調教師。依頼されたポケモンを性的に調教し、取引をする裏の職業だ。
この仕事は儲けが大きいということもあり、これを専門とする人も少なくは無い。
彼もまたその一人であった。


「依頼か・・・」
男はパソコン画面に表示されたメール受信の表示を見てつぶやいた。
マウスを乱暴に掴み、メールをクリックする。
「報酬は・・・中々いいな」
メールに記された報酬金額は六桁。男の顔も綻ぶ。
依頼人に確認メールを送ると、男は早速準備を始めた。

 男が向かったのは地下であった。
そこは一寸先も見えないほどの闇に覆われ、湿った空気が漂っていた。
男はそこへ何の躊躇いも無く進んで行った。
 男が手探りで壁にある電灯のスイッチを押すと地下室は明るくなった。
裸電球で照らされた地下室は石畳の床でかなりの広さであった。
しかしそこにあったのは三角木馬や鞭、バイブ等如何わしい物ばかりであった。
 男は地下に設置してあるポケモン転送装置に向かうと、電源を入れた。
調教するポケモンを依頼されてから捕まえに行くのでは、仕事が遅くなるばかりではなく、
次の依頼にも悪影響を及ぼすので百種類近くのポケモンを雄雌一匹ずつ捕まえ、パソコンに預けてあるのだ。
 程無くして一つのモンスターボールが転送されてきた。
男はそれを掴むと軽く放り投げた。小さく弧を描いたモンスターボールからまばゆい光を放ちながら一匹のポケモンが姿をあらわした。
鮮やかな青色の体、頭にはほんのり光る大小二つの球。その姿からは提灯鮟鱇を連想させるような
ポケモン――――ライトポケモン、ランターンであった。





「キュッ・・・」
捕獲してからずっとパソコンに預けっぱなしにしていたせいか、ランターンは男を警戒する目つきで睨む。
しかし男はランターンの警戒心剥き出しの視線を無視し、目の前にあるものを差し出した。
「今まで放っておいて悪かったな。まぁ、これでも飲めよ」
差し出したのはポケモンの栄養ドリンク、タウリンであった。
タウリンやインドメタシンなどのポケモン用栄養ドリンクは、どんなポケモンでも好き嫌い無く飲めるよう無味無臭になっている。試験管に入っているタウリンは少し黄色がかかっており、とろみを帯びていた。
 いままでに捕獲のときしか面識の無い人間に何されるか分からない、どうせ毒でも飲ませるんだろとでも思ったのかランターンは男の差し出した試験管から顔を背けてしまった。
「まぁ飲んでみろって」
「クォ!」
男は半ば強引にランターンの口をあけると、試験管内の液体を流し込んだ。
液体が流し込まれて暫くはじたばたと暴れまわっていたランターンは、自分の体の底から力がじわじわ湧いてくるのを感じたのか段々と大人しくなり、不思議そうな目で男を見る。
「ほら、毒じゃないだろ?安心してくれ」
そう言って男はもう一本試験管を出す。
中には先程飲ませたタウリンに似た液体が入っていた。
「お前を強くしたいんだ。だからこれも飲んで」
男の言葉を少しは信用したのか今度は小さく口を開けて、試験管の中身を飲ませてもらう格好をした。
男は試験管をランターンの口の中に傾け、中身を一気に流し込んだ。
ランターンがのどを鳴らしそれを飲み込んでいく様子を見て、男はニヤリと笑った。
 二本目の試験管には液体の媚薬にタウリンと同じ色を着けた物が入っていた。今回使った媚薬はそれなりに効き目の強いものだからすぐに効果が現れるだろう。
案の定、数十分後ランターンは目をとろんとさせ、ハァハァと苦しそうに息をしてぐったりとしていた。
「どうした?具合でも悪いのか?」
男はしゃがみ込み、ランターンの頭をなでる。
「キュ・・・・・」
反応は乏しい。更に頭に付いている球、背中、体の前に付いているヒレをさすってみたが反応が無かった。
しかしランターンを横にし、あるところをさすると今までとは違った反応を示した。
「キュン!」
体をビクビクと震わせ悶えていたのだ。
「なんだ、ここがいいのか?」
男がさすっていたのはランターンのワレメであった。更に男はそこをほぐすように人差し指でくりくりと弄る。
「キュンン!!」
さらに男が指を軽く出し入れをすると奥からどんどん蜜が溢れてきた。
「キュンンン!キュォンンン!」
頬を赤く染め、喘ぐランターンの姿に男の加虐心に火がついた。
「そんなにいいんならもっとやってやるよ」
そう言うと男はワレメの上にある突起を摘み上げた。
「キュオンンンン!キュン!キュォンンン!」
摘まれたところから背中、そして脳に電撃が走ったような感覚にランターンはさらに悶え、口からは涎が、秘部からは愛液が床に水溜りを作るほど溢れていた。
「ほら、ここもいいんだろ」
男はランターンの尾をグッと掴んだ。秘部に近いこの部分も弄れば快感につながるのではないか、そう考えた男はそれを実行したのだ。
「キュゥゥンンンンンン!」
どうやらランターンの性感帯は秘部と尾のようだ。男はランターンから離れ、懐から小さなノートとペンを出しミミズが踊っているような字でメモすると、一旦地下室を後にした。
「キャウゥゥ・・・」
地下に残されたランターンは初めて味わった性的快感の余韻に浸り、しばらくビクビクと悶えていた。





