「ふあぁ……」
 朝、寝ぼけ眼で軽く朝食の支度をする。今日は休日、のんびりと好きなことをして過ごしたいものだ。そう思っていた矢先、
玄関でノックする音が響く。そして一拍置いて青年の声が響く。
「おはよーございまーす、宅配便でーす!」
 玄関へ向かい、扉を開けると青年が小包を持っていた。送り主は『季刊P-Broken-In編集部』だそうだ。
 そういえば数週間前、雑誌の懸賞に応募したんだっけか。確かその雑誌はポケモン調教に関することの本で、
愛情を持って接することから上下関係をきっちりさせる方法、さらには性欲発散の道具として扱えるようにまで、調教と名の
つく行為をいろいろと扱っている雑誌だったな……と考える。
『あなたの好きなポケモン、調教してみませんか?』という特集でそこに挟まっていた葉書にいろいろ書き込んだのだが、
ポケモン――俺が書いたのはエンブオーだっけか。そして性別――♂だということはぼんやりながらもおぼえていた――
あとの内容はほとんどうろ覚えだ。だが自分にとって特に重要なのはその二点なので問題は無いのだが。
 取り敢えずみとめ印を捺し、その荷物を受け取ってリビングへと入れる。包み紙を開けると調教に必要そうな器具、
そして目当てのエンブオーの入ったモンスターボールが出てきた。そして「当選おめでとうございます」という手紙、そして
調教のイロハの書かれた本、器具や薬品の説明書など様々な書類が出てくる。
 俺はそれらにざっと目を通したあと、エンブオーの入ったボールを見て、今日一日こいつで遊ぶのも悪くないな、と考えた。

 

 

 

 

 ボールと調教道具を持ってガレージへ向かう。自分は車を持ってないのだが、前の持ち主がトラック運転手
だったらしく、広々としたスペースが確保できた。そのスペースにエンブオーの入ったボールを投げる。
すぐにエンブオーが出てきた。やはりおおひぶたポケモンだけあって結構大きい。
「……お前がオレの新しいトレーナーか? よろしくなっ!」
「ああ、よろしく」
 そういいながら笑顔のエンブオーに歩み寄り、そして押し倒した。頭を強く打たないよう、尻のあたりが先に
床に付くよう注意しながら。そして驚くエンブオーの大きな腹に手を這わせ、ゆっくりと撫でる。
「な、なにするんだ!?」
「いいこと」
「いいことって……」
 撫でている手を腹からがっしりした腰へ、腰から肉づきのよい尻へ、そして太股へと移動させていく。
目を丸くして戸惑うエンブオーをよそに次の行動へ移す。
「なあ、オレの体撫でまわしてそんなに楽しいか?」
「楽しいよ? 丸くて可愛くて……」
 そういいながら股間に手を這わせ、目的のものへと手を伸ばす。
「なっ!? そこは」
「気持ちいい?」
 ゆっくりと、優しく撫でさする手はエンブオーの顔を更に赤く染める。初めは萎びていたそれだが、刺激には
素直なようでだんだんと血流が集まり熱を帯び始める。数分後にはかなり大きくなりそれなりの硬さをもつ肉棒
へとそれは変貌していた。
「ああ……お前、なかなかうめぇぜ……」
 エンブオーの吐息は艶を帯びている。肉棒へ与えられる快感で惚けた表情もいとおしい。だがこれは調教だ。
あまり調子づかせてはいけない。
 手を放し、エンブオーの腹に跨って肉棒へと舌を這わせると一際大きな声が響く。そしてついにその時が訪れ、
「くうっ! でるっ! しっかり飲め!!」

 エンブオーは俺の頭を押さえつけ……ようとしたがそれより先に肉棒から口を放す。
「だれがそんなことしていいって言ったんだい?」
「え……? だって」
「これは、ちょっとお仕置きが必要そうだね」
 そして調教器具の中からスタンガンを取り出しエンブオーの首筋に押しつける。大きな咆哮がガレージに響き
エンブオーはそのまま気絶した。

