアップデートにともない、アグロに関連して新たな記載がなされた。これに基づき、メカニズムの概略を再確認しておく。
ヘイトは攻撃とヒットポイント回復に応じて発生する。攻撃のダメージ点数および回復点数と、ヘイト点数の比率はロールやスキルの使用により変化する(後述)。ヘイト値の順位が最高位のプレイヤーはグレートモンスターに優先的にターゲットされる。順位の変動にはヘイト値にある閾値を超えた差が生じる必要がある。ヘイト値は死亡で解消し、時間経過で漸減する。
プレイヤーのヘイト点数は、ヘイトトップのプレイヤーに対する相対量として段階別のアイコンで表示される(これをより明瞭に示すべく改善を検討中)。ダメージロールのサブデュードストライクは使用者のヘイト生成量を低減する。
ロール別のヘイト係数を以下へと変更した(省略)。この比率により換算すれば、タンクの1ダメージを7ヘイトとすると、ダメージの1ダメージは1ヘイトに相当。
以前は、1ヒールは15ヘイトに相当した。今後は、1ヒールは5ヘイトに相当する。係数は低下するが、依然として過剰なヒールはリスクとなる。ユーティリティースキルによる10ボムダメージは1ヘイトに相当する。この係数は再調整される予定である。
(2)これからの調整の方向性
(0)アグロに関する公式の記載(スキルリワーク前)
公式Wikiによる解説
公式Wiki:
アグロに記載された説明である。モンスターハンター2実装当時のものであり、その後のアップデートに対応した修正はなされていないと推測される。キーワード(*)の幾つかについて定義が曖昧である。また、実際にプレイした印象では、アグロの変動要因はここに記載されている限りではない。
アグロ
グレートモンスターとエンカウント(*)したとき、すべてのプレイヤーは少量のアグロを生成し、エンカウント状態となる。
グレートモンスターに対するプレイヤーの行動はアグロを生成し、その生成量には差がある。その行動は、シンプルなところではダメージを与える、アグロを保有しているプレイヤーをヒール(*)する、グレートモンスターの弱点属性を使用(*)すること、などである。
最も大きなアグロを保有しているプレイヤーが、グレートモンスターのメインターゲットとなるが、一部のモンスターはアグロがより小さいプレイヤーをターゲットする特殊なスキルを使用する。
ステータス
エンカウント状態にあるとき、プレイヤーのアグロの保有状態を示すアイコンが表示される。
(青)エンカウント状態:脅威とみなされていない。(黄)パシーブ状態:注意を惹きつつある。(橙)リコグナイズド状態:潜在的な脅威として認識されている。(赤)アグロ状態:深刻な脅威として認識され、主要な攻撃対象とされる
メカニクス
プレイヤーが戦闘状態(*)にないとき、そのプレイヤーが保有するアグロはゆっくりと減少する。
プレイヤーが死亡したとき、そのプレイヤーが保有するアグロはゼロになる。
プレイヤーが保有するアグロを参照しグレートモンスターのターゲットは変化する。これには20%の閾値がある(現在のメインターゲットより20%大きいアグロを有するプレイヤーが存在するときそれへとメインターゲットを変更する)。この閾値が設定されることでより、タンクがグレートモンスターからの被ターゲットを失う前に、適正な行動をとる(アグロを生成する、あるいはメンバーに攻撃の停止を指示する)ことで、グレートモンスターのターゲットが変化することを防止できる。しかし、ひとたび被ターゲットを失ったとき、それを取り返すために生成しなくてはならないアグロは大きなものとなる。
タンクのセンチネル、ダメージのサデュードストライクなど、ロールスキルの幾つかは生成するアグロを操作する。
ロールアップデートにともなう変更点
ゲームアップデートの進展にともないプレイヤーが強化され、モンスターハンターの難易度は低下する傾向にあった。これを抑止するため、バランス調整が継続的に行われたる。それらのうち、クロスインパクトの弱体化修正(パッチノート(2020/05/22)
Patch Notes))がプレイヤーの批判を浴び、運営はこれへの説得材料としてその根拠としたデータ(
Monster Hunting Developer's Blog)を提示するも理解は得られなかった。そこで、抜本的なバランス調整を目的とするモンスターハンタールールへの大規模な仕様修正がアナウンスされた。これらはロールごとに分割して行われたことから、ロールアップデートと呼称される。これにともないアグロの生成やそれに関与するスキルの仕様が変更された。
ロール固有のアグロ生成量を以下の通り修正した。タンク(前)200%(後)300%、ヒーラー(前)100%(後)250%、ユーティリティ(前/後)100%(不具合のため修正を順延、*1)、ダメージ(前/後)-50%(修正なし、*2)。
*1)現在に至るまで実装の告知なし?
*2)アグロ補正式は(発生量)x(100+ロール補正値)? あるいはこれは50%の記載誤り?
ヒーラーによるアグロ生成量が意図されたそれより遥かに少ないという見落としを修正した。注記、モンスターハンターにおけるヒールスキルの使用回数に関するデータの収集を最近になって開始したため、それを適切に調整する材料を我々は持ち合わせていなかった。今回の修正により極端なアンバランスが生じないよう、我々は今後これを注視してゆく。
ロールマネージャーによる解説
ロールの役割やスキルの仕様について簡単な解説をロールマネージャーから受けることが可能である。これはロールアップデート以降の機能であることから、その記述には修正以降の仕様が反映されていると推測されている。残念ながらフレーバー重視の説明となっており、仕様の詳細に踏み込む記述はない。アグロについて言及するうち、重要と思われる部分を抜粋した。
あなたの攻撃がいくつのダメージを与えたか、によってアグロそれ自体は生成する。すなわち、大きなダメージを与えるほど、大きなアグロを生成する。
(前承、ダメージあたりのアグロ生成量はタンクロールにおいて他のロールより高倍率である)よって、他のロールが与えるダメージよりあなたが与えるダメージが小さいとしても、あなたがグレートモンスターに対して生成するアグロは大きい。
センチネルは、あなたがアグロを失ったときのためのものである。プレイヤーのアグロ保有量に関係なく、センチネルの効果中はグレートモンスターの攻撃ターゲットはあなたに固定される。
あなたがヒールスキルによって回復したHP量があなたの保有するアグロを増加させる。
ロールスキル詳細による解説
攻撃を加えることで、8秒間、あなたをターゲットのアグロ順位の最上位にする。
(2)センチネルの仕様修正とヘイトバランス調整
経緯と関連記載
最終更新:2021年06月18日 17:19