ラヴァンジェ諸侯連合体 > 転移者自治領

君たちの明日は君たちが作る。素朴な力で。
――ドラクミロヴァ・西崎・アリス(アリス・インテンション)
転移者自治領
azades watan mit isekai レナーイェ語
Transfers' Autonomous Region 共立英語
Aŭtonomteritorio de Transvojaĝantoj 共立エスペラント
Mkoa unaojiendesha wa Uhamisho 共立スワヒリ語
Transferencias ukaxa Región Autónoma sata uñt’atawa 共立アイマラ語
Rhanbarth Ymreolaethol Trosglwyddiadau 共立ウェールズ語
自治領旗
国旗
地域の標語:mahan vijains mutchen, mahan azadis al renaye
(偉大なる大きな勝利を、偉大なる自由を人々に)(レナーイェ語)
地域歌:根無し草の歌
公用語 レナーイェ語
共立英語
共立エスペラント
共立スワヒリ語
共立アイマラ語
共立ウェールズ語
首都星 惑星シアップ
最大の都市 ニウエ
政府 転移者議会内閣(ペーウー)
自治領代表の称号 自治領主(ドゥクス)
自治領代表の名前 ドラクミロヴァ・西崎・アリス
行政代表の称号 執政官(コンスル)
行政代表の名前 アンメラー・タスファ
人口 45億532万人
成立 591年X月X日(グランドヴィンド停戦協定)
国教 なし
通貨 ラヴァンジェ諸侯連合体法定通貨に加え、以下の法定補助通貨が利用できる。
日本円
米ドル
中国元
ユーロ
転移者自治領(レナーイェ語:azades watan mit isekai、共立英語:Transfers' Autonomous Region、共立エスペラント:Aŭtonomteritorio de Transvojaĝantoj、共立スワヒリ語:Mkoa unaojiendesha wa Uhamisho、共立アイマラ語:Transferencias ukaxa Región Autónoma sata uñt’atawa、共立ウェールズ語:Rhanbarth Ymreolaethol Trosglwyddiadau)とは、ラヴァンジェ諸侯連合体を構成する政府の一つ。
 転移者星間戦争を乗り越え、591年X月X日に成立した転移者・転生者を中心とする政府である。ラヴァンジェ諸侯連合体独立地方行政自治体の一つ。


概要

 590年1月2日にラクミロヴァ・西崎・アリス率いる革命準備組織「アリス・インテンション」が蜂起し、転移者星間戦争が勃発した。591年X月X日にラヴァンジェとの間に締結されたグランドヴィンド停戦協定に基づき、この自治区は成立した。協定に基づくと高度な自治権を持っているが、先の戦争の影響が色濃く残っており、貧富の差は激しいもののラヴァンジェは「自治権」の名目で介入を控えている。
 多文化共生を第一の理念に上げており、自治領では多くの言語が話される。一方で共通語としてレナーイェ語、共立英語、共立エスペラントが一般的に通用する。
 転移者のゆりかごとなるという経緯から、転移者の移民に関しては非常に寛容であり、第三国移送による転移者の受け入れを積極的に行っている。

国旗

 国旗は、戦闘によって流れた血による深い赤、コロニーの無い誇るべき空の深い青、心に残る祖国の緑を指す。
 中央の四芒星は転移者星間戦争での抵抗を指し、暗い色に暗い意匠を合わせているのは色覚多様性に富んだ転移者に対応したものである。

名称

 レナーイェ語での名称 "azades watan mit isekai" は「異世界人による自由な祖国」を意味する。それ以外では、基本的に共立英語での名称 "Transfers' Autonomous Region" 「転移者自治領」の訳を採用している。

政治

 ラヴァンジェ諸侯連合体を構成する構成主体として、特別な地位を有しており、国家元首を自治領主(ドゥクス)と呼び、転移者自治領主たる地位としてラヴァンジェ本土の大公と同じ位として扱われる。
 諸侯連合体の合議体制は適用されているため、準貴族以上でなければ公務員や参政権を得ることは出来ないが、転移者自治領の高等教育率は非常に高く、ユピトル学園主権連合体への留学を含め、多くの学位・序列保持者が居るため、公務員や政治家が本土に比べて非常に多く、半ば全体が有機体的な政治になりつつあるのが特徴的である。
 本土の政治システムとして、国民の政治への声の吸い上げシステムである国民議会は自治領にも設置されているが、上記の理由により主に学位・序列保持となりにくい早期就業者や職人層による商工会議所的な存在になっており、政治力は低い。
 このような本土と対称的な政治システムが形成されているのに対しては、ラヴァンジェの知識層から「反貴族主義的で、市民差別的である」との批判が常日頃されているが、自治領側の市民は逆にラヴァンジェを「階級差別的で、反民主主義的である」と批判している。

政党政治

 政治的には、本土と対称的に政党政治の傾向が強く、与党たるアリス・インテンションが万年与党となる傾向が強いが、一方で泡沫政党が徒党を組み、政党連合として巨大な野党を形成することでアリス・インテンションに抵抗するという地方及び少数者意見の組み上げシステムが形作られていた。
 6世紀末になるとアリス・インテンション各派閥の対立関係が複雑さを増すことになり、アリス・インテンションは講話派を元とする「転移者自治合意党」(Autonomous and Consensus Party of Transfers / ACPT)、主戦派を元とする「保守合意党」(Conservative and Consensus Party / CCP)に分裂した。

国際関係

 多民族共生を掲げる都合上、オクシレイン大衆自由国と接近しようとする勢力が一定数ある。一方で多くの市民はラヴァンジェの同盟国含め特定の国と強い関係を持つことに不信感を抱いていることが多く、国際関係を密接とするのは避ける傾向がある。この点はラヴァンジェの外交姿勢に似ており、本国との間で外交に関する摩擦が少ないことは特筆される。

平和維持軍との関係

 平和維持軍とは、転移者戦争で接触して以来、密接な関係性にある。590年1月24日、平和維持軍の難民保護計画を提示して以降、ラヴァンジェ政府と転移者側の間を繋ぐ努力をしており、これにより転移者自治領民からは比較的心象が良いとされている。戦後復興にも平和維持軍は協力を行っており、転移者自治領では毎年の夏に平和維持軍と自治領政府が共催する「平和維持協力祭」が首都のニウエで行われる。

転移者の中心地としての立場

 共立世界には複数の転移者を擁する土地があるが、転移者自治領の政府の公式解釈では、世界に占める転移者の中心地であろうとする立場は持たないとしている。これは、転移者自治領自体がラヴァンジェによる転移者の回収によって成立したものであり、この立場を取ることはラヴァンジェによる(戦争に発展した)政策を肯定することになってしまうからである。このような歴史的背景を一方として、戦争によって独立した転移者自治領は転移者の規範となるべきだとして、国外の転移者に対する支援を主張する勢力もある。

姉妹都市

軍事

 591年に成立したグランドウィンド停戦協定に基づき、転移者自治領の国家元首たる自治君主は、極戦家のイシェケ共和国系貴族による主体元首位継承座として仮想される。この地位は、特別に君主号たる大公位と同等と見做されるために独自の騎士団を結成する権限を持つ。

最終更新:2025年07月08日 00:02