 

 

 

 

「いつまで寝てるんだ、早く起きろ!」
「!!!???」
 胸をひっぱたかれ、目を覚ましたエンブオー。だが金属の台に縛りつけられ、動こうにも動けない。
力自慢でも有名なエンブオーはなんとか脱出しようともがくが、大の字の体勢で仰向けになったまま、手首足首
そして太股や二の腕、腰や胸のあたりも鎖で縛られているためぴくりとも動くことができない。
「目が覚めたか?」
「何の真似だ! 早くこれをほどけ!」
 縛られたエンブオーは首周りの炎を燃え上がらせ、鼻からも炎が少しはみ出している。
「……その鎖、君の炎なら溶かせるんじゃない?」
 にやつきながらエンブオーに囁くと、エンブオーは早速腕から炎を出す。だが鎖も台も熱くなる一方で一向に
解放される気配がない。必死になって体をよじり、熱くなった鎖を引き延ばそうとするも無駄な抵抗に終わる。
「まあ、それは耐熱性の金属でできてるからね。どんなに熱くなっても壊れない優れものさ」
 そう言って手袋を嵌め注射器を取り出し、エンブオーの太股に突き刺す。薬液が全て入りきるのを確認すると
必死でもがくエンブオーから少し離れた椅子に腰かける。
 数分後、暴れたせいで非常に暑くなっていたガレージは少しずつ気温が下がる。その中心地にいたエンブオー
は未だにもがいているが、炎は殆ど出なくなっており首元の炎だけがその熱を放っていた。先ほど注射した薬は
ポケモンの力を奪い、非力な人間でも調教をスムーズに行えるようにする薬だ。
 はぁはぁと息を荒げるエンブオーの股間に手を伸ばし、今度は真鍮のような金属で作られた輪を嵌める。
そして先ほどと同じように優しく撫でるとやはりだんだんと長さと硬さを持った肉棒へと成長する。だが調教は
ここからだ。そのまま先端の穴へと指を軽く突っ込むとエンブオーは声にならない悲鳴を上げた。
「――!! おっ、お前何を」
「お前、じゃなくてご主人様」
 言葉遣いをたしなめながらも手は止めない。先端を激しくこねくりまわすとエンブオーの腰が前後左右に少し
動きまわる。左手でしっかり棒を掴み、右手は先端に被せて円を描くように動かしているから非常に強い刺激が
エンブオーの性感帯を襲っている筈だ。
「いひっ、やめっ、でるっ、でるううっ!!」
 ペニスは激しく脈動するも、先端からは液体が零れることは無かった。
「気持ちいいでしょ? さっきのことを謝ったら……」
「ああっ、はあっ、なんだこれっ!?」
 体は絶頂しているのに射精ができない。そんな状態で扱くから再び絶頂へと導かれた。
「があっ! うああっ! やっ、ああっ!!」
 何度も何度も達するエンブオー。そしてついに、
「あやまる! あやまるから! 勝手なことしてごめんなさい!! だからイかせてくれえええ!!」
 エンブオーはご主人様に懇願する。だがこれでイかせては面白くない。
「それじゃあ、『ご主人様、どうかこの豚のチンポから、ザーメンを吐き出す許可をください』って言える?」
「いっ、言う! 言うから! イかせてっ!!」
 そしてエンブオーは必死でさっきの言葉を復唱した。その間も俺は肉棒をこねくり回していたので、言葉は
途切れ途切れで喘ぎ声も混じっていたし、一度だけでなく何度も言わせたのだが。


 

