登場人物関連
全般
昨今の「ポケットモンスター」シリーズにおけるキャラクターの扱いは、女性キャラ>男性キャラ>>ポケモンの構図が成り立っていることが窺えるが、本作でもそれは同様である。
ポケモンを徹底的に蔑ろにした上で成り立つ人間贔屓
- 例えば本作では、自分のポケモンと力を合わせダンジョンなどを切り抜ける「ひでんわざ」の描写はなく、カレーを食べるのもプレイヤーキャラのみでポケモンは傍で見ているだけ、敵キャラクター「マリィ」はジムリーダーになった後の別衣装が用意されているなど。
- 『ブラック2・ホワイト2』では「キュレム」がプラズマフリゲートの動力源にされ、『X・Y』の「ゼルネアス」と「イベルタル」はセキタイタウンのフレア団アジトでいきなり最終兵器の動力源として登場しただけである。
- 『サン・ムーン』『ウルトラサン・ムーン』でも、自身の我儘でコスモッグを蔑ろにする「リーリエ」とその家族が何故か称賛され、進化した「ソルガレオ」「ルナアーラ」はウルトラホールを経由するためのタクシーでしかなかった。アルセウスの設定を用いた割にはグラジオにばかりスポットが当てられシナリオ上で全く活躍をしなかった「タイプ:ヌル」及び「シルヴァディ」など、同様のシナリオ描写であった。
- 特に、リーリエについては公式スタッフ「大森滋」氏のインタビューで、『サン・ムーン』における太陽と月はリーリエであると述べられている。『サン・ムーン』のパッケージ表にタイトルの「サン(太陽)・ムーン(月)」と共に載っているのはリーリエではなく「ソルガレオ」と「ルナアーラ」であるのだが。
- シリーズで最後にポケモンをポケモンらしく描写していたのは、マグマ団・アクア団ボスの2人に「人間はポケモン(自然)を支配できない」とカイオーガ・グラードン・レックウザが認識させた『ルビー・サファイア・エメラルド』、アカギの新世界創造がギラティナにより阻まれた『プラチナ』である。次作『ブラック・ホワイト』はポケモンの上に人間が成り立つような設定とシナリオが顕著となっている。
女尊男卑
- 人間キャラの中でも男性キャラより女性キャラの設定や描写に力が入れられていることが窺える。
- 特に、着せ替えの服のバリエーションは男主人公よりも女主人公の方が豊かとなっている。
- キャラデザインにあたっても女性キャラクターに力が入れられ過ぎであるという意見も見られる。
ホップ
ウカッツ
合成化石ポケモン(通称「カセキメラ」)を作り出すキャラクター。カセキメラについてはポケモンに関する問題点の「合成化石ポケモン」項目を参照。