 数十分後、男は再び地下室へと降りてきた。その両手にはモンスターボールが四個握られていた。
ランターンは男の足音に気付くと鋭い目つきで男を睨んだ。変なものを飲まし、不埒な事をした男への怒りがその眼にありありと浮かんでいた。
男はその視線を冷笑で受け止め、四個のモンスターボールの開閉スイッチを押す。
中から出てきたポケモンたちを見て、ランターンの怒りに満ちた目は一瞬で怯えたものとなった。
自分より大きなポケモンが、目を血ばらせ睨みつけてきたのだから当然だろう。男は、
「やれ」
とポケモンたちに一言指示すると、近くの椅子に座り見物をし始めた。
バンギラス、ニドキング、ボスゴドラ、サイドンはあらかじめ男から指示されてたことを実行し始めた。
バンギラスがランターンの後ろ、サイドンとボスゴドラが左右に、そしてニドキングはランターンの前にそれぞれ立ちはだかった。
ランターンは自分が今から何をされるのか、不安になり左右のヒレを使って後ずさりをするがすぐにバンギラスにぶつかってしまい、それができない。
最初に行動を起こしたのはニドキングだった。ランターンの頭に生えている二つの球が付いた触角を掴むと自身のペニスを擦りつけた。それに続いて他の三匹もそれぞれのペニスをランターンの体に擦りつけはじめた。
「グルゥゥ・・・ガウゥ・・・」
呻き声を上げ、四匹は無心に腰を動かす。
ランターンの体の表面は暫く陸での活動ができるよう薄い粘膜で覆われている。粘度は低いが今それが潤滑剤の役割を果たし、さらにランターンの体の程よい弾力が手伝って雄たちは相当の快感を得ている。
 ランターンには自分に何が起こっているか分からなかった。体の四方を掴まれ雄ポケモンたちに擦り付けられているものは不快な臭いを放ち、徐々に大きく、硬く、そして熱くなっていく。
それらから逃れようと体をじたばたさせるが、それがさらに雄たちへの刺激となり擦り付ける速度が速くなり、逆効果だった。
 一見、雄ポケモンたちだけが快楽を得ているようだがランターンにも変化が現れた。
尾にペニスがこすり付けられるたびに微弱だが背中から脳へゾクッとするものが走り始めたのだ。
ランターンはそれが前回男に触られたとき感じたものと同じである事に気付いた。自然と声を上げてしまいそうになるくすぐったいような感覚。
「クゥウ!」
突然、その感覚が強くなった。後ろでバンギラスがランターンの性感帯の一つである尾を握ったのであった。
ランターンのこれまでとは違った反応に、バンギラスは気付くと何度も尾を握った。
「キュン!」
ランターンの体がその都度ビクッと動き、その振動によって左右のボスゴドラ、サイドンそして後ろのバンギラスは快楽を得る事ができた。が、前方のニドキングは違った。ランターンが尾を掴まれ反応するたびに擦り付けている触覚がペニスから
ずれてしまうのだ。中々快楽を得る事ができないことに業を煮やしたニドキングは、喘ぎ声を上げるランターンの口に自身のペニスを突っ込んだ。
「ングッ!」
口内に突然異物を入れられたことによる吐き気がランターンを襲い、それに続いて不快な臭いと妙な暖かさが口の中一杯に
広がった。吐き出そうとするもそれは叶わぬことであった。
「ンンンンン!!」
ランターンは息苦しさと突然起こったことへの混乱からじたばたと暴れ始めた。
しかし屈強なポケモンたちの前にそれはほとんど意味が無かった。
「グオォ!」
 最初に達したのはボスゴドラだった。相当溜め込んでいたのかその量は凄まじく、ランターンの体をつたって床に水溜りをつくった。それに続いてバンギラス、サイドンが達しランターンに生臭い白濁液をぶちまけた。
すっかり白濁液まみれになったランターンはまだ苦しそうにニドキングのペニスを咥えていた。
ニドキングももう限界のようであった。ガルゥと小さな呻き声を上げるとランターンの口内へ大量に射精した。
「ンンン!」
生臭く粘ついた液が、口いっぱいに広がりランターンは咽あがった。ニドキングが満足そうにペニスを口からだすと、ランターンは口から精液を滴らせ息を整えようと荒い息を繰り返していた。
 男は全身が精液で白く染まったランターンを眺め、次の調教のことを考えていた。

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最終更新:2009年11月21日 19:52