「よく言えたね。約束通り、イかせてあげるよ」
 そうして股間に取り付けられたリングを軽く引っ張り、緩める。既にペニスははち切れそうなほど怒張して、
その先端からは透明な粘液がだらだらと流れている。その粘液を潤滑剤にペニスを扱くと、ついに射精した。
「はあっ、うあああああぁぁぁああぁぁあぁああ!!!!!!!!」
 激しく脈動するペニスから大量のザーメンが吹きだす。そしてエンブオーの丸い腹、大きな胸、未だ炎の衰え
ぬ髭、そして猪のような顔面にまでザーメンが降り注ぐ。咆哮が部屋に響き、その射精はしばらくの間続く。
 その間、エンブオーは快感で顔を顰めていたがやがて恍惚とした表情へと変わる。それでも全身は射精の勢い
でびくっびくっ、と定期的に震えている。
 快感を傍受することに必死で、俺が下半身の拘束を解いたことに気が付いてない。俺はそのままエンブオーの
太短い足を持ち上げて腹にくっつけるように、エンブオーの腰から二つ折りにするような感じで拘束しなおした。
 十分ほど経ち、やっと射精がおさまったようでエンブオーはただ天井を見つめ息を荒げている。
「……まだ頑張れる?」
「はぁ、はぁ……少し、休ませて、くれ……」
「よかった、まだ元気だね。じゃあもう一回」
「な……!?」
 全身を自らの精液で汚しながら、ケツを晒すような格好になるエンブオー。激しい苦痛と屈辱でもその目は光
を失っていない。そんなエンブオーの股間に俺は再びリングを取りつけた。
「いや、いやだ! もうあんなのはこりごりだ!」
「じゃあ今度は……」
 今朝やったのと同じように、たっぷりとした腹に手を添え、毛皮の色が黒から赤になる境界線を軽くなぞる。
そして太股を同じように撫で、ゆっくりと尻の方へと持っていく。

「お前、一体なにをぉ……」
「『ご主人様』」
「ひっ! ごめんなさいっ! もう寸止めは……」
 エンブオーは先ほどの恐怖に縮こまる。その様子に軽く笑みを零す俺。はっきりと晒された尻の穴へ指を添え
そこに指の先端を差し込むと声にならない声がガレージに響く。
「じゃあ今から君のチンポを扱くから、その快感を実況できるかい?」
「!!」
 返事を待つまでもなく、肉棒をひっつかみ上下に扱く。唯一自由な尻尾が鉄の台と大きな尻をびたんびたんと
叩くのだがそれで快感が紛れるわけもなく、あっという間に絶頂する。だが先走りしか出ない。
「今、チンポはどうなってる?」
「はっ、はいいっ! ごしゅじ、んさまっ! すごくっ! きもちいいですっ!」
「じゃあ僕が掴んでるこれは何?」
「オレの、!! チンポっ! ですぅっ!! があっ、またっ!」
 絶頂でエンブオーが痙攣するたび、チンポの先端を舐め上げる。その快感は声にならず意味の無い音になる。
「じゃあ、今度はどうしてほしい?」
「ごっ、しゅじんっ! さまあ! どうかっ!! おれのぉぉっ! チンポからああ!!」
「もういいよそれは。今度は……『ご主人様、この汚い奴隷豚が精液をみっともなくまき散らす許可をください』
はい、復唱。できるまでリングは外さないよ」
「ごしゅぅ! じんさまっ!!! このきたっ、ないっ、どれいぶっ!! たがあっ! せーえきっをっ!
みっともなく、まきちらすっっ! きょかを、くださいいいい!!」
「よく言えました」
 エンブオーの肉棒のリングは再び外される。だが今度はそこで手を止める。
「はあっ! はあっ! なんで……」
「今度は自分で言葉を考えて? 今までのじゃただのオウム返しだし」
「……ザーメンまみれの、オレのチンポ、こすってください、ごしゅじ……ひいいい!!」
 言い終わる前に既に行動に移していた。先ほどと同じように肉棒を擦り、精液を噴きださせる。今度の射精も
長く続き、終わる頃にはエンブオーに精液が付いていないのは机に密着したままの背中と肩だけになっていた。

 

 

 

 

