この世界は退屈だ…
ポケモントレーナーは全てのジムを制覇し、四天王・チャンピオンを倒す。
それがポケモントレーナーの目標、それを達成したトレーナーは全てのトレーナーの頂点 新チャンピオンになる。
しかし、その栄光を手に入れたトレーナーの目標は消えてしまう。

ある街を歩いていた男、この男もそんなトレーナーだった。
数年前にチャンピオンになって以来、圧倒的な力で現れた挑戦者を潰す。
それだけの生活だった。
挑戦者がしばらくやって来ず、退屈な日々が続いたある日、この男はこの街にやってきた。
街を歩いていると、ある看板が目に入った。

『遊びの為のポケモン売ります』

男はその看板の店に入った。
そこにはいくつものモンスターボール、その前に値札が立ててあった。
『ピカチュウ ~~万』『ガーディ ~~万』『エーフィ ~~万』『エネコロロ ~~万』…

かなりの額が並んでいた。
その中にいくつか男が目を惹かれたものがあった。
やることもない男は、その中のボールを1つ取り、金を払って外に出る。
その後、男は自分のモンスターボールを出し、
出てきた鳥型のポケモン『ピジョット』の背に乗り飛び去った。

男が向かったのはある廃墟だ。
ある山のかなり高い場所にあるため、誰も近づかない。

男はその中に入ると、先ほど受け取ったモンスターボールを取り出し、中からポケモンを出した。

「…………」
黙り込んだまま出てきたポケモンは たいようポケモン『エーフィ』だった。
その姿はかなり小さく、子供であることが分かる。
珍しいイーブイの進化体をああいう店でこの男が見たのは初めてで、それに惹かれたのだ。

『ここ…どこ…?』
テレパシーだ、だがエスパーでもテレパシーを使えるものは、かなり訓練されたものだけだ。
あの店が仕込んだんだろうか。

『ここはどこだって聞いて…』
エーフィがそう言いかけた瞬間、男はいきなりエーフィの体をひっくり返した。

「フ…ッ!」
というテレパシーではない素の声をエーフィが出したが、男は気にせずエーフィの性別を確認した。

「メス…だな…」
あの店に書いてあった 遊ぶための… とは 性的な調教を仕込むことである。
これからどうしていこうか?

ちょっとエーフィを手に入れるまでの設定作りに苦労して、遅く&長くなってしまいました





モンスターボールを1つ取り出し、投げた。
中から現れたのは、『スターミー』だ。

「…?」
エーフィは不思議そうな顔をして、頭を傾げた。
当然だろう、エーフィ本人は何をされるのかなんて知らないのだから。

「スターミー…でんじは…」
スターミーに指示を出す、それと同時にスターミーはエーフィに向かって『でんじは』を放つ。
エーフィは完全に反応が遅れ、でんじはを食らい『麻痺』状態になった。

『うっ…なにを…?』
エーフィがテレパシーで話し掛けてきたが、無視をする。
まず、このエーフィはあの店でなんの為に教育を受けていたか知らないのだろうか?
それ以前に性的な教育は受けていないのだろうか?
だとすれば、処女ということになる。
まぁ子供の頭には分からないことだろうが…
こんな子供にはやはり頭よりも、身体で覚えさせる方がいいだろう。

『なにを…するつもり…?』
やはり子供だ、エーフィなのに相手の心も読めず、状況の理解が出来ない、
さらにはテレパシーで伝わってくる声には震えが感じられる。

「次はれいとうビームだ…」
さっきと同じように、指示を受けると同時に、スターミーは
『れいとうビーム』を麻痺になって動けないエーフィに向かって発射する。
れいとうビームはエーフィの脚に当たり、エーフィの身体を激しい痛みと冷気が襲った。

「フッ!」
エーフィの脚は凍りつき、エーフィは完全に動けない状態になった。

「どうだ動けないだろ?」
そう言うと、エーフィは苦虫を噛み潰したような顔をした。
それから少し考え、またテレパシーで話かけてきた。
『早く…溶かした方がいいよ…早くしないと…』
「早くしないとなんだ?」
そう返すと、エーフィは黙り込んだ。
『いじっぱり』な性格&自分の力を過信しているようだが、そういう奴ほどプライドを砕いた時は面白い。

近くに椅子を置きそれに座り込み、スターミーをモンスターボールに戻した。






ムキになって黙り込んではいるが、この小さい身体では限界もすぐに来るだろう。
だが、子供にしてはかなり耐えている方だろう。
ある意味、性格補正だろうか?

そんな事を考えていると、エーフィがテレパシーで話しかけてきた。

『もう…やめて…』
それに対してすぐに言葉を返す。
「態度を知らないみたいだな…
それが人にものを頼むときの言い方か?」
そう言うと、エーフィはまたもや黙り込んでしまった。
自分から悲願するのは、プライドが許さないのだろう。

凍らせたまま放置して、脚の1本や2本使えなくするのもいいかと思ったが、
いくらなんでもそれは実行しなかった。

さすがにそう簡単にはプライドは砕けなかったというわけで…
このまま放置しておくと死んでしまうだろうが、さすがにわざわざ買ったポケモンを[ピーーー]趣味は自分にはないので、
何かしてみよう。

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最終更新:2009年11月21日 19:50