「そういえばまだ何も食べてないよね? そろそろお昼だし、何か食べる?」
「あ……?」
「今まで頑張ったご褒美。用意できる程度なら好きな物食べさせてあげるよ」
 エンブオーは呆けた表情のまま、射精の余韻に浸っている。だから放しかけられてしばらくの間、自分が空腹
だということに気付かなかった。
「……じゃあ、甘い木の実は」
「木の実だね。ちょうどこの前、カイスの実がたくさんとれたんだ。よかったら持ってこようか?」
「カイス! くれ、じゃなかった、ください!」
 途端にエンブオーの目が輝く。こんな状況だというのに、食欲はあるようだ。じゃあ早速と俺はガレージから
自室へ移動し、木の実袋を持ってガレージへ戻る。その間エンブオーは期待して主人の帰りを待っていた。
 数分後、俺はエンブオーの元へと戻る。そして袋から早速カイスを取り出し、エンブオーに見せる。
「食べたい?」
 激しく頷くエンブオー。口を開け、よだれもたれているようで、よほど腹が減っているかあるいはこの木の実
が大好物なのかわからないが先ほどまでぐったりしていたエンブオーはどこへやら。
「じゃあ右手だけ外してあげるね。こんな体勢じゃ、手が使えないと食べにくいでしょ」
 かちゃかちゃ、と音を立てエンブオーを拘束していた鎖の一部が外れる。そしてカイスの実を持たせると早速
口へ運びかぶりつく。甘くて量もあるカイスの実は、今まで過ごしていた中でかなりの御馳走だったのだろう。
「たくさんあるから、いっぱいたべてもいいよ」
「ありがとう、ご主人様!」
 俺の真意に気付くことなく、エンブオーは顔を綻ばせて手渡されたカイスをどんどん食べる。あっという間に
十数個もあるカイスの実はエンブオーの腹に収まった。
「ふいーっ、いっぱい喰ったぜ……」
「もういいの? じゃあ右手はまた元に戻すね」
「待て、オレは……いや、なんでもない」
 何か言いかけたエンブオーをよそに、右手を先ほどと同じように拘束しなおした。

 一時間ほど経っただろうか、俺はその間、エンブオーを放置して買い物へ出かけていた。隠し取りのカメラで
エンブオーの様子は携帯である程度把握できる。何度も射精して疲れたところで腹もいっぱいになったからか、
二つ折りで股をおっぴろげたまま眠りについているようだ。
 それから更に一時間。外で散歩しながらエンブオーの様子を見る。既に目を覚ましており、苦しそうな表情で
何かを堪えているようだった。俺はにやつきながら自宅のガレージへ戻ることにした。
「ただいま。いい子にしていた?」
「……はっ、くぅ……」
 エンブオーは冷や汗をかいており、目をきつく閉じていた。今朝と同じように腹を撫でると「くあぁ」と苦悶
の声を上げる。どうやら腹が痛むようだ。
「どうしたの?」
「クソ……腹が……」
「……トイレ?」
 その質問にエンブオーはゆっくり頷く。
「じゃあ、ここでして?」
「な…………! それはっ」
「できないの?」
 訊きながら、尻を軽く持ち上げそこへ新聞紙を何枚か敷く。そして尻穴を軽く撫でる。
「大丈夫だよ、見ててあげるから」
「……無理だっ、オレには恥ずかしくて……」
 エンブオーは顔を赤くし、それでも腰をもじもじさせながら排泄を堪えている。大きな尻は硬くこわばり、筋肉
の緊張が見て取れる。
 俺は精液に塗れた腹を軽く押さえてやる。「ぐああっ!?」と悲鳴のようなものが上がった。
「ごっ、ご主人様、やめ……」
 押す力をだんだん強めていく。数秒ごとに押さえを弱めたり、思いっきり体重を掛けるがそれらにエンブオーは
馬鹿正直なほどに反応した。そしてついに限界が訪れる。
「いやだ、でちまうっ、ぐうううっ!!!」
 ぶりぶり、びちゃっぐちゃっ、と汚い音を立ててエンブオーの尻から茶色い便が零れる。その間エンブオーの目
からは涙が流れ、数秒後には尻の近くに便の山ができていた。
「もう、エンブオーは汚いなあ。本当にここでしちゃうなんて」
 拘束を解かなかったので当然ではあったが。それでもエンブオーにとっては排泄を他人に見られ、屈辱と恥辱、
そして自分の便の臭いと泣いたことによる鼻水で息苦しいのとで顔を歪めていた……

 

 

 

 

 

 調教の邪魔ということで糞は新聞紙ごと片づけられ、台の上には乾いた精液でかぴかぴになって拘束され、
顔面は鼻水と涙、先ほどのカイスの果汁でべっとりとしたエンブオーだけとなった。
「……ひぐっ、ぐえっ……」
 尻穴には未だに糞が少しこびりついている。
「じゃあ次は……」
「もういやだぁ、勘弁してくれ……」
 エンブオーが泣いて嫌がるが、それを気にせず袋からいくつかボールを取り出す。中身は調教済みのポケモン
であり、調教の補助に役に立つと説明書には書かれていた。その中からひとつを選び床に投げると長い舌を持ち
体の丸いポケモン、ベロベルトが出てくる。
 向こうで調教済みという証拠なのか、深紅の首輪が付けられているようだ。目はほとんど光を失っている。
 と、そのベロベルトを見たエンブオーが目を見開く。
「おっ、おい! お前……!」
「? 知り合い?」
「……」
 狼狽するエンブオーの目には怒りの炎が宿りこちらを睨みつけていた。先ほどまで怯えていたというのに。
「お前……こいつに何をした!」
「いや、君と一緒に貰ったんだけど」
「!!!」
 怒りに震えるエンブオーをよそに、俺はベロベルトに命令する。尻穴を綺麗にしてやれと。ベロベルトは従順
に舌を伸ばし、先端から涎を垂らす。その長い舌をエンブオーに近づけた。
「おいっ、目を覚ませ! そんなことして……ひゃうん!」
 尻穴を舐められ声を上げる。だが舌は汚物をこそげとり、時々口の中に戻され綺麗にして尻を舐め続ける。
「あ、やめてくれ、そんなところ汚いっ……」
 だんだんと先ほどのように懇願するような口調になる。怒りと羞恥がないまぜになっているようで、時々震え
て腰を捩っている。尻穴周りの汚物は既に舐めとられたようで、唾液でべっとりと濡れている。だが陵辱はまだ
終わらない。
「くぅ、もうやめっ、くああっ!!」
 ベロベルトの唾液に触れると痺れるという話は一部では有名だ。唾液に塗れ尻穴はひくひくと収縮している。
ベロベルトに尻を舐めさせるのを止め、エンブオーの豚面を一舐めさせてボールに戻す。
「……ちくしょう……ちくしょう……」
 エンブオーは顔を顰めたまま、唾液塗れで再び涙を流し続けていた。そして尻を舐め続けられていたせいか、
ペニスは元気にそそり立って先走りを垂れ流していた……



 

「少し休憩する? 君も疲れてきたでしょ?」
「…………」
 エンブオーは無言でこちらを睨んでいる。だが精液と涎に塗れ、大股開きで拘束されたその姿に気迫は無い。
それに心なしか、その視線にも力が入らなくなってきているようだ。
「休憩する前に、これ。ちょっとは元気が出るように」
 袋から、分厚いゴムの手袋と金属製の絵具用チューブを取り出す。そして手袋を手にはめてチューブから中身
を掌へと絞り出す。中身は薄黄色の軟膏のようなものだ。
「てめぇ、オレのチンポをどうする気だ……」
 何も答えずに、チンポ全体へと念入りに塗りつける。残った軟膏はエンブオーの尿道口へ突き込み、注入する。
すぐにエンブオーは腰を振り始める。ゆっさゆっさと拘束された肉体が揺れ、鎖が音を立てた。
「ぐああ……くそっ、チンポが……」
「チンポがどうしたんだい?」
「お前、何を塗った……があっ」
「生漆」
 漆はエンブオーの敏感な粘膜を蝕み激しい掻痒感が股間を襲う。勃起した肉棒全体に塗られ、先走りが垂れて
腰を振るのに合わせて先走りが飛び散る。
「じゃあ、僕も休憩してくるよ。君もしばらく休むといい」
「待ってくれえええ!!」
 俺はガレージから出て行った。後にはエンブオーが一人残され、時折激しい痒みに大きな声を上げる。全身を
拘束する鎖がエンブオーの苦しみを代弁するかのように、絶えず音を鳴らしていた。

「ふぅ、君も休めたかい?」
「ああ……チンポ……触って……」
「君もエッチだねぇ。休憩が終わってすぐチンポを触って欲しいだなんて」
 エンブオーは既に体力が切れたのか、腰を時折震わせる程度だ。肉棒は見るも無残に腫れていた。
「そうそう、漆はまだ残ってるから、いくらでも触ってあげるよ」
「!!!」
 先ほどのように手袋を嵌め、漆を股間に塗りつける。エンブオーの悲鳴が上がり、再び暴れはじめる。痒みは
既に限界を超え、エンブオーの精神も蝕んでいた。
「かっ、掻いてっ! 掻かせてええええ!」
「なんだ、触ってってそういうことだったんだ」
 既に涙と涎でぐしょぐしょになったエンブオーの顔面は、豚鼻からも粘液をどろりと垂れ流して台を濡らす。
金色の模様の入った黒い腹をくねらせ、鋭い爪のついた腕は鎖から逃れようとするも殆ど動かない。
「じゃあこれを飲むといいよ。これでなら洗い流せるかもね」
 有無を言わさずボトルに入った黄色い液体をエンブオーの口に無理やり注ぐ。激しく抵抗していたが、半分は
飲み込んだようだ。残りの液体は髭へと染み込んで少し黄色くなっていた。
 そのまま観察していると、再び腰をくねらせはじめる。
「じゃあ、またお願いしてもらわないとね」
 勃起して、激しい痒みを発するチンポにリングを付ける。その衝撃で小便が少し零れたようだ。
「なっ、なにを」
「ちゃんと頼み込めたら、チンポから小便を出して洗い流してもいいよ」
 エンブオーに選択肢はなかった。
「おっ、オレのチンポのリングを外してくれっ!!」
「頼み方も忘れたの? ダメな豚だね」
「オレのチンポを解放して、小便を出させてくれぇ!!!」
「『オレ』って誰なの? こんなみっともない表情を晒して」
「このっ、マゾ豚奴隷のチンポから、小便を出す許可をくださいっ!!!!」
「……及第点はあげるよ。じゃあ外すね」
 リングを少し緩めただけで、尿がチンポの先端から噴水のように吹きだす。俺は未だに尿を噴きだすチンポを
握ってエンブオーの顔面へと向ける。もう一方の手で口を無理やり開けさせると小便はエンブオーの口へ流れる。
そのまま放尿が終わるまで続け、終わる頃には既にエンブオーの上半身は尿まみれで異様なにおいを発していた。
だが行動はやめない。エンブオーの右手首と二の腕の鎖を外してやる。
「自分で掻いていいよ」
 そう耳元で囁くより前に手は伸びていた。エンブオーはチンポに手を伸ばし、激しく掻きむしる。だが鋭い爪
のせいでチンポは傷つき、そこに塗り込まれた漆が更に激しい痒みを引き起こす。
「ぐひいいいいいいい!! があああああっ! ぐああああっ!!!」
 痒い、掻く、もっと痒くなる、もっと掻きむしる、そのループで既にエンブオーの頭はいっぱいになり、肉棒
は血を流してそれでも刺激で勃起し、何度も白濁を打ちあげていた……

 

 

 いつの間にかエンブオーは肉棒を掻きむしる動きを止めている。それもそうだ、肉棒は漆で酷く腫れあがり、
その上掻きむしったせいで傷だらけになっている。だがそれでも勃起は収まらず、ゆらゆらと揺れている。
「ひがあぁぁぁぁ……」
「こんなになっちゃって……痛い? 可哀想に……」
 涙目で頷くエンブオー。そして俺は半分は自分のせいでこうなったが、もう半分はエンブオー自身のせいだ、
という事実に心の中で笑みを浮かべながらキズぐすりを股間へ――特に未だ血を流す傷跡に重点的に吹き付ける。
「ぐひいいいいいい!!!」
 キズぐすりが激しくしみたのか自由な右手で肉棒を握って痛みを抑えようとする。だがすぐに手を放す。涙目
でそれを繰り返すエンブオーを楽しんだ後、疲れ果てて動かなくなった右手を再び拘束しなおした。
「チンポの傷が治るまでは、こっちで楽しもうね。まだ出したいでしょ?」
 最早恒例となった袋。それを怯えた目つきで見やるエンブオー。今度出てきたものは玉が紐で繋がったような、
修行中の坊主が持っている数珠を大きくしたような物体だ。だが玉の大きさはまちまちで小さな玉はピンポン玉
くらいの大きさ、大きいものは野球のボールくらいの大きさでエンブオーには何に使うのか想像がつかなかった。
「……もうヌルヌルだね。これならもう……」
 俺はエンブオーの尻へ、最初の玉をあてがう。
「!! まさか」
「そのまさかだよ」
「ぐっ!! あっ! ひいい!!」
 痛々しく腫れあがる肉棒を揺らしながらエンブオーが悶える。尻は最初の玉を咥えこんでおりまるでもう一本
の尻尾が生えたような感じだ。
「よし、この様子なら少なくとも半分は行けるかな」
「はんぶ……ん……!?」
 エンブオーが尻の方へ目をやると、まだかなりの長さが余っている。
「これで泣きごと言っちゃだめだよ!」
「!!!!」
 次の玉は少し大きな玉だった。無理やり拡張される尻穴、その尻穴をきゅっと締めて抵抗するものの、精液と
小便でぐちょぐちょになった尻穴はおいしそうに玉を飲み込むだけだった。

「ふぅ、もう入らないかな」
「……ふぅ、ふーっ」
 必死で息を整えようとするエンブオー。その腹には身長ほどもある数珠――アナルパールという名前をエンブ
オーは知らなかった――を既に四分の三ほど詰め込まれ、その球に合わせて腹も歪に膨らんでいた。
「これって、抜くときの方が苦しいんだよね。気持ちよさも上だけど」
「……?!」
 もう十二分に苦しいのにこれ以上キツくなるのか、と豚面に絶望の表情が浮かぶ。だが主人に慈悲はない。
「じゃあ天国へ行ってらっしゃい」
「……ぐぅっ!! んぐっ!?」
 紐を強く引っ張られ、エンブオーの尻からはリズミカルに玉が引き出される。その衝撃がチンポに響きそして
「……もうイったの? 尻だけでもイけるなんて慣れてきたんだね」
「ふっ、ふぅっ! はああっ!」
 ぽこん、ぽこん、と排出される玉がいくつか吐き出される度にエンブオーの肉棒からも白濁が飛びだしていた。
「そうだ、綱引きしようよ。時計の秒針が三周するまで耐えたら今日は鎖を外してゆっくり休ませてあげる」
「……っ!」
 そうして俺とエンブオーとの綱引きが始まった。ただし、エンブオーは"綱"を尻で咥える形だが。
 先ほどよりペースは落ちたものの、力を入れたせいで排出されるときの快感がさらに強まる。
「どうしたの? あと六つ出たらエンブオーの負けだよ?」
 馬鹿にする声も届かないのだろう、必死になって尻穴を締めていたが既に一往復しようとしている数珠は既に
エンブオーの身も心も虐げていく。
「……あら、もう全部出ちゃった。あと一分だったのに、惜しいなー」
 わざとらしくエンブオーの耳元で囁く。既にエンブオーの視線は虚ろになり、瞳からは涙を流していた。

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最終更新:2013年09月26日